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令和 7年 4月 30日

 

 第324号 

NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会

 324号 目次

     夜桜の下で

     フリーマーケット、即実践講座、夜間連続講座 の 報告とお知らせ

     育てる会総会、世界自閉症啓発デー、AAO活動、水泳教室 の報告とお知らせ

     おやじの会山のぼり、青年部 わいわいHoliday の報告とお知らせ

     はやぶさ&クローバーの会、各種サークル活動、OHAの会、 の 報告とお知らせ

     お母さんコラム

     ちゃーちゃん日記

     私のお薦め本コーナー
         「Unlock Learning」

      ぐんぐんだより
         「【新】 赤磐ぐんぐん」

     近隣の講演会等のご案内

     寄付のお礼とお願い

桜がきれいでしたね。満開の桜を哲平と二人で見に行きました。夜桜がいいですね。
昼間のソメイヨシノは、青空には映えるけれど、曇り空だともうひとつきれいに見えないように思います。私はそれもあって、夜の漆黒の闇の中に浮かび上がる夜桜が好きです。
夜桜、きれいですね。提灯に照らされて、桜が夜空の闇に浮かび上がる・・・。それを見に行きました。
でも、我が家の哲平は感動しないらしく、「きれいだね」と私が言うと「きれいです」とオウム返しをしますが、感動はない様子です。「桜がどうした。さっさと歩きましょう」てな感じでした。
後楽園の夜桜を見に行きたいと思っていましたが、今年は果たせませんでした。どういうわけか、今年は何度か微熱が出て、体調不良になり、夜の後楽園には縁がなかったようでした。
後楽園には丹頂鶴なんかもいて、その鳴き声が聞こえるのですよ。園内に響き渡るタンチョウの鳴き声は、北海道の釧路湿原を思い出させてくれます。
ああ〜懐かしの釧路湿原。今から53年前、友人と二人で行った厳冬の北海道旅行を思い出し、その声を聞く度、胸がジ〜ンとするのです。今、友は病床にあってなかなか会うことも叶いません。

さて、4月2日(水)には、赤磐市の社会福祉課の協力をいただき、マックスバリューでの啓発デイのチラシを配りました。
赤磐市に合宿所があるバレーボールチーム岡山シーガルズからも3人の方が参加してくださいました。また、桜が丘に住んでおられる会員の方たちも参加してくださって、一緒に啓発活動できたのも、ありがたかったですね。
また、育てる会は、毎年、啓発活動の一環として、事務局でフリーマーケットを開催しています。今年は、新しい事務局に場所を移して4月12日(土)に行いました。
大勢の方が来てくださって、感謝です。新事務局の庭の芝生の上は、まずまずの広さがあるのですが、そこが満杯になりました。午前中の2時間という短時間でしたが、出店していた方々も、お子さんたちも、皆さん楽しんでいただけたようでした。
私もお店を出しました。哲平が以前作った「さをり織り」があったので、それをポーチに仕立てて販売しました。また、手作りジャムや、牛乳パックで作った椅子なんかも販売しました。久しぶりの手作りが楽しくって、そういえば私はこんなものを作るのが好きだったんだっけ・・・なんて、改めて思い出したりしました。哲平が自閉症と診断されて、手作りから遠ざかっていた私でした。
このフリーマーケットは子どもたちが楽しんでくれることが目的の一つではあるのですが、他に参加してくださった方に、自閉症のことを知ってほしいという目的もあります。
自閉症啓発デーに合わせて行う啓発活動の一環ですから、フリーマーケットに来られた方に自閉症のことや育てる会の活動を知って欲しくて啓発ビデオも作ってお見せしました。
ただ準備不足もあって、充分に練った内容とまでは行かず、見ていただく場所も適切ではなかったようで(屋内の休憩場所だったので、みなさんそれぞれおしゃべりに夢中・・・ビデオは何か映っているな、くらいの感じ)、啓発の意味ではあまり効果的ではなかったような印象でした。
来年はもうひと工夫考えたいと思っています。
また、お餅をついてぜんざいも売りました。もち米を提供いただいた海野様、ありがとうございました。とてもおいしかったと大好評でした。お餅つきを手伝ってくださったIさん、Mさん、ありがとうございました。
お餅はたくさんついて、お菓子投げの時の「お餅投げ」にも使わさせていただき、とても好評でした・・・特に大人の方たちに・・・。
ビンゴ大会やお菓子投げもあって、あっという間の2時間でした。また来年も行う予定ですので、楽しみにお待ちくださいね。

さて、翌4月13日(日)には、青年たちの「わいわいHoliday」と題して、赤磐市の「カラオケ パンプキン」に行きました。親子総勢10人で、賑やかに楽しく行うことが出来ました。
カラオケは2回目なので、みんな慣れたもので、自分でドンドン入力して、歌っていました。
面白かったのは『消臭力』って歌を入れたIクンが、楽しそうに歌うんです。親たちも知ってる部分があるので、「♪はい 消臭力〜」ってものすごい盛り上がって・・・みんなで大合唱。こんな歌がカラオケに入っているんですね。
楽しそうな子どもたちを見ている私たちは、それがまた楽しい。そんな青年の会でした。参加者はいつでも募集中です。参加資格は、知的障害のあるタイプの青年たちの会です。親子で参加して企画も親たちで話し合って決めます。子どもの休日が楽しいものであることが目的です。どうぞ、皆さん対象の方はご参加ください。
そうそう、令和7年度の育てる会総会は5月21日(水)に事務局からのオンラインにて行います。
ご参加いただけない方は、委任状をお送りください。どうぞよろしくお願いいたします。
今年度は、どんな年になりますでしょうか? ご希望をお寄せください。育てる会は親たちで作っている小さな会です。でも、とても機動力のある会です。出来ないことはありません。なんだって私たちに、子ども達に必要なことがあるなら、作って行けばいいのです。
そうやって今までやってきました。皆さんからのご希望を聞きながら、出来そうなことはやってきました。お金がかかることは難しいですが、それ以外ならなんとかかんとか、知恵を絞りながらやってきた私たちです。子どもたちの幸せのために親たちで汗を流す・・・そんな親たちの会です。
一緒に汗をかきましょう。

さて、今年初めての講演会が、5月11日(日)に三重県の特別支援学校にお勤めの石井幸仁先生をZOOMにお迎えして開催します。
演題は「PECSは人生を変える! 〜教育現場の実践からPECSの効果を考える〜」です。
昨年度の門 眞一郎先生と石井先生の講演会の際に、「時間の関係で割された石井先生のお話をもう少し聞きたい、実際のビデオをもう少し拝見したい」という方のご意見が多くて、それで今回の講演会を企画いたしました。
どうぞ多くの皆さんでご参加いただきますようお願いいたします。
前回の講演会に寄せられた、石井先生への感想の一部です。
○ PECS指導の実践について具体的にご講演くださった石井先生の取り組み、本当に素晴らしいことだと感動いたしました。学校現場の中で、実践を導入することは重要でありながらも簡単でなかったと思いますが、お子さんにとって良い方法だからこそ、実際にお子さんが変化していき、そのことが先生方、お子さん、ご家庭全体を動かしていくのだと感じました
○ 石井先生の実践動画がもっと観たかったです!
○ 石井先生のお話はもっと詳しくお伺いしたいと思いました。学校現場での実践はとても参考になりました。同僚にもぜひ聞いてほしいと思いました。PECSというと個別指導のイメージしかできていなかったのですが、集団指導の実践もとても興味深かったです。
また、支援者の方には即実践講座の方も募集しています。詳しくは後ろのページにありますが、今年度は井上雅彦先生と菊池省三先生による連続10回の講座です。
正会員の方はチラシをご覧ください。

今年の春は、冬の寒さがあった次の日がいきなり夏日になったりして、いったい何を着ればいいのか迷うような毎日でした。いつ衣替えをしようか、いつ毛布を洗おうか、全く予測がつきませんでした。それでもさすがに4月も後半になりますので、もうセーターはいらないだろうと、先日から冬物のお洗濯を始めました。毛布は毎年洗濯機で1枚ずつ洗っていたのですが、今年は新しく出来たコインランドリーに行って一度洗ってみようかと思っています。
せっかく近くにできたので、初めての利用です。
事務局の周りには、そのコインランドリーをはじめ、新しいお店が次々開店準備を始めています。
スーパーマーケットや洋服屋さん、ハンバーガーショップにお寿司屋さん、なんだか賑やかになりそうでワクワクしています。
ぐんぐんタッチでも、お買い物やハンバーガーを食べに行くなんて言うような企画もやれそうで、楽しみです。2ヶ月後くらいには続々開店しているはずですので、こちらへお出かけの折にはどうぞ事務局にもお立ち寄りくださいませ。
会員の方には、自閉症の書籍も貸し出ししていますよ
では、また来月号でお会いしましょう。
(鳥羽 美千子)

第4回 自閉症啓発フリーマーケット 報告

4月12日(土)、第4回となる自閉症啓発フリーマーケットを開催いたしました。
当日は心配されていた天候も晴天に恵まれ、絶好のフリーマーケット日和となりました。
今回は、開催地を赤磐市上市の新事務所へと変更しての開催でした。
より多くの方に自閉症への理解を深めていただくのを目的に、市内の中心部であるこの地での開催を決定しました。
当日は、予想以上にたくさんの方々にご来場いただきました。
来場された皆さまからは、「雰囲気がとても良かった」「楽しい時間を過ごせた」など、温かい感想を多数いただきました。運営としては、とっても嬉しいお言葉でした。
また、理事や学生をはじめとするボランティアの皆さまのご協力のおかげで、スムーズに進行できましたこと、心より感謝申し上げます。

  出店者の方よりの声

○ 子どもが要るもの・要らないものを選別する体験ができ、売上で新たな興味のある物に変えられて良かったです。
○ スタッフの方々の配慮が毎回素晴らしく、息子も場に慣れる機会になりました。他のイベントでの振る舞いにも良い影響が出ています。
○ 子どもが自らお店の人に金額を尋ねるなど、勇気を持つ体験ができました。商品説明や挨拶もできて、大変良い機会になりました。
○ 将来的な「働く」ことへの練習にもなり、社会性の育成につながったと感じています。

  ボランティアの方よりの声

○ 啓発活動が多くの人に自閉症を知ってもらうきっかけになることを実感しました。
ご家族の皆さんが楽しそうに参加されている姿を見ることができ、充実した1日となりました。
○ 昨年に引き続き参加されたご家族も多く、「また来たい」と思っていただけたことが何より嬉しかったです。企画して準備するスタッフも参加してくださるご家族もみんなが楽しいと思える活動として続いていくと良いなと思います。

  参加者の方よりの声

○ 天気も良く大盛況で、いろんなブースを娘と一緒に楽しめました。室内の休憩室でのんびりおしゃべりもでき、良い時間でした。
○ 我が子はビンゴが出ず泣いてしまいましたが、他の場所(みんなにビンゴのプレゼントがある育てる会のクリスマス会など)とは違うイベントであることを学ぶ機会になりました。
○ 子どもが普段と違う環境(いつもはこの場所でのぐんぐんタッチの療育通っているため)に戸惑い、十分に楽しむことができませんでした。来年は視覚的にしっかりと事前準備をしたいと思います。
○ 息子は予定と違う体験になりましたが、とても楽しく過ごすことができたようです。
来年は、近隣に「ゆめモール」もオープン予定で、さらなる賑わいが期待されます。
今後も皆さまのご意見を参考にしながら、より良い啓発活動を目指していきたいと思います。引き続きのご理解とご協力を、どうぞよろしくお願いいたします。
(事務局 K)

令和7年度 現場の先生のための即実践講座

新年度、令和7年度の即実践講座が、講師に鳥取大学大学院 教授の井上雅彦先生をオンラインにお迎えして、いよいよ5月より始まります。
井上先生は、自閉症支援の中でも、ABA(応用行動分析学)の専門家でいらっしゃいますが、現在はペアレントメンターやペアレント・トレーニングなど、親や家族への支援にも力を注がれておられます。
今年の講座では自閉症児・者を中心に置いた、家庭・支援者・専門家(アドバイザー)での連携した支援のお話しがお聴きできると楽しみにしております。
なお保護者対象ではありませんので、ご諒解をお願いします。

 『 第1回 現場の先生のための即実践講座 』

日 時:令和7年5月21日(水) 19:00〜21:00
場 所:オンライン開催(Zoom) 【後日配信あり】
テーマ:「オリエンテーション 自閉症とはなにか?」
講 師:井上 雅彦 先生(鳥取大学大学院医学系研究科臨床心理学講座 教授)
主 催:NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会
参加費:一般 23000円、賛助会員 20000円(全10回分)
申込・問合せ:Tel.086‐955‐6758、Fax.086-955-6748     
http://sodaterukai.org/policy1.html
『現場の先生のための 即実践講座 今後の予定』
                        時間19:00〜21:00
      日 程    テーマ
第1回  5/21(水) オリエンテーション 自閉症とはなにか?
第2回  6/25(水) 自閉症支援のエビデンスと早期療育
第3回  7/23(水) 親支援とペアレントメンター
第4回  9/24(水) ペアレント・トレーニング
第5回 10/22(水) 不登校支援
第6回 11/26(水) ゲーム障害
第7回 12/23(火) 問題行動と機能的アセスメント
第8回  1/21(水) 問題行動への具体的支援
第9回  2/18(水) きょうだい支援
第10回 3/25(水) 大人になるまでの支援で大切なこと

令和7年度 支援者向け 発達障害支援 夜間連続講座 in 赤磐

令和7年度の、赤磐市との共催による「発達障害支援 夜間連続講座 in 赤磐」がいよいよ始まります。
今年の講座は、「ほめ言葉のシャワー」「成長ノート」や「白い黒板」などの実践で知られている、教育実践研究家の菊池省三先生にお願いいたしました。
菊池先生は全国で教員の学びの場としての「菊池道場」を主宰されるかたわら、全国各地で講演を重ねられておられますが、今回岡山より10回シリーズで、そのエッセンスを発信していただけることになりました。
特に赤磐市在住・在勤の方は、無料で連続10回の講座に参加できますので(赤磐市との共催のため)、またとないこの機会にぜひお申し込みください。
なお、こちらの講座も保護者対象ではありませんので、ご諒解をお願いします。

 『 第1回 発達障害支援夜間連続講座in赤磐』

日 時:令和7年5月7日(水) 19:00〜21:00
場 所:オンライン開催(Zoom) 【後日配信あり】
テーマ:「ガイダンス 〜私が歩んできたコミュニケーション指導の実際〜」
講 師:菊池 省三 先生(教育実践研究科:菊池道場 道場主)
主 催:NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会、赤磐市
参加費:一般 20,000円、賛助会員 17,000円、赤磐市在住・在勤者 無料(全10回分)
申込・問合せ:Tel.086‐955‐6758、Fax.086-955-6748
http://sodaterukai.org/policy1.html
『発達障害支援 夜間連続講座 in 赤磐 今後の予定』
                     時間19:00〜21:00
      日 程    テーマ
第1回  5/7(水) ガイダンス〜私が歩んできたコミュニケーション指導の実際〜
第2回  6/3(火) 子どもの心に届く言葉かけのポイント
第3回  7/1(火) 子どもに自信を持たせること
第4回  9/2(火) クラスづくりのゴールイメージと、はじめの一歩
第5回 10/7(火) 主体性を育てること
第6回 11/4(火) 学級づくりにおける「ほめ言葉のシャワー」と「価値語」
第7回 12/2(火) 言葉を超えたコミュニケーションの可能性(非言語コミュニケーション)
第8回  1/6(火) 学級運営とトラブル対応におけるコミュニケーション
第9回  2/3(火) 教員自身のコミュニケーションスキルを高める
第10回 3/3(火) 教師間で意見交換しやすい雰囲気づくりの方法

ここから下は 正会員向け行事のご案内 です。
※ 正会員について
    資格:自閉症のお子さんのいるご家庭で、原則 岡山県在住の方
                     (会員向け行事は岡山県内にて開催のため)
    会費:入会金3,000円+月会費1,200円×3月末まで (年会費:14,400円)
    特典:正会員向け行事参加
        【 キッズルーム、サッカー&ドッジスポーツクラブ、水泳教室、木工教室、
        AAO活動(ガイドヘルプ活動)、木工教室、クリスマス会、OHAの会(高機能)、
        座談会(クッキング、マッサージ)、18歳の春を目指す会、さをり織り教室、
        はやぶさの会(男の子)、クローバーの会(女の子)、わいわいHoliday(青年の会)、
        おやじの会(山のぼり、BBQなど)】 等への参加、
        セミナー等 正会員料金、毎月会報郵送
※賛助会員について
    資格:どなたでも
    会費:入会金 不要、年会費 3,000円(入会された月から1年間)
    特典:セミナー等 賛助会員料金、毎月会報郵送
正会員・賛助会員・療育・セミナー・連続講座等 申込み
  http://sodaterukai.org/policy1.html

令和7年度 育てる会総会 の お知らせ

令和7年度の育てる会総会が近づいてきました。
【総会】 日 時:令和7年5月21日(水) 11:00〜12:00
      場 所:オンライン開催(赤磐市上市355−2 育てる会 事務局 より)
欠席される方は、FAX、LINE、メールでの委任状の返信をよろしくお願いします。
欠席の場合は、お名前と「2A」 (欠席・採決は議長に委任)だけでいいので、必ず返信をお願いします!!

世界自閉症啓発デー の 報告

毎年 4月2日は国連の定めた「世界自閉症啓発デー」です。
育てる会でも、今年も例年通り4月2日(水)に赤磐市桜が丘のマックスバリュー入り口において、啓発グッズを来店されたお客様にお配りしました。
代表が巻頭文で書いている通り、当日は岡山シーガルズの選手の方や、市役所の職員の方も来て下さり、育てる会からも役員の親子や桜が丘在住の会員の方なども集まり、にぎやかな街頭キャンペーンとなりました。
毎年来てくれている子どもたちも、すっかり青年となり、声かけも慣れたもので、用意した啓発グッズも30分ほどで配り終えました。
子ども達が手渡すチラシを笑って受け取ってくれたり、じっくり読んでくださる人もいて、小さな一歩なのかもしれませんが、来年も続けていこうと思えた啓発デーでした。
来年は、事務所の目の前にできる「ゆめモール山陽」や「マクドナルド」の入り口で配れたら、よりアピールできるのでは・・・などと期待しています。

AAO活動 活動報告と参加者募集

今年度も AAO 活動が始まります。
活動に参加してくださるご家族、ボランティアさんを募集します。

   〜AAO 活動とは〜

親が企画した内容に沿って、子ども1人とボランティアさん2人とで街の中へ出掛け、いろいろなことを体験する活動です。
一年間、同じボランティアさんと活動します。
活動内容は、映画・カラオケ・ボウリング・公園・電車・レストラン・お買いものなど。子どもの喜びそうな楽しいことを親が企画するので、わが子に合わせた無理のない活動ができます。親や親戚ではない人との関わりや、公共の場でのマナーなどを学ぶ良い機会にもなります。わが子の新たな一面を知ることができ勉強にもなりますよ。

 令和6年度 活動報告

参加人数 3 名
活動回数 3 回
活動内容 温泉・カラオケ・映画・買い物・ボウリング
   感想・要望
 保護者
・ボランティアさんと出掛けられることを楽しみにしていた
・ボランティアさんが一緒に余暇を楽しんでくれるのが嬉しかった
・一緒に行動が出来て楽しい時間を過ごせた
・長期休み中も活動できると良かった
・ボランティアさんからの活動報告で、出来ていることや、これからの課題が見えてきて良かった
 ボランティアさん
・とても勉強になった
・毎回、成長が見られて良かった
・少しずつ慣れてくれて、最後の活動では親御さんとすんなり離れることが出来た
・終始楽しく活動することが出来た
・自分の考えていることを言葉にしてくれたので、お話することが楽しかった
・同じお子さんを継続して担当出来たらいいな、と思った

 令和7年度 参加家族の募集

対 象:小学2年生以上(兄弟児の参加はできません)
活 動 日:7月下旬〜3月末の間で、年2〜3回程度
       (参加家族数にあわせてボランティアさんの募集に回りますので、活動開始時期が遅くなる場合もあります。
        ご了承ください。)
活動時間:10 時〜12 時くらい
         ※活動日・時間は、活動内容や都合により各家庭で決めます
活 動 例:ボウリング、映画、公園で遊ぶ、電車・バスなどを利用して買い物をする 等
活 動 費: ボランティアさんのボランティア保険代を集金します。
       活動にかかるお金や、ボランティアさんが活動場所に来られるまでの往復交通費などは親が負担します。
       活動内容により、金額は各家庭で異なります。

  ◆ 参加申し込み期限:6 月 3 日(火)

活動報告や、チラシを見て「チャレンジさせてみようかな」と思われた方は、 育てる会事務局へお申し込みください。
( 086-955-6758 又は LINE)
〜AAO 活動の説明について〜
お申し込み下さったご家族には、担当者から個別に活動についての詳しい説明を行っています。
説明を聞いてから参加するかどうか決めたい方もご連絡ください。

  ★ボランティアさんの募集について★

一年間を通して一緒に活動して下さるボランティアさんも同時に募集しています。
活動に興味を持ってくださった方は、事務局へご連絡ください。よろしくお願い致します。
AAО活動についての詳しい内容は正会員の方へ同封のチラシをご覧ください。
みなさまの参加をお待ちしております。
(担当 M)

水泳教室のお知らせ

日 時:令和7年5月18日(日)15:30〜17:00
場 所:OSKスポーツクラブ(岡山市北区絵図町1−50)
連絡先:育てる会事務局(086-955-6758)
★水泳教室に新たに参加されたい方、体験されたい方は事務局までお問い合わせください。
体験してみたい方は、2回までOKです(1回 1000円)。
プールは正会員限定で、育てる会の貸し切りで使っていますので、安心してお越しください。
★欠席される方は5月15日(木)までに事務局に連絡してください。
(担当:I & S)

おやじの会 山のぼりの会 の お知らせ

春の山のぼり、和気アルプスに決定しました。
鵜飼谷温泉の駐車場に集まって、穂高山を目指して登りましょう。
下見では30分ほどでしたが、小さいお子さんも参加されると思いますので、1時間ぐらいかけて、休憩しながらゆっくり登る予定です。
穂高山は標高200mほどの低山ですが“和気アルプス”の名前の通り、頂上からの景色は結構迫力がありますよ!
小さいお子さんは、ここで昼食を摂ったあと下山して、時間がある方は、鵜飼谷温泉のお風呂や温水プール、側にはアスレチック遊具やゴーカート、ミニSLなどの交通公園もありますので、親子で楽しんでいただければと思います。
青年の方には、ちょっと物足りないかもしれないので、穂高山から神ノ上山、槍ヶ峰などへ案内するつもりです。低山ですが、かなりアップダウンがありますので、よろしくです。
日 時:令和7年5月10日(土) 10:00 集合 (雨天中止)
場 所:和気アルプス:穂高山(幼児)〜槍ヶ峰・神ノ上山(青年向け)
集合場所:鵜飼谷温泉 駐車場(和気郡和気町増原666-1)
持ち物:昼食、水筒〜ペットボトル、動きやすい服、帽子、タオル、滑りにくい靴
参加費:無料
申込み:育てる会事務局(LINEか086-955-6758)

青年部 わいわいHoliday の 報告

青年部 わいわいHoliday は知的障害を伴う青年たちの会です。
なかなか友人たちとお出かけができにくい彼らです。親たちでそんな彼らに休日を楽しむ機会を作りたいと企画しています。
令和7年4月13日(日)、前日はフリーマーケットでボランティアをしたり、買い物を楽しんだりしたメンバーが、2日続けて集まりました。
この日は、二度目のカラオケ、テーブルいっぱいに持ち寄ったお菓子を広げ、リラックスしてそれぞれ好きな歌を熱唱しました。
青年部では、高校生〜成人男子 で参加者を募集しています。
現在の登録者は6名です。興味のある方は事務局まで問合せくださいね。
(LINEか086-955-6758)
(担当:M & T)

はやぶさの会 & クローバーの会 の 報告

「はやぶさの会」「クローバーの会」は、ASDの育てる会正会員の子どもたちのための友達作りの会です。
4月12日(土)の育てる会フリーマーケットに「青年の部」のASDお兄さんたちと一緒に【プラ板くじ引き】を企画しました。
お店屋さんをすること自体も初めての子どもたち。単価計算をしてどうしたら損にならず、お客さんも満足のいく価格帯になるのかを考えたり、どんな風な声掛けをしたらいいか・動線はどうするといいかなどを考えたりして、わくわくしながら当日を迎えました。
結果は・・・なんと、開始30分弱で完売!! 満員御礼で大好評!!でした。
いい経験になったのではないかなと思います。
ゴールデンウィーク中には、「はやぶさの会」「クローバーの会」それぞれで、各々メンバーで集まって何か企画を計画しています。基本はLINEで保護者が相談しあって、子どもたちの意見を吸い上げる形にしています。
引き続き「お友達がほしい子たち」メンバー募集中です。
小学生以上のASD診断のある男の子たちのための【はやぶさの会】 & 女の子たちのための【クローバーの会】です。
興味のある方は、事務局(086-955-6758)までお問合せください♪
(担当:M)

各種サークル活動 参加者募集のお知らせ

以下の活動では、随時参加者を募集しております。
いずれも 3か月に1回程度の不定期開催となっており、日程が決まり次第、会報にてご案内いたします。

◆はやぶさの会(男の子の会)
対象:友だちを作りたい男子(小1〜中高生)
参加条件:会話でコミュニケーションが取れること
参加費:実費
活動内容:男の子のための友達づくりサークルです。食事会・公園遊び・ボウリング・クリスマス会など、みんなで楽しく過ごすイベントを企画しています。

◆青年の会 わいわいHoliday (男性の会)
対象:知的障害のあるタイプの高校生以上の親子
参加費:実費
活動内容: 親子で一緒に参加できる交流の場です。食事会・ボウリング・USJなど、楽しみながら交流を深められる機会を提供しています。

◆クローバーの会(女の子の会)
対象:友だちを作りたい女子(小1〜)
参加費:実費
活動内容:カラオケ・公園・食事会など、女の子同士で楽しめる活動を通して、友達づくりのきっかけを作っています。

興味のある皆様のご参加を、お待ちしております♪
申込み・問合せは、LINEか事務局(086-955-6758)まで

OHAの会 の お知らせ

OHAの会は、知的障害を伴わないタイプの自閉スペクトラム症(ASD)のお子さんを育てる保護者のための会です。
今年度のOHAの会は、川崎医療福祉大学医療福祉学科 講師の小田桐早苗先生をお迎えして開催します!
読み合わせの本は吉田友子先生の『「その子らしさ」を生かす子育て』(改訂版)に決定いたしました。
本をお持ちでない方は事務局に在庫あります。

  『 第1回 OHAの会 』

日 時:令和7年6月28日(土) 10:00〜12:00
場 所:オンライン開催(Zoom) 
     【各ご家庭での子育ての悩み相談なども出ると思いますので、後日配信はありません】
講 師:小田桐 早苗 先生(川崎医療福祉大学医療福祉学部医療福祉学科 講師)
参加費:5000円(全5回分:正会員限定)
申込みは、LINEか同封のチラシのQRコードよりお願いします。

お母さんコラム

中3でASDの診断のある特別支援学級(自閉症・情緒学級)に通う息子と、小3でASDの診断のある通常学級+通級指導教室(自閉症・情緒)に通う娘を持つ母が、普段の我が子との日々をつれづれに書いているコーナーです。
どうぞ気軽な気持ちで読んでください。
今日も、息子の話です。
いよいよ4月から中3になった息子。支援学級の先生が違う先生となり、部活の先生のうち一人が転勤で替わられました。特に混乱も何もなく、毎日楽し気に通うことができています。中3らしさというか、部活に体験入部の子たちが思った以上に大勢来てくれて、毎日楽しそうに彼らの様子を報告してくれているのを見て、「副部長として頑張っているんだなぁ」と嬉しい母でした。
が、またしてもちょっとした事件が…。
沖縄への修学旅行を来週に控えた平日夕方、帰宅するといつもはついている電気がついていません。
自転車はあるのに。あれ?寝てる?と思い、本人の部屋に行くと「頭がマジでやばい」「痛すぎる」とうめいています。
どうしたどうした?なんだなんだ??ということで、熱を測ったりもしましたが何もなし。「お腹も気持ち悪いし、頭も痛い・・・」と、めそめそ状態。
何事?!やばい!!ということで、速攻とりあえずスポーツドリンクを飲ませて、制服をひっぺがし、ゼリー飲料を食べさせてみましたが「少しよくなったけど・・・しんどい・・・」とのことです。
残念ながら、その日の診療時間は過ぎていたため、ひとまず就寝(食欲魔王の息子が晩御飯食べないなんて異例の事態)。
翌日は、「昨日よりはマシだけど、まだちょっとしんどい」とのことだったため、テストだけ受けに行き、早退して病院へ。
病院の記入欄にメモしながら、
 「中学生として、説明できるところはお医者さんにも自分で説明しなさいね。母さんは自分のことじゃないから、どんな調子なのかとか分からないから。頭が痛いってどんな感じなの?」
息子「んー、どういえばいいかなぁ」
母 「こう頭の片方がズキズキするとか、チクチク針で刺されているみたいだとか、ぎゅーっとヘッドロックされているみたいだとか」
息子「あ、それ。ヘッドロックされている感じ」
母 「そうかそうか。・・・ん?」「・・・それって、よく(頻繁に)なるの?」
息子「うん。熱中症の時は毎回同じ感じになる」 「・・・あ!? そういうこと!!?」
母 「そういうことなんじゃないの? 水分取ってた?」
息子「まだ4月だし油断してたわー。確かに昨日は交流の授業が立て続けだったから水筒を取りに教室戻れなくて飲めてなかったかも」と。
 「おいおいおいおい。この話するの何回目。もう、ほんま飲みなさいってば」
息子「ごめんって。忘れちゃうんだよなー」
 「はぁ・・・心配するようなことじゃなくてよかったけども・・・学びなさいよ」
というやりとりをしたあと、診察室へ。
医師にそのままの話を本人が伝えたところ
医師「急に暑くなってきたから、熱中症の人増えてきているよ。重症まではいかないけど、まあまあな熱中症だったみたいだし、水分とって一日経っても完全によくなっていないなら、点滴しましょう」
息子「え?点滴って?なになになに・・・」 と言っている間に隣の処置室に連れていかれて、点滴の管と針をみた息子。
息子「いやいやいや。もう大丈夫です。よくなった気がします」 とあわあわ言いながら寝転んでいます。
看護師さんが「大丈夫大丈夫。痛くないから。すぐ終わるよ」と言われるので、横から母の私が「自閉症なので、痛いなら『痛いよ』と言ってもらった方がいいです。『痛くない』は嘘になるので」とお伝えすると、
「多動はありますか?点滴大丈夫ですか?」と言われたので、「大丈夫です。何をするか、何分するのか、終わったらどうするのか、痛みはいつからいつまでなのかを伝えてやってください」と伝えました。
すると、「この針をここに刺します。刺す時はちょっと痛いけど、緊張しすぎると余計に痛いので、リラックスしてください。
刺したらこれで固定します。この管から点滴を身体に入れていきます。これは、あなたの体調をよくするためのものです。
この点滴の中身が自然に落ちていきます。これが全部なくなったら、針を抜きます。大体30分ぐらいはかかります。
じっとしていてください。調子や気分が悪くなったら声を掛けてくれたら、カーテンの後ろに私たち看護師がいるのですぐに対応します」 と話してくれました。
息子は「わかりやすい・・・」と言いながら粛々と(渋々と?)点滴を受け入れました。
30分ほどで戻ってきた息子。「どうだった?」と聞くと「針を抜く時も痛いって言っておいてほしかった」とは言うものの、笑顔でした。
「な?熱中症になると、こうなる訳さ。だから母さんは毎回 『水分水分』 言うとる訳よ」というと「俺って、結果まで体験してみないと学べないタイプだからさ」というので、「『百聞は一見にしかず』だけじゃ終わらないタイプだよね」と話し、その続きまでをググって見せました。「分かるわー」とのことです。
無事に沖縄の修学旅行も参加でき、「水分しっかりとったよ!!」とのことでした。よかったよかった。
(cyacya)

ちゃーちゃん日記 (あるASDの女の子のお話)

ASDの子ども二人を育てる母親であり、AS当事者でもある私のこれまでの日々や現在の様子を紹介するコラムです。脈絡ない話や時系列が昔だったり今だったりで、分かりづらいかもしれません。
思い出したままをお伝えしていくので、整理されていませんが、お気軽な気持ちで読んでいただき、良ければ「おもろいな!」「不思議!」と皆様の身近にいるASDの人たちの感じ方や暮らし方を知ることに少しでも繋がればと思っています。
今日は自分の話。
10年ほど前に縁あって参加していた うらじゃ(岡山の夏のお祭り)のチームが、コロナ前後から休止していたのですが、今年一年だけの限定復活&解散するということで、久々に踊り子として復帰することになりました。
それこそ、以前は平日練習もガンガン行って踊りまくっていましたが、土日の短い時間だけの参加というスタイルで無理のない範囲でさせてもらっています。
子育て世代も多いということで、動画を事前に送ってもらい、家庭で練習してきて当日合わせをしていくというスタイルなのですが・・・。笑えるほど、覚えられない!
約10年離れている間に、踊れる筋力も退化していましたが、それ以上に踊りを覚えるという回路の劣化が甚だしい。
解説すると、踊りを踊れるようになるには、
  「踊りのお手本を見る(動画でも目の前でも)」
→「足と手がどのように動いているのか・顔の向きなどを理解する」
→「一つ一つのカウントごとに、お手本を見ながら自分も動いていく」
→「一つ一つのカウントをあつめて、4カウント・8カウントと増やしていき、繋げていく」
→「曲に合わせて踊っていく」
→「覚える」
→「お手本がなくても踊れるようになる」
→「さらにうまくなるためのコツを伝授される」・・・という風にステップを組んで、踊りを踊れるようになっていくのですが。
当たり前なんですが、身体は動いています。
「右手を上に挙げて、左足を横にスライドする」「次は、その右手を上に二回挙げて、左足を元の場所に戻す」。
そうだった・・・。
私二つのことを同時に見るのも考えるのも苦手な子だった・・・。
ピアノで左手と右手の処理ができず、バイエル卒業できなかった子だった・・・。と、しみじみ遠い目になります。
皆が当たり前にできることが、全くできない自分が、ある意味面白いと感じられるのは、時間は半端なくかかりますが、必ずできるようになるという自分自身の体験があるからなのだろうなと思います。
また、大人になると「できない」と感じることが、子ども時代に比べると少なくなるので、何やら新鮮な気持ちでもあります。悔しくて楽しいって面白い。
平日は息子のテニスの球拾い・土日は午前息子と娘のテニスの球拾い&夜は踊りの練習、ということで、肉体改善・体調改善に努めます!!乞うご期待!!笑
(ちゃーちゃん)

 ぐんぐん だより 
今月の「ぐんぐんだより」、担当は「赤磐ぐんぐん」です。

赤磐ぐんぐん(児童発達支援・【新】放課後等デイサービス)

新年度になって早1か月。
春というより、夏かも? と思うほどの気温の日もあります。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
2025年度、赤磐ぐんぐん&ぐんぐんキッズは大きな変化の時となりました。
これまでは、赤磐市和田の建物の二階に「児童発達支援事業所 赤磐ぐんぐん」があり幼児期の支援をしており、建物の一階に「放課後等デイサービス ぐんぐんキッズ」があり小学生への支援をする形で、それぞれに事業展開をしてきました。
法人や事業所で協議をし、2025年4月からは二つの事業所が合体し、赤磐市和田の建物の一階にて「多機能型事業所 赤磐ぐんぐん」として、年長〜小学生のお子さんへの支援をすることになりました。
子ども達の混乱を避けるため、「赤磐ぐんぐん&キッズ」とし、年長以下のお子さんには「赤磐ぐんぐん」・小学生以上のお子さんには「ぐんぐんキッズ」を通称として紹介しながら、運営していくことにしました。
3月末まで二か所での運営→4月1日から一か所での運営に切り替わるという形だったので、皆で一致団結での引っ越し作業でした。
事前に、何をどのように行うのか・間取り図としてはどのようなものを考えているのか・初日までに必要な作業はどれぐらいのものがあるのか・誰に何をオーダーをかける必要があるのか・どこまでは4月1日にしておいて、どこからは急ぎではないのか・・・など、普段は松田の頭の中にあるものたちを、全て紙面にアウトプットして、スタッフ皆で確認してもらいながら、テキパキと動いてくださり、無事4月1日の療育を迎えることができました。
お部屋の中がどんな風になったのか? ビフォーアフターの図面があるのでご覧ください。
見た目としての大きな変化としては、まず衝立の数を減らしています。
子どもたちの普段の生活環境に合わせて、できるだけナチュラルにということで、マットや机や棚でエリアを区切るようにし、必要に応じて可動式の低い衝立を立てる形になりました。エリアが広すぎると、子どもたちの安全を見守れないため、エリアの使い方や場所も試行錯誤しながら変更しました。
また、活動の種類や内容を広げるため余暇のエリアを増やし、置く玩具も年長〜小学生が幅広く楽しめるように設定しています。トランプやジェンガなどの玩具は、遊びエリアに来るタイミングがバラバラで、対戦していても中途半端になるというお話がご家族からあったため、別のグループ活動として取り出していくことになりました。
赤磐ぐんぐん出身の子どもたちも、ぐんぐんキッズの子どもたちも、「エリアは違っても活動は似ているからすぐ慣れた」「先生たちが同じだったり、知っている先生だったから安心」「新しい玩具もあって楽しい」「同じ部屋なのに広く感じる」などなど、わりとポジティブな反応でした。
ご家族からは「お部屋の動画や間取り図を事前にお知らせしてもらえていたので、それを本人と一緒に見せながら来ました」「最初は不安そうでしたけど、最初のエリア探検で確認していた」「間取り図を本人用にコピーして持たせていたのを見ながら確認していた」「思っていたよりも安定している」などの声に加え、「〇〇の活動はもうないんですか?」「△△の遊びをまたできたりしますか?」など、色々と疑問も多く寄せられました。
そこで、色々な変化や変更点について、言葉だけで伝えると消えてしまうこと・スタッフも伝え忘れや漏れがあってはいけないと考え、説明文書を作成してそれを見てもらいながら一つ一つ説明させていただくことにしました(必要に応じて写真を撮っていただきました)。
大人にとっても、視覚支援があるって本当に安心だし、ASD児に限らず、とても便利で有効だなぁとしみじみ感じています。
松田はやることが多くなってくると、「あれ?今日何日だったっけ?」となるので、職場のカレンダーで過ぎた日に×を付けていく方法も、本当に有効です!
余裕がある時はしなくていいことかもしれないけれど、余裕がなくなった時にあると便利だなと思うものは、積極的に視覚支援を活用していきたいと思う今日この頃です。
そして、療育の内容や環境設定なども、お子さん一人ひとりの様子を見せていただきながら、どんどん改良していけたらと思っています。
時々「ASDのお子さんは変化が苦手だから、あれこれ部屋の内容を変えない方がいいのではないですか?」と言われることがありますが、何がどうなるのかが不明確なこと・何が変化して何が変化しないのかの見通しがない場面では、誰しも不安になりますし「いつも通りがいいな」と思うのはある意味当たり前のことなのかもしれません。
その人にとっての便利な変化・見通しを伝えられた上での変化であれば、ASDの彼らは特に混乱もなくいつも通りの過ごし方をしてくれます。彼らの可能性をたくさん伸ばしていき、私たち自身がパターンにとらわれ過ぎないように柔軟な支援をしていけたらと思っています。
2025年度のNEW!赤磐ぐんぐん&キッズを応援してくださいね!
(NEW!赤磐ぐんぐん 児童発達支援管理責任者:松田紗代)

寄付のお礼とお願い

みなさま方から温かいご支援をいただき、グループホーム「ほっぷ1」と「すてっぷ1」で、みんな楽しそうに暮らしています。
ご支援、本当にありがとうございます。

  【育てる会・グループホームへご寄付をいただいた皆様】(R7.3.26〜R7.4.25)

○  K.H 様(赤磐市)
○  鳥羽代表
○  育てる会 青年部 一同
育てる会では、現在「ほっぷ」、「すてっぷ」に続く「じゃんぷ」のグループホームの建設を構想中です。
これからもよろしくお願いいたします。
寄付金 振込口座
  中国銀行 赤磐支店 普通預金 1321755
  岡山県自閉症児を育てる会 代表者 鳥羽 美智代

以前は「育てる会会報」はHPにも全文をUPしていましたが、容量等の事情により、現在は一部抜粋にさせていただいています。
なお会報は正会員・賛助会員の方へは郵送でお届けしています。
もしご希望の方がおられましたら、ぜひ賛助会員に申し込みをお願いします。年会費 3000円です。
応援よろしくお願いします。
申込み方法の詳細は「
育てる会 HP」に記載しています。

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