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令和 8年 1月 31日
第333号
NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会
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333号 目次
今月は我が家のことばかりで恐縮です
即実践講座、夜間連続講座、支援ツール勉強会 の 報告とお知らせ
フリーマーケット・マッサージ座談会・水泳教室・スポーツクラブ の お知らせ
軽食座談会・はやぶさの会・クローバーの会・青年の会・OHAの会 の 報告とお知らせ
お母さんコラム
ちゃーちゃん日記
私のお薦め本コーナー
「発達障害支援の基本」
ぐんぐんだより
「赤磐ぐんぐん」
寄付のお礼とお願い
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会報333号です。なんだかゾロ目で、おめでたい。
令和8年の最初の会報です。
一年で一番寒いと言われる大寒の季節がやってきました。今日は昼から雪が降っています。日本列島に寒気団が居座っているそうです。
ここ岡山県南部地方も珍しく粉雪が舞っています。寒さを避けるため、家に籠もってこの原稿を書いているところです。
雪国の人には申し訳ないけれど、滅多に雪が降らない岡山南部地方の住人ですので、雪が降るとワクワクしてしまいます。
積もって欲しい・・・、雪だるま作りたい!! そんな気持ちで外を見ています。
あれれ??さっきまで降っていたのにもうやんでしまったのでしょうか?
我が家の窓から見える空が青い空へと変わっていきます。うそ〜、な〜ンだ、やっぱり降らないのか・・・残念です。
でも、バケツにはった水は凍っていて、外の気温は0度近いようです。家の中とはいえ、寒いので、たくさん服を着込んでこれをかいています。
今月の会報は、最近の哲平のことを書かせてもらおうと思います。
我が家の3番目の子どもとして誕生した哲平も、もうすぐ38歳を迎えます。
38歳といえば男性として一番仕事に油の乗りきった時期ではないでしょうか?
でもわが哲平さんは、一見すると高校生の頃と少しも変わらない雰囲気で、相変わらず気楽そうな感じです。でも哲平さんにも色々悩み事もあるようです。
我が家には、いたずら好きの9ヶ月になる猫がいます。
なにしろ小さくて動かせるものは全部自分のオモチャ、パソコンの指は猫じゃらし、部屋にある観葉植物は天然の木登り用キャットタワー、植木鉢の土は穴ほり用に準備してくれているモノ・・・・なんて思っているようです。
そんな猫と哲平の覇権争いが現在我が家では起きているようです。
相変わらず猫のギンジロウが、イタズラばかりするので、たまりかねた哲平が「ジロちゃん、だめ!」と言いました。
するとギンジロウが、逆らって哲平に向かって行こうとしています。
狙いを哲平に向けて定めているという感じで、にらんで今にも跳びかからんばかりの様子です。
それで「猫なんかになめられたらあかん、ペチンしたり !」と私も哲平に加勢しました。
哲平が腕を振り上げて近づいていくと、ジロも哲平との間合いを次第に詰めていきます。
サバンナでシマウマの子を狙うチーターのような腰つきです。
今にも飛び掛かりそうに、しだいに高くなっていく後ろ足の気迫に気圧された哲平は、限界だったのか「コワイ !!」と叫びながら、逃げて行ってしまいました。
普段は誰にもいじめられたことのない哲平にとっては、相当怖かったのでしょうね。
そういう訳でギンジロウ対哲平の対決はギンジロウの勝利となり、ますます増長していく我が家の猫でした。
まだ9ヶ月の子猫、先が思いやられますね。
さて、次のお話しは、ちょっとびっくりした話です。
先日、朝洗顔をしている哲平を後ろから見ていた私は大変なことに気づきました。
なんと、手洗い用の洗剤(キレイキレイ)で、顔を洗っているのです。そんなもんで洗ったら、顔がバリバリになるかもしれません。
顔を石けんで洗えるようにと、洗面所にはちゃんと洗顔用石けんが用意してあります。そのための泡が立つネットも置いています。
以前はそれを使って洗っていたのに、なんということでしょう、今日はキレイキレイで洗っています。
いちいち泡を立てるのが面倒になったのでしょうか? 理由はわかりませんが、40歳近い男性は、少しは身ぎれいになって欲しいと願います。
そこで少し高めの洗顔料(泡の状態で出てくるやつ)を買ってきて、それで洗うように言いました。それからは、ちゃんと洗っているようです。
発見してよかったですね。何をするやらわからない、けど・・・面白い子です。
次のお話しは、12月に岡大附属病院で抜歯をした時の話です。
親知らずが横向きに生えてきて簡単には抜けない状態の哲平は、全身麻酔をして親知らず4本を、左右2回に分けて抜きました。
2回目の時は隣の奥歯とくっついてかなりの難手術でした。結構長い時間の後に、麻酔から目覚めた哲平が、うつろな目で最初に発した言葉は、「1万円」。
幼い頃から注射や痛いことが嫌いな哲平を説得するために、“手術したら1万円”という決まりを作りました。どんなに厳しい手術でも1万円のためなら我慢が出来る哲平です。
交通事故にあった時に右肩を骨折して手術して、入院もしました。
手術したら1万円。入院したら1万円。これが我が家の決まりです。おかげで両方で2万円もらえました。
親知らずを抜歯する前も「手術する。 入院する!!」と、のたまう哲平でしたが、今回は入院は必要なくて、手術だけなので1万円です。
目が覚めたばっかりなのに「1万円もらえる!」と何度も言ってくるのです。あまりにうるさいので1万円を渡しました。
その時の写真がこれです。
どんな手術だって1万円のためなら耐えてみせる哲平君、お金の為ならエンヤコラ〜なのであります。
つづいてのお話しは、グループホームのお話しです。
毎年、12月の最後の利用日、今年はカレンダーの関係で、27日がグループホームの大掃除の日となりました。
親子で自分の部屋をきれいに掃除して、ワックス掛けまでします。自分の部屋が済めば、共用の廊下や階段、食堂、相談室、サロンなどみんなで使う部屋も力を合わせて大掃除です。
利用者の青年たちも自分たちに出来ることを一生懸命頑張りました。
そして、全部終わって、すてっぷの利用者達の“やったー”の写真です。
掃除が終わると、場所を事務局の大広間に移して、支援員さんたちに感謝を込めての忘年会とあいなりました。
近くの小料理屋に弁当を頼んで、みんなで近況報告をしながら楽しく過ごしました。
その後みんな自分チに帰宅して、家族とそれぞれ正月を迎えました。
みんないい正月を過ごされたそうです。
さて、お掃除も上手にできる・・そんな哲平ですが、今年3月が来ると勤続20年がきます。
18歳で養護学校を卒業して、今の会社に入れていただいて20年、現在38歳になろうとしています。
真面目に働いてきた哲平もえらいけれど、よくぞこんなに重度の知的障害のある自閉症の子を雇い続けてくださったものです。会社の皆さんには、感謝の思いでいっぱいです。
3月には、勤続20年のお祝いの会をしたいと考えています。今色々内容を考えているところです。
お世話になった学校の先生や会社でお世話になっている皆さんにも来ていただけたらと考えています。またこの会報でも、ご報告しましょうね。
最後に私のダイエットの話をしましょう。
スタッフから聴いた話がきっかけで、チャットGPTにサポートしてもらいながら、ダイエットにとりかかったというお話しです。
スタッフの一人は、このAIのサポートのお陰で、短期間で10キロも痩せたそうです。すごいですね。
私はと言うと、現在の私は、今までの人生で一番体重が重い状態です。
なんとかやせたいと思うのですが、運動はしたくない(甘い!)ので、そこをなんとかしてほしいという相談をAIにしてみました。
すると、AIは優しく「大丈夫ですよ」と励ましつつ、食事内容を聞いてきます。
細かく食べているものを書いていくと、「理想的な食事内容ですね」と、褒めてくれるのです。まず褒める、これが嬉しいですね。
そして、それでも体重を減らすためには、「野菜ジュースを現在のコップ1杯から、コップ半分にするといい」とか、「ヨーグルトにのせるジャムは、やめてきなこをかけて食べる」とか、「うどんやご飯を今の7割に減らしてみたら」と、その理由も解説しながら提案してくれました。
前述のスタッフから聞いたお水をたくさん飲むというダイエットのことを相談したところ、AI曰く、「それは若くて運動をよくする人にはいいけれど、73歳のあなたには向かない方法です」とのことでした。
年齢や運動の量などを考慮した計画を立ててくれるところなども、さすがチャットGPTですね。AIがいうようにしばらく頑張ってみましょう。
AIからのアドバイスを信じて、取り組みはじめて一週間、まだ体重にめぼしい変化はないけれど、言われるとおりに頑張ってみましょう。なにしろ賢い最新のAIからの提案です・・・1ヶ月で1キロ減が目標です。
うまくいけばいいのですが、どうでしょう。
実は皆さん、ここまでの会報は友人と2泊3日で北陸方面へ旅行に行くために、大急ぎで締切にまにあわせて書いたものでした。
25日の早朝岡山を発って、東尋坊、兼六園、白川郷、九頭竜湖など、冬の北陸の旅を旅行社に申し込んでいました。
ところが、旅行の前日しかも夕方近くなってから・・・、
「雪のために旅行は中止になります」と言う連絡を旅行社より受け取りました。
列車が大雪のために不通だというのです。なんとも悲しいことです。
カニ等のグルメもいっぱい用意されているはずの旅でした。温泉も楽しみにしていた私でした。雪道を歩くための靴も新調して、冬服もたくさんトランクに詰め込んで、待ち望んでいた旅でした。
なんだかがっかりして朝を迎えていたところ、朝からテレビで、北陸地方の大雪の映像がニュースで流れていました。
石川県と鳥取県に「顕著な大雪に関する気象情報」が発令されているとやら・・・
なるほど、これは無理だと思うほどの雪でした。ああ、行かなくてよかったと思うほどの雪でした。
雪が降ればいいなんて、気楽そうにいっている岡山県南部地方(岡山県でも北部は結構雪降ります)の私ですが、雪の北陸の皆さんのご無事をお祈りいたしたいと思います。少し気楽な自分を反省したいと思いました。
・・・と言うところで今日は、皆さんとお別れです。
年賀状に“会報が面白くて、楽しみにしています”と書いてきてくれた方がいらっしゃったので、調子に乗ってウケねらいで我が家のことばかりの会報となってしまいました。
こんな代表ですが、精一杯、今年もがんばりますので、温かく見守ってくださいね。
それでは、またお会いしましょう。ごきげんよう、さようなら。
(鳥羽 美千子)
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支援者向け 発達障害支援 夜間連続講座 in 赤磐
令和7年度、赤磐市との共催による「発達障害支援 夜間連続講座 in 赤磐」です。
今年の講座は、全国の菊池道場の道場主として、子ども達のコミュニケーション力を伸ばすことに力を注がれている、教育実践研究家の菊池省三先生の講座です。
第8回の1月6日(火)の当日、菊池先生は日中に内科の手術をされたそうです。
講演の最後にそれをお聴きして驚きとともに感謝です。
先生の熱い思いは痛いほど伝わってきましたが、どうぞお身体を最優先にしていただきたいと願っています。
『 第9回 発達障害支援夜間連続講座in赤磐』
日 時:令和8年2月3日(火) 19:00〜21:00
場 所:オンライン開催(Zoom) 【後日配信あり】
テーマ:「教員自身のコミュニケーションスキルを高める」
講 師:菊池 省三 先生(教育実践研究科:菊池道場 道場主)
主 催:NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会、赤磐市
参加費:一般 20,000円、賛助会員 17,000円、
赤磐市在住・在勤者 無料(全10回分)
申込・問合せ:Tel.086‐955‐6758、Fax.086-955-6748
第8回「学級運営とトラブル対応におけるコミュニケーション」に参加された方からの感想です。
○ 「学級運営とトラブル対応におけるコミュニケーション」授業観として、子どもを信じる、どの子も成長すると信じていること。教師側に、冷静さ、心には熱い思いがあることが大切と感じました。1年間で育てるのだという覚悟。そのために、子どもたちに素早くリアクションで返す、価値付け、認めあい、支え合えるクラスづくりこそが、人間教育だと確信します。心の中に「全員」を、という共通認識、大人も子どもも同じですね。感情を正しく出すという表現に、気づかされます、素早いリアクションに必要だと思いました。直感を磨くためにも、日々、修養が必要に感じています。
○ 教師の子供の捉え方がスタートなのだなと改めて感じました。気になる子たちをどう見ていくのかなど、自分自身や周りの先生の見方を振り返るよい機会となりました。リアクションのことを捉え直すことができました。本当のリアクションとは、言われてからやるものでなく、最後まで聞いてから取るものではなく、直観で動く、つまり「感情が動く」からリアクションが取れるのだなと思いました。子供達全てが、居場所があり、心理的安全性がある土台を築き、意欲的で健全な秩序がある学級を作っていきたいと思いました。本日は、ありがとうございました。
○ 気になる元気な子に対して、「トラブルの中心」と決めつけることに最初のつまずきがある。「みんなが成長するためのキーパーソン」、「互いに伸びていくためのパートナー」と教師がリフレーミングで常に受け、どの子もよくなると信じる。教師のみる目を発揮しプラスにリアクションをし続けることを子供達にまず堂々と示したいです。
○ 「誰一人見捨てない」この考えが学級経営をする上でとても大切だと思いました。
子どもたちは、教師との関わりをよく見ています。教師自身も、クラスにいる子どもたち一人一人としっかり関わり、その子の得意や好きを伸ばしていけたらと思いました。
○ 2学期末に、担任している支援学級の子どもたちに作文を書かせました。テーマは「自分の好きなこと」「夢中になっていること」です。作文嫌いな子どもたちですが、自分の好きなことなら夢中で書くことができました。
書いた内容は、「サッカー」「ダムカード」「こち亀」「段ボール工作」についてそれぞれが書き、交流学級の友達の前で紹介しました。自分の好きを伝えられ、友達に「すごい」「面白そう」と言ってもらえたことが、自信になったようでした。今日の菊池先生のお話を聞かせていただきながら、嬉しそうな子どもたちの顔を思い出しました。
3学期も子どもたちの笑顔のためにがんばります。
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現場の先生のための即実践講座
令和7年度の即実践講座は、講師に鳥取大学大学院 教授の井上雅彦先生をオンラインにお迎えしての講座です。
代表の巻頭文の中にもありましたが、今年の鳥取は大雪に見舞われ大変なようですね。
第8回の1月21日にも大規模寒波の影響で、出張先から帰れるかどうか・・・というメッセージを井上先生からいただきました。
「その場合は、事前に講演内容を録画して観られるようにするので、それでご容赦いただきたい」という趣旨のメールでした。
手術当日に講義していただいた菊池先生といい、事前に録画して送ってくださるという井上先生といい・・・責任感のお強い諸先生に感謝です。
幸い、当日は井上先生も無事大学に帰ってこられて、予定通り講演していただき、質疑応答までお願いできて良かったです。
『 第9回 現場の先生のための即実践講座 』
日 時:令和8年2月18日(水) 19:00〜21:00
場 所:オンライン開催(Zoom) 【後日配信あり】
テーマ:「きょうだい支援」
講 師:井上 雅彦 先生(鳥取大学大学院医学系研究科臨床心理学講座 教授)
主 催:NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会
参加費:一般 23000円、賛助会員 20000円(全10回分)
申込・問合せ:Tel.086‐955‐6758、Fax.086-955-6748
それでは、会報作成日と開催期日の関係で先月載せられなかった、12月23日(火)の第7回「問題行動と機能的アセスメント」の感想と、1月21日(水)開催の第8回「問題行動への具体的支援」の感想を続けて報告させていただきます。
「問題行動と機能的アセスメント」
○ 問題行動は、環境との相互作用の中で学んだ結果で、本人の支援ニーズがその中に潜んでいるということを学びました。そしてそのニーズを捉えて支援していくことが大事なのだと知りました。また、少しでも前よりできたら褒める、できているときに褒めるなど大事にしていきたいと思いました。罰を与えるというところは、自分もやってしまってるときがあるなと反省し、対応の仕方について見直していきたいと思いました。
○ 適切な行動への置き換えや適切な行動を知らせてできたら称賛することは、療育の現場でも大切なことであり、意識して取り組んでいる部分でもあるので、再度確認できてよかったです。
また、“ほめるハードルを下げて失敗体験を成功体験に”という言葉が、印象に残りました。職員は意識できつつある部分だと思いますが、保護者にとっては難しいと感じる部分だと思うので、しっかりと伝えていきたいと思いました。
○ 今回のお話の中で問題行動についての言い方が「チャレンジング行動」といった呼称に変わっている事が知ることが出来ました。
問題や不適切行動などマイナスな捉え方ではなく、社会で解決する課題といったプラスの捉え方になっている事に素敵な考え方だと思いました。また、行動上には環境の相互作用や本人のニーズが潜んでいる事がある事を念頭に入れながら、子どもと関わっていきたいと思います。今年は様々なテーマについてお話しして頂き、色々な発見を見つける事ができました。
○ 子どもの視点に立つこと、困っているのは子どもの方だと考えられること、ポジティブな思考、言い方、捉え方‥‥大切ですね。わかっていてもつい困らされていると感じたり、ネガティブな思考や言い方の方になりやすさもあると思います。だからこそ支援者は繰り返しこのことの大切さを言い聞かせしっかりと認識する必要があると改めて感じました。
「問題行動への具体的支援」
○ 問題行動とは、“本人のニーズが隠れている”というイメージはあったため、そのニーズを知るための流れ(アセスメント)を知ることができて良かったです。また、ABC行動観察に関して事例を基に説明していただけたため、イメージが持ちやすかったです。本当の要因が知るためにも、一場面だけでなく2週間ほど様子を見ることが大切だと分かりました。今回の研修で知れたアセスメント方法を、職員にも共有して支援に活かしたいと思いました。
○ アセスメント評価の有用性を実感しました。2週間ほどの観察のなかで、「なぜ・どうして』に気づくことができると気づきました。全ての行動には理由があり、そこを分析することで環境調整や代わりになる望ましい行動の指導ができるようになりたいと思いました。
○ 「(問題)行動にはその人の要求が隠れている」 行動をやめさせるためにどうするかではなく、その行動がなぜ起こっているのか? “行動の機能”に着目し、それを見つけるために行動を観察し、記録を取り(例)今日の演習の例であれば例えば2週間程度)、それをもとに対応を考えてみる、ということについて、もう一度お話をちゃんと聞き、自分の支援している方の事例で考えてみたいと思います。
○ 行動の機能(その行動を取ることでどんな結果が得られたのか)について細かく知る事ができ、子どもと接していく中でのヒントがたくさん得られました。
お話の中で出てきた腕を噛むといった一つの行為でも行動前の環境や結果によって行動を起こした意図が変わってくる事を学ぶ事ができ、子どもの姿をアセスメントする時には意図は何かにも考えて観ていきたいと思います。
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支援ツール勉強会の報告とお知らせ
18歳の春を目指すクラブによる支援ツール勉強会を開催しています。
今年も講師は武蔵博文先生にお願いしています。
1月7日(水) 第5回支援ツール勉強会を開催しました。
今回のテーマは 「何を言われても大丈夫」。周囲からの圧力やからかい、トラブルへの対処法について学びました。
当日は、先生の書籍『カンジョーレンジャー』に登場する 「カイケツロボ」 の説明と、すごろくゲームを使った実演が行われました。
すごろくゲームでは、さまざまなトラブル場面に対して「こんな時どう言う?」「どう行動する?」と、参加者同士で楽しく考えながら進めました。実際に体験することで、話を聞くだけの学びよりも理解が深まり、家庭に帰ってすぐに子どもと実践できそうだという声が多く聞かれました。
カイケツロボには、
・相手に伝えるための「ひとことロボ」
・その場を離れて気持ちを落ち着かせる「たちさりロボ」
・大人に相談・報告する「報告ロボ」
など、トラブルに応じた対処方法があります。
特に「たちさりロボ」については、あらかじめ立ち去る場所を決めておくことが大切だと教えていただきました。「家ではここ」「学校では保健室や図書館」など、イライラした時に行く場所を支援者と一緒に決め、共有しておくことが安心につながるとのことでした。
今回の勉強会を通して、トラブル対処を “楽しく・分かりやすく”学ぶことの大切さを改めて実感する時間となりました。
〜以下、参加者のみなさんの感想です〜
○ 本やワークシートは使っていたが、すごろくの具体的な使い方が分かり、ぜひ家庭でもやってみたい
○ 遊びながら学べることで、子どもにも伝わりやすいと感じた
○ 普段からトラブルを避けたいという思いが強く、起きてしまったトラブルについても、避けるような考えがあったことに気付きました。今回の勉強会を通して、トラブルをそのままにせず、向き合うことの大切さを改めて考えさせられました。逃げるのではなく、気持ちを落ち着かせるためにその場を離れるという視点を持ち、今後は5W1Hに沿って、整理しながら話したり聞いたりすることを心がけていきたいと思います。
第6回 勉強会 「気持ちを落ち着けよう」 イライラや不安と上手につき合うために
ちょっとしたことでイライラしたり、不安になったり… 感情コントロールが苦手なお子さんに、何をどう教えていいのかわからない…
今回の勉強会では、そんな「気持ちの落ち着け方」学んでいきます。
引き続き、武藏先生の『カンジョーレンジャー』をもとに、家庭でできる方法や学校や園でできる方法をたっぷりと紹介します。
カードゲームを楽しみながら「イライラしたらどうすればいい?」「不安が出てきたら何ができる?」といった具体的な“手立て”や“選択肢”を一緒に考えていきます。
保護者の方が方法を知り、お子さんに伝えられるようになることで、「こう考えればいいのか!」「これならやってみたい!」と、お子さん自身が前向きに取り組めるきっかけにつながっていきます。
ぜひ一緒に、感情コントロールの力を伸ばしていきましょう!
日時:2月3日(火)10:00〜12:00
場所:育てる会事務局 大広間(赤磐市上市355-2)
参加費:正会員 無料、賛助会員・ぐんぐんグループ療育利用者 500円(各回)
申込:LINE、メール、Fax.086-955-6748
正会員の方は無料です!
ここから下 ↓は 正会員向け行事のご案内 です。
※ 正会員について資格:自閉症のお子さんのいるご家庭で、原則 岡山県在住の方
(会員向け行事は岡山県内にて開催のため)会費:入会金3,000円+月会費1,200円×3月末まで (次の年から年会費:14,400円)
特典:正会員向け行事参加【 キッズルーム、サッカー&ドッジスポーツクラブ、水泳教室、木工教室、AAO活動(ガイドヘルプ活動)、木工教室、クリスマス会、OHAの会(高機能)、座談会(クッキング、マッサージ)、18歳の春を目指す会、さをり織り教室、はやぶさの会(男の子)、クローバーの会(女の子)、わいわいHoliday(青年の会)、おやじの会(山のぼり、BBQなど)】 など
他 セミナー等 正会員料金、毎月会報郵送
※賛助会員について資格:どなたでも
会費:入会金 不要、年会費 3,000円(入会された月から1年間)
特典:セミナー等 賛助会員料金、毎月会報郵送
正会員・賛助会員・療育・セミナー・連続講座等 申込み
http://sodaterukai.org/policy1.html
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育てる会 フリーマーケットのお知らせ
今年も例年どおり育てる会 フリーマーケットを開催します。
日時は4月18日(土)です。みなさん予定にいれておいてくださいね。
それに向けて、まずは出店者の募集です。一人分のブースはだいたい風呂敷1枚ぐらい。
1ブースにつき100円の出店費用です。
詳しくは同封のチラシをご覧ください。
今年は、隣にゆめモールやマクドナルドも開店して、人通りも多くなってきたので、つられて一般の方の来客もあると
思います。ご期待ください。
詳しいお知らせは、次号以降になると思いますが、まずは出店者、大募集です!! (希望者多数の場合は正会員優先)
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マッサージ座談会のお知らせ
赤磐市内で自宅サロンMOFを運営されている松嶋さん主催。
ケーキとお茶をいただきながら、自由に楽しくお話をする座談会です。
今回はご希望の方にはメディセル筋膜リリースも施術してくださいます。
この機会に一緒にリフレッシュしませんか?
日時:2月17日(火)10:00〜12:30
場所:育てる会事務局 大広間(赤磐市上市355-2)
参加費: 300円(+500円でメディセル筋膜リリース)
申込:チラシのQRコード
詳しくはチラシをご覧ください。 (正会員限定)
※「メディセル筋膜リリース」とは、皮膚吸引で筋膜のねじれや拘縮を解きほぐす施術のことです
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水泳教室のお知らせ
日 時:令和8年2月15日(日)15:30〜17:00
場 所:OSKスポーツクラブ(岡山市北区絵図町1−50)
連絡先:育てる会事務局(086-955-6758) (正会員限定)
水泳教室 ボランティア 大募集!!
水泳教室では、コーチの補佐として一緒にプールに入っていただけるボランティアさんを募集しています。
深さ1.2mで足のつくプールですので、泳力は問いません。
子どもにはそれぞれ保護者の方がついているので、楽しく遊びながら指導をしていただけると嬉しいです。
お知り合いの方などで、やってもいいよ・・・と言われる方がいたら、ぜひ連絡してください。
(事務局086-955-6758か、水泳教室担当まで) よろしくお願いします。
★水泳教室に新たに参加されたい方、体験されたい方は事務局までお問い合わせください。
体験してみたい方は、2回までOKです(1回 1000円)。
プールは正会員限定で、育てる会の貸し切りで使っていますので、安心してお越しください。
★欠席される方は2月12日(木)までに事務局に連絡してください。
(担当: I & S)
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サッカー&ドッジ スポーツクラブ の 報告とお知らせ
次回は本年度最後の活動で2月21日(土)です。
日にちが当初より変更になっておりますので、お気を付けください!
※1/24(土)→2/21(土)に変更になります!
時間: 10:00〜12:00
場所: 岡山大学 体育館
参加費: 年1,500円(保険代含む)
※途中参加は300円×残りの回数分です。
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軽食座談会のお知らせ
軽食を食べながら、日々の疲れや悩みを気軽に話せるいつもの座談会です。
今回のメニューは育てる会事務局の側に新しくオープンする予定のお店です。
ちょっとホッとできる時間を一緒に過ごしませんか?
日時:令和8年3月3日(火)11:00〜14:00(予定)
場所:店舗 か(まだ新店舗の席数が不明なので) 育てる会事務局 大広間 (赤磐市上市355-2)
参加費:実費 (各自 好きなメニュー)
申込:LINE、メール、Fax.086-955-6748 (正会員限定)
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はやぶさの会 の 報告とお知らせ
「はやぶさの会」は、ASDの育てる会正会員メンズたちの友達作りの会です。
先日1月11日「はやぶさの会 親だけ飲み会」を開催しました。
(我が家の受験生からは「ずるいー」「俺も受験終わらせて、早くはやぶさの皆に会いたいのにー」の声もありました。笑)
子どもの年齢層も、小学生から高校生まで幅広くなり、話も幅広くなりました。いつもは子どもたちがいるから話づらいようなことも、どんどん出てくる出てくる。
友達関係のこと・高校入試や高校生活のこと・小学校での生活について・地域の中での子どもたち・本人の自己理解の話など、色々話題は尽きず、参加者皆で「そうそう」「分かる!」と頷き合いながら、気づけば笑い声が絶えない時間になりました。
子どもたちにとってだけでなく、お母さんたちにとっても、このはやぶさの会はおごりもごまかしも謙遜もおべっかもなく、「丸ごと出してもお互い許せる場所」になってきているのかなと思っています。
同じASDの男の子たちでも、一人一人個性的で面白くて、なんだかとっても千差万別。
子どもたちの良いところも可愛いところも、一人一人当たり前に違います。
多様性、いいじゃん!素敵やん!
またやりたいねって盛り上がった時間でした。
メンバー大募集中!!小学生以上のASD診断のある男の子・友達がほしいなと思っている子が対象です(兄弟で参加したいという場合、その兄弟にもASD診断が出ている場合には参加可能)。
ぜひ事務局(086-955-6758)までお問合せください♪ (正会員限定)
(担当:M)
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クローバーの会 の お知らせ
「クローバーの会」は、ASDの育てる会正会員女子たちの会です。
学期に一回程度集まって、皆で一緒にご飯を食べたりカラオケをしたり遊んだりおしゃべりしたりを楽しんでいます。
先日トニー・アトウッド先生の「自閉症と女性」の講演会を聞いたところだったので、感慨深い思いにも浸ります。定型発達の女子たちって大体10歳ぐらいから友達関係が複雑で難しくなるというのは、何となく肌感覚? で分かってはいたつもりでしたが、アトウッド先生のお話を聞いて、それらが本当に自閉症の女子たちには難しいんだよな!と実感しました。
暗黙的な意味深な目くばせ・目には見えない日々移り変わる微妙な関係性・相手がいないところでの噂や悪口・男子との関係・色恋沙汰・なかなか
興味の持ちにくい話題やテーマ・・・意味があるとは思えないそれらに対して、興味を持ったフリをしないと友達関係が築いていけない。
だから、カモフラ―ジュして、普段の自分ではない・素ではない自分になって、社会性の仮面をつけて、周りの人と関わって集団に溶け込もうと努力するんですよね。
それってしんどいし、「そのままのあなたでいいよ」と言ってあげたいけれど、親は子どもの友達関係や人間関係に介入し続けることはできない訳だし、努力して習得したものを、否定はしたくないとも思うのです。
でも、そのまま頑張りすぎると疲れちゃうから、カモフラージュの仮面を外してリラックスしたり、「周りの子たちの興味持っているものに、興味持てないよねー」みたいな話をラフにできたりするような場所を作りたい。
一生懸命でいじらしい我が娘たち。クローバーの会が、彼女たちにとって“頑張らなくていい時間”を持てる、家庭に加わる「もうひとつの居場所」になれたら嬉しいです。
メンバー大募集中!! ASDの診断のある女の子は、男の子に比べて少ないので、貴重な場になるのではと思っています。小学生以上のASD診断のある女の子で、友達がほしいなと思っている子が対象です(姉妹で参加したいという場合、その姉妹もASD診断が出ている場合のみ参加可能)。
気になる方は、事務局(086-955-6758)までお問合せください♪ (正会員限定)
(担当:M)
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青年部 わいわいHoliday の お知らせ
青年部 わいわいHoliday は知的障害を伴う青年たちの会です。
なかなか友人たちとお出かけができにくい彼らです。親たちでそんな彼らに休日を楽しむ機会を作りたいとカラオケやボウリング、会食、小旅行などを企画しています。
12月のクリスマス会&忘年会に続き、4月には先月号でもお知らせした通り、子どもたちから希望の多かった大阪のUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)への小旅行です。
日帰りのバス旅行にみんなで“わいわい”とでかけましょう!!
日 時:令和8年4月12日(日)
場 所:大阪USJ
参加費:実費(チケット代・バス代は各自)
青年部では、高校生〜成人男子 で参加者を募集しています。
現在の登録者は6名です。興味のある方は事務局まで問合せくださいね。 (正会員限定)
育てる会LINEか、Tel.086-955-6758、E-mail acz60070@syd.odn.ne.jp です。
(担当:M & T)
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OHAの会 お知らせ
OHA(Okayama High functioning Autism)の会は、知的障害を伴わない自閉スペクトラム症(ASD)の子どもを育てる保護者のための、学びと交流の場です。
保護者が子育てのヒントを得て、悩みを共有し合えることが目的です。
今年度の講師は、川崎医療福祉大学 医療福祉学部 医療福祉学科の小田桐早苗先生です。
吉田友子先生の著書『その子らしさをいかす子育て』をテキストに輪読会を行い、小田桐先生に丁寧に解説をいただいています。
後半は、参加者からの質問や相談に直接答えていただく時間も設けていただいています。
次回は、2月14日(土)です。 【当初の予定 2/7より変更になっています】 ※ ご注意ください
10:00〜12:00 (Zoom開催)
途中参加も可です☆ 希望の方は、事務局までお問い合わせください。
次回の第5回が本年度の最終回ですが、来年度、令和8年も小田桐先生にOHAの講師をお願いできることになりました!!
詳しくは、改めて会報で8年度の会員を募集することになりますが、参加希望の方に向けて日程の予定だけを先にお知らせします。
来年度も年5回の予定で、6/6、8/1、10/24、12/19、2/6 各土曜日です。
参加希望の方は、新年度のスケジュール帳に書いておいてくださいね。
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お母さんコラム
中3でASDの診断のある特別支援学級(自閉症・情緒学級)に通う息子と、小3でASDの診断のある通常学級+通級指導教室(自閉症・情緒)に通う娘を持つ母が、普段の我が子との日々をつれづれに書いているコーナーです。どうぞ気軽な気持ちで読んでください。
息子は、いよいよ高校入試の時期となりました。
1月には私立高校の入試、2月頭には県立高校の特別入試、3月には県立高校の一般入試があり、さらに毎月学校でのテストもあります。何となくドキドキするしそわそわするし・・・。
「ハッキリ白黒決まっていないことは苦手」なASDのわが子。学校がどこになるのか、どういう高校生活になるのかは、「あなたの頑張り次第」と言われても、親として不安や心配がつきません。
そんな中、「大寒波が襲来予定」と天気予報が言います。県北などでは計画運休の話も出ているとかなんとか。
突発的な事象に弱い我が子には災難過ぎる!!
「公共交通機関で受験に向かってください」「そうしないと、遅延証明書が出せません」などと言われ、路線バスにもほとんど乗ったことがない息子と、車ならば軽く20分で着く場所に対して1時間以上かけて私立高校の入試にバスで向かうことに。
事前にバスカードの出し方・通路での待ち方などを丁寧にレクチャー。
「本番のテストは自力で行きます」と言うので、財布をいつまでも持つんじゃない!
バスカードは胸ポケットにこう!
降りる時も財布にモタモタ入れずに、サッと降りて、バスの停留所のベンチあたりでこう!
混んでいても降りる時には「ここで降ります!」と手をあげて主張すれば道を開けてもらえるから、こう!
もしも道が分からなくなったりしたら、こう!
踏切の途中でカンカンと警笛が鳴ったらこう!
など、様々な事象に対して具体的行動と共に教えました。
いざ私立高校の受験当日。親の私はバス停で見送った後、車で追いかけていくことにしました。
「あ!ちなみに、カバンは背負わずに手で持つんだぞ!」と言うと「え?なんで?」と。ラッシュの時にいかに邪魔になるかをジェスチャーしながらやってみせると「あーなるほど」と言い、カバンを下ろして乗ることに同意。そして、出発です。
やれやれ、手がかかる・・・そういうところがまた我が息子らしいというか面白いというか。こういう一つ一つを教えておいて、想定内にしておいてやらないと、本番のテスト前にテンパっちゃうのも目に見えている訳で。
受験会場ではノホホンとした表情で「余裕で乗れたし余裕で降りられました」とのたまっていました。くぅぅ。
親の気持ち子知らず。まあいいでしょう。
テストの結果は神のみぞ知る。あー、まだまだテストは続きます。いやだー。
早くスッキリさせたいのは、私もAS気質が強いからですね。
受験生のお子さんを持つ皆さん、頑張りましょうね。
(cyacya)
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ちゃーちゃん日記 (あるASDの女の子のお話)
ASDの子ども二人を育てる母親であり、AS当事者でもある私のこれまでの日々や現在の様子を紹介するコラムです。
脈絡ない話や時系列が昔だったり今だったりで、分かりづらいかもしれません。思い出したままをお伝えしていくので、整理されていませんが、お気軽な気持ちで読んでいただき、良ければ「おもろいな!」「不思議!」と皆様の身近にいるASDの人たちの感じ方や暮らし方を知ることに少しでも繋がればと思っています。
今日は、「意味がないと思っていた雑談の持つ意味」をテーマに書いてみようと思います。
私は雑談が苦手です。井戸端会議・お昼休みトーク・参観日が始まるまでの合間のおしゃべり・・・苦手です。
いつどんな風に始まるのかが分からないし(大体相手のペースからスタートする)、相手が何の話をしているのか分かりにくいし(内容は特別今話さなくてはいけないことではないし、意味も深くないことが多い)、こちらが特に急いでいない時にはさっさと切り上げたいけれどそれを言い出せずいつ終わるのかも分かりません。終始相手のペースに翻弄されて、「なんだったんだ・・・」という時間が流れます。
では、話すのが苦手かというと、別にそんなことはありません。むしろ議論や討論は好きだし、ネタに困らない程度には日々の生活は面白おかしいし、好きな物や興味のあることについてであれば疲れずに話し続けることができます。
対面で話す時・オンラインでZOOMなどで話す時・電話で話す時・メッセージでやり取りする時、「本当に雑談苦手なの?」と聞かれるぐらいには話すのが好きなようです。
ならば、なぜ雑談が苦手なのか。理由は簡単に2つに分けられます。
1つ目は、主導権が相手側に握られていることにストレスを感じています。特に、何でも人の話を途中からかっさらって行くお話泥棒の人がいると、そのストレスが大きくなっていきます。「私が話す場面だったのに」「まだ話の途中だったのにぶった切られた」こういうことについてイライラするんですよね。
そして2つ目は、「雑談の意味が読み取れないから」です。
AS気質の人は意味のないことはあまり好みません。
すべての事象には、理由があり背景があり結果があると考えているので、会話は基本的に「情報であるべき」だと考えています。雑談には、情報提供や情報交換の意味あいとしては、濃くはありません。だから天気やその人の子どもの話や旦那さんの愚痴は興味もわきません。
天気が知りたいなら、ちゃんと天気アプリを見ればいいし、子どもの話は子どもの同級生のお母さんたちとすればいいし、旦那さんの愚痴は解決してほしいなら聞くけどもただの愚痴ならばよそ様のプライバシーを覗き見しているような気持ちになるし、その旦那さんを見た時に「これが噂の・・・」と思ってしまうかもしれないからです。
ですが、そうも言っていられない。今では、私はそれなりに雑談もするようになりました。
どうして雑談をするようになったのかも、明確な理由があります。
「雑談そのものには意味がなくても、『自分の話を聞いてもらえた』『自分の話をすることができた』と感じると、人はその相手に心理的な安心感を持ちやすい」「また、相手側もあなたの話を聞くことで『話をしてくれた=自分を信頼してくれているのだ』と感じてもらいやすくなる」という話を聞いたからです。
確かに、頷きながら話を聞いてくれたり「それで、そのあとどうなったの?」なんて興味を持ってくれたりする相手には、また話を聞いてほしいなと思うものだし、次に出会った時にも自然と親しみの気持ちを持ちやすくなるように思います。
なるほどです。雑談にも意味がある。ならば、雑談をするようにしよう。
こんな風に、私の思考や言動や行動は、なんらかいつだって理由があるのです。ある意味分かりやすい。これまた極端なので、相手と信頼関係を築くのが面倒だと感じたり、この人と仲良くなりたくないなと思うと、全然話しかけないし、誰もいなくてお一人様でも平気だったりするから厄介。日々不思議で面白く生きている私です。
そんな私の視点が、皆さんの身近なASDの方を理解するヒントになれば嬉しいです。
(ちゃーちゃん)
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| ぐんぐん だより |
今月の「ぐんぐんだより」、担当は「赤磐ぐんぐん」です。
赤磐ぐんぐん(児童発達支援・放課後等デイサービス)
2026年になって約1か月が経ちましたが「あけましておめでとうございます」!ですね。
先日(11月8日)に開催されたTEACCHプログラム研究会岡山支部での実践報告「赤磐ぐんぐんの家族支援システム」について、たくさんの方が参加してくださったようで、多くの反響をいただいています(ありがとうございます!)。
その反響の影響で、多くの方が赤磐ぐんぐんの見学にも来られていて、日々の療育の様子やミーティングでの振り返りなども見学してくださっています。
スタッフ一同、嬉しいやらドキドキするやら光栄やらで、なんだか大忙しです。また、1月からの中途採用の新人スタッフへの研修が始まり、ASD支援を学ぶ仲間との出会いや新しい視点でのコメントなどにまた学びを深めています。
赤磐ぐんぐんでは、よく「感情コントロールを学ばせたい」というご家族からの相談が寄せられます。
特に小学校就学前後や年度が替わる時期には、様々な変化に子どもたちも不安定になりやすく、「ちょっとしたことで癇癪を起こす」「イライラして暴言を吐く」「壁や机を叩いたり床を踏み鳴らしたりする」「兄弟喧嘩が激しくなる」などなど、相談するご家族の表情も何だかしんどそうなお悩みです。
ですが、なかなか即解決!とはならないのも、こういうお悩みの難しいところですよね。
スタッフたちとそれぞれの相談についてディスカッションを重ねてきた中で見えてきたことは「感情コントロールを教えるには、いくつかのステップがある」ということでした。
ステップは一通りのものではないでしょうが、スタッフで考えたのは
1.感情を本人が認識する:自分の感情が今どういう状態なのか、平坦ないつもの感情との違いに気づく
2.一旦落ち着くスキル:深呼吸やリラックスやお茶を飲むなどして、張り詰めた気持ちを一旦解く
3.感情を自分にも他者にも攻撃的でない方法で表現する:言葉や行動など方法は色々ある
4.いつもの日常に戻る:感情を攻撃的でない方法で発散した後、元々していた活動に戻る
こんな風な流れになるのではと思います(全てのお子さんがこういう流れで進むという訳ではありません。状況や場面によっても違います)。
でも、「感情を本人が認識する」こと自体が、メタ認知の弱さがあり、目に見えないものは理解しづらいASDの子どもたちには難しい。
だから、逆に感情にラベリングしていったり、本人が落ち着いている時に2・3・4あたりを一つ一つ視覚支援で実施をして練習したり、「プチイラ」「プチ不安」ぐらいの段階で2・3・4を実施して、結果として落ち着けた感覚を学んだりしていくことを実行しています。
また、そのディスカッションの中で興味深かったのは「彼らは、悲しい気持ちや怒りの気持ちに共感してほしいのではなく、さっさと不安やイライラの元から解放されたいし、さっさと解決してほしいのではないだろうか」ということでした。
ASDのお子さんが泣いたり怒ったりしていると、私たちは「悲しいんだね」「そんなに泣き叫ぶぐらい怒っているんだね」など、気持ちに寄り添っていこうとしがちです(自分たちの思考では、誰かに理解してもらって気持ちに寄り添ってもらうことで、落ち着くことがあるからです)。
もちろんASDのお子さんたちも、共感を求めていない訳ではないでしょうが、共感だけでは、イライラや不安や癇癪の根本的な原因は解決しません。
感情の爆発は、理解されたくてというよりは、「なんでこんなことになっているか理解不能なんですけど!?」という混乱の極みなのだとしたら、そんな状況にならないように先手を打って状況説明や混乱しなくていい仕組み作りをしていくべきだと思うし、色々先手を打っていても無理ならば、本人にこれまでに練習してきた「落ち着く練習」をしてもらっておいて、その間に本人の不安やイライラの原因を取り除き、最後に共感していくでもいいんじゃないかなと思うんです。
そして、視覚的に学ぶのが得意なASDのお子さんたちにとって、身近な大人であるご家族やスタッフや園・学校の先生たちが、「イライラしていたけど、深呼吸したら落ち着いたわー」「この手順書でやれば、何をしたら落ち着けるか分かりやすいわー」など具体的にモデルを示しながら効果を伝えていくことも有効なのではないかと思っています。
たとえば、「深呼吸を一緒に一回する」「お茶を飲む時間を『落ち着く時間』と名前をつけてみる」「プチイラ・プチ不安になった時の合図をお互い決めておく」など、家庭で少し取り入れてみると、「あ、落ち着けたね」と感じられる瞬間が増えていくのではないでしょうか。「感情コントロールできている」と本人も感じると定着していきやすいかもしれません。
そのためにも、まずは大人側の気持ちの余裕が大事!!でも余裕がない時もありますよね。そんな時にはぜひスタッフを頼ってください。スタッフはお子さんたちとご家族の応援隊です。。
ご家族と一緒に、お子さんへの支援ができることが、私たちスタッフの喜びです。
ご相談お待ちしております。
(赤磐ぐんぐん 児童発達支援管理責任者:松田紗代)
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寄付のお礼とお願い
みなさま方から温かいご支援をいただき、グループホーム「ほっぷ1」と「すてっぷ1」で、みんな楽しそうに暮らしています。
ご支援、本当にありがとうございます。
【育てる会・グループホームへご寄付をいただいた皆様】 (R7.12.26〜R8.1.25)
○ N.K 様 (赤磐市) ○ T.S 様 (玉野市)
○ I.M 様 (赤磐市) ○ 育てる会青年部 わいわいHoliday 様
育てる会では、現在「ほっぷ」、「すてっぷ」に続く「じゃんぷ」のグループホームの建設を構想中です。
これからもよろしくお願いいたします。
寄付金 振込口座
中国銀行 赤磐支店 普通預金 1321755
岡山県自閉症児を育てる会 代表者 鳥羽 美智代
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以前は「育てる会会報」はHPにも全文をUPしていましたが、容量等の事情により、現在は一部抜粋にさせていただいています。
なお会報は正会員・賛助会員の方へは郵送でお届けしています。
もしご希望の方がおられましたら、ぜひ賛助会員に申し込みをお願いします。年会費 3000円です。
応援よろしくお願いします。
申込み方法の詳細は「育てる会 HP」に記載しています。
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