Japanese version only
令和 8年 2月 28日
第334号
NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会
![]()
334号 目次
2月は逃げる、3月は去る・・・
即実践講座、夜間連続講座、支援ツール勉強会 の 報告とお知らせ
世界自閉症啓発デー・キッズルーム・フリーマーケット・OHAの会 の お知らせ
スポーツクラブ・水泳教室・はやぶさの会・クローバーの会・青年の会 の お知らせ
お母さんコラム
ちゃーちゃん日記
私のお薦め本コーナー
「ザ・パターン・シーカー」
ぐんぐんだより
「ぐんぐんタッチ」
新聞記事のご紹介
![]()
岡山の地に粉雪が舞ったのは、つい2週間前のこと・・・。
それなのに今日の気温は20度とのこと。なんと季節の変わり目は急なことだろう。
立春を過ぎてから降る雪は、春の近い証と人が言う。
本格的春はすぐそこなのか?? それとも例年とは違って、今年は予測のつかない寒波が訪れないとも限らない。
油断しないで春を待とうと思います。
春を待つというだけでなく、いってしまう冬を味わいながら暮したいとも思う今日この頃であります。
みなさん、お元気でしょうか?
2月は日数が3日短いというだけなのに、あっという間に過ぎていくように思えます。「2月は逃げる」と言いますが本当にいつの間にか月末がやってきて、逃げられたって感じになっています。
語源を調べてみると、「1月往ぬる、2月逃げる、3月去る」と言うそうです。年の初めのこの3ヶ月は行事も多く、あっという間に過ぎ去っていくからとのことでした。私は「2月は逃げる」だけを覚えていて、いつも「2月は逃げると言うから、短く感じるわね〜」と言っていました。これからは「3月は去る」も言うことにしましょうか。
さて、そんな短く感じられた2月、今月は色んなことがあり、とても忙しい月となりました。
それで余計に「2月は逃げる」だったのでしょうね。
1 念願だった東大阪のピユアさんの見学に行かせていただきました。
2 中谷正恵さん親子とポートタワー。
3 大阪でTEACCH研究会の総会があり参加しました。
4 哲平が「つちのこ駅伝」と「そうじゃ吉備路マラソン」に参加しました。
5 韓国からグループホームの見学がありました。
6 月末には岡山県内の見学者が来られる予定です。
そして、3月に行う予定の哲平の勤続20周年のお祝い会の準備などいつもと違う予定が次々とありました。
そういう訳で、書きたいことがいっぱいあるのですが、順を追ってお話ししたいと思います。
まずは、2月6日(金)に東大阪市にあるNPO法人ピユア(旧:NPO法人発達障害サポートセンターピュア)さんの見学に行かせていただいたお話しから始めましょう。
写真をたくさん撮らせていただいたので、ご覧くださいね。
ピュアの代表の桧尾さんにご案内いただきながら、ピユア本部の建物とそれに付随する農園と、午後からは明日香村にある明日香ファクトリーという生活介護の事業所そして広い田んぼとグループホームも見せていただきました。
素晴らしく充実した内容に驚くと共に、同じ自閉症の子を持つ親として、頑張ってこられた桧尾さんの熱い想いを感じる時間となりました。
特によかったと思うのは、丁寧な支援に基づく暮らしと一人ひとりに合せた支援のツールの豊富さでした。一人ひとりを考える、とてもそこが大切です。自閉症は脳の障害ですから、みんな一人ひとりが違った存在です。一人ひとり違った個性を持ち、違った障害の度合いを持っています。ひとくくりには考えられない人たちへの支援は、困難を極めます。それを丁寧に取り組まれているピュアさんの取り組みに感動を覚えました。
多くのスタッフさんを束ねつつ長年取り組みを重ねてこられたことには、どれほどのご苦労があったことでしょう。頑張っていらっしゃる桧尾さんに同じ親としてエールを送りたいと思いました。
何かお手伝いが出来ないかと思い広報です。
これは、ピュアさんのところで作られているバジルです。
よければご注文くださいな。私は、グラタンやスパゲティそれにアヒージョなどの洋風なものにかけていただいております。
野菜の定期便BOXも販売中だそうです。
奈良県高市郡明日香村岡507-5 ピュアファーム 0744-47-2461
さて、2月7日(土)には、クレオ大阪東ホールにて、TEACCHプログラム研究大会がありました。
そこに参加したというお話をしましょう。
大会のテーマは「自閉症の人との豊かなコミュニケーションのために私たちができること」
とても大切で、改めて考えさせられるテーマでした。
基調講演は、門眞一郎先生による「TEACCHとの出会いから今」というお話しでした。
先生は、TEACCHプログラムを通して学んできたことや、理解コミュニケーションの大切さを、わかり易くお話しくださいました。
その一方で、「わかる」ようになること、と、「自分の思いを伝える」ことは別、と言うお話しもありました。そうした中で先生が出会われたのが、表出コミニュケーションに力を入れたPECSだったそうです。
講演では、大人になった自閉症の男性がPECSを使って、自分の気持ちを伝えていく様子が映像で紹介され、とても印象に残りました。
TEACCHは理解のコミュニケーション、PECSは表出のコミュニケーション、どちらも大切でどちらも欠かすことができないものだと、改めて感じる時間でした。
続いて私たち育てる会、赤磐ぐんぐんグループの実践発表がありました。
発表者は育てる会スタッフの松田紗代でした。
この発表は1歳代で自閉症とわかったAちゃんの3年間の療育の取り組みについてのお話でした。早い時期から親が子どもとのかかわり方を学び、日々の生活の中でそれを続けていくことで、子どもが大きく変わっていくという様子を、映像をお見せしながら伝えることができました。
赤磐ぐんぐんグループの療育は、親子が一緒に通います。週1回1時間の療育を行います。でも、それだけでは子どもの成長には足りません。親が療育の場でスタッフから学んだことを、ご家庭で実践されることが大切です。その場だけの時間にしないこと・・・、これが大切です。
楽しい遊びややりとりを通して、「人に気づく」「人と関わる」そういった土台を家庭の中で育てていく・・・そんなことを伝えられたらと願いました。
Aちゃんは1歳5ヶ月からぐんぐんグループに通い4歳ごろには言葉でのやり取りがぐんと広がっていく・・・そんな様子が紹介されました。やり取りの基礎を幼児期、しかもう〜んと早い時期に育てることが有効だということを、伝えられたでしょうか? Aちゃんのこれから先の人生に、ぐんぐんでの療育の成果がどのように繋がっていくか・・・。そんな未来が楽しみになるとてもいい発表だったと思います
他には、鳥取支部と佐賀支部そして育てる会でも講演をしてくださった中谷正恵さんと通われている事業所さんとの連携の様子が発表されました。
すべての実践発表が素晴らしく、TEACCHとPECSのことが一段と理解できた、行って良かった研究大会でした。
最近、講演会に行くのが少し億劫になっていた私でしたが、有意義なそして刺激的な機会でした。また暖かくなったら、アチコチ出かけて行こうかなと思っているところです。
次の日は、中谷正恵さんとお嬢さんのアキさん、そして私の三人で、中谷さんの愛車フィアットに乗って、神戸ポートタワーへ出かけました。
道中は和やかで、ちょっとしたドライブ気分です。
ところがはじめは小雪だったと思っていたのに……と思ったら、なんということでしょう。みるみるうちに大雪になって降り積もっていきました。
タワーに着いたときは、まだ「まだ大丈夫かな?」という感じだったのですが、館内でゆっくり楽しく過ごして、いざ帰ろうとすると、足元はザクザク。思わず「えっ!」と声が出るほどの雪景色になっていて、びっくりしました。
実はこのポートタワー、訪れるのは小学校五年生のとき以来だったのですが、久しぶりに行ってみると中身がとても充実していて、想像以上に楽しかったです。
光がやさしく明滅したり、手を触れるとパッと花火のように広がったり。足元には映像でお花が咲いていて、それが次々と姿を変えていく様子もとてもきれいで、つい見入ってしまいました。
帰りは新神戸まで送っていただき、そのままお買い物をして無事に帰宅。
雪と光に包まれた、心に残る楽しい一日になりました。
続いては、グループホームの見学についてのお話しです。
なんと韓国から2年前に続いて2回目の見学がありました。
私たちのグループホームの説明を通訳していただくのは大変だろうということで、事前にパワーポイントを韓国語で作ったものを、見ていただいてから訪問していただきました。
事務局のNくんは、AIを使いこなして、こういうことがとても得意です。そのお陰で、2時間足らずの短い時間の見学でしたが、しっかり見ていただくことができました。
わたしもN君に負けじと韓国語での挨拶をすることにしました。
「アンニョンハセヨ〜」くらいしかわかっていないので、挨拶文はN君に作ってもらったカタカナでゆっくり読みました。わたしなりの「お・も・て・な・し」喜んでもらえたみたいで良かったです。
他にも保護者の方や、支援者の方からのグループホーム見学依頼が次々ときています。
保護者の方がよくおっしゃるのは、「空きができたら入れてください」と言うことです。
ご案内しながら、私が親御さんたちにいいたいことは、困っているなら作ればいい・・・と言うことです。私たちは、小さな親の会ですけれど、必要だと思うことやものは、次々作ってきました。
親たちの希望を聞きながら作ってきました。
棚からぼた餅は決して落ちてはこないことを長年の子育てで私たちは知っています。
誰も私たちの子どもの為に、わざわざ、ぼた餅を作って配ってはくれません。
ぼた餅が欲しいのなら、自分でお餅を丸めて、アンコをまぶして作っていくしかないのです。
そうやって育てる会では「赤磐ぐんぐん」を作りました。水泳教室やサッカークラブ、キッズルームにOHAの会、座談会や勉強会、講演会に支援者のための夜間講座、そしてグループホーム・・・。
何でも子どもたちに必要だと思ったものは、みんなでお餅を丸めたら手に入れることができました。
育てる会だけでなく、アチコチで親たちが頑張れば、色んなものができていくと思います。
決して私たちの会だけのお話しではないと思うのです。
望めば与えられる。強い思いがあれば何だって叶うはず・・・。
そう信じて私たちは、グループホームを運営しています。
日本中で親たちが立ち上がればいいのではないでしょうか? ただ待っていては何も始まらないと思うのです。
小さな会の私たちだって作れたのです。きっと誰でもできると思うのです。
自分たちの子どもにとっていいと信じられるものは、自分たちで作るしかないと、そんな風に思います。
「日本中の親たちよ、立ち上がれ!!」なんて思うのですよ。
私たち育てる会でも、次の3つめのグループホーム「じゃんぷ」の建設へ向けて、また取り組みは始まろうとしています。
さて、我が家は6年前に現在地に引っ越してきました。
赤磐市の山際にあった自宅、家の周りにはイノシシやキツネ、タヌキが遊びにくるような自宅から、スーパーや図書館などが徒歩圏内にあるここの土地へ引っ越してきたのです。前の家はそのままにして、大きな倉庫のようにしています。
私の嫁入り箪笥や、たくさんの使わないけれど捨てられないものの置き場になっているのです。
時々そちらへ行って必要なものを持ってきます。そんな中に昔の住所録がありました。
長らくおつきあいのない方の住所と電話番号が載っていました。懐かしくなって電話してみたところ、「この電話は現在使われていません」との案内です。残念無念。聞きたいことがあったのですが、果たせませんでした。世の中はスマホの時代になっていて、家の電話は解約された方も多いようです。
我が家では今でも前からの固定電話を使っています。でも、今では掛かってくるのは殆ど変な勧誘の電話ばかりです。だから家の電話にかかった時には、「はい、何でしょうか?」と愛想のない返答をすることに決めている私です。
ところが、時々大切な懐かしい方からの電話もあって、失礼な感じを謝ることがあります。
たまには、そんな懐かしい電話が来ることがあるので、家の電話はまだ置いているというわけです。
見つけた昔の電話帳の中に、懐かしい人もあるけれど、こんな名前の人知らないなぁと言うような人の名前が書いてあります。
確かに私の字で書いてあるので、きっと交流のあった人なのでしょう。でも、覚えていない・・・。そんな人が何人も何人もあります。だんだん色んなことを忘れていっているようです。
テレビで「この読み方はなんと読むでしょう」というようなクイズがよくありますね。漢字検定一級なんてタレントさんたちが、楽々答えていかれます。
夫とふたりそれを見ながら、先に言えるか競争しています。時々わかる問題もあるけれど、大抵は難しく読めないことが多い私です。
それに加えて最近よくあるのは、ついこの間にもテレビで、この同じ問題を見た、見た、というような答えまで忘れていることです。衝撃です。
物忘れをしないためにDHAやEPAのような高いサプリを二人して飲んでいます。脳が活性化するなんていう甘い言葉についほだされて、飲み始めたお薬ですが、効果はあるのでしょうか?
物忘れはドンドン進んでいるように思うのですが・・・。飲まなければもっとひどかったのでしょうか?? わかりません。
そんな私ですが、最近思い出しにくい単語がいくつか出てきました。それは「もずく」と「ブロッコリー」です。夫や哲平に買い物をお願いしようとして、「アレ、アレ」となってしまっていました。
なぜすぐに思い出せないのか、わかりませんが、出にくい単語です。それで、いつもすぐ口に出せるようにと、壁掛けカレンダーの隅に「もずく」と「ブロッコリー」と書いている私です。
お陰で、この二つの単語はちゃんと出てくるようになりました。視覚的支援は加齢にも有効です。
さて次は、赤磐市であった「つちのこ駅伝」にスペシャルオリンピクスの仲間たちと襷を繋いだお話しです。
一般の参加者と並んで、自閉症で知的障害のある仲間たちで参加しました。去年は1チームでしたが、今年は2チームになっての参加でした。
哲平はAチームの第2走者です。14位で受け取った襷を、4位まであげての襷リレーでした。ごぼう抜きです。
かっこいい哲平に母は、自慢してしまいます。最後にたくさんのおやつをいただいて大喜びでした。
次に参加したのは、「そうじゃ吉備路マラソン」。
岡山県出身の青山学院大学の黒田朝日選手も参加する大会でした。黒田選手とは2メートルくらい離れたところでスタートだったのですが、写真が撮れなくて残念でした。
哲平は陸連登録でA-36というかっこいいゼッケンをつけてのハーフマラソンのスタートでした。
結果は、4611人中114位という成績で、タイムは1時間24分30秒でした。よく頑張りました。
ちなみに父さんも走って、今回は5キロをゆっくり走りました。
今月は、忙しいけれど充実した1ヶ月だったように思います。3月も頑張りましょう。
では、皆さんお元気でまた来月お会いしましょう。
(鳥羽 美千子)
![]()
支援者向け 発達障害支援 夜間連続講座 in 赤磐
令和7年度、赤磐市との共催による「発達障害支援 夜間連続講座 in 赤磐」です。
今年の講座は、全国の菊池道場の道場主として、子ども達のコミュニケーション力を伸ばすことに力を注がれている、教育実践研究家の菊池省三先生の講座です。
菊池先生の講座も、いよいよ次回が最終回となりました。
これまでの自閉症の特性の理解や支援方法を中心とした夜間連続講座とは少し違って、今年度の菊池先生の講座では、教室の中でのコミュニケーションを育て、子どもに自信を持たせ主体性を育てていくことが、発達障害を持つこどもたちにとっても、とても大切なことだと教えていただきました。
コミュニケーションスキルの苦手な自閉症児にとっても、「やりようはある」と希望をいだかせていただいた1年間でした。
さあ、いよいよ最後の菊池先生の講義です。心して学ばさせていただきましょう!
『 第10回 発達障害支援夜間連続講座in赤磐』
日 時:令和8年3月3日(火) 19:00〜21:00
場 所:オンライン開催(Zoom) 【後日配信あり】
テーマ:「教員間で意見交換しやすい雰囲気づくりの方法」
講 師:菊池 省三 先生(教育実践研究科:菊池道場 道場主)
主 催:NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会、赤磐市
参加費:一般 20,000円、賛助会員 17,000円、
赤磐市在住・在勤者 無料(全10回分)
申込・問合せ:Tel.086‐955‐6758、Fax.086-955-6748
それでは、第9回「教員自身のコミュニケーションスキルを高める」に参加された方からの感想です。
○ 今回も大変お世話になりました。やはり教師には「笑顔」が必要だと思います。「心からの笑顔」が。人の脳は、笑顔を見たら自然に笑顔になれる、表情が硬いと感動や熱意はシャットアウトして伝わらないと言われています。
「心からの笑顔」をあなたに向ける事。これは、AIには絶対できないことで、お笑いの「間」も人と人の間にしか生まれないと思います。そこには相手を思いやる心、思いを馳せる心持ち、相手と共にあると思えることが土台に育っていることが基本だなあと思いました。
○ かっちり分かりやすく内容を伝える一方通行の論理的スピーチ系と、掛け合いつながり合い呼応する双方向の話芸的な対話、2つの軸で伝えてくださるコミュニケーションスキルについて、対比的にとても分かりやすく、深く学ばせていただきました。
菊池先生が最後に見せてくださったDVDでの、スピーチ的な話もとても伝わりやすく端的て、こちらもまた素敵だなと思わせていただきました。
○ 今日も移動しながらでしたが、有意義なお話が聞くことができました。
子どもへの指示について、文章化する。いいなと思いました。案外あいまいな指示になりがちですよね。分析的に見ることの大切さがわかりました。また、コミュニケーションは、本当に相手を大事に思う気持ちが重要と思います。
初任者の先生にしっかりと伝えます。
○ 今日もありがとうございました。スピーチ的な話し方と応答のあるコミュニケーションの使い分けが大切で、型にこだわり過ぎないようにしようと改めて思えました。
ひな壇芸人ぐらいのリアクション力を発揮していき、私自身のコミュニケーション力を高めないといけないなと感じました。私もコンビニの店員さんなどに話しかけていきます!!
○ 「我が家はこれを大事にするという核が違う、この違いを知らないままにクラスで話し合うのは危険」という話にドキッとしました。自分の中の常識をそのまま押し付けるのではなく、各家庭の核は違うかもしれないことを意識し、相手の考えの核を意識して話し合うようにしようと思いました。
![]()
現場の先生のための即実践講座
令和7年度の即実践講座は、講師に鳥取大学大学院 教授の井上雅彦先生をオンラインにお迎えしての講座です。
井上先生の講座も、次回が最終回です。
第9回の講義の際には、先生の体調も悪い中、開催いただき感謝です。
なお、残り2回と限られている中、今回の講義は「きょうだい支援」から「行動問題へのアプローチ:実践編」に予定を変更していただき、問題行動とされる事例から「ストラテジーシート」に記入する方法、そこから対策を考えていく方法、アイデアの具体化など、まさに即実践と呼ぶににふさわしい講義となりました。
なお、今回残り回数の都合でお話しいただけなかった「きょうだい支援」につきましては、お聴きしたかった方も多いので、来年度にセミナーの形ででも・・・とお願いしているところです。
『 第10回 現場の先生のための即実践講座 』
日 時:令和8年3月25日(水) 19:00〜21:00
場 所:オンライン開催(Zoom) 【後日配信あり】
テーマ:「大人になるまでの支援で大切なこと」
講 師:井上 雅彦 先生(鳥取大学大学院医学系研究科臨床心理学講座 教授)
主 催:NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会
参加費:一般 23000円、賛助会員 20000円(全10回分)
申込・問合せ:Tel.086‐955‐6758、Fax.086-955-6748
それでは、第9回「行動問題へのアプローチ:実践編」をお聴きいただいた参加者の方からのアンケートの一部です。
○ ストラテジーシートの記入方法や使用方法について学ぶことができ、とても勉強になりました。実際に児童に関わる中で、問題行動が起こらないように工夫をしたり、起こった際に望ましい行動を教えるように意識していますが、シートに記入することで、行動の変化に気付けたり、対応の一貫性に繋がると感じました。
○ 行動問題へのアプローチに対しての進め方などを詳しく知る事ができました。
1人で考え込まず、チームで話し合い、連携しながら進めていくことを念頭に置きながら、子どもに向き合っていけたらと思います。
他にも100%望ましい行動ではなく、ちょっとマシくらいを考える(折り合いをつける)も大事だと知ることができ、自分自身の安心にも繋がりました。子どもと関わっていく時にはその視点も持って楽しく関わっていきたいと思います。
○ 本日もありがとうございました。日々の支援の中でも行動問題の理由の特定や予防が大切ということを感じています。
今日の講座では幼児期から環境調整、余暇支援、コミュニケーション支援を丁寧に行っていく必要性について触れられました。
余暇支援・・・あまりできていないなと反省です。いい気づきとなりましたので、今後の支援に本日の学びを活かしていきたいです。
○ ストラテジーシートの活用の仕方、それをもとに実践し、記録を取って、客観的に振り返り、ストラテジーシートの見直しや効果があった場合には般化につなげていく。アイデアを出し具体的に考えていくことの難しさは感じますが、活用の方法は少し理解できたように思います。
その方がうまくいかずに困っている“問題となる行動へのアプローチ”を重ね、生きやすさを広げていくとともに、表情が穏やかになる(楽しい)時間をどう作っていくか?
お話にもありましたように、余暇支援はとても大切だと感じています。私が支援している方々は大人の方ですので、ヘルパーさんの活用で少しずつでも余暇を広げていくとともに、『一人でゆったりと過ごせる余暇スキル』を見つけていくことがとても大切だなあと改めて感じました。
『本人が好きだからと言って糖尿病になるまでお菓子を与えてよいということではない』
『(なるべく健康に生きていけるように)どう折り合いをつけていくか』というお話も、今、支援で直面している課題としてその人の人生にかかわる者として、心して一緒に悩んでいこうと思います。ありがとうございました。
![]()
支援ツール勉強会の報告とお知らせ
18歳の春を目指すクラブによる支援ツール勉強会を開催してきました。
今年も講師は武蔵博文先生にお願いして、全6回無事修了しました。
2月3日(火)、第6回支援ツール勉強会を開催しました。
今回のテーマは「気持ちを落ち着けよう」。
イライラや不安などの感情に対し、自分で気持ちを落ち着ける方法について学びました。
前半は講師の先生による講義、後半はグループワークやカードゲームを通した実践的な学びの時間となりました。
感情を教える際には、「まずは快感情から教えることが大切」というお話がありました。
私たちはつい、困った場面への対応を先に考えがちですが、うれしい日記や大好き図鑑などを活用し、十分に快感情を理解することが土台になるとのことでした。
例えば、「自分のしたことで家族が喜んでくれた」といった経験も、幼いお子さんにはイメージしやすく、大切な学びになります。ドキドキ・ワクワクといった感情を表す言葉と、そのときの状況(いつ・どこで・だれと・何をしたか)を結びつけていくことの重要性を教えていただきました。ワークシートでは、気持ちのレベルに気づき、それを言葉で表現する方法をグループで体験しました。言葉と気持ちを関連づけていく支援の大切さを、改めて実感する機会となりました。
グループワークでは「気持ちメーター」を使ってイライラの大きさを考えたり、「かんがえマン」「プラスマン」といった各レンジャーの得意技の視点から出来事の捉え方を考えたりしました。参加者同士で意見交換をする中で、「そんな見方もあるんだ」「うちの子だったらこう思うかもしれない」といった新たな気づきが生まれ、理解を深めることができました。
後半は、書籍『カンジョーレンジャー』に掲載されているゲームを使った実演を行いました。
イライラや不安の原因となる場面を想定し、カードゲームを使ってどのように対処できるかをグループで考えました。
学校生活などを具体的にイメージしながら話し合うことで、実践につながる学びとなりました。
実際に我が家でも、このカードに助けられた経験があります。
現在高校生の長男は、幼少期は思い通りにいかないとカッとなり、衝動的な行動が見られていました。しかし、『カンジョーレンジャー』を一緒に読み、ワークシートに取り組み、カードを学校にも持参して先生と共有する中で、少しずつ感情をコントロールできるようになっていきました。支援の方法を学び、家庭と学校が連携して関わることの大切さを改めて感じています。
年齢や特性、困りごとはそれぞれ異なりますが、支援の土台となる考え方は共通しています。
少し先を歩む保護者の体験談を聞くことで見通しを持つことができ、不安が和らぐこともあります。
また、武蔵先生から直接アドバイスをいただけることも、貴重な機会となっています。
今年度の支援ツール勉強会は今回で最後となりますが、来年度も保護者の皆さんが集い、支援に役立つツールを学び合える機会を大切にしていきたいと思います。
( K )
〜参加者のみなさんの感想です〜
○ カンジョウレンジャーのゲームで、我が子にルールを教えるのに、こちらが疲れてしまうかも…。と思っていましたが、先生から「カードを見て、自分で読むだけでもいいんだよ」という言葉で、「なるほど」と思いました。
どうしても、ゲームをさせたい気持ちが勝ってしまって、子どもに対してもですが、自分も追い込んでいたように思いました。まずは、楽しそうなカードがあるぞ。と興味を示してくれるところから始めたいと思いました。
支援ツールの勉強会、楽しかったです。4月からまた環境が変わるので、どう支援していけばいいかをしっかり考えていきたいと思います。ありがとうございました。
○ 実際にワークシートに記入することで、普段なんとなくで流していることをしっかり考えられて良かったです。 また他の人の意見を聞いて、気づきもありました。
カードゲームを実際にやってみて、ルールもわかり楽しかったです。我が子には難しくてゲームとしてはできないと思いますが、カードを見るだけでも楽しそうなので、見せてみようと思います。 1年間ありがとうございました。 また参加したいです。
○ 小学校に向けて どういった場面でイライラや不安を置き換えることができるのか、たくさんの感情をみえる形で、何通りの落ち着く方法を知ることができました! 様子見ながら、カンジョウレンジャーの活用してみたいです! イライラや不安が起きる前に、何を使ったら良いのか事前に選ばす (本人が選びそうなカードを親が先に選んどく?)方法もありますか? 本人の性格もありますよね…今後できたらと思います。貴重な勉強会ありがとうございました!
○ 先生のお話がわかりやすかったです。 自分の感情を自覚して、折り合いをつけていくことはやっぱり簡単じゃないなぁと思いました。ただ、年月をかけて少しずつ育てていくこと、快の感情から教えることなど、コツがわかって良かったです。 いろんな感情レンジャーたちをみて、我が子が自分なりに落ち着く方法を親子で一緒に探していけるかなぁと思いました。ありがとうございました。
○ 子どものイライラや不安を何とかすることばかり考えていましたが、まずは楽しい、うれしいといった快感情への理解を深めてあげたほうががいいと聞き、なるほどなと目からうろこでした。
好きなものの切り抜きを貼る「大好きずかん」は手軽にできそうなので取り入れてみようと思います。
カンジョウレンジャーのカードゲームはルールがちょっと複雑で理解するのに時間がかかったので、子どもと一緒にカードを眺めるところから始めてみます。途中から4回の参加でしたが大変勉強になりました。
スケジュール表は早速家でも取り入れてみました。子どもと一緒に少しずつ改良しながら使い続けたいと思います。貴重な機会をありがとうございました。
○ 大人等は何か問題が起きても「これはこうすればいい」「〇〇に相談しよう」などすぐに対処ができても、そういうトラブルにでくわしたことがなかったら子供からしたらどうしていいかわからない・パニック・癇癪につながるよなぁ、そういう時にどう教えるってのがいつもむずかしいなと思ってました。ゲーム感覚で対処法が教えられるのはいいなと思いました!カードゲーム大好きな子なので家でもやってみようと思います。 ありがとうございました。
ここから下 ↓は 正会員向け行事のご案内 です。
※ 正会員について資格:自閉症のお子さんのいるご家庭で、原則 岡山県在住の方
(会員向け行事は岡山県内にて開催のため)会費:入会金3,000円+月会費1,200円×3月末まで (次の年から年会費:14,400円)
特典:正会員向け行事参加【 キッズルーム、サッカー&ドッジスポーツクラブ、水泳教室、木工教室、AAO活動(ガイドヘルプ活動)、木工教室、クリスマス会、OHAの会(高機能)、座談会(クッキング、マッサージ)、18歳の春を目指す会、さをり織り教室、はやぶさの会(男の子)、クローバーの会(女の子)、わいわいHoliday(青年の会)、おやじの会(山のぼり、BBQなど)】 など
他 セミナー等 正会員料金、毎月会報郵送
※賛助会員について資格:どなたでも
会費:入会金 不要、年会費 3,000円(入会された月から1年間)
特典:セミナー等 賛助会員料金、毎月会報郵送
正会員・賛助会員・療育・セミナー・連続講座等 申込み
http://sodaterukai.org/policy1.html
![]()
![]()
世界自閉症啓発デー チラシ配布協力 の お願い
毎年4月2日は、国連の定めた世界自閉症啓発デーです。
育てる会でも、例年通り4月2日(木)に自閉症啓発チラシを赤磐市内で配布の予定です。
毎年、赤磐市のマックスバリュ桜が丘店に協力をお願いして開催してきたのですが、事務局の隣のゆめモールが開店されたので、今年は2カ所で行なえないか、と検討中です。
2カ所で行なうとなると、これまでよりも人数が必要となってきますね。
春休み中ですので、お子さんの初めてのボランティア体験として思い出づくりにもなるのでは・・・と、参加のご協力お願いします。
日 時:令和8年4月2日(木) 各店舗開店後 (30分〜1時間ぐらい)
場 所:マックスバリュ桜が丘店(赤磐市桜が丘東5-5-279) か
ゆめモール山陽店(赤磐市下市473)
詳しい時間や集合場所はご協力いただける方に連絡しますので、LINEか086-955-6758まで
![]()
キッズルームのお知らせ
今年度もキッズルーム開催します!!
日 時:令和8年 4月29日(水・祝) 13:00〜15:00頃(受付12:45〜)
場 所:岡山大学 体育館
持ち物:うわぐつ、飲み物(必要な方)
参加費:500円 保険料込(2歳児から必要・兄弟児も同様)
1回のみの参加も大歓迎!!
お気軽にお問い合わせ、ご参加ください。 LINEか086-955-6758(事務局) (正会員限定)
![]()
育てる会 フリーマーケットの出店者募集
育てる会 第5回のフリーマーケット 4月18日(土)開催です。
出店者および来店者、募集中です。
この1年の間に事務局の周りもずいぶん賑やかになりました。
隣にマクドナルド、向かいにゆめマート、道を挟んですし丸やケンタッキーフライドチキンもオープンしました。
人通りも多くなってきたので、フリーマーケットに一般の方も覗いてくれるのではないかと期待しています。
そこで、まずは出店者の募集です。出店料は1ブース(ふろしき1枚ぐらい) 100円です。
並べる品が多い場合は2ブースほど予約してくださいね。
ちなみに昨年繁盛したのは、おもちゃや体験型コーナー、飲食コーナーなどでしたが、今年は一般のお客さんも来られると思いますので、他の品も売れるかもしれません。気軽に申し込んでくださいね。
詳しくは同封のチラシをご覧ください
そして、お客さん・来店者も大募集です。せっかくのフリーマーケット、お客さんが多くないとはじまりません。
楽しい催しも用意していますので、ぜひ声をかけあってご来店ください。
なお、昨年は大人の方も混じって大混雑、大好評(?)だった、育てる会行事恒例の「お菓子投げ」ですが、あまりに押し合いへし合いしたため、安全のため今年から子ども限定(小学生以下)とさせていただきます。
それも、小さい子でも取れるように幼児と小学生に分けて行ないたいと思いますので、ご協力のほど、よろしくお願いします。
![]()
OHAの会 の 報告とお知らせ
OHA(Okayama High functioning Autism)の会は、知的障害を伴わない自閉スペクトラム症(ASD)の子どもを育てる保護者のための、学びと交流の場です。
保護者が子育てのヒントを得て、悩みを共有し合えることが目的です。
今年度の講師は、川崎医療福祉大学 医療福祉学部 医療福祉学科の小田桐早苗先生にお願いして開催してきました。
}先日、2月14日(土)が今年度の最終回でしたが、1年間参加されたお母さんからの感想が届いています。
来年度も小田桐先生にお願いすることができましたので、どうぞご参加ください。
【令和8年度 第1回 OHAの会】 令和8年6月27日(土) 10:00〜12:00 Zoomにて開催の予定です (正会員限定)
ASDのわが子と過ごす毎日は、思わず笑ってしまう可愛さと、胸の奥がぎゅっとなるような迷いが、いつも隣り合わせです。
「知的障害がないASD児なら、言葉も通じるんだし、育てやすいでしょう?」そんな言葉を向けられて、返事に困った経験のある方もいるかもしれません。
2025年度のOHAの会では、川崎医療福祉大学の小田桐早苗先生とともに、吉田友子先生の『その子らしさをいかす子育て』をオンラインで読み進めてきました。
半年ほど前の会報では、この会の進め方をご紹介しましたが、今回は一年間続けてきたからこそ感じられた変化や深まりをお伝えできたらと思います。
毎回の読書会では、文章の一節が、子どもたちの行動の背景を考えるきっかけになりました。
最初は「どうして伝わらないんだろう」「また同じことでつまずいてしまった…」と感じていた場面が、回を重ねるうちに、「困らせようとしているんじゃない」「この子なりの理由があるんだ」と、少しずつ見え方が変わっていきました。
これは、個人で読んでいた時には得られなかった気づきです。ゆっくり丁寧にみんなで読み進めたからこそ、言葉が自分の中に落ちていく感覚がありました。
後半の語り合いでは、参加者それぞれのエピソードが、毎回の学びをさらに深めてくれました。
似た悩みにうなずき合ったり、まったく違う視点にハッとしたり、以前の相談からの進展や成長を伺えると、わが子のことのように嬉しくなったり。
「私だけじゃないんだ」と思えることが、どれほど心を軽くしてくれたか分かりません。
そして、一つ一つのお話に対する小田桐先生の「分かりますよ」「まずお母さんが花丸ですよ」という言葉は、親としての自分がそっと肯定される時間でもありました。
吉田先生の本から伝わるあたたかさ、そして小田桐先生の声の持つ優しさ。
私たちが受け取ったものは、「もっと頑張らなきゃ!」ではなく、「この子と一緒にやっていこう」という静かであたたかな気持ちでした。
完璧な親でなくていい。特別な専門家でなくてもいい。まずは「知ること」から始めればいい。
吉田先生と小田桐先生は、そんなふうにそっと背中を押してくれます。
途中参加でもまったく問題ありません。来年度もまた、新しい仲間と出会えることを楽しみにしています。どうぞ気軽にOHAの会に参加してみてください。
きっと、「なるほど」と思えるヒントが、「大丈夫」と思える時間が、やさしく見つかります。
![]()
サッカー&ドッジ スポーツクラブの報告とお知らせ
2月21日(土)に本年度最後の活動となる第5回サッカー&ドッジスポーツクラブを開催しました。
体育館に到着したばかりでは「寒い〜」という声が聞こえていましたが、ラジオ体操、ダッシュ、リレーを終えたころには「暑い〜」の声に変わっていました!
また岡大ボランティアさんの中に今回、初めて参加される方が何名かおられたのですが、みなさんあっという間に打ち解け、のびのびと活動することが出来ました。
毎回、最後に追いかけ玉入れをするのですが今回はなんとおひとりで50個の玉を入れた方もおられ、カゴはパンパン!!大盛り上がりとなりました。
来年度もサッカー&ドッジスポーツクラブ開催しますので、ぜひみなさんご参加ください!! (正会員限定)
令和8年度の第1回は5月30日(土) 岡山大学体育館にて開催の予定です。
詳しくは同封のチラシをご覧ください。
![]()
水泳教室のお知らせ
日 時:令和8年3月15日(日) 15:30〜17:00
場 所:OSKスポーツクラブ(岡山市北区絵図町1−50)
連絡先:育てる会事務局(086-955-6758)
★水泳教室に新たに参加されたい方、体験されたい方は事務局までお問い合わせください。
体験してみたい方は、2回までOKです(1回 1000円)。
プールは正会員限定で、育てる会の貸し切りで使っていますので、安心してお越しください。
★欠席される方は3月12日(木)までに事務局に連絡してください。
令和8年度 水泳教室 参加者 募集!!
4月19日(日)から始まる令和8年度の水泳教室の参加者を募集しています。
顔付け・水慣れコースから各種泳法まで、自閉症の特性に配慮した教室です。
育てる会の会員向け教室なので、少々騒いでも大丈夫、気兼ね無くご参加ください。
(年少・水慣れコース) (年長・成人コース)
なおこれまでは貸切で行なっていましたが、会場の大人用プールが閉鎖となったため、令和8年度は、端の2レーンを高齢者や障害のある方の水中ウォーキング用にお譲りすることになりました。
更衣室等は別にしてもらい、間には使わないレーンも挟みますので、いままで通り安心して参加ください。
教室は8月を除いて、年11回の開催です。令和8年度より貸切でなくなる分、年会費は10,000円とさせていただきます。
(体験参加は、今まで通り1回1000円です) (正会員限定)
ボランティアさんも引き続き募集中です、よろしくお願いします !!
(担当: I & S)
![]()
はやぶさの会 の お知らせ
「はやぶさの会」は、ASDの育てる会正会員メンズたちの友達作りの会です。
みんな次第に大きくなり、勉学や部活に忙しくなってきました。この春、高校に進学する仲間もいます。
それでも気兼ねなく話せる、帰ってくる場所としてのはやぶさの会でありたいな、と、また3月〜4月ぐらいの会を企画中です。
新しいメンバーも大募集中!! 小学生以上のASD診断のある男の子・友達がほしいなと思っている子が対象です(兄弟で参加したいという場合、その兄弟にもASD診断が出ている場合には参加可能)。
ぜひ事務局(086-955-6758)までお問合せください♪ (正会員限定)
(担当:M)
![]()
クローバーの会 の お知らせ
「クローバーの会」は、ASDの育てる会正会員女子たちの会です。
学期に一回程度集まって、皆で一緒にご飯を食べたりカラオケをしたり遊んだりおしゃべりしたりを楽しんでいます。
こちらも3、4月ころに集まりたいなと思っています。
メンバー大募集中!! ASDの診断のある女の子は、男の子に比べて少ないので、貴重な場になるのではと思っています。
小学生以上のASD診断のある女の子で、友達がほしいなと思っている子が対象です(姉妹で参加したいという場合、その姉妹もASD診断が出ている場合には参加可能)。
興味のおありの方は、事務局(086-955-6758)までお問合せください♪ (正会員限定)
(担当:M)
![]()
青年部 わいわいHoliday の お知らせ
青年部 わいわいHoliday は、育てる会の中でも知的障害を伴う青年たちの会です。
なかなか友人たちとお出かけができにくい彼らです。親たちでそんな彼らに休日を楽しむ機会を作りたいとカラオケやボウリング、会食、小旅行などを企画しています。
いよいよ彼らからの希望の多かった大阪のUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)への小旅行です。
日帰りのバス旅行にみんなで“わいわい”と出かけましょう!!
日 時:令和8年4月12日(日)
場 所:大阪USJ
参加費:実費(チケット代・バス代は各自)
詳しくは同封のチラシをご覧ください。
青年部では、高校生〜成人男子 で参加者を募集しています。
興味のある方は事務局まで問合せくださいね。 (正会員限定)
育てる会LINEか、Tel.086-955-6758、E-mail acz60070@syd.odn.ne.jpです。
(担当:M & T)
![]()
お母さんコラム
中3でASDの診断のある特別支援学級(自閉症・情緒学級)に通う息子と、小3でASDの診断のある通常学級+通級指導教室(自閉症・情緒)に通う娘を持つ母が、普段の我が子との日々をつれづれに書いているコーナーです。
どうぞ気軽な気持ちで読んでください。
今日は娘の話。
小3になり、友達も幅広くなってきて、親の知らない友達も増えてきています。
先日「明後日の放課後にAちゃんと遊ぶ」と唐突に言い出しました。
おい待て。父も母も仕事やぞ。自宅から学校まで片道1時間。学校終わってそのままは遊べないから一旦帰って遊びに行くだと?
「仕事早めに終わらせて帰ってきてよ。送ってほしいな」とのこと。急には無理だよー!?
ということで、その日はお断りをし、平日を一日挟んでの休みの日に約束をして遊ぶことにしてもらいました。
そのためには、まず相手のお母さんの連絡先のアポ取りが必要。
連絡帳に「Aちゃんのお母さんへ渡すこと」とした付箋とともにこちらの連絡先を書いたメモを用意。
娘の学校には「お手紙交換禁止」という決まりがあるので、「これは、Aちゃんのお母さんに渡す、うちのママからの分です」「私の手紙じゃありません」と言えば良いことを伝えて持たせました。
夕方、Aちゃんのお母さんから電話があり、「ちょっと昼から予定があるので」と言われて、時間などを調整してやれやれ・・・。
そのことを娘に話すと「あー、楽しみだなー!全部で6人かー!何して遊ぼうかなー」とウキウキしている娘。
・・・はああ!???? 6人!???
よくよく聞いていくと、元々はAちゃんと二人で遊ぶ約束をしていたけれど、その話を聞いた他の子たちも遊びたいとなり、結果として6人ぐらいになったと。
おいおいおいおい。
残り4人、Bちゃんは同じ園の子だったので、慌てて連絡 → 別のお子さん(Cちゃん)の連絡先を知っておられたので、伝達を依頼。
DちゃんはPTA繋がりで連絡先が分かったので急ぎ連絡。でも、最後の一人Eちゃんは全く連絡先誰も分からない・・・。
折しも雨が降りそうな空模様で・・・。
そして運の悪いことに、私に予定があって付き添えない日程。
スケジュールなどを提示しながら、持ち物や約束事を具体的に示していきました。
一人だけで動かないこと・別行動をせずに一緒に遊ぶこと・どうしても帰りたいとなったら、大人を呼ぶこと・マックやコンビニには行かないこと・・・それらのお約束をお母さんたちにもお知らせし、当日の緊急連絡先などもシェアし、夫に娘のことを頼み、なんとか当日を迎えました。
結局6人以外にも来た子がいて、大所帯で遊ぶことになったそうですが、楽しめたようで、良かったです。
本人は「スケジュールとか約束とか先に決めてくれていたから、分かりやすかったし、皆にも説明しやすかった!」「皆も分かりやすかったみたいだよ」と喜んでいました。
人付き合いが苦手な私ですが、わが子のためならコミュニケーション力を発揮できることが判明しました。
でも、次はもう少しせめて一週間は余裕が欲しかったなぁと思いました(笑)。やれやれ!頑張った!!
(cyacya)
![]()
ちゃーちゃん日記 (あるASDの女の子のお話)
ASDの子ども二人を育てる母親であり、AS当事者でもある私のこれまでの日々や現在の様子を紹介するコラムです。
脈絡ない話や時系列が昔だったり今だったりで、分かりづらいかもしれません。思い出したままをお伝えしていくので、整理されていませんが、お気軽な気持ちで読んでいただき、良ければ「おもろいな!」「不思議!」と皆様の身近にいるASDの人たちの感じ方や暮らし方を知ることに少しでも繋がればと思っています。
今日のテーマは、「仮定の話 〜もし○○だったらどうする?〜」です。
私は石橋を叩いて渡るタイプです。
石橋の安全性について何回叩いたら確認できるのかをネットで調べて、実際にそれを試して叩きまくって、「それだけ叩いても安全でない可能性があるのか」を調べて、「もしも落ちた場合、どうしたらいいか」「どういう状態になったら危険なのか」も調べて、一歩ずつ慎重に進んでいきます。
以前のこの当事者コラムでも「ネタバレを知らないと安心して映画などを見られない」「結末が分かっている方が安心していられる」という話は書いたことがあります。それとある意味、似ているかもしれません。
安心したいから、調べるし確認します。
そして、基本的には「常に、最悪を想定する」ようです。
学生の頃は「テストに出るところに山を張ったところで、そこがテストに出る訳がない」と思って勉強していましたし、恋愛している時には「『付き合って』と伝えても、おそらく断られるだろう」と思って告白していました。
悲観的と言えば悲観的、現実主義と言えば現実主義です。
社会人になって仕事をするようになっても、それは顕著に現れました。
「この人にこれを伝えたら、どうなるだろうか」と予測しながら人と話をします。
「今このことを指摘することで、どのような変化が起きるだろうか」と考えながら指導します。
雑談でも「これを話すことで、どんな展開になるだろうか」を推察してから雑談をします。
それは、リスクマネジメントというか、「自分の処理できる範囲内に収めるため」の努力と言った方がいいかもしれません。
うまくいくことを予想していると、それが現実になれば嬉しいですが、うまくいくと思っていてうまくいかなかった時には、気持ちの上でのストレスや傷つきは大きくなります。そこから平坦な気持ちにまで戻すのには時間もエネルギーも必要になります。
「常に、最悪を想定する」ようにしておけば、うまくいかなかったとしても「だと思っていました」と対応すればいいだけですし、うまくいけば「ええ!?やった!!」と喜べばいいだけです。エネルギーが少なくて済みます。
こんな風に言うと、定型発達の人からは「それって楽しい?」と聞かれてしまいますが、自分の気持ちや心を平穏に保つためには、私にとって必要な努力だったりするんですよねぇ。
また、気持ちを平穏に保つために、一人の時間や好きなことに没頭する時間は意識的に取るようにしています。
特にカウンセリングや座談会業務があったり、研修会や勉強会で発表したり、ケース会議などで複数の人とやりとりしたり、あと数名の友達とごはんを食べたりしたときには、この一人時間は必須です。
「自分を取り戻す」ためのルーティンなのかな? これも、多分独特なのかもしれませんね。
人が嫌いなわけではないのですが、やっぱり人との関わりは、なんなら家族でさえもわが子でさえも、気疲れしちゃうのです(笑)。不思議でしょう?
(ちゃーちゃん)
![]()
| ぐんぐん だより |
今月の「ぐんぐんだより」、担当は「ぐんぐんタッチ」です。
「ぐんぐんタッチ」ではPECS(絵カード交換式コミュニケーション・システム)を取り入れた療育に取り組んでいます。
ぐんぐんタッチ(児童発達支援・放課後等デイサービス)
〜PECSを通じたコミュニケーションの広がり〜
今回は、車が大好きな4歳の男の子、Aくんの取り組みをご紹介します。
ぐんぐんタッチでは、PECSを使って、コミュニケーションの広がりを目指した支援を行っています。
Aくんは、少し言葉もあるお子さんです。
彼には好きな物がたくさんあります。車だけでなく「お店」も大好き。プレイルームからゆめタウンが見えると、「ゆめタウン見えた!」と嬉しそうに教えてくれます。伝えたい意欲はとても強く、彼にはお話しできる言葉がありますが、一方で、伝えたい相手を意識せずに独り言のように呟いてしまったり、場面によっては言葉が出にくくなったりするという様子もありました。
そこで“相手に確実に伝わる経験”を積み重ねるため、PECSを活用しています。
今の目標は「人への般化」。特定の先生だけでなく、誰に対しても伝えられるようになることを目指しています。
【おやつの時間・あそびの時間・先生との学習の時間での取り組みの様子】
おやつの時間には、まずは大好きな「サッポロポテト」を要求する場面を作りました。
いつもと違うスタッフが、彼が好きな“サッポロポテト”を持っています。いつものスタッフには、“サッポロポテト”“ください”とPECSの文カードに絵カードを貼り、それを相手に手渡しながら「サッポロポテトください!」と自発的に要求を伝えることができるようになっていましたが、“いつと違う”という状況になると、直接おやつに手を伸ばしてこようとして、彼が取ろうとするのを阻止(おやつを少し遠ざける)と、絵カードを投げてしまったりする行動が見られました。
自発的にPECSを使ってコミュニケーションすることは難しかったのですが、PECSブックをトントンと指差しするプロンプト(手助け)をスタッフがすると、文カードに絵カードを貼って、いつものスタッフにするのと同じように要求を伝えることができました。
ただし、発話はありませんでした。
でも、“サッポロポテト”“ください”と文カードに貼っているので、彼が何を欲しいのかはすぐにわかります!
「サッポロポテトが欲しいんだね! どうぞ! 上手に伝えることできたね^^」と褒めてると、Aくんはとても嬉しそうにしています。
その後も2回、指差しのプロンプトが必要でしたが、徐々にプロンプトを控えていくと、4回目には自発的に伝えることができるようになりました。
あそびの場面でも同じように、はじめは自発的に伝えることが難しい様子が見られたのですが、おやつの時間と同じように、自発的に伝えることができるようになりました。
また、先生との学習の時間には、ジョブレイバーのカードマッチング(学習)では、あえて「カードが足りない」状況を設定しましたが、彼は、足りないことに気づくと、自発的に要求を伝えることができました。
【「こうやって伝えたら伝わった!」が自信になる!】
言葉もあるAくんですが、始めての相手に対して、はじめてのことに取り組む時などは、黙り込んでしまって何も言えなくなる様子がよく見られるお子さんです。
PECSを使って、人の般化を取り組んだ場面でも、”サッポロポテトください”は、言葉でも言えるスキルがあるのですが、PECSを使って文章は構成して相手に渡して伝えることはできるけど、発話はしませんでした。
でも、その時に、私たちは発話することを強要しないようにしています。
PECSで伝えてくれたことで、「よくわかったよ^^」と伝えてもらった時のAくんは、ホッとした様な、嬉しそうな表情に見えました。その後、Aくんは、いつもと違うスタッフに対しても、PECSで文章を作って伝えながら、発話もして伝えるようになってきています。
PECSを使わずに、「○○ください」「○○したいです」と言葉で伝えてくれる場面もとても増えてきました。
今回は、もう一つ紹介したいエピソードがあります。
ぐんぐんタッチ1年目の会報でも紹介したことのあるエピソードですが、”子ども同士でのPECSを使ったやり取り”についてです。
まだまだ自発的に子ども同士だけでのやり取りではなく、支援者のサポートが必要な場面が多いのですが、子ども同士でのやりとりの場面を作っていくことで、子どもたちのコミュニケーションのスキルが伸びていることが実感できています。
先日も、4歳のお子さんが、3歳のお子さんに向かってPECSで要求を伝える場面がありました。
無言語のお子さんと、少し発話のあるお子さんのやり取りだったのですが、PECSで”くるま””ください”と、伝えました。
もう一人のお子さんはその文カードを受け取って、じっと見ていました。
どうするかな?? と思って、様子を見ていると、自分が持っていた車の中から1台車を選んで、「どうぞ」と言って、車を貸してあげることができました。
車を受け取ったお子さんは、たぶんですが、、、1台ではなくもっとたくさんほしそうな感じではあったのですが、車を受け取って、その場から離れ、机の上で車を走らせて遊び始めました。
納得した様子でした^^
また別の場面では、伝えたけど、”だめ”と言われてしまうこともありました。
その時は、怒るかな??と思ったのですが、PECSブックに戻って、他のおもちゃのカードを選んで文カードに貼って支援者に要求を伝えることができる場面もありました。まさに”やり取り”ができている!と思った場面でした。
ぐんぐんタッチでは、家族同室での療育を行っているため、こうした成長の瞬間をスタッフとご家族でリアルタイムに共有できます。
はじめに紹介したAくんの様子もご家族と共有し、”こうすれば伝わる” 成功体験としてコミュニケーションを成立させていくためにPECSがとても役立っていて、彼には有効だということを確認できました。
今は、Aくんは「てつだってカード」を使って、”援助要求”の練習に力を入れて取り組んでいます。
子ども同士とのやりとりの場面もご家族と一緒に見て、「伝わったのがうれしそうでしたね^^」
「だめって言われたけど、他の物を要求してきたということは気持ちの切り替えもできたということですね^^」と、お子さんの成長の様子を目の前で一緒に確認することができ、そして、その成長に視覚的な手立てでもあるPECSがとても役立っているということを確認することができました。
これからも、ご家族の方と一緒にお子さんの成長をよろこび、そして、子どもたちのできることをたくさん増やしていくために何が必要かを一緒に考えていくことを大事にしていきたいと思っています。
(ぐんぐんタッチ療育スタッフ: S & K)
![]()
新聞記事のご紹介
2月21日(土)の山陽新聞朝刊の『育む・学ぶ ふつうって? 〜子どもの発達と向き合う』シリーズの「A 相談する」の記事の中で、鳥羽代表へのインタビューが掲載されていました。
代表のインタビュー部分です。
そうですね。
発達障害は、進行性の癌などの病気と違って、発見が遅れたからといって手遅れになってしまうことはありませんね。
もちろん早期発見、早期療育に越したことはありませんが、いくつになっても障害が分かったときから適切に対応・支援すれば、親も子も生きやすくなっていくのは間違いありません。
『人は必ず成長する』というのは、服巻智子先生のブログのタイトルですが、それを信じて、鳥羽代表の言うように「わが子のいいところをたくさん見つけて、一番の理解者になってあげてほしい」と願っています。
![]()
以前は「育てる会会報」はHPにも全文をUPしていましたが、容量等の事情により、現在は一部抜粋にさせていただいています。
なお会報は正会員・賛助会員の方へは郵送でお届けしています。
もしご希望の方がおられましたら、ぜひ賛助会員に申し込みをお願いします。年会費 3000円です。
応援よろしくお願いします。
申込み方法の詳細は「育てる会 HP」に記載しています。
![]()