問3. なぜ “数える” = [ 量 を 数の名前 へ 変換する ] のか?

[ 数の名前 を 伝えること で その量 を 相手に伝える ] こと が 主目的 である。

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言葉や文字全般 と 同様に 数や数字 は コミュニケーションツール であり
[ 数の名前 を 伝えること で その量 を 相手に伝える ] こと が 主目的です。

[ 伝えられた 数の名前 から 量のイメージ を 復元する ] こと が できなければ 意味がありません。

言い換えれば、 “数える” = [ 量 を 数の名前 へ 変換する ] の 逆の作業
[ 数の名前 を 量 へ 変換する ] も 併せて できなければ 意味がありません。

更に、 伝える相手 は 他人とは限らない。
文字(その数に対応する数字) で 書き残しておけば、 未来の自分へも その量 を 伝えること が 可能 となります。

つまり、 実用的な意味で “かぞえる” こと が できる為には、
A)[ 数の名前 の 順番 を 正確に 記憶し 詠唱する ] 能力
B)[ その数(の名前) に 対応する 数字 を 記憶する ] 能力
C)“数える” = [ 量 を 数の名前 へ 変換する ] 能力
D)[ 数の名前 を 量 へ 変換する ] 能力
E)[ 数 を 数字 で 書き表す ] 能力
等 を 学習・体得する 必要 が ある。

※ しばしば 混同されますが、 数と数字 は 異なるものです。 参考リンク: 数字 とは何か?

B) は [ 数の名前 → 数字 ] の 変換能力 と [ 数字 → 数の名前 ] の 変換能力 とに 分解されます。

C) と D) を 併せて、 数の名前 と 量 を 一対一対応させる という 一つの能力。

以下では 数学史的観点から 上記の “かぞえる” 為に 必要な 能力 の 学習・体得法 について 考察していきます。

※ 思いのほか 長くなって しまったので、
時間のない方 や 細かい事はいいんだよ って方は、 ここから まとめ へ 飛んでください。

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まずは
問4. “かぞえる” 為に 必要な 能力 の 適切な 学習・体得 順序とは?

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