(since 2000/06)(更新 2009/11/08)

TNO:CASLII

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情報処理技術者試験に出題されるアセンブリ言語CASLIIの、仕様。
CASLは、 平成13年春より仕様変更され、CASLIIになりました。
2001/5/25、CASLIIの仕様変更が発表されました。 命令の追加と、用語の表記変更です。 エミュレータも1.03へ、バージョン・アップしています。
©Copyright 2000-2002,2005,2009 小野智章(小野情報設計)
無断転載を禁止します。

CASLIIエミュレータ
以下は、試験センターの導入の説明です。
Javaでのコンパイル自体は必要無いので、 JAVAのランタイム(JRE)が導入済みであれば、 Java2SDKは無くても構いません。
解凍結果はVMで実行するので、機種、OSを選ばない筈です。 以前は、ZIP自己解凍の実行プログラムのみだったので、 解凍作業自体にはMS-Windowsが必要でした。 当ページに掲載していた 「他機種、他OSの方は、センターへ要望メールを出しましょう。」 のメッセージに賛同された方が多かったのが、 現在はzip形式も用意されています。 尚、アプレットではないので、ブラウザでは実行出来ません。
ドキュメントはPDFで、AcrobatReaderが必要です。
JAVAのランタイム(JRE)も、Java2SDKも、 SunのJavaサイトから無償ダウンロード可能です。

MS-WindowsXPで実行する手順は、次の様になります。 一部、他のOSについても記述しています。
バージョンアップによって、変化しているかもしれません。 詳細は、解凍で出て来るPDFを読んでください。
  1. 実行環境の準備
    1. JRE(又はJava2SDK)準備
      既にJREかSDKが有れば、不要。
      詳細は、Sunのページで確認してください。
      1. ダウンロード
        でかいので、低速回線の方は、分割方式を選んだ方が良いでしょう。 その場合、分割されたファイルを1つに繋いでやる必要があります。
         ==>
        Javaダウンロード・サイト
      2. インストール
        Sunのインストールのページに従って、実施してください。
        後の作業は、ランタイム(JRE)が、 「C:\Program Files\Java\j2re1.4.2_14」へ インストールされていることを想定しています。
    2. CASLIIエミュレータ準備
      1. ダウンロード
        自動解凍の実行ファイルです。 ダウンロード先は、どのフォルダ(=ディレクトリ)でも良いです。
         ==>
        試験センター
      2. 解凍
        • 自己解凍「.exe」ファイルの場合
          Windowsのみ、解凍可能です。 「.exe」ファイルを実行して解凍します。 システムの設定によっては、 ダウンロード時点で解凍されていることもあるでしょう。
        • 「.zip」ファイルの場合
          OSによって操作が異なりますが、 通常は、 ターミナル・モードなどでコマンド操作で解凍します。 Linuxでは、「unzip」コマンドで解凍出来ます。 詳細は、各OSのマニュアル/ヘルプ/解説書等で調べて下さい。 環境によっては、解凍ソフトが必要な場合もあるでしょう。
        解凍で出来たフォルダやファイル群は、移動可能です。 (解凍で出来たcasl2.jar、run.jar、CASL2.batとRUN.bat以外は、 必須ではありません。)
        後の作業は、 「C:\casl\javaCasl」内へ 解凍されていることを想定しています。
      3. プログラム作成用フォルダの用意
        CASLIIプログラムの作成場所を 解凍で出来たTestProgramフォルダ以外にする場合、 前もって、そのフォルダを作成しておきます。
        後の作業は、 「C:\casl\TestBed」内で CASLIIプログラムを作成することを想定しています。
      4. バッチ・ファイルの修正
        解凍で出来たTestProgramフォルダの下の バッチ・ファイル(ファイル名「*.bat」)を、修正します。 バッチ・ファイルを別フォルダで利用したい場合は、 そのフォルダへ複写してから、修正します。
        尚、ここでは、「Javas.bat」は使用しません。
        例)「C:\casl\javaCasl\TestProgram\CASL2.bat」
        		"D:\Program Files\Java\j2re1.4.2_14\bin\java" -jar C:\casl\javaCasl\casl2.jar %1 %2 %3 %4
        		
        例)「C:\casl\javaCasl\TestProgram\RUN.bat」
        		"D:\Program Files\Java\j2re1.4.2_14\bin\java" -jar C:\casl\javaCasl\run.jar %1 %2 %3 %4
        		
        ディレクトリ名「Program Files」中に空白文字が含まれているため、 「"」が必要です。 ディレクトリ名に空白文字が含まれていなければ、 「"」は不要です。
        後の作業は、 「C:\casl\javaCasl\TestProgram」内に バッチ・ファイルを用意していることを想定しています。
      5. バッチ・ファイルの追加
        ついでに、カレント・ディレクトリ(視点)を プログラム作成用フォルダへ移動するバッチ・ファイルを、 ユーザ用の設定ディレクトリ内に、 作成しておきましょう。
        Windowsの別バージョンやWindows以外では、 かなり異なると思います。
        例)「C:\Documents and Settings\ユーザ名\gocasl.bat」
        		PATH=C:\casl\javaCasl\TestProgram\;%path%
        		cd C:\casl\TestBed
        		
        ファイルのフォルダである「ユーザ名」の箇所は、 実際のユーザ名で置換えてください。
        PATHの設定は、バッチ・ファイルのためです。
        プログラム作成用フォルダのドライブが異なる場合は、 ドライブを変更する1行を追加してください。 (ドライブが「D:」であれば、「D:」という内容の行を追加。)
  2. CASLIIソース・プログラム作成
    前述のプログラム作成用フォルダに、「.cas」という拡張子のファイルで、 NotePad等で作成してください。 拡張子より前は、半角英数字8文字以内にしておきます。 そうしないと、MS-DOSでのファイル名の入力が困難になります。 (仮に「program.cas」とします。)
    (注意:命令コード等は大文字にすること。)
  3. CASLIIアセンブル&実行
    Windowsの別バージョンやWindows以外では、かなり異なると思います。
    1. コマンド・プロンプト起動
      「スタート」→「ファイル名を指定して実行」→「cmd」入力
      この手順で、コマンド・プロンプトのウインドウが開きます。
      以下のキー入力の英字は、大文字でも小文字でも同じです。 (一応、バッチ・ファイルの指定を大文字にしてあります。)
    2. 前述のプログラム作成用フォルダへ、 カレント・ディレクトリ(視点)を移動
      バッチ・ファイルを作って有れば、それを実行します。 作っていなければ、前述のバッチ・ファイルの内容を手入力します。
      下の例では、「gocasl」(とリターン・キー)のみを入力します。
      	C:\Documents and Settings\ユーザ名\gocasl
      	
    3. アセンブル
      「program.cas」から「program.obj」を生成します。 「.cas」の入力は省略可能です。
      	C:\casl\TestBed>CASL2 program.cas
      	
      アセンブル・リストを出力し保存する場合は、 次の様に標準出力(通常の画面表示)をリダイレクト(出力先変更)します。 (後で、「program.txt」をWindows下でNotePad等で見ます。)
      	C:\casl\TestBed>CASL2 program -A>program.txt
      	
      (注意:エラー発生が判りにくいです。 正常終了時に表示される オブジェクト出力のメッセージを、 確認すること。)
    4. 実行
      「.obj」の入力は省略可能です。
      	C:\casl\TestBed>RUN program.obj
      	
      実行する「.obj」のファイルに未定義のラベルがある場合、 対応する「.obj」のファイルを探して、 自動的にリンクする様です。
      アセンブル〜実行までの過程の中で ソース・プログラムを修正する場合は、 Windows下でNotePad等で修正・保存します。 その後、アセンブル以下を再実施します。
    5. 終了
      MS-DOS環境のウインドウを閉じます。
      	C:\casl\TestBed>exit
      	
    アセンブル等の詳細は、解凍で出て来るPDFを読んでください。

主な改定のポイント
2001/05/25付けの改訂も含みます。

プログラムの変化の類型

質問・ご意見等、お待ちしております。
小野智章(小野情報設計) 
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