(since 2002/01/11)(更新 2004/03/31)

TNO:素粒子モデル[8]

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©Copyright 2002,2004 小野智章
無断転載を禁止します。
独自解釈による、サブクォークによる素粒子のモデルです。
内容を信用しないこと。 勝手な解釈なので、合っているかどうかは知りません。 CP対称性の乱れについて、ちょっと暴走気味に説明をつけてます。
kについて、ニュートリノを正の側に取る様に、 2004/03/31変更しました。

素粒子モデル[目次]
素粒子モデル[7]
素粒子モデル[9]

(chapter8-page1
15.K0SとK+の崩壊

K0Sの崩壊について考察してみる。
その崩壊の分岐比は、次の様になる。
K0S→π+-;約68.8%
K0S→π00;約31.2%
kサブクォークが(+k,-k,-k)あるいは(+k,+k,-k)で構成されていると考えると、 この様な分岐比(ほぼ2:1)を説明出来る。 (d+a,-d)と(d,-a+a)の2つのサブクォーク・モデルで、 崩壊を考察してみる。
  1. (d+a,-d)モデル
    1. -d=k+(-T)→(-u)+W+
    2. d+a=(-k)+T+(k+T+(-k)+(-T))=(-k)+k+(-k)+T+T+(-T)
    3. 分岐比2/3
      1. (-k)+k+(-k)+T+T+(-T)→((-k)+T)+(k+(-k)+T+(-T))
        (-k)+T=d
      2. (k+(-k)+T+(-T))+W+→k+k+T+(-T)
        k+k+T+(-T)=π+
      3. d+(-u)→π-
    4. 分岐比1/3
      1. (-k)+k+(-k)+T+T+(-T)→(k+T)+((-k)+(-k)+T+(-T))
        k+T=u
      2. ((-k)+(-k)+T+(-T))+W+→k+(-k)+T+(-T)
        k+(-k)+T+(-T)=π0
      3. u+(-u)→π0
  2. (d,-d+a)モデル
    (d+a,-d)モデルと、粒子・反粒子が逆で、分岐比は同じ。
以上のことから、 K0Sのサブクォーク・モデルは、 (d+a,-d)と(d,-d+a)の2つあると推測される。

K+の崩壊について考察してみる。
その崩壊の分岐比は、次の様になる。
K+→μ+μ;約63.5%
K+→π+0;約21.1%
K+→π++-;約5.6%
K+→π+00;約1.7%
K+→μ+μ0;約3.2%
K+→e+e0;約4.9%
上2つの崩壊は、 K0Lの崩壊と類似している残りとは、 異質に思われる。 特に最初の崩壊は、アブノーマリティの消失が必要な筈である。 これらを考慮し、 更にK0Lの崩壊と類似していることから、 a/2を含む次の様な過程を考えてみる。
K+=(u,-d+a)
u→d+W+
W+と-dを含めて4つのkサブクォークに、 2つのa/2が結合すると考える。
  1. 分岐比4/6
    一方のa/2がW+の何れかのkサブクォークと結合し、 もう一方のa/2がdか-dと結合する。
    1. 2つのa/2が対消滅する。
    2. (d,-d)→a
    3. W++a→μ+μ
    次の様なモデルも考えられる。
    1. W+と結合しているa/2に誘導されて、 もう一方のa/2と結合しているdか-dが W+に吸収される。
    2. W+に吸収されたdか-dに誘導されて、 もう一方の-dかdもW+に吸収される。
    こちらの方が適切である様に思われる。
  2. 分岐比1/6
    2つのa/2がそれぞれ、 W+の2つのkサブクォークと結合する。
    →π+0
  3. 分岐比1/6
    一方のa/2がdと、もう一方のa/2が-dと結合する。
    W+を除けば K0Lと一致することから、 その崩壊と類似すると考えられる。
    →π++-
    →π+00
    →μ+μ0
    →e+e0
尚、K0Lと同様、 a/2への非局在化によって、長寿命化していると考えられる。

(chapter8-page2
16.CP対称性の乱れ

今まで見たKメソンのCP対称性について考察してみる。
K0Sは、(d+a,-d)か(d,-d+a)とすると、 C=-,P=-となる。 これはCP=+であるから、2πモードで崩壊する。
K0Lは、 (d+a/2,-d+a/2)と等価である(d+a/2,-d-a/2)と見なすと、 C=+,P=-となる。 これはCP=-であるから、3πモードで崩壊する。 ただし、アブノーマリティが局在化するとC=-となり、 2πモードで崩壊する。
K+は、(u,-d+a)であり、 C=-,P=-?となる。 これはCP=+であるから、2πモードで崩壊する。? ただし、アブノーマリティが非局在化するとC=+となり、 3πモードで崩壊する。?
以上の様に、アブノーマリティの局在・非局在の変化によって、 CP対称性の乱れが発生すると考えられる。

(chapter8-page3)
17.ストレンジ・クォークの生成

ストレンジ・クォークの生成では、 その単独での消滅過程と比較すると、 対生成は不要の筈である。 しかし次の様に、 6色の三重荷の生成とストレンジ・クォークへの再構成を考えると、 説明が付く。
  1. 対生成→k+(-k)
  2. 6色生成→Tr+Tg+Tb+(-Tr)+(-Tg)+(-Tb)
  3. k+(-k)+Tr+Tg+Tb+(-Tr)+(-Tg)+(-Tb)=(k+Tr+Tg+(-Tg))+((-k)+(-Tr)+Tb+(-Tb))
    →(k+Tr+a)+((-k)+(-Tr)+a)=(-s)+s
    (色の組合せは、参考例。)
この後、グルーオンの交換により、色は変化して行くと予想される。

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