sorry,Japanese only

平成11年6月10

鳥羽 哲平 個別教育プログラム(T)

(TEP Teppey's Educational Program)

     親の目からみた目標と現在の評価

山陽西小学校 6年A組・たんぽぽA組

 保護者 Teppey's Father & Mother

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長期的目標(大目標)

中期的目標(成人するまでに)

個別的目標(TEP)

短期的目標(小学生時代に)

 

 

長期的目標(大目標) 成人してから

T) 就労して、働きながら生活する。

    (一般就労、補助付き就労、福祉的就労、・・いずれに就くかは今現在は問わず

     そのレベルは短期・中期的目標の達成度合いで変わってくるのを自覚しつつ・・)

 

(U) 地域の中で、自立して生活する

    (周りからの援助・サポートを受けながらであっても・・

          入所施設ではなく、地域で普通の暮らしを)

(V) 自らが楽しみ・喜びを持って生活する

    (人生をエンジョイし、本人にとっても悔いのない人生を・・)

 

 地域の中で、自立して働きながら、余暇を楽しんで・・豊かで、幸せな人生をおくらせてやりたい。

 これが親から見ての大目標です。そしてそのためには、本人にとってどのような力をつけさせ、何を学ばせていかなければならないのか・・・ というのが、この哲平にとっての個別教育プログラム(IEP)の出発点です。

 もちろん、この命題の中には本人の努力だけでは、到達困難な諸条件も含まれています。
支援システムの構築や、環境・資源の整備や、なにより周りの方々の理解がないと、“地域で普通に働きながら暮らす”のは絵に描いた餅になってしまいます。

 こちらの方はひとえに私達、親の頑張りにかかっているように思います。

 それはひとまず別の問題なので、ここでは本人にとっての教育・働きかけについて、その目標と課題を細分化して考えていきたいと思います。

 

 

中期的目標   成人するまでに身につけさせたい課題

T)就労にむけての課題

  A.他人の指示に従える。

  B.わからない時、困った時、終わった時に指示を聞ける手段を持つ。

  C.持続して作業ができる。

  D.まわりのペース、流れにあわせて行動できる。

  E.仕事の変更、予定の変更などに応じられる。

  F.不要な動き、ことば、こだわりなどを止められる。

  G.仕事に必要なスキルの獲得。

 

U)自立にむけての課題

  A.食事、入浴、洗濯、掃除など、日常生活・家事のスキルの確立。

  B.具合の悪い時に助けを求めるなど、健康管理の意識を持つ。

  C.支援を受けながらでも、最低限の金銭管理は行える。

  D.危険なこと、非常識な行動は行わない。

  E.同居者や周囲の人と適切な人間関係を作る。

 

(V)生活の質を高める課題

  A.休日、休み時間等に行える趣味をもつ。

  B.交通機関や社会資源を利用できる暮らし。

  C.自ら目標を決めて、それに向けて頑張るはりのある生活。

 

 

個別的目標 〜課題達成へ向けての評価とステップ〜

           【家庭での評価 19996月】

T)就労にむけての課題

課題

(中期目標)

家庭での評価 個別的目標 (小目標)
他人の指示に従える 日常行っている行為の簡単な指示には、ことばかけで従える 親以外に、指導者が誰であっても指示に従って行動できる
遊んでいる時でも、2〜3回の声かけで指示に従える  
混乱、パニック時には、自己コントロールが困難になり、指示に従えない時もある いやな事、苦手な事でも指示に従って努力するという姿勢を育てる
わからない時、困った時、終わった時に指示を聞ける手段を持つ 困った時、「〜に聞いてごらん」という声かけがあって、初めて助けを求める事ができる。一人にしておくとイライラして奇声をあげることもある 「わかりません」「おしえてください」ということばを覚えて、使えるようにする
指示された行為が終わった後、一人で勝手に別なことを始めたり、ただじっと待っていたりする 「おわりました」ということばを覚えて、使えるようにする
持続して作業ができる 持続的な行動の際には、集中力が途切れ、再度の指示が必要なことがある 長時間にわたる行動であっても、指示書・指示図などを示しておくことにより、持続して行為を続けることができるようにする。
 特に学習面において、初めての事に対し集中力が続かないようなので学校と家庭で協力して、初めての課題には早く慣れさせるようにする
好きなこと、得意なことに対しては、根気強く作業が続けられる  
まわりのペース、流れにあわせて行動できる 常に自分のペースで作業したがり、人に合わせて急いだり、待ったりするのが苦手である 『急ぐ』とはどういうことなのか、を、まだ理解していないようなのでカウントを切ったり、時計を見せたりしながら、体の動きを速く動かす事を覚えさせていく。まだできていない人のために、『待つ』『待ってあげる』ということを、日常の生活の中でも教えていく。
整列・行進など、まわりの大きな動きには合わせて行動できるが、逆にそれだけできていればよしとして、意識を周囲に向けていないことがある  
仕事の変更、予定の変更などに応じられる 自閉症児の中では、比較的予定の変更などにも応じられる融通性を持っている 事前に話しておけば、予定変更も容易であるが、突発的な事態による変更にも対処できるだけの耐性をつけておく
作業のやり方もパターン化しているが、話せば変更にも応じられる  
不要な動き、ことば、こだわりなどを止められる 常同行動などは少ないと思えるが、ことばによるこだわり(同じことばを繰り返し話すなど)は見うけられる 同じことばを喋っていることを、本人に気づかせ、意識させて止めていく
意味不明な一人ごとをしゃべっていることがある
「おくち」と言って、気づかせる
仕事に必要なスキルの獲得 具体的に教えていけば、わりとすんなりと身につけていくだけの、潜在的能力は持っているようにも思える 将来の必要となるであろうスキルを見極めて、少しずつでも習得させていく
手先は器用なため、細かな手仕事なども習得できると思われる  
働くという概念を獲得させていく 現在はお手伝いのつど10円もらい、それを貯めて好きなビデオや本を買うのを楽しみに、意欲的に取り組んでいる 将来は週給、月給的にお小遣いを渡すという事で、働いて報酬を得るということを理解させたい。

(U)自立にむけての課題

課題

(中期目標)

家庭での評価 個別的目標 (小目標)
日常生活・家事のスキルの確立    

食事

最近になって、偏食が次第に改善され、残さず食べられるようにきた  
食べ方は、好きなものからの1点食べである ご飯茶碗を左手に持って、3点食べをする
時間がかかり過ぎる。指示し続けると食べる 時間内に食べ終わる
時折り、右手に箸を持ちながら、左手で手掴みで食べることがある 常に箸を使って食べる
箸の使い方は注意すると直せる。ナイフとフォークは使い方がまだ習得できていない(ホットケーキならOK) 常に正しく箸を使う
ナイフとフォークの使い方も覚える
  調味料(醤油、ソース、ポン酢など)を、かけ過ぎる 適量をかける
お皿に残ったソースなどをなめようとすることがある なめない
こぼすことがある
好きなものが落ちた時は拾って食べようとする
こぼさないように気をつけて食べる
落ちたものはゴミ箱へ捨てる

トイレ

ほぼ、自立しているが、大便は不定期 なるべく朝食後、定期的に排便する習慣をつける
トイレのドアに鍵をかけない。開け放していることもある トイレのドアはきちんと閉めて中から鍵をかける

入浴

三日に一度は父親と入浴し洗髪、残りの日は兄(中三)と入浴 一人で入浴する
体は声かけがあれば一人で洗える 声かけがなくても体を洗う
洗髪は1度目は自分で洗うが、洗い・すすぎとも不十分なため、仕上げの二度目は父親が洗髪 洗髪も一人で、最後までていねいに行う
着替え・パジャマの用意、歯磨きの準備も兄か父親が行う 自分でする

洗顔、歯磨き

洗顔は朝晩とも、水洗いのみ、石鹸はいやがる 目を閉じて、石鹸で洗顔もできるようにしておく
歯磨きは朝は電動歯ブラシ、夜は風呂場で通常の歯ブラシ。いずれも水洗いのみで歯磨き粉はいやがる 歯磨き粉も少しずつ練習していく

清潔習慣

身づくろい、服装の整えは自分でできる  
耳掃除、つめきりは母親が行う つめきりは自分でする
髪の毛に、くしは入れない くしの使い方も覚える
手洗いはトイレの後だけ 外出後も手洗いの習慣を
鼻水はうまくかめなくて、ティッシュで押さえるだけ、時々鼻の穴に指いれてなめる癖がある 鼻をかむことを覚え、指をなめる癖は、見た目も不潔なのでなんとかやめさせたい
散髪はカットはできるりが、首等のかみそりは嫌がる がまんしてじっと動かない

着替え

朝、親が用意した服に着替える 自分で服を選んで着替える
寒暖の意識がないため、季節が変わっても同じ服装を着続けたがる  
着替えに時間がかかる 手早く着替える
着替えの順番を決めている、裸になって、シャツ・靴下・ポロシャツ・ズボン・ハンカチ…  

料理

米をといで、炊飯器で炊けるようになった  
母の手伝いで、指示にしたがって野菜などを切ることはできる 一人で簡単な料理ができるまでに教えていきたい
指示があれば配膳を手伝える  
指示により食器を洗って片付ける 自分の食器をすすんで洗い場まで運んで洗う
  うどん・ラーメン・やきそば等インスタント食品の調理もできるように教えていく

掃除

指示があれば、玄関まわりの掃き掃除はできる
掃除機の使い方はまだ教えていない
自分の部屋の片付けと、掃除機を使った掃除を覚えさせたい
雑巾はしぼれる
拭き掃除も指示があればできる
 

洗濯

脱いだ服は下洗い用と一般用に仕分けして洗濯かごに入れられる  
洗濯機は遊んでしまいそうなので触らせていない 休日などを利用して正しい使い方を教えていく
指示があれば洗濯物は干せる 指示がなくても一人で干せるようにする
洗濯物のとりこみ、片付けはさせていない 畳んで家族の物をそれぞれのタンスに片付ける

その他

家事手伝い

庭の草花への水やり、新聞のとり込み
玄関の靴の片付けなどの手伝いは行っている
 
  買い物、風呂の掃除、ゴミの処理なども教えていきたい
具合の悪い時に助けを求めるなど、健康管理の意識をもつ 体調が悪くても、自ら訴えることはなく、親が様子がいつもと違うことで気がつくことが多い 頭が痛い、おなかが痛いぐらいは言えるように
服薬は粉、顆粒は飲めるようになったが錠剤、カプセルはまだ飲めない ビタミン剤、栄養剤などで練習中
体温計はうまく使えないので、ひたいで熱を測る 一人で体温計を使えるようにする
外出先から電話で助けを求めることはできない 電話のかけ方、受け方を教えていく
医者には行けるが、歯医者は少し嫌がる 指示されれば医者へも歯医者へも行けるように
金銭に対する理解 お金=貯めていけば欲しいもの(ビデオや本)が手にはいる物、という概念はついてきたように思う お金は大事なもの、無駄使いしてはすぐになくなってしまうもの、ということも覚えさせたい
お金=労働(手伝い)の報酬として手に入るもの、ということもわかってきたように思える 家族のための無償の奉仕もある、ということも示していきたい
金銭の管理 スーパーなどで指示があれば、自分の財布からお金を払うことはできる 一人で買い物ができる
多めに払うが、おつりを受け取らないことが多い  
こづかい帳はつけたことがない こづかい帳をつけるためにも算数の筆算以外に、電卓の使い方なども教えていきたい
危険なこと、非常識な行動は行わない キャンプファイアーや焚き火など、火には強い興味を持っている 火は危険なものということをはっきり認識させ、正しい扱い方を身につけさせる
ガスコンロもガスもれやガス消えのおそれがあるので、点火はさせていない(消火のみ) 料理等で使うこともあるので注意点や取り扱い方法をしっかり教える
自傷行為、他害行為とも、いまのところ出ていない  
パニックもひどくならないうちに、自己コントロールで抑えることができるようになってきた  
同居人や周囲の人と適切な人間関係を作る 挨を拶は一対一で話しかけられれば、おうむ返しで挨拶返す程度である 自分からすすんで挨拶をする
睡眠障害はなく、寝つきはよいが、朝は父に起こされる 自分で目覚まし時計で起きる習慣をつける
テレビの音量レベルにこだわる時がある 夜間や他人の電話中などには、音量を絞ってもがまんする
テレビの番組内容が嫌な時、他のチャンネル数“9”とか“25”とか言い続ける 正しく「チャンネル変えてください」という言い方を使うとともに、他の人たちが見ている時にはがまんをするということも覚える 
今はまだ、“相手が、どう考えているか” ということまでは、思いがいたっていない 将来的には、人の快・不快まで感じた上での行動がとれるようになってほしい
(難しいとは思うが)
「自分のもの」という意識はできつつあるが、「人のものだから触ってはいけない」とまでは思えていない  
人前でパニックを起こしたり、大きな奇声をあげることは少なくなっている  
立つ位置、すれ違う時など人との距離が近過ぎる 適度の間隔を教えていく
ながにかを聞かれた時など、極端に小さな声になることある 普通の声でしゃべれるように教えていく
 
(V)生活の質を高める課題
課題

(中期目標)

家庭での評価 個別的目標 (小目標)
楽しめる趣味を持つ
   

絵画

自分からすすんで絵筆をとるようになった
興がのれば集中して描き続ける
このまま趣味として伸ばしてやりたい。重ね塗りが多いので水彩よりも、油絵の方がよいかも、と考慮中

木工

のこぎりや金槌は上手に扱う。現在糸のこの使い方を練習中 単純作業ばかりでなく、作品にまでしあげられるようにしていきたい

映画・観劇

子ども向きのものであれば、最後までイスに座って楽しめるようになってきた  

ビデオ

宮崎駿監督・スタジオジブリ制作のアニメなどが好きで繰り返し見ている 一人にしておくと、巻戻しを繰り返し同じシーンばかりを見ているので、普通の見方をさせていきたい

テレビゲーム

アクションゲームなどが好きで、結構熟練してきていが、どうしてもクリアできないとパニック気味になこるとがある うまくいかなくても、楽しめるという余裕を持つことを覚える

パソコン

今はお絵描きソフトや内蔵のゲームソフトで遊んでいる程度 ワープロソフトにも興味を持ち始めたようなので、うまく教えていきたい

読書

絵本やアニメ本が好きで、持ち歩いてよく見ている。内容はほとんど覚えている 想像力を必要とする、活字での小説や物語は無理かも?

日記

声かけがあれば書けるが、内容はほとんどパターンしている 時折、印象的な出来事があった日には自分から書きたいことを言うことがあるので、大事に育てていきたい

音楽鑑賞

気に入ったCD「たま」などはあるが、さほど興味は示さない  

ジグソーパズル

以前は作ってはバラバラにしてまた作るという楽しみ方だったが、最近は額にいれて飾っている 自分の部屋に飾るということで、部屋をきれいにする、ということにも繋がっていけば

ビーズ絵

学校で教わったビーズ絵であるが、本人結構楽しんで、集中してやっていた なかなか、家庭では取り組めないが、本人結構楽しめるようなので、機会があればまたやらせてみたい

刺繍

これも学校で教わった教材ですが、自分でデザインを工夫などして、根気強く楽しんでいた

さをり織り

まだ母が織っているのを見ながら、少しやってみる程度 興味もあるようなので、自由に織らせてみようかな、と思っているところ

水泳

毎月水泳教室でプールには行っているが、まだ訓練で“行かされている”という気持ちのよう 運動があまり好きではないので、泳げるようになって趣味にしてくれれば、という願いです

園芸

庭の草花を勝手に植え替えしたりして困っている 哲平専用の花壇を一つ与えてやり、任せてみるつもり

陶芸

備前焼など、体験させてきたが、粘土の感触やロクロの使い方などまだ本人楽しむという所までは達していない 将来の趣味の、可能性の一つぐらいで考えています

ボーリング

ガーターレスレーンなどが設定されればあれば楽しめる  

旅行

交通機関、バス・電車や出かけることは、もともと大好きである 将来は一人で、あるいは仲間達と計画をたてて旅行に行くことができれば・・

キャンプ

キャンプは好きで毎年、就学前から夏休みには毎年34ケ所、自閉症児のためのキャンプを体験してきている 一験般の子ども達に混じってのキャンプも体させてやりたい

山登り

現在は趣味ではなく、療育の一環として、“登らなければいけないから登る”という意識で登っているように思える 父親が山歩きが好きなので、将来的には、一緒に山歩きを楽しんでくれればという願いを持っている

料理

今はお手伝いという間隔であり、指示されれば材料を切ったり調理を行っている 料理もうまくすれば、趣味の一ジャンルとなりうるのではないか・・と期待しています

その他

  今後の課題として、今まで経験してこなかった、たとえば、

切り絵、マラソン、釣りなど

いろいろな機会を作ってとりくませてみたい。もしかして本人の楽しみとなるものが、他にも見つかれば・・

交通機関や社会資源を利用できる暮らし    

徒歩

散歩は苦にしないが、田舎のことなので歩ける範囲にある施設は、公園、児童館、小学校、それにコンビニとスーパーが各一軒程度である お手伝いを兼ねて、犬の散歩など。またジョギングなども取り入れていきたい

自転車

行動範囲は広がると思うが、現在はまだ自転車に乗れないので、小学校でも特訓中 自転車に乗れるようになれば、図書館や公民館など、一人で自由に利用できそうな施設はあるので、特訓の成果があがってほしい。そして、まずその前に交通ルールを覚えるため、実際の道路で実地に覚える

電車・バス

飛躍的に行動範囲は拡大するが、一人ではまだ利用できない 少しずつでも訓練して、一人で利用できるよう、利用方法をおぼえさせたい

地域サークル

町内の障害児のサークルに入り、月1回の活動を行っている 将来にわたり、地元での仲間づくりに繋がば・・

子ども会

子どもの絶対数が少ないため、活動が停滞状態になっている。哲平は隣の学区の小学校に通っているがクリスマス会やラジオ体操などには参加している 地域で暮らしていくことを考えると、子ども会にこだわらず地域の子ども達ともっと接する場の設定を(親の宿題)

公民館活動

現在は利用できる活動・講座等は残念ながらあまりない 将来的には青年学級等もみんなで作り利用させてやりたい

子ども劇場

地域の子ども劇場で、観劇などに参加している 高学年、青年部まで続いてくれれば、経験の世界を広げる一助になるのではと考えている

美術館、博物館

まだ興味は示さないが、指示されればがまんして見て廻ることも少しはできるようになってきた  

百貨店、スーパー

もともと商業施設は好きであったが、最近はお金を貯めての買い物なども楽しみになりつつある  

図書館

本を借りると同時に、管理システムのコンピュータを使わせてもらい、本人“ボランティア”で働いているつもり  
自ら目標を決めて、張りのある生活を    
  お手伝いをしてもらったお金を貯めていけば、欲しいものが買える、ということが少しずつわかってきた お金が「労働の対価」としてある、という事が理解できてとても良かったのだが、それとは別に家族が喜んでくれるから・・という無償の労働も教えていきたい
  楽しみのある日を、カレンダーに○をつけて、頑張る(例えば、こだわっていることばを言わないようにがまんする など)ことができるようになってきた 自分で目標と日時を決めれるまでになってほしい
    今日と全く同じ明日が、ずっと続いていくのではなく、「人生の目標」と言えば少し大袈裟かもしれませんが、なんらかの張りや生きがいを持って暮らせていけたらと願っています

 

 

短期的目標

  〜 個別的目標(小目標)の中から優先順位をつけて

           まず小学校の間に家庭で具体的に取り組んでいく課題

 

  将来の自主通学、就労に向けて、また生活圏を広げるためにも、
   なんとか自転車には乗れるようにする。

  自分で財布からお金をだして買物ができるようにする。

  人に合わせる練習をする。
  (テレビのチャンネル、順番待ち、好きな事をしていても人の指示で中断できる など)

  料理(マカロニサラダ、味噌汁 など)を一人で作る。

  家族全員の配膳(夕食)と片付け、食器洗い。

  一人で目覚まし時計で起きて、着替える。

  風呂洗い、お湯張り、入浴、体洗い、洗髪まで一人で、指示がなくても丁寧にできるようになる。

 

 

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