sorry,Japanese only

「私に出来ることは何でもしたい!」

       〜 新入学の頃を思い出して〜  I

 

 我が家の場合は、当初は通う小学校になかよし学級がなくて、学級が出来るまでに悲しい想いなどもしました。
けれど、今は担任の先生がとても良くしてくださるし、子どもも先生の事が大好きで、順調に行っていて喜んでいます。

 勿論、1年の間にはいろんな事があり、悩んだりもしました。
 初めのうちは、親子共々学校に慣れる事で精一杯で、要求などはあまり出来ずにおりました。
安定した頃から、少しずつ交換ノートに書いて行きました。先生は、快く受けてくださる時もありますが、そうでない時は少し時間を置いて、もう一度お願いしたこともありました。

 私は、自分ができる事は何でもしたいと思いました。

 入学するまで、まったく文字、数字に興味のなかった子が、今では漢字の読み書きが出来るまでになりました。簡単な足し算なら出来るようになりました。そのためには、家で私が足し算や、漢字、カタカナノートなどを作り、子どもは宿題として頑張ってこれをします。それを学校で先生が見て、まるをし、ほめてくださっています。1対1で、先生もとても大変だったと思います。

 私にとって嬉しい事は、子どもが子どもなりに学校というものを理解し、苦手な事も少しずつ受け入れていき・・・そして好きな友達を作り、楽しんで学校生活を送ってくれている事です。

 保育園などのお友達が一緒だと心強いのですが、ウチは学区外の保育園だったので『1からのスタートだ!』と思って身構えていましたが、子ども達は本当にすんなりと、ありのままのMを受け入れてくれました。

始めのうちは『どうしてMちゃんは一人でしゃべっているの?』などと言う質問がありました。でも、しばらくすると、いつのまにか、そんな質問もなくなってきました。

最近久し振りにされた質問は、『 Mちゃんって何でそんなに背が高いの?』というものでした。何故だかすごく嬉しかったです。

 Mが友達を求めている姿を見ると、「やっぱり、普通学級が良かったかナ…」
と思う時もありますが、なかよし学級にいたからこそいろんな事が吸収できたと思っています。

 これからも色々事があると思います。その度にまた悩んだり、苦しんだりするとは思いますが、がんばって行こうと思っています。 新入園、新入学のお母さん達一緒に頑張りましょう。

「会報15号」(1999.7)

「愛しいわが子へ」目次  次の方へバトン