エコロジーなページ

 「 こんにゃく芋と花 」の巻き

 雨ふれば こんにゃくつくり 湯気の中
と 雨の日は 畑仕事が出来ないので こんにゃくを作ります。
百円市でも 「こりこり感」が人気で、よく売れます。
昔は 桑の木(養蚕、かいこ)の樹間で たくさん作っていたのです。が養蚕の衰退
ととも 桑畑もなくなり、畑でこんにゃく芋を作る人も少なくなりました。 我が家
も在来種の芋をいただき、また こんにゃく芋を作り出したは 5年前からです。
普通のこんにゃくは こんにゃく芋を切り干しに加工し、この切り干しを製粉してか
ら作ります。こんにゃく芋も種類があるようで、小さい芋の種類から作ったこんにゃ
くは高級? 田舎の手作りこんにゃくは「生こんにゃく」といわれるように 芋から
そのまま作ります。芋を蒸して柔らかくしてから、すり潰し練り上げます。水を加え
増量し、よく練る(これが 熱いのです)。カルシュウムで固めて(こんにゃく色に
なります)型にとります(茶碗で丸い形にします)。炊きあげてアクを抜いて、水に
入れ さらして出来上がりです。この増量加減で、かたさが決まります。歯ざわりの
良さが決まる訳です。昔の作り方は 臼でつぶしたり、灰汁で固めたりとだったよう
です。今も 経験豊富な父親が作りますが、圧力鍋・ミキサー・硫酸カルシュウムに
変わっています。かって 風船爆弾が作られたように こんにゃくは「のり」ですか
ら、手で練り上げるのと作った後の片づけは 大変です (^_^)。

秋に掘った 3年目のこんにゃく芋の写真です。
東南アジア原産の多年草、サトイモ科。サトイモ
と同じく 伝来は古く、仏教とともにとも言われ
ています。 今では こんにゃくは 日本独自の
食べ物? 周りに 子芋が付いています。子芋で
芋を増やします。岡山では 秋に掘って保存しな
いと、畑の中では 冬を越せません。九州鹿児島
では 自生しているこんにゃく芋が 収穫出来る
そうです。(鹿児島 福永さん)
3年芋位になってから こんにゃくに使います。

5〜6年芋で 花が咲くことがあります。5年芋迄大きくしないで 芋を使うのと、
花を咲かせると 芋が駄目になるので、花を咲かすことはありません。秋や春に咲く
ようです。こんにゃくの花は里芋の花と似ていますが、さすが南方系と思わせる花柄
の斑紋模様と紫色の花弁(がく片)がきれいです。葉は3つに分かれ、さらに複雑に
分かれていて、観葉植物風? 子芋を鉢植えにして 楽しんでいます。
この秋 近所のこんにゃくに花(花の写真です)が咲きました。


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