Japanese version only
令和 8年 3月 31日
第335号
NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会
![]()
335号 目次
春の気配に
育てる会自閉症啓発セミナー
「本田秀夫先生講演会 V」の報告
即実践講座、夜間連続講座、支援ツール勉強会・フリーマーケット の 報告とお知らせ
育てる会総会・キッズルーム・スポーツクラブ・水泳教室 の お知らせ
はやぶさの会・クローバーの会・青年の会・OHAの会 の お知らせ
お母さんコラム
ちゃーちゃん日記
私のお薦め本コーナー
「発達障害の私だからこそ、成功できた」
ぐんぐんだより
「ぐんぐんぴっぴ」
寄付のお礼とお願い
![]()
暦の上ではとっくに春だというのに、行きつ戻りつしながら、近づいては遠のく春の気配です。
それでも庭の花壇を見てみますと、秋に植えておいたチューリップやフリージアがかわいい芽をニョキッと出してくれています。
もうすぐやってくる春爛漫の準備が整いつつあるようです。
先日春の花壇の為にスイトピーの苗を買ってきました。支柱も立てて、準備万端です。
今年は真面目に花壇のお世話をしていけたらと考えています。忙しいと、ついおろそかになる我が家の庭仕事です。
植物は、本当に正直でお世話を焼いてやるとしっかりと応えてくれます。
でもちょっと手を抜くと、雑草が花壇を覆い尽くし、植えていた花たちを覆い、我が物顔に大きくなっています。重い腰を上げて、なんとか夫の手も借りつつ、雑草退治ができました。
今年こそ花壇にお花をいっぱい咲かせてみましょう。
友人が持ってきてくれたクリスマスローズが、淡い赤紫の花をつけています。今咲いているのはルピナスと、クリスマスローズ、そしてガザニアです。もう少しすれば、チューリップやフリージアも咲いてくれることでしょう。
この家に越してきて最初の夏は、花を一度も買わなくていいくらいのお花でいっぱいだった我が家でした。
忙しくなってそれどころでなかったある1年のお陰で、すっかり草に覆われてしまった花壇でした。友人からいただいた綺麗な紫陽花も何本も枯れてしまい、今は青息吐息となった残りの4本を大切にしていこうと思います。
哲平が週末にはグループホームから帰ってきて必ず水やりをしてくれます。
気をつけておかないと、雑草で覆われていたときにも彼は丁寧に水やりをしてくれたものですから、雑草さんも大いに茂ってくれました。
我が家の庭は、良く言えば欧米風、道路に面して塀がありません。
その為、道を通られる方が、庭を見ながら通っていかれます。花いっぱいの庭にして道行く人たちの目を楽しませたいものです。
3月4日(水)には、第135回の自閉症啓発セミナーが行われました。
本田秀夫先生のお話は、とても楽しくて、自閉症の人たちにどう接していけばいいのかがわかりやすく語られました。
特に印象的に覚えているのは、
「グレーとは 白ではなくて 薄い黒」
という先生が作られた川柳です。
どんなに薄いグレーでも白にはなれない薄い黒です。だから発達障害がなくなることは決してないということ、特性はきっちり残りますよ・・・、でも、その特性を持って生きていけばいいじゃないのというお話しでした。
実を言うと私も夫もそういう特性を持っていると感じます。
でも、この会報でこういう風に書けると言うことは、その特性を認め、その特性を活かして生きてきたという自覚があるからだと思うのです。こんな親の会を立ち上げ、30年近く活動してくるような人間が、定型発達であるわけがない。世の中を見回してみても、相当変わっている人間だな・・・と、自分のことを思います。
これまでの長い年月の流れの中で、こんな特性ですから生きにくい時期があったことは確かです。
でも、このままでいいと言ってくれた夫と知り合ってから、私は自分を認めることができたように思うのです。ありのままを認めてくれる。そういう人が一人でもいれば、人は自信を持って生きていけるのではないでしょうか。
話をもとにもどすと、親が我が子の特性を認めて、薄いグレーの良さを認めていくことで、白ではないそのなんとも言えぬグレーの色合いを、楽しみながら育てていくことで、子どもはその良さを活かして、自信を持って生きていってくれるのではないでしょうか?
親はなんとか、グレーと診断された子どもを定型発達に近づけたいと願いがちです。
でも、いくら薄めようとしてもグレーはグレー、真っ白にはなれない。いいじゃないの、グレーはグレー、自閉症の特性を持った大人になればいいだけ。そして、いつか自閉症のおじいさんになればいい。
何を恐れることがありましょう。面白い、一風変わったお兄さんからおじさん、そしておじいさんになれるよう、その子の良さを見つけてそこを褒めて育てていけばいいだけでしょう。
本田先生もご自身が自閉の特性を持った方だ、とのことです。
お父様から「人と同じことはするな」と言われてこられたそうです。素晴らしい教えだと思います。
ともすれば、人と違うことをする我が子に、ちゃんとしなさいとか、どうしてみんなと同じようにできないのかと、悲しく思う親御さんがおられます。
そうではなく、その子の良さを見いだして、そのままでいいと思えること、人に迎合させようとしたり、人に合わさせようとはせず、我が道を歩んで子育てをしていくことで、結果的にはお子さんが安定した人生をおくられるのではないでしょうか?
私はそういう親でありたいです。
お話し変わります。
先日3月25日、最後の夜間講座で井上雅彦先生のお話がありました。
当日のお話しは「成人期を見通した支援 大人を目指して今できること」というテーマでのお話しでした。
こだわりや感覚過敏は、年齢と共に軽減していくことを、小さい頃から支援してこられたクライアントさんに聞き取りをしたことを、表にして示してくださいました。
小さいお子さんを育てておられるお母さんには、きっと心強いお話しでしょう。
井上先生も先に話した本田先生と同じように話されました。
以下レジメの中から抜粋です。
大人になっていくときに自分の良いところ(強み)を知ること
弱点はすべて努力で克服しなくて良いことを知ること
みんなと同じでなくても良いことを知ること
奇しくも井上先生と本田先生は同じことを言われているのに気づきます。
違っていることを認め、それでいいと思える気持ちに育てていくことが何より大切といわれているんだと思えました。
「みんな違って、みんないい」
でも、違いをそのままにして、何の努力もしなくていいと言うのではありません。
人との違いを知りつつ、みんなに合わせていくのではなく自分の良さを知り、その良さを伸ばしていく努力は必要でしょう。
自分の良さを誇りとしながら生きていけばいいそう思いました。
それではどのようにすれば、そういう気持ちをはぐくめるのでしょうか?
早期療育の大切さをここで私は感じました。親が早期に我が子の特性に気づくことが大切です。そして、みんなと違う我が子を知り、それを理解して育てていくことこそが早期療育の最も大切な部分ではないかと思うのです。
子どもは、他の子と違うけれど、同じようにしたいと願うことで、無理をさせたり、うまくいかないことで自己肯定感が損なわれるようなことになっていくより、ありのままを認め、褒めて育てていくこと、それこそが大切です。
子どもの幸せな人生とは何でしょう。本田先生と、井上先生のお話を同時期に聴いて、つくづく考えさせられたことでした。
正会員の方には後日配信がありますので、事務局までお問い合わせください。
さて、3月15日(日)、哲平の勤続20周年のお祝いの会を、ホテルグランビア岡山にて行いました。
学校時代にお世話になった先生方や、お仕事でお世話になっている支援員をしてくださっているTさんにも参加いただいて、暖かな会を催すことができました。
初めに支援学校当時のO校長先生が乾杯の挨拶をしてくださって、その後、哲平が挨拶をしました。文章は私が書いたものでしたが、哲平が理解できる内容にしました。
以前、NHKで放映してくださった哲平の映像を流し、みんなであの頃を懐かしい思いで振り返ることができました。
10周年の時にも、同じホテルグランビアでお祝いの会を行いました。
次は30周年がもし迎えられたら、またこのホテルで行いたいと思っております。
ただ、入社当時お世話になってお仕事用のジグや支援グッズを丁寧に作ってくださったT部長は、鬼籍に入られてしまいました。残念です。
自閉症でこんなに知的にも重い子を丁寧な支援をしていただくことで、20年という長い期間お仕事させていただくことができています。ありがたいことです。
その昔、高等部3年生の夏休みを利用して、先生の勧めで障害者職業センターにて2週間の就労のための研修・評価を受けました。
当時は、センターには視覚的支援もなく、ただモデルと口答指示だけでの研修でした。
私も見学させていただくことができましたが、ここに視覚的指示が少しでもあれば哲平はちゃんとお仕事できるのに・・・と強く思ったのを覚えています。
そして研修の最後の日、進路指導のF先生、担任のT先生と共に、担当の方から評価結果を聞かせていただきました。
「鳥羽さんは、相当な支援がなければ、就労は難しいです」
その言葉に、私はその時とっさにこう問い返しました。
「と言うことは、相当な支援があれば、就労は可能ということでしょうか?・・・」
進路指導のF先生は、この評価を受けて、「相当な支援のあるところということは、小さい事業所さんでは無理で、大きな会社でなければ難しいだろうと思います。頑張って、探します」と言ってくださいました。
そしてNTNテクニカルサービス株式会社というNTNの子会社で実習させていただくことができました。
実習をすると、コツコツ頑張る姿を見て、当時のテクニカルサービスのS所長さんやT部長さんが、なんとか正式に就労させたいと
思ってくださり、今の夢工房という独立した落ち着いた環境が整備されました。
当時のNTN株式会社の鈴木社長も何度も様子を見に来てくださって、頑張りを評価してくださいました。
支援員のIさんは、打てば響くような素早さで支援を考えてくださる方でした。
お陰で安定して20年、お仕事続けることができました。多くの皆さんの支えがあった20年間でした。
自閉症の人は、働くのに向いていると私は思うんです。
お仕事を覚えるのには、定型発達の人に比べると、とても時間が掛かります。でも、一度覚えたら、その通りにしっかりやろうとします。
そして、根気があります。無駄口もたたかず律儀です。正直に頑張ります。
人手不足の現在です。海外の方を雇うより、自閉症の人を雇用する方が効率がいいと思うのですが、どうでしょう。
さて、最後の話です。3月26日〜28日、京都と奈良へ桜見物に出かけました。
4月2日ぐらいに行けたらと思い申し込んだのですが、そのあたりのツアーはもう満席で、唯一とれたのが3月26日からのツアーでした。覚悟はしていたのですが、やはりまだ少し早いので、桜の見頃と言うにはほど遠く、3分咲きから所によっては2分咲きというところでした。
でも、哲平と夫の3人で行く先の計画を立てる必要もなくて、のんびりバスに揺られているだけの気楽な旅は、今の私たちにはいいかもしれませんね。
その旅の中で哲平が私の支援を嫌がらずやってくれたのです。
皆さんにその話をしたくてここに書きましょう。
今回の旅は鞍馬寺や三千院、吉野の山など、山の中の寺が多く、階段や山道の歩きが多い旅でした。
私は膝が悪く、あまり早くは歩けません。
皆さんについて歩くのが精一杯の状態です。見上げるばかりの階段を上るのですが、そんな時「てっちゃん手を引っ張ってください」と頼むと、ちゃんと引っ張ってくれるのです。
「もう少し強く引っ張って」と頼むとその通りに引っ張ってくれます。
お陰で長い階段も無事に上ることができました。
そして下りでは、また肩を貸してくれました。哲平の肩を支えに一歩ずつ下っていくと楽に下ることができました。
歩数計を見ますと3日間で合わせて3万9千歩歩いたことになりました。山道や階段が多いので普通の歩数よりハードでした。
哲平のお陰で、みなさんに遅れることなく歩き通せたことは、私の自信にも繋がって、また次の旅の目標にもなりました。
あの多動で言うこと聞かなかった哲平が、こんな大人になるなんて、こんな時が来るなんて、あの頃の私に教えてやりたい・・・と思うのです。
バスの中では、声が少し大きくなったりして、「小さい声で話します」と隣に座った父さんに注意されたりもしていましたが、その都度ちゃんと小さい声に落として話すことができていました。
話す内容については、この先どこへ行くのか、お昼ご飯はどこで食べるのか・・・、なんてたわいもない話が多いのですが、気になるのでしょう。
これから廻るお寺の順番を、食事場所も含めてメモに書いて伝えると、すんなりと理解できました。
字が読めることは、ありがたいことだなぁ〜なんて思いました。
ツアーの皆さんも優しい方ばかりで、なんとなくこの子は障害あるんだろうなという感じで優しく接してくださって、何一つ困ることはありませんでした。
皆さん、子どもを連れて旅に出ましょう。旅行社のツアーは楽チンで格安で、見所へ次々連れて行ってくれます。
街へ出よう! 人とふれあおう! 周りの方にも障害のある人のことを知ってもらおう!そんな風に思います。
桜はあまり咲いていなかったけれど、色んなところを観光できて、いい旅だったと思います。
さて、次はどこへいこうかな?
この会報を書き始めた頃は、寒い日や暖かな日が交互に訪れていたのですが、今日はもう3月30日。
すっかり暖かくなって、季節はすっかり春です。
もうすぐ新しい年度が始まります。子どもたちは、進学される方もいることでしょう。またその他の人は新学期を迎えることでしょう。
どんな学校? どんな先生? どんなクラスメート? 不安とワクワクが交錯しているのではないでしょうか?
さあ〜、新しい季節に待つのはきっと良いこと、そう思いながら前進しましょう。
今日はこれまで、また来月号でお会いしましょうね。
(鳥羽 美千子)
![]()
育てる会 自閉症啓発セミナー の 報告
令和8年3月4日(水)、令和7年度第5回目のセミナーとして、信州大学医学部 子どものこころの発達医学教室 教授の本田秀夫先生をオンラインにお迎えして「第135回 育てる会 自閉症啓発セミナー」を開催いたしました。
本年度3回連続でお願いした本田先生の講演会ですが、いよいよ最終回となりました。
今回はこれまでのお話しを総括する形で、「現在の日本における家庭・学校での支援の実態と課題」というテーマでお話しいただきました。
発達障害をもつ子に限らず、すべての子どもたちが自己肯定感を育てて幸せと感じて暮らしていくためには、何が必要で、何が今欠けているのか・・・特にASDを持つ子にとっての「学校」というものの存在について考えさせられたセミナーでした。
それでは、今回のセミナーに参加したスタッフからの報告や、参加者の方からのアンケートが届いていますので、その一部ですが紹介させていただきます。
今回の講演は、発達障害のある子どもたちを支えるうえで、家庭や学校がどのような役割を担うべきか、そして今の日本の教育や支援の仕組みが、子ども一人ひとりにとって本当に安心できるものになっているのかを、あらためて考えさせられる内容でした。
講演の冒頭で、「すべての子どもが生まれながらに持っている可能性とは何か」という質問のスライドがありました。
裕福になること、特別に高い能力を身につけること、あるいは身体的に健康であること、それらは努力しても必ず手に入るものではありません。
しかし、「心の幸せになれる可能性」は、すべての子どもに等しく備わっているはずではないか。という先生のその言葉が、とても印象に残りました。日本は身体の健康という面では高い水準にある一方で、子どもの心の幸福度は決して高いとは言えないそうです。そこには、家庭や学校のあり方が深く関わっているのではないか、という問題提起から講演会が始まりました。
私たち大人は、子どもたちが幸せに生きるためには、学力を身につけること、能力を伸ばすこと、社会の中で評価されることが大切だとつい考えてしまいます。
もちろん、それらが無関係というわけではありません。しかし、それだけで幸せが保証されるわけでもありません。
むしろ、助け合える人がいること、楽しめることがあること、自分のやりたいことに取り組めることのほうが、心の幸福に深く関わっているのではないか、というお話がありました。
しかしながら、発達障害のある子どもたちは、「人に頼らずできるようにならなければならない」「やりたいことばかりしていてはいけない」といった価値観を周囲から求められやすく、そのこと自体が生きづらさにつながってしまうことも少なくありません。
子どもの幸せを願っているはずの大人の価値観が、結果として子どもを追い詰めてしまうことがある。
そのことは認識しておく必要があると思います。
また、先生は、発達障害のある子どもたちが自信を失いやすい背景についても、わかりやすく説明してくださいました。
子どもは何かを達成し、「できた」と感じられたときに、自信や自己肯定感を育んでいきます。しかし、親や教師の期待が高すぎると、「そのくらいできて当たり前」「もっとできなければいけない」と受け止められ、達成感を得る機会を失ってしまいます。
とくに、知的な遅れが目立たない発達障害の子どもたちは、「もう少し頑張れば追いつけるはず」と期待されやすく、その分、無理を重ねてしまうことがあります。
そして、頑張れば一時的にはできているように見えても、その無理が積み重なることで、やがて息切れや挫折につながり、情緒の不安定さや不登校、引きこもりを招くこともあるというお話は、多くの参加者の心に残ったのではないかと思います。
講演では、「学校」という場そのものが、発達障害のある子どもたちにとって必ずしも過ごしやすい場所ではないこともお話いただきました。
学校のカリキュラムは多数派に合わせて作られているため、理解のしやすさだけでなく、興味の持ち方、感覚の特性、見通しの立てやすさ、人との距離感など、さまざまな面で少数派である子どもたちには負担が大きくなりやすい現実があります。
しかも、そのストレスは本人にも周囲にもすぐには見えにくく、気づかないまま慢性的に積み重なってしまいます。そして、ある時点で限界を迎え、不登校や情緒の不安定さとして表れることも少なくないとのことでした。
とくに不登校は、ある日突然始まるものではなく、その前段階として、「授業が楽しくない」「人間関係がしんどい」「学校以外にも悩みがある」「なんとなく疲れている」といった状態が続いていることが多いそうです。
そして、子どもが「学校に行きたくない」と言い始めたとき、大人から見ればその時点が問題の始まりのように見えても、子ども自身の中ではすでにかなり限界に近いことが少なくありません。この認識のずれが、親子や学校との間にさらなるすれ違いを生むこともあります。
行けなくなってから対応するのではなく、その前の段階で子どもの負担やサインに気づくことの大切さが分かりました。
「支援が目指すべきものは、定型発達に近づけることではない」ということも大切な部分だったと思います。
これまでの支援や教育は、どうしても「普通に近づける」「苦手を克服する」「みんなと同じようにさせる」という方向に傾きがちでした。しかし本田先生は、ニューロダイバーシティの考え方に触れながら、発達特性のある人には、その人なりの発達の道筋や生き方があることを前提に支援を考えるべきだと話されました。
本人が持っている力を、その人らしい形で発揮できるようにすること。
苦手なことを無理に押し付けるのではなく、できること、やりたいこと、安心できる方法を一緒に探していくこと。
そうした支援のあり方が求められているのだと、あらためて感じました。
さらに、特別支援学級や通級指導教室の重要性についてもお話いただきました。
通常学級の中でインクルーシブ教育を進めていくことはもちろん大切ですが、それだけで十分とは言えません。
発達障害のある子どもたちにとっては、自分に合った学び方や、自分の特性に応じた支援を受けられる場が必要です。
とくに自立活動の時間は、障害特性に応じた学びを行ううえで非常に大切なものです。
通級や支援学級は、単に通常学級についていくための「補助の場」ではなく、自分に似た感覚や経験を持つ仲間と出会える場であり、安心できるコミュニティにもなり得る、というお話がありました。子どもたちが「ここならわかってもらえる」「ここに行くと落ち着く」と思える場所を持てることは、将来にわたって大きな支えになるのだと思います。
本田先生のお話は、決して「学校が悪い」「家庭が悪い」というものではなく、子どもたちが生きている社会の構造を理解し、その中で私たち大人に何が変えられるのかを考えるためのものでした。
子どもを変えることばかりに目を向けるのではなく、環境を整えること、関わり方を見直すこと、そしてその子自身が自分を理解し、自分に必要な助けを求められるようになることを支えていくこと。その積み重ねが、思春期や成人期の安定した暮らしにつながっていくのだということを、先生ご自身の体験も交え、具体的なエピソードとともに学ばせていただきました。
今回の講演を通して、あらためて考えさせられたのは、支援とは「普通にさせること」ではなく、「その子がその子らしく、無理をしすぎずに生きていける条件を整えること」だということです。
できないことを責めるのではなく、何が負担になっているのかを考えること。本人が無理なく参加できる方法を考えること。家庭、学校、地域が連携しながら支えていくこと。
今回の講演から、その大切さを深く学ぶことができました。
(育てる会事務局:N)
○ 支援の有無による引きこもりのリスクや、現場の話、最新の話題等、とても興味深かったです。特に印象に残ったのは、幼児期からのサードプレイスで、居心地の良い場を持てる事は子どもにとっても保護者にとっても、大切な事…と拝聴しながら、あぁ本当にそうだなぁと自分を振り返ってみても感じました。そういう場を作れる人や組織が増えるように願いつつ、自分の職場でも伝えていきたいと思います。
○ 教員をしているのでお話しを伺いながら気が重くなるところもありましたが、学校現場にいる当事者だからこそできることもあるだろうと思い直して逆に力が沸いて来た面もあります。
教え子達が卒業後もみんな穏やかに幸せに暮らして欲しいと教師は皆願っていると思います。
そんな暮らしができるよう教師の独りよがりな支援にならないように心して明日からも取り組んでいきたいと思いました。ありがとうございました。
○ 児童精神科医の立場からの率直なご意見が伺えてとても興味深く聞かせていただきました。
療育や支援は、普通にする、学力やソーシャルを伸ばすのではなく、生活力と余暇、自己決定力と助けを求めるスキルが大事なこと、無理をさせない過剰適応を予防する、口頭指示より視覚指示などが強調されていたのは良かったです。またASの人が幸せな人生を送る上で、嫌なことや苦手なことをしなくていい道を整えていくことが重要というのはなるほどと思いました。
○ 発達障害のお子さんの理解や周囲の人たちの関わり方について、学ぶことができ、とても有意義でした。特に、過剰適応について、考えさせられました。間違った認識や思い込みは、まだまだ多くの方に根付いているだろうし、私自身も正しい理解ができるように、これからも勉強したいと思います。
○ 本田先生の多層的な支援システムがとても勉強になりました。
皆が分かりやすい=皆に優しいユニバーサルな支援が広がって欲しいなと切に願います。このユニバーサルな取組みが岡山でも広がって欲しいなと思いました。
そしてすぐ出来ることとして、子供に伝わる伝え方(年齢的に大きくなってくると口だけで伝えてもいいかと思ってしまう事が多くなりましたが)口頭だけでなく、文字にする、を忘れないようにしようと思います。
また、子供達が自分を理解するのはとても大事なことだと思います。自己開示するためには、自分の事を理解する必要がある。
今まで就学前から療育へ通ってきたので親は子の事をある程度分かってはいるつもりですが大事なのは自分で自分を理解することなので、これからは親も子供達自身に(言い方にも工夫が必要だとは思いますが)折に触れて伝えていこうと思います。ありがとうございました。
![]()
令和7年度 支援者向け 発達障害支援 夜間連続講座 in 赤磐
令和7年度、赤磐市との共催による「発達障害支援 夜間連続講座 in赤磐」、今年の講座は、全国の菊池道場の道場主として、子ども達のコミュニケーション力を伸ばすことに力を注がれている、教育実践研究家の菊池省三先生の講座でした。
今年度はこれまでの、障害特性や特性に応じた支援方法などの講義と少し趣を変え、学級全体の中で子どもたちのコミュニケーションの力を伸ばし、「気になる子」もクラスの中で活躍できるようにというお話しでした。
「ほめ言葉のシャワー」や「価値語」など菊池先生が開発された教育法で、子どもたちが劇的に変わっていく様子はすばらしかったです。10回講義は本当に貴重な機会となりました。
それでは、最終回 第10回「教員間で意見交換しやすい雰囲気づくりの方法」に参加された方から、1年間を振り返っての熱い感想が寄せられていますので紹介します。
○ 毎回が深く素晴らしい学びの連続でした。今回最後にお話しいただいた「コミュニケーション力アップ10の秘訣」は、正にこれまでの学びの総まとめをいただいたような、大変納得のいく内容でした。
毎回が具体的な美しいエピソードをもとにした、菊池先生ご自身のご実感のこもったロジックと感情セットの内容が大変ありがたかったです。一番に、人への興味や敬意を根底として忘れないでいたいなと思いました。
本講座では、菊池先生の圧倒的なコミュニケーションスキル・技術だけでなく、その根底にある教育観や本質を学ばせていただき、自分自身の仕事への向き合い方や子供・職員への接し方が毎月変わっていったように感じています。月に1回、オンラインで開催してくださるこの機会が大変貴重でした。ありがとうございました。
○ コミュニケーションは放課後児童クラブにとってもとても大切だと思っています。
私たちは、こどもたちに遊びを通して日々関わっていますが、大人だからではなくこども達と同じ目線でのコミュニケーションを図る事で、一人ひとりをよく知り、一人ひとりの個性を引き出し、お友達との繋がりを大切にしてする職務に大きな学びを得ることができました。
職員同士の繋がりが、なかなかうまくいかない事がありましたが、今回の講義を事業所全員参加でしたので、幾つかの講義内容を引用させていただいくことで職員間の関係性に変化が見受けられたように思います。
発達障害の有無に関わらず、人としてコミュニケーションができれば、みんな仲良く笑い合えると思いました。
○ 菊池先生の思っていることや大事にしておられることは、その都度伝わってきたと思います。資料だけではわかりづらいこともありましたが、動画や写真を見せていただけたことで、大事なポイントが伝わりやすかったです。
ほめ言葉のシャワーなど、子どもを褒めたり認めることで、関係性が良くなるだけでなく、クラス全体に良い影響があるのだと気づけました。実際に子どもを褒めることで、子どもも話してくれるのだと実感できました。
○ ほめ言葉のシャワーを知り感動しました。はじめはうなずき、相づちしかできませんでしたが、菊池先生の声かけのテンポや声の大きさなど、見たり聞いたりすることで、少しずつ自信がつきました。
放課後児童センターですが、子ども達が集まり一人ひとりが意見を出し楽しく過ごせるよう子ども達を大切にしていきたいです。一年間勉強させていただきありがとうございました。
○ 菊池先生のお話を10回も聞かせていただくという貴重な時間を作ってくださり、ありがとうございました。スタッフの皆さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。
菊池先生の目の前にいる子どもたちのように、素直に思いを伝えあい、互いの良さを言葉にでき、のびのびと成長し続ける子どもたちを育てていくたいです。ありがとうございました。
令和8年度 支援者向け 発達障害支援 夜間連続講座 in 赤磐
令和8年度も、赤磐市よりの共催をいただき発達障害支援のための夜間連続講座を開催できることになりました。
令和8年度の講師は、川崎医療福祉大学准教授でTEACCH公認上級コンサルタントでもある諏訪利明先生にお願いいたしました。
今年度は「基礎から学ぶ、10回連続講座」として、初めてASD(自閉スペクトラム症)の児童を担任する先生や成人の方の支援に関わる方にも理解しやすいように、障害の基礎から具体的な対応や支援の方法までを丁寧にお話いただきます。
もちろん最新の日本や世界の情報なども紹介していただきますので、ベテランの方にとっても知識のバージョンアップの機会になると思いますのでぜひご参加ください。
赤磐市との共催ですので、赤磐市在住・在勤の支援者のみなさまは、無料で講座に参加できますので、この機会を逃さずにぜひお申し込みください。
なお、保護者対象ではありませんので、ご諒解をお願いします。
詳しい先生の紹介や講義の内容については、チラシを同封しておりますので、ここでは日付とテーマだけをご紹介します。
毎週木曜日の夜開催です。
時間19:00〜21:00 日 程 テーマ
第1回 5/14(木) ASDを理解する @ 〜行動特性の視点から〜
第2回 6/ 4(木) ASDを理解する A 〜学習スタイルの視点から〜
第3回 7/ 9(木) フォーマルなアセスメントとインフォーマルなアセスメント
第4回 9/24(木) ASDのコミュニケーションプルグラム @
第5回 10/22(木) ASDのコミュニケーションプルグラム A
第6回 11/19(木) 余暇スキルを育てるために
第7回 12/17(木) 家事スキル・身辺自立スキルを育てるために
第8回 1/ 7(木) 自立について
第9回 2/ 4(木) 家族との協働
第10回 3/ 4(木) 行動問題の予防 氷山モデルの活用
![]()
令和7年度 現場の先生のための即実践講座
令和7年度の即実践講座は、講師に鳥取大学大学院 教授の井上雅彦先生をオンラインにお迎えしての講座でした。
井上先生の最後の講義、第10回は、これまでの1年間の講義のまとめとして「大人になるまでの支援で大切なこと」のテーマでお話しいただきました。
ASDの子どもたちが、自立した大人に育っていくためには、どのようなスキルを身につけることが求められるか、落ち着いた暮らしを続けるにはどんな趣味を見つけたらいいのか・・・・支援者だけでなく、保護者のみなさんにも聴いていただきたいお話しでした。
正会員の方には、後日配信も用意いたしますので、お問い合わせください。
また、先月号でもお知らせした通り、シラバスの都合でお聴きできなかった「きょうだい児への支援」については、保護者や一般の方も参加できる形でのセミナーをお願いすることができました。
詳しくは「近隣の講演会等」に記載していますが、7月15日(水)19:00〜21:00、Zoomにて開催の予定です。ご期待ください。
それでは、参加者の方からの1年間の講座を振り返ってのアンケートの一部です。
やはり「ABAは難しいと思っていた」という方が多かったのですが、井上先生の分かりやすい説明のおかげで、身近で役に立つと分かっていただき、即実践につながる講座となりました。
○ 初めは応用行動分析という言葉をよく仕事で耳にする事があったので、詳しく知れたら良いなという思いで受講しました。
講義を受けていく中で、応用行動分析について面白いと感じていくのと同時に子どもの行動も行動として観ていくことの大切さも感じました。
井上先生がお話ししてくださった100%の正解ではなくその子に合ったギリギリセーフを見つけていきたいと思います。1年間、ありがとうございました。
○ 難しいと思っていた応用行動分析にスムーズに触れさせていただき、とてもありがたく思っています。
基本をきちんと身に着け、利用者の方一人一人に合わせた支援を考える力を伸ばしていくためにも、支援の引き出しを広げていくためにも、ぜひ今後も、継続して井上先生の連続講座を開催していただけるとありがたいです。
先生、育てる会の皆さん、本当にありがとうございました。
○ 事例や実際に使われたツールなども見せていただき、わかりやすく具体的でとても参考になりました。
成長されたクライエントさんのその後のお話なども聞けて、早期に行う支援やその適切さが予後に大きく影響を与えるのだと感じました。一方で自身の知識が足りていないところもあり、理解が不十分になったところもあると感じました。
結果的に問題となっている行動を連日記録することによって、状況・行動・結果のアセスメントをしやすくなったり、その人のニーズを見つけてそれにこれに応える方法も探すことが出来るという部分で実践してみようと思いました。また、余暇活動をすることの大切さやそれができる人の強みを知ることが出来よかったです。
○ 1年間、応用行動分析以外にも、たくさんのことを教えていただき、ありがとうございました。とても勉強になりました。
今回の余暇支援やこだわりについて、実際の聴き取りはとても興味深い内容でした。また、モータースポーツ教室は、とても楽しそうでしたし、本人の笑顔は素敵でした。余暇スキルは大切だと思っていますが、本人が興味を示さないことも多く、余暇支援は本当に難しいなぁと感じています。
これから、「研究の結果、支援者の専門性、本人に合わせること」のセットで支援ができるよう、学び続け、ひとりひとりにあった支援を心がけていきたいと思います。
令和8年度 現場の先生のための即実践講座
新年度、令和8年度の即実践講座が、講師にペンショナー児童精神科医としてPECSの普及に力を注がれている門眞一郎先生をオンラインにお迎えして、5月より始まります。
門先生には、平成26年度に即実践講座をお引き受けいただき、あまりに好評だったため、翌27年度にも連続してお願いして開催させていただきました。
当時はまだZoomなどもまだ開発されたばかりで使い方もよく分からなかったため、門先生には2年間、滋賀から毎回通って講義していただきました。
本当に大変だったと思います。感謝の一言です。
今年度は表出コミュニケーションのPECSのお話しはもちろんですが、理解コミュニケーションやコミック会話、ソーシャル・ストーリーなど、ASD児者の支援についてもお話しいただきます。楽しみにしています。
詳しい先生の紹介や講義の内容については、チラシを同封しておりますので、ここでは日付とテーマだけをご紹介させていただきます。なお8月を除き毎月火曜日の夜の開催となります。
時間19:00〜21:00
日 程 テーマ
第1回 5/26(火) 自閉スペクトラム障害 総論
第2回 6/23(火) 理解コミュニケーション支援(1) 空間の構造化
第3回 7/28(火) 理解コミュニケーション支援(2) 時間の構造化
第4回 9/29(火) 表出コミュニケーション支援(1) PECS
第5回 10/27(火) 表出コミュニケーション支援(2) 重要なコミュニケーション・スキル
第6回 11/24(火) 表出コミュニケーション支援(3) PECSの発展型
第7回 12/22(火) ソーシャル・スキル支援(1) コミック会話など
第8回 1/26(火) ソーシャル・スキル支援(2) ソーシャル・ストーリー
第9回 2/16(火) 問題提起行動(1) 行動の機能アセスメント
第10回 3/23(火) 問題提起行動(2) 薬物療法・意思決定支援
![]()
支援ツール勉強会の報告とお知らせ
令和7年度の支援ツール勉強会は終了いたしましたが、参加者の方からの強い要望もあり、令和8年度も武藏博文先生による支援ツール勉強会をお願いすることができました。
新しく「ぐんぐんグループ」で療育を始められる保護者の方も参加しやすいように、令和8年度も、年度後半から開始する予定です。ご期待ください。
令和7年度の「支援ツール勉強会」の様子が3月21日付け山陽新聞朝刊で紹介されていましたので、みなさんにも紹介させていただきます。
先月号でも紹介した『育む・学ぶ 〜子どもの発達と向き合う』シリーズの「B スケジュール表」の中で武藏先生へのインタビューが掲載されていました。
登場するのは、岡山市内の保育園に通う莉子ちゃんの朝のスケジュール表。
記事の前半は、育てる会でも度々お世話になっている川崎医療福祉大学の重松孝治先生からの、発達障害児にとってのスケジュール表を使う意味とメリットについての解説です。
後半で、武藏先生の実際のスケジュール表を作成していくうえでのポイントや使い方のお話しです。
「いずれは子どもが自分でスケジュールを組めるようになるのが理想。そのためにも根気強く時間をかけて使う練習をしてほしい」
そして、そのためにも今年度も「支援ツール勉強会」を開催いたします!!
![]()
育てる会 フリーマーケットのお知らせ
第5回目となりましたフリーマーケットを開催します!!
令和8年4月18日(土) 10:00〜13:00
フリーマーケット、食べ物屋さんにすくい遊びやストラックアウト、わなげもあります!
毎年恒例のお菓子投げも開催します!!ぜひお誘いあわせの上、お越しください!!
また出店者も募集中です!
自宅の不要品やおもちゃ、手作りグッズ等販売してみませんか?
お子さんの店員さんデビューも大歓迎!!
詳しくは同封チラシをご覧ください。
![]()
ここから下 ↓は 正会員向け行事のご案内 です。
※ 正会員について資格:自閉症のお子さんのいるご家庭で、原則 岡山県在住の方
(会員向け行事は岡山県内にて開催のため)会費:入会金3,000円+月会費1,200円×3月末まで (次の年から年会費:14,400円)
特典:正会員向け行事参加【 キッズルーム、サッカー&ドッジスポーツクラブ、水泳教室、木工教室、AAO活動(ガイドヘルプ活動)、木工教室、クリスマス会、OHAの会(高機能)、座談会(クッキング、マッサージ)、18歳の春を目指す会、さをり織り教室、はやぶさの会(男の子)、クローバーの会(女の子)、わいわいHoliday(青年の会)、おやじの会(山のぼり、BBQなど)】 など
他 セミナー等 正会員料金、毎月会報郵送
※賛助会員について資格:どなたでも
会費:入会金 不要、年会費 3,000円(入会された月から1年間)
特典:セミナー等 賛助会員料金、毎月会報郵送
正会員・賛助会員・療育・セミナー・連続講座等 申込み
http://sodaterukai.org/policy1.html
![]()
![]()
令和8年度 育てる会総会 の お知らせ
令和8年度の育てる会総会のご案内です。
【総会】 日 時:令和8年5月15日(金) 11:00〜12:00
場 所:オンライン開催(赤磐市上市355−2 育てる会 事務局 より)
正会員の方には、議事次第と出欠連絡票および委任状を同封していますので、出欠のお返事をよろしくお願いします。
欠席される方は、LINE、メール、FAXでの委任状の返信をよろしくお願いします!
![]()
キッズルームのお知らせ
岡山大学児童文化部との合同企画です。
今年度第1回目の開催です。(クリスマス会を含め年4回予定)
日時:令和8年4月29日(水・祝) 13:00〜15:00頃(受付12:45〜)
場所:岡山大学 体育館
持ち物:うわぐつ、飲み物(必要な方)
参加費:500円 保険料込(2歳児から必要・兄弟児も同様)
1回のみの参加も大歓迎!!
お気軽にお問い合わせ、ご参加ください!!
申込・問い合わせ:正会員LINE、チラシQRまたは MAIL:acz60070@syd.odn.ne.jp
![]()
サッカー&ドッジ スポーツクラブのお知らせ
令和8年度(2026) 参加者大募集!
岡大の学生ボランティアと一緒に! 広い体育館で思いっきり体を動かしましょう!
周りの目を気にせず、自分のペースでOK!
できるところから楽しく参加♪ 兄弟児の参加も大歓迎!
第1回 5月30日(土)
第2回 7月 4日(土)
第3回 9月26日(土)
第4回 11月14日(土)
第5回 1月30日(土) 時間:10:00〜12:00
※ 体育館の都合により日程が変更になる場合があります。
場所:岡山大学 体育館
参加費:年間 全5回分 1,500円(保険代含む)、中途参加OK(月割り対応します)
参加対象:2歳〜青年まで(昨年は約15名が参加!)
みんなで楽しく体を動かして、リフレッシュしましょう!
申込・問い合わせ:正会員LINE、チラシQRまたは MAIL:acz60070@syd.odn.ne.jp
![]()
水泳教室のお知らせ
日 時:令和8年4月19日(日)15:30〜17:00
場 所:OSKスポーツクラブ(岡山市北区絵図町1−50)
連絡先:育てる会事務局(086-955-6758)
★水泳教室に新たに参加されたい方、体験されたい方は事務局までお問い合わせください。
体験してみたい方は、2回までOKです(1回 1000円)。
プールは正会員限定で、育てる会の貸し切りで使っていますので、安心してお越しください。
★欠席される方は4月16日(木)までに事務局に連絡してください。
令和8年度 水泳教室 参加者 募集!!
4月19日(日)から始まる令和8年度の水泳教室の参加者を募集しています。
顔付け・水慣れコースから各種泳法まで、自閉症の特性に配慮した教室です。
育てる会の会員向け教室なので、少々騒いでも大丈夫、気兼ね無くご参加ください。
教室は8月を除いて、年11回の開催です。年会費は今年度より10,000円です。
(体験参加は、今まで通り1回1000円、2回までは体験できます)
ボランティアさんも引き続き募集中です、よろしくお願いします !!
(担当: I & S)
![]()
はやぶさの会 の お知らせ
「はやぶさの会」は、ASDの育てる会正会員メンズたちの友達作りの会です。
新年度を迎え、はやぶさの会でも今年度最初の会を企画中です。
興味のある方はご連絡ください。
新しいメンバーも大募集中!! 小学生以上のASD診断のある男の子・友達がほしいなと思っている子が対象です(兄弟で参加したいという場合、その兄弟にもASD診断が出ている場合には参加可能)。 ぜひ事務局(086-955-6758)までお問合せください♪
(担当:M)
![]()
クローバーの会 の お知らせ
「クローバーの会」は、ASDの育てる会正会員女子たちの会です。
学期に一回程度集まって、皆で一緒にご飯を食べたりカラオケをしたり遊んだりおしゃべりしたりを楽しんでいます。
はやぶさの会と同じく、クローバーの会でも新年度第1回を計画中です。お友達の欲しい女の子のご家族の方、ぜひ声をかけてください。
メンバー大募集中!! ASDの診断のある女の子は、男の子に比べて少ないので、貴重な場になるのではと思っています。
小学生以上のASD診断のある女の子で、友達がほしいなと思っている子が対象です(姉妹で参加したいという場合、その姉妹もASD診断が出ている場合には参加可能)。
興味のおありの方は、事務局(086-955-6758)までお問合せください♪
(担当:M)
![]()
青年部 わいわいHoliday の お知らせ
青年部 わいわいHoliday は、育てる会の中でも知的障害を伴う青年たちの会です。
なかなか友人たちとお出かけができにくい彼らです。親たちでそんな彼らに休日を楽しむ機会を作りたいとカラオケやボウリング、会食、小旅行などを企画しています。
いよいよ大阪のUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)への旅が近づきました。
みんな楽しみに、それぞれ入るアトラクションの予定・・・マリオ、ハリー・ポッター、呪術廻戦、フライング・ダイナソー、セサミストリートなどなど・・・をたてています。
来月号では良い報告ができると思います!!
日 時:令和8年4月12日(日)
場 所:大阪USJ
参加費:実費(チケット代・バス代は各自)
青年部では、高校生〜成人男子 で参加者を募集しています。
興味のある方は事務局まで問合せくださいね。
(担当:M & T)
![]()
OHAの会 の お知らせ
OHA(Okayama High functioning Autism)の会は、知的障害を伴わない自閉スペクトラム症(ASD)の子どもを育てる保護者のための、学びと交流の場です。
保護者が子育てのヒントを得て、悩みを共有し合えることが目的です。
来年度の講師も、川崎医療福祉大学 医療福祉学部 医療福祉学科の小田桐早苗先生にお願いすることができました。
【令和8年度 第1回 OHAの会】
令和8年6月27日(土) 10:00〜12:00 Zoomにて開催の予定です
正会員限定ですので安心してお申し込みください。
年間5回開催で、会費は全5回で5000円です。
なお、個人情報も相談に出ることがありますので、後日配信はなしです。ご了承ください。
【以後の予定】 第2回 8月 8日(土) ・ 第3回 10月24日(土) ・
第4回 12月19日(土) ・ 第5回 2月 6日(土)
![]()
お母さんコラム
中3でASDの診断のある特別支援学級(自閉症・情緒学級)に通う息子と、小3でASDの診断のある通常学級+通級指導教室(自閉症・情緒)に通う娘を持つ母が、普段の我が子との日々をつれづれに書いているコーナーです。どうぞ気軽な気持ちで読んでください。
今日は息子の話。
小1から中3まで特別支援学級(自閉症・情緒学級)在籍していた息子。
小集団の中で、理解のある環境の中で、安心しながら学力を伸ばして、楽しい学校生活を送ってきました。
でも、高校からは支援クラスはない!
岡山はまだまだ高校の通級指導教室も一般的ではない!
ということで、オープンスクールに行った話や志望校を決めるに至った話や面接練習をした話など、過去このコラムでも紹介してきました。
無事高校が決まりました。やったね!
息子の中学では卒業式とは別に 「3年生修了式」があるそうで(一般的なのかな?)、その修了式の中で、なんと「3年生代表」として挨拶をすることになったとお知らせが来ました。
「??何でうちの子が??」と率直に疑問だったのですが、「生徒会の生徒たち以外で、頑張っていた3年生に挨拶をしてもらいたい」という話になった時、息子の名前が出て、なんと先生たちの満場一致で決まったそうです。光栄の極みですね。
当日は先生に許可をいただいてこっそり聞いていましたが、話の内容・長さ・声のボリューム・間の取り方など、「え?これ本当に息子でしょうか?」というぐらいの仕上がりでした。
1週間で仕上げたとは思えない立派な姿にウルウル涙腺が緩みっぱなしでした。
卒業式当日は、あいにくの強風でしたが、友達や先生たちと元気に写真を撮り、「またね!」と声をかけあってお別れでした。
卒業式を終え、親も子もホッとしていましたが、部活のお別れテニス大会や高校の入学前説明会などもあり、これまた「え!?この書類、今日までじゃん!」「あ!振込のため
の口座の手続きに行かないと!」など、本当に多忙な3月でした。
そんな中での高校の学前説明会。
初めてのことだから親も完全に手探りです。
「高校の先生にどう説明しようか」「支援クラスがないから、どこまで誰にまで伝えようか」「伝えるメリット・デメリット、伝えないメリット・デメリット」などを息子と一緒に検討し、「自分の特性」についてまとめた書類も一緒に作りました。
息子に「高校の先生に伝えること」の意味をソーシャルストーリーズを使って説明したのも良い経験になりました。
そして迎えた「事前相談会」。ドキドキする私たち親子。
高校の先生からは
「中学の先生からも書類を受け取っていますよ。『とっても良い子なんです。本当によく頑張る子です』『きっと素敵な高校生として輝いてくれると思います』『どうかよろしくお願いします』と書いてくださっていました」
「素敵な中学生活を送られた様子が、中学の先生からの書類でも伝わりましたし、ご家庭からの書類も丁寧に作ってくださっていて、どういうサポートがあると力を発揮できるかがよく分かります」
「何も心配いらないですよ。試験の時の様子も、今のここでの様子からもそれがよく伝わってきます」
と言っていただきました。
ありがたい気持ちとホッとした気持ちと、一方で「期待値が高い分、ポカミスした時にがっかりされるかも」という別の意味での不安も少しありつつ、いよいよ高校生活がスタートします!!
まだまだ色々ありそう。またあれこれ紹介していきますね。
(cyacya)
![]()
ちゃーちゃん日記 (あるASDの女の子のお話)
ASDの子ども二人を育てる母親であり、AS当事者でもある私のこれまでの日々や現在の様子を紹介するコラムです。
脈絡ない話や時系列が昔だったり今だったりで、分かりづらいかもしれません。思い出したままをお伝えしていくので、整理されていませんが、お気軽な気持ちで読んでいただき、良ければ「おもろいな!」「不思議!」と皆様の身近にいるASDの人たちの感じ方や暮らし方を知ることに少しでも繋がればと思っています。
今日のテーマは、「人と距離が近くなることによる弊害」です。
私は自称「人見知り」です。
周囲からは「そんなことないじゃん」「コミュ力高いよ?」などと言われ、なかなか信じてもらえません。
でも私は“その場で求められている人柄”を演じるのが得意なだけで、良い方向に誤解されているだけなのです。
ただ、一般的な「人見知り」とも少し違う感覚を持っています。
私は基本的にネガティブ寄りの現実主義者です。
毒を吐くこともあるし、しょうもないことには「しょうもない」と思ってしまうし、納得できないことは相手に直接伝えることもあります。
でも、そういう自分をあまり好ましく思っていないので、人前では出さないように気をつけているつもりです。
仕事上の付き合いなら程よい距離感を保てていられるので平和なのですが、困ってしまうのが「相手が友達や恋人であった時」です。
物理的な距離が近づく(会う頻度が増える・一緒にいる時間が増える)と、心の距離も近づいてしまう。すると、普段抑えている“素の自分”がどうしても出てきてしまい、迂闊な言動で相手を嫌な気持ちにさせてしまうことがあります。
そうしてあとから布団の中で「あー、なんであんなこと言っちゃったんだろう」とぐるぐる悩んでなかなか寝付けないなんてこともしばしば。
また、自分が勝手に「仲良し」だと思っていた相手が、別の人と楽しそうに出かけた話を聞くと悲しくなったり、「この人はこういう人だ」と思っていた部分が違っていた時に、勝手にがっかりしてしまったりすることもありました。
仲良い人を作るのはあまり好ましくないと思っていて、あえて仲良い人を作らないようにしていた時期も、長くありました(これまた極端なのですが)。
だから、私の言う「人見知り」は相手を傷つけずに済むためのもので、「ああ、人見知りだからそういう感じなのね」と思ってもらう、一種の“保険”のようなものでもあります。
こういう風に伝えておけば、相手から期待もされないし、自分も相手に期待をしない。
「特定の仲良しを作らない」というと一匹オオカミのようですが、そうではなく「誰に対しても特別ではない=ただの八方美人」状態になってしまうという新たな弊害も生まれたりはしますが…。
息子と話していると、「俺も特定の仲良しの子はあまり作らんかも。その場にいる子と何となく一緒に話したりはするけど、わざわざ土日に遊んだり出かけたりまではしなくてもいいかなって思う」「勝手に期待して勝手にがっかりしちゃうことってエネルギー使うよね。疲れるから」とのことです。
スタンスは似ている。でも、彼はわりとよく友達と遊びに出かけていきます。
一方、娘は誰とでも仲良くなれるタイプです。
きっかさえあれば、どんどん話しかけて友達になっていく。先日も地区の新一年生の子を見かけて、一緒に遊びだし、気付いたら33日連続で遊んでいたりもしました。案外アクティブ。
娘は「仲良くなって、合わないってなったらバイバイしたらいいんよ」「いいところもあるし、嫌なところもある。当たり前じゃん? 私にも嫌なところもあると思う。相手が『許せない』となったら離れていくだろうし、それはそれで仕方ない」とあっさりしています。
んー、こういうところは私に似ている。
同じように育てたつもりでも、似ている部分と似ていない部分が出てくるのは面白いものです。
私自身もわりとアクティブになり、出かけることも多いです。子どもの手が離れてきたことと、周囲に大病する人も多くいて、「会えるうちに、元気なうちに会っておきたい」という思いが強くなってきたからです。後悔しない生き方も大事ですね。
こんなASの考え方、ちょっと不思議でしょう?
(ちゃーちゃん)
![]()
| ぐんぐん だより |
今月の「ぐんぐんだより」、担当は「ぐんぐんぴっぴ」です。
「ぐんぐんぴっぴ」では1歳半からの超早期療育にも取り組んでいます。
ぐんぐんぴっぴ (児童発達支援)
少しずつ冬の寒さが和らぎ、春の気配を感じる日が増えてきました。
ぐんぐんぴっぴに通う子どもたちは、季節の移ろいを感じながら、今日も元気いっぱい活動しています。
外遊びでは「もう上着いらんよ!」と得意げに話す姿があったり、室内では友だちと関わりながら遊びを楽しんだりと、それぞれのペースで日々の経験を積み重ねています。そんな子どもたちの姿に、私たちスタッフも毎日たくさんの気づきと元気をもらっています。
今回は、日々の療育の中で改めて感じた「お子さんに合った工夫を見つけることの大切さ」
そして、それをご家族と一緒に考え、実践していくことの意味について、お伝えしたいと思います。
保護者の方から「どう関わればいいのか分からない」「できないことばかりに目が向いてしまう」といった声を聞かせていただくことがあります。そんな中でぐんぐんぴっぴの療育で大切にしているのは、「できないことを何とかさせる」ことではなく、どうしたら、この子にとって “分かる” “できる” に繋がるかを支援者と保護者と一緒に探していくことを大切にしています。
年少のAくんはできることにはとても前向きにとりくめるお子さんです。
しかしながら、間違ってしまうかもと思う事や、やり方がよく分からない事などは意欲的に取り組みづらい様子が見られます。
毎朝の着替えでは、服を裏返したり前後を間違えたりしてしまい、そのたびにやり直し。「前と後ろ、こっちだよ」「タグが後ろだよ」と何度伝えても、うまくいかない日が続いていました。
保護者の方も、「分かってほしい」「自分でできるようになってほしい」という思いがあるからこそ、つい口数が増えてしまい、だんだんAくんは着替える意欲をなくしていき、「できないからお母さんやって!」と言うことが増えてしまい、朝の支度が慌ただしくなって悩まれていました。
そこで療育の中で、「どうしたらAくんにとって分かりやすくなるだろう?」と一緒に考えることにしました。
まずは、「服のどこを見たら分かりやすいか」「どんな印なら目に入りやすいか」を確認しながら、いくつかの方法を試してみることにしました。
・前側に小さなワッペンをつけてみる
・首元の内側に目印をつけてみる
・色や形を変えてみる
実際にやってみると、「これは見るけど、これはあまり見ない」「この位置だと気づきやすい」など、Aくんの反応はさまざまでした。
うまくいかない日もありましたが、その都度、「じゃあ次はどうしてみようか」と微調整を重ねていきました。
すると、ある日、A くんが自分で服を手に取り、迷うことなく前後を確認して着る姿が見られました。
「できた!」と嬉しそうに話すAくんの表情は、とても誇らしげでした。
その後、印の位置や形をAくんに合ったものに整えていくことで、服の前後を間違えることはほとんどなくなり、朝の着替えもとてもスムーズになったそうです。
保護者の方は、「自分でできた、という経験が、こんなに自信につながるんですね」と話してくださいました。
この出来事を通して、保護者の方自身も「この子に合った工夫を考えることが大切なんだ」
と実感されたそうです。そしてそれは、家庭の中での関わりにも広がっていきました。
ある日のこと、家族でテレビを見ようとしたとき、リモコンが見当たらず、「またリモコンないじゃん!」と、ちょっとしたやり取りが起こることがありました。
お母さんがお父さんに「リモコンはここに置いてって言ってるでしょ」と伝えている様子を見ていたAくんが、ふと一言。
「お母さん、ここに〇〇したら、お父さんも分かりやすいんじゃない?」
その言葉に、家族みんなで思わず笑ってしまったそうです。
自分自身が「印があると分かる」「工夫があるとできる」という経験を積んだからこそ出てきた、Aくんなりの気づきでした。
このエピソードを聞いて、私たちは改めて、日々の「分かる」「できる」の積み重ねが、自己理解や他者理解につながっていくということを教えてもらった気がしました。
親子療育では、お子さんの変化だけでなく、保護者の方の視点や関わり方にも、少しずつ変化が生まれていきます。「どうしてできないんだろう」から「どうしたら分かりやすいかな」へ。その視点の変化が、お子さんの安心や意欲を育てていきます。幼児期は、これから先の成長につながる“土台”をつくる大切な時期です。「こうしたらうまくいく」という小さな種を、今この時期に一つひとつまいていくこと、その種が、将来、大きく花開いてくれたら・・・私たちはそんな思いで、日々の支援に向き合っています。
ぐんぐんぴっぴはこれからも、保護者の方と一緒に考え、一緒に試しながら、お子さん一人ひとりに合った工夫をたくさん見つけていく伴走者でありたいと思っています。
(ぐんぐんぴっぴ療育スタッフ)
![]()
寄付のお礼とお願い
みなさま方から温かいご支援をいただき、グループホーム「ほっぷ1」と「すてっぷ1」で、みんな楽しそうに暮らしています。
ご支援、本当にありがとうございます。
【育てる会・グループホームへご寄付をいただいた皆様】 (R8.2.26〜R8.3.25)
○ K.H 様 (赤磐市)
育てる会では、現在「ほっぷ」、「すてっぷ」に続く「じゃんぷ」のグループホームの建設を構想中です。
これからもよろしくお願いいたします。
寄付金 振込口座
中国銀行 赤磐支店 普通預金 1321755
岡山県自閉症児を育てる会 代表者 鳥羽 美智代
![]()
以前は「育てる会会報」はHPにも全文をUPしていましたが、容量等の事情により、現在は一部抜粋にさせていただいています。
なお会報は正会員・賛助会員の方へは郵送でお届けしています。
もしご希望の方がおられましたら、ぜひ賛助会員に申し込みをお願いします。年会費 3000円です。
応援よろしくお願いします。
申込み方法の詳細は「育てる会 HP」に記載しています。
![]()