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平成20年5月31日

 

 第121号 

NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会

 121号 目次

     蛍、がんばれ!

     育てる会 20年度総会・記念講演会

     育てる会勉強会
         「NTN夢工房見学会」
         「18歳の春をめざす親子療育クラブ」
         「母の想いを話す会」

     支援者養成講座

     キッズルーム・サッカークラブ・水泳教室のお知らせ

     私のお薦め本コーナー
         「自閉症の特性理解と支援

     近隣の講演会等のご案内

     お母さんコラム

     事務局だより

吹き渡る風が、気持ちの良い季節となりました。
山々は一段と緑を濃くし、夏へ向かってまっしぐらという感じです。事務局のある赤磐市和田地区では、蛍が出る季節となりました。
ここ和田地区の小川もコンクリートで固めた土手はどんどん改修が進んで、水の流れは良くなるのでしょうが、蛍の成育には適さない環境破壊ともいえる状況です。
「負けないで、がんばれ!!」と、一匹一匹の蛍に呼びかけたくなる私です。
さて、今回の会報ではまた次々と、いろんなことが起こって、書きたいこと山積みですが、「そんなにページはないぞ〜!!」と怒られつつ、「レッツ ラ ゴ〜」
まず、はじめに総会が無事に終わったことをご報告いたします。
今年度は、新しくお父さんの理事を二人迎えることが出来ました。
お母さんたちだけでがんばった育てる会から、お父さんにもがんばってもらおう、力を貸してもらおうという会へと変化しつつある育てる会です。
前々より、お父さんたちの間で「おやじの会」を作って欲しいという要望がありました。
今年度は、新理事を中心にそういったことも考えたいと思っております。
参加希望のお父さんは、事務局までご連絡ください。お待ちいたしております。
さて、総会に先立って、笹野京子先生の講演会が行われました。
「自閉症の人の育つ道すじ」医療からの支援と題しての講演会でした。
講演会の報告とアンケートも後のページにありますので、ご覧ください。
続いて、吉田友子先生のセミナーが6月21日に行われます。
「その子らしさを生かす子育て」と題して、高機能自閉症とアスペルガー症候群の理解と支援についてのお話をお聞きすることになりました。
先生には、4年前に講演会をしていただいてから、毎年のようにお願いしてきたのですが、やっと念願かなって、岡山へ来ていただけることとなりました。
私は、個人として、よこはま発達クリニック主催の夏のセミナー、冬のセミナーなど何度もお話を聴きにいかせていただいて、このお話を私が聴くだけではもったいない。困っていらっしゃるお母さんたちや、園や学校の先生に聴かせてあげたい。そう思いました。
地方での講演は控えているとおっしゃっていた先生に、しつこくしつこくお願いして、それでようやく今回、願いがかないました。
しばらくの間、横浜以外の地方でのお話はされていなかった先生の最初の訪問地が岡山とのことです。大変光栄なことです。
子どもとの毎日の暮らしに困っておられる皆さん、先生の講演会を聴いていただくと、自閉症という障害への捕らえ方や、理解の仕方、考え方、子育てへの視点が変わります。毎日の暮らしが、なんだか違って感じられます。私はそうでした。
先生は、「その子らしさを生かす子育て」(中央法規)の中で述べられておられます。
「その子の良さを味わい、共に生きていく」
それこそが子育てを楽しんでいける元ではないかと思います。
私にも、自閉症という障害と向き合い、対決しょうとした日々もありました。けれど、「楽しみたい」「この子との暮らしを、一度しかないこの子との親子関係を幸せに、楽しんで生きたい」そう思ったときから、肩の力がすっと抜けて、それまでの呪縛から解き放たれたように感じたものでした。
それからの暮らしは、不思議な自閉症の子との暮らしに魅了される日々となりました。自閉症は、不思議で可愛くて、面白いです。毎日が楽しくて今日まで生きてこられたのかもしれません。現在は、わが子だけではなく、児童デイサービスや会の行事などで、よそのお子さんとの付き合いも多くなり、本当に千差万別な自閉症の中、共通する不思議な空気感とでも言うのでしょうか、彼らの魅力にすっかりはまっています。
ここに育てる会会報64号のトチタロさんのお勧め本「その子らしさを生かす子育て」(中央法規)の紹介文をもう一度引用して、先生の紹介にかえさせていただきたいと思います。

 『 高機能自閉症・アスペルガー症候群
           「その子らしさ」を生かす子育て 』

吉田 友子:著 中央法規出版 定価:1800円 + 税
文句なしに、今年の上半期に出版された本の中では秀逸の本だと思います。
今までの、高機能自閉症・アスペルガー症候群の解説書は、この障害が理解されにくく、ともすればわがまま、自分勝手と誤解されやすいところから、なんとかしてみんなに理解してほしいと・・・どちらかというと真面目さが表にでて、肩に力のはいった本が多かったようにも思います。
それに比べて、本書はホントに分かりやすいことば、優しいことばで、この障害について書かれています。まえがきに書かれているように
「不安だからと目をそらすよりも、心配だからこそしっかりと見つめる。きっとそこに解決の糸口があります。」
あくまで、お母さんたちの隣に寄り添って、同じ目線から子どもの様子をかわいらしく見ながら、何に困っているのか、どうすれば助けてあげられるのかを話してくれているような本です。
この子たちを話題にするときよく出てくる「障害」か「個性」かという話にしても
『障害』と『個性』という2つのとらえ方を二律背反(どちらかであればもう一方でない)のものとしてとらえること自体をやめてみましょう。子どもの特性はどの子のどんな特性も『障害』であり『個性』です。客観的に評価しそれに合わせた課題や支援を用意するとき、あなたはわが子の特性を「障害」としてとらえています。同時に彼(彼女)の行動のほほえましさをいとおしく思いあるいはそのユニークさに感心するとき、あなたはその特性を生涯続くその子らしさ(『個性』)として味わっているのです。
『障害』か『個性』か。その区分はあなたがいま子どもにどんな視点を向けているかを示しているにすぎません。そしてこの2つはどちらが欠けてもだめなのです。両方の視点をもちあわせて子育てをしていくことが子どもをトータルに支援し育児を楽しむために必要なのだろうと思います。
『障害』か『個性』か、もう悩む必要はないのです。」
・・・いかがでしょうか、もうあなたの悩みの一つは解決されたのではないでしょうか。
この本は副題に「高機能自閉症・アスペルガー症候群」とついていますが、自閉症の子育て全般に助けになること、支えになることばが詰まっています。我が家のようなカナータイプの自閉症児の子育てにとってもストンと心におさまって子どもたちをより一層理解できたように感じました。
では最後に、座右の銘にしたいような一文、「療育のめざすもの」より・・・
「よりよい親とは、より大きな犠牲を払っている親のことではありません。笑っていないあなたに育てられた子どもが、将来、自分に誇りをもったおとなになれるでしょうか。
療育は先で笑うために今歯を食いしばることではないのです。親にとっても子にとっても、です。
今を、この一度しかない大切な今を、より楽しくより便利により充実して暮らすためのアプローチのことなのです。
(「育てる会 会報 64号」より 2003.8)

さて、お話は大きく変わって、我が家の北海道旅行のことを書きましょう。
5月11日から2泊3日間、家族3人で、北海道へ出かけていきました。
何年か前の北海道旅行の報告でも書かせていただいたように、飛行機をなんとか克服した哲平ですが、その後、余り時間を置いてしまってはいけないと、再びのチャレンジです。
飛行機が滑走路上を動き始めた途端、それまではゆったりと落ち着いているかに見えた哲平の手が、私の手に重ねられました。
今回は、C・D・E席。私、哲平、お父さんの3人が中央で一列に並ぶ形の座席です。「気持ち悪いです」と今の気持ちを伝えてくる哲平。
いつもなら自分の気持ちを伝えるということは、ない哲平なので、よっぽど困ってのこと。
左手を私の手に、そして右手はお父さんの手に重ねて、必死の形相。
目をぎゅーっと閉じています。目を閉じるとかえって怖いのではないかと思えたので、テレビに映し出される映像を見るように言いました。
そこには、滑走路へ向けてゆっくり移動中の道路が映し出されています。
さぁ〜、いよいよ出発の時。飛行機が一気に加速。エンジンは轟音を響かせます。途端にお父さんの手を離し、目を再び覆う哲平。でも、私の側の手は、離しません。
いざとなった時、「母なのよね〜」と、一人ほくそ笑む私。父さんがっくり。
やがて飛行機は空高く舞い上がり、ベルト着用サイン消えました。三人揃って、お弁当を広げました。
前回の北海道旅行のときは、岡山空港から新千歳空港まで、お弁当が食べきれなかった哲平も、今回は上機嫌。早々と、10分足らずで完食。私が食べ切れなかった巻き寿司の一切れも「食べる?」と聞くと「うん」と頷いてペロリ。
それでも飛行機が少し揺れると、私の腕にそっと手が触れます。
途中から、空席になっている窓際の席に移動して、ゆっくり外を眺めながら、約一時間半、はじめは窓のブラインドを下ろそうとしたこともありましたが、だんだんと慣れて時々雲間から見える陸地や雲の形を見ている様子。
いよいよ着陸態勢。
手を私の腕にやっぱり絡めてくる哲平。
やれやれやっと着きました。
私「飛行機、がんばったね」
哲「・・・・・・」
私「飛行機は大きいね、だから大丈夫だよ」
哲「強い?」
私「そうね、飛行機は強いよ」
哲「大丈夫・・・・」
私「そう、大丈夫!!」
嫌なこと、辛いこと、しんどい事がある時は、確かめる様に哲平は「大丈夫」といいます。
「そう、大丈夫!」私は大きく頷いて見せます。
哲平、20歳。かわいいまんまの成人です。
自閉症の人は、一生優しく、素直で純な心を持ち続けるに違いない。私は哲平との日々を通してそれを感じます。
日常生活と違うところで哲平と触れ合うことで、哲平のピュアな心が、見えてきたように感じたというお話でした。
北海道旅行については、お父さんのブログ(自閉症の北斗星)でごゆっくりとご覧ください。
続いても、楽しいそしてちょっぴり切ない、哲平のお話です。
ある日のこと、哲平が鏡の前でなにやらやっているのに気づいたお父さん。
こっそり見ていると、哲平は療育手帳に貼られた4歳の頃の自分の写真と、鏡に映った今の顔とを鏡に並べて映して見比べ「哲平くん」と言いながらじーっと見ていたそうです。
人は、時間の経過と共に、変わっていくこと、それが哲平にもやっと理解できたのかもしれない・・・。そんな風に思えた出来事でした。
自閉症の人は、時間の経過が理解できないというように、教わりました。この子にどうやってそのことを教えていけばいいのか、分からずにおりました。
小さい頃、この靴は哲平の赤ちゃんの頃に履いていた靴よ。と見せて、今は、こんなに大きい靴だね。赤ちゃんの靴が履けないね。などといいながら教えましたが、理解できないようでした。また、写真を見せながら、赤ちゃんのときの哲平君。小学生のときの哲平君。中学生のときの哲平君・・・と、時間を追って写真を見せたこともありました。でも、理解した様子はありませんでした。ここへきて、やっと判ってくれたのかしら・・・??と思える出来事でした。皆様へ報告します。

さて、話は再び変わって・・・。
今年度の育てる会では、『のびのびキャンプ』という大きな企画を行います。
重松先生に協力いただいて、自閉症のことを学ぶ研修もボランテイアさんには、前もって受けていただく予定です。
また、事前にデイキャンプも子どもたちとボランテイアさんの顔合わせをかねて行いますので、安心です。
あと少し、定員まで余裕がありますので、体験させてみたいとお思いの方は、お申し込みください。
我が子は、すでに大きいので、小さい人に譲ろうと、申し込みは遠慮しておりましたが、まだ定員が少し余っているとのことですので、慌てて申し込みました。
親とは離れて、ボランティアさんとの一泊キャンプ(宿泊は吉備少年自然の家の建物の中)ですので、ご心配とは思いますが、可愛い子には旅をさせてみようではありませんか。新しい発見や出来事が、きっと子どもの成長に、プラスになるに違いありません。
定員まで残りわずかです。定員20名にて締め切りますので、よろしくお願いいたします。
哲平は、朝日新聞社厚生文化事業団主催の自閉症児のキャンプに、小学4年生から6年生まで参加して、おりました。大阪駅まで送ってさようならして、3泊4日。いい笑顔で、心配している母親のところへ帰ってきてくれました。楽しかった思い出のいっぱい詰まったような顔をして意気揚々という感じでした。ボランティアの方が、岡山まで家庭訪問に来てくださるような手厚いキャンプでした。
育てる会のキャンプもいずれは、3泊4日くらいの形を目指したいと思っておりますが、まずは、今年は初めての試みです。1泊2日で出発しましょう。旅立ちは、岡山駅です。バスにてお別れです。おかあさんは、ボランティアさんに子どものことはお任せして、自分の時間をすごしてください。子どもたちは、日常をはなれた、楽しいこと満載の、のびのびキャンプです。ボランティアさんもこの機会に募集していますので、どうかご応募ください。福祉系の学校の方や、教育学部の学生さんなど、勉強になりますよ。自閉症の子どもたちとの1泊二日です。しっかり、重松先生がサポートしてくださいますので、どうぞ、「来たれ!!若者よ!!」です。
こちらも、早い人順ですので、育てる会事務局へ急ぎお申し込みください。
 ☆日程☆ 
         平成20年10月4日(土)〜5日(日)
というわけで、今年の夏も秋も忙しい日々が続きそうです。
さて、夏休み中の8月9日の講演会の講師が正式に決定しましたので、改めてみなさまにご紹介します。
☆講師決定☆
          京都府立向ヶ丘養護学校  澤 月子先生
澤先生は、これまたトチタロさんが以前の会報83号でのお薦め本「自閉症児の教育実践  TEACCHをめぐって」の中でエールを贈られてていますので、ご案内します。
岡山県地方は、梅雨に入ったようで、毎日雨の日が続きます。
体調に気をつけて、がんばりましょう。
それでは、今日は、ここまで、皆さんお元気で、また、来月の会報でお会いしましょう。
育てる会代表 鳥羽美千子

育てる会 20年度総会・記念講演会

先日5月14日(水)、育てる会20年度総会が開催されました。
皆さまのご協力のもと、すべての議案が承認されたことを報告いたします。

新しい育てる会 理事のメンバーを紹介します。

  代 表 : 鳥羽 美千子
  副代表 : 2名(WEB版 氏名略)
  理 事 : 9名(WEB版 氏名略)

よろしくお願いいたします。

総会の前に「自閉症の人の育つ道すじ 〜医療からの支援〜」のテーマで笹野京子先生による記念講演会を開催いたしました。
参加者からの感想・アンケートを紹介いたします。


去る5月14日(水)、岡山ふれあいセンターでの、なのはなクリニックの笹野京子先生に参加させていただきました。
今回のお話の中で一番興味深かったのは、自閉症児がうまく発達していくためには、何が必要なことというお話でした。
以下がそのときのお話です。
・ 見通しが持て安心できる環境(環境の構造化)、退屈でなく不安にならない環境
・ そのときそのときで自分にあった課題と達成感が持てること
・ 自信が持てること
・ 適切な趣味を持つこと
・ 虐待、いじめにあわないこと
・ 必要な医療支援があること
確かに、このひとつでもないと、うまく育っていきにくいんだろうなと思いました。
中でも、虐待やいじめにあわないことという のは、とても重要なことと思えます。
高機能自閉症やアスペルガー症候群のお子さんの場合、特に障害に気づくのも遅れがちになりますので、幼稚園、小学校時代を通して、周りの理解も得にくいことが考えられます。
普通級で、皆と同じ行動が取れなかったりして、変な奴ということで、いじめに会って、不登校になるお子さんが多いと聞きます。何とか、早くに自閉症と判る方法がないのだろうかと願わずにいられません。障害を早く知ることで、親も学校もその子に合った適切な関わり方ができたら、そんな不幸なことは防げるのではないかと思えます。
それには、もっともっと障害理解の啓発を社会に向けてしっかりしていかなければならないと思いました。
今年最初の講演会が、笹野先生のお話でよかったなと、つくづく思いました。
医療の支援が大切ということを先生のお話を通して、多くの参加者が感じられたことと思います。先生のところへ患者さんが殺到しては大変だろうなと、ちょっぴり心配する私です。
 
(Mママ)

自閉症の成り立ちからすべて分かりやすく学べて良かったです。母の主観で分かっているつもりで行動している部分があったのでハッとしたものがありました。将来的に私も見通しができたと思います。  (小1)
家族のモットーなど、本人以外の兄弟児についてのお話が嬉しかったです。母親に対しての言葉も身に沁みました。  (小2)
いちから分かりやすく講演してくださった。こういった講演会は初めてだったので、改めて息子の障害に関しての特徴がなんとなく分かってきたので、今日から今までと違った対応ができそうです。  (小2)
自閉症について何度も聞いているのに忘れている感覚があったことに驚きました。これから先の子どものことに対して、親にも「なんとなく」ではなく「見通し」が持てたことが良かったです。  (小1)
幼児期からの関わり方から聞けたので、初心に帰れました。年齢が大きくなるごとに関わり方が難しくなることも分かりました。  (小3)
お話が分かりやすくて、自閉症の方がどんな不安を感じ日々を過ごしているのか、どう接すればよいかが具体的によく分かりました。「できている、それでいいよ」ということを伝えてやることが大事だというお話が特に目からウロコでした。また、最後の母親へ向けての言葉がとても暖かく感動しました。子どもと関わったことで新しい世界を知ることができたと思い、家族仲良くというお話も感動しました。先生と親とで共に学びあい成長しあいましょうと言ってくださり、嬉しかったです。  (小3)
問題行動を引き起こす環境要因の中で、「特に気をつけないといけないのは不安と退屈」「同年齢の友達にこだわらない」というお話が印象に残りました。ピンポイントでとても分かりやすい。先生ご自身が多くの経験の中で学ばれたことをとても分かりやすくまとめてくださっていて、情報を整理できました。とても暖かい立ち位置で、障害児にも家族にもありがたい存在です。  (小6)
以前、子どもを診ていただいていた先生の講演でした。これからのこと、今のこと、細かく教えていただき、これからもコツコツ頑張っていこうと思いました。ありがとうございました。  (年中)
低学年は安定していて特に何もせず、4年生より受診、投薬で5年生まで何とか無難に普通学級で行けていたのですが、そのことにのほほんとしていたのがいけなかったことが改めて分かりました。  (中1)
年代ごとに課題や関わり方を具体的に聞けて良かったです。今までやってきたことを反省したり、またこれからも継続してやっていかなければならないことが再認識できました。幼児期からの関わり方が大事なんだと改めて思いました。  (中1)
ちょっとした待ち時間をつぶせないことで困っているので、適切な趣味を持つことの大切さをタイミングよく聴くことができてよかった。人に迷惑をかけないこと、適度に切り上げられること、お金がかかりすぎないことなど、考えることがたくさんあると思いました。  (中1)
幼児期のことが多く資料に載っていたので、「やはり今日は来るべきではなかったかも」と思っていましたが、どの項目からも現在につながる内容が含まれていて、豊かな気持ちになれました。本人が経験していく中で「頑張ったり、していること」を「できたね」とか「よくがんばったね」など取り組んでいることを認める大切さを改めて学び、親も心をこめて向き合わねば!と思いました。就労も今考えている最中ですが、就労だけがすべてではない、ということもホッとしているところです。
最後に母親は心も体も調子を整えて、長生きしましょう!との言葉に「そうだった!」と気をつけて頑張ろうという思いを強くしています。
  (高等部)
とっても分かりやすかった。項目を見て、なんとなく思い描いているようなことへも具体的に例えを言っていただけてイメージしやすかったです。大事なことも明確になり、来てよかったなぁと思いました。同年齢の子と遊ぶことにこだわらなくて良いというお話は、今の自分にとって、とてもありがたいお話でした。  (年少)
今回初めてこういったセミナーに参加させていただきました。本当に勉強になり、日頃の生活や子どもへの手立ての参考になって本当にありがたかったです。ぜひまた参加させてください。  (小1)
先生は、親にも子どもにも暖かく愛情を持って話を聞いてくださり、助けてくださり、感謝しております。これからもよろしくお願いいたします。  (小3)
県内でも数少ない児童精神科医として、県内の障害児と家族を支えてくださった先生に感謝です。個人的にも言葉で言い尽せないほどお世話になりました。  (小6)
診察を受けたくなりました。素敵なお人柄ですね。ありがとうございました。  (年少)
先生が楽しくお話されていて、こちらも気分的に楽になりました。ありがとうございました。(年中・小2)

育てる会勉強会

  NTN夢工房見学会について

NTNテクニカルサービス株式会社夢工房で働く鳥羽哲平くんたちの働きぶりを見ていただける見学会を、6月にも行います。
どなたでも参加できますのでどうぞお申し込みください。

日 時 : 平成20年6月18日(水)10:00〜12:00
場 所 : NTNテクニカルサービス(株)夢工房
申 込 : 育てる会事務局へ6月16日までに。
         ※夢工房の見学は個人の方の場合は育てる会経由でお願いします。

先日5月20日(火)、「NTNテクニカルサービス(株)夢工房」へ見学にお伺いしました。
今回は男性の参加者が多く、お母さんとは違った目線での感想をいただきましたので紹介します。


今春より地元中学の特別支援学級に通っている自閉症の男の子の父親です。中学へ入学して1ヶ月が過ぎますが、心配していた自転車通学も1人で通学することができ、ひと安心しています。学校生活も少しずつ慣れ、本人の希望で、卓球部に入部し部活動もがんばっています。
このたび、NTN夢工房の工場見学させていただきありがとうございます。私の子どもも、六年後には、高校卒業し就労を考えています。先々での就労の参考と思い参加させていただきました。
実を言いますと、一般企業の障害者雇用は無理かと考えていました。5〜6年前ですが、大手企業の早期退職制度やリストラの問題で、製造業界が不振の中、障害者雇用は国が定めている基準をクリアーして、雇用しやすい聴覚障害者、肢体障害者を優先した雇用をしていると思っていたからです。
しかし、NTN夢工房を見学してびっくりしました。知的障害者の雇用を岡山だけでなく静岡、三重の3工場で実施、運営スタッフにおいても障害の内容をよく理解された方を採用され、アットホームな会社(作業場)の印象を受けました。企業である以上、作業場の改善活動も品質、作業効率を一番に考え、健康管理面になかなか目が行き届かないところです。健康、安全面を重視した改善活動、親の立場から考えると一番安心できる内容でした。
NTNテクニカルサービス部長様へのお願いになりますが、CSR(企業の社会的責任)観点から注目されている障害者雇用について、私がインターネットで見る範囲では、知的障害者の雇用には力を入れている企業が少ないのが現状です。障害者雇用の先端であるNTN株式会社「夢工房」様の業務内容を、もっと多くの人に知ってもらえるようによろしくお願いします。  (K父)

先日は鳥羽くんの職場・NTN株式会社「夢工房」を見学させていただき、ありがとうございました。
「会社には障害のある方を雇用する義務がある」ということを聞いたことはあったのですが、それを実際にしておられる現場を見るのは初めてのことでした。
以前3月の講演会のお手伝いをさせていただいたときに、講師の上岡先生が「障害のある人は、その障害にあった作業が必ずある」と言われていました。そのときはあまりイメージが湧かなかったのですが、今回鳥羽くんが作業しているところを見てその意味が少し分かりました。鳥羽くんは同じ作業を同じスピードで繰り返し、しかも的確に行っていました。もしも自分なら、すぐに「面倒くさいなぁ」とか「誰か機械化してくれればいいのに」とか思ってしまいそうです。それをあんなに楽しそうに手際よく仕事ができることも、一つの才能なのかなと感じました。
夢工房のような、障害のある人のことを理解して、その人に働きやすい現場を作っている会社はあまりないんじゃないかなと思います。
3月の講演会のときに、鳥羽くんのお母さんである鳥羽代表から、鳥羽くんの障害のこと、子育ての様子、就労までの経緯を聞きました。障害についてあまり知らない自分からは想像できないほど、その子育ては大変で苦労も多かったと思うのに、明るく前向きにお話される鳥羽代表の「すごさ」を感じました。
実際に仕事をしている鳥羽くんを見て、自分たちと変わらないぐらいに(この仕事に関しては自分以上に)仕事ができる人になっていることに感心しました。
良い勉強になりました。ありがとうございました。  (M)

今回、夢工房の見学会に初めて参加させていただきました。
これまでも、非公式には何度か働いている様子は見させていただいていたのですが(・・・なにしろ当の息子の職場ですので・・・)、今回は見学会ということで、改めて高津部長から、会社としての夢工房の事業に対する考え方や、現在の状況、将来への展望の話などを、パソコンから大型テレビに映して、わかりやすく聞かせていただきました。
特に、障害者雇用に対する熱い思いなどは、少人数でお聴きすのはもったいなく、また機会があれば他の企業の雇用担当の方にもセミナーなどでお話いただきたいと感じました。前回の就労セミナーも盛況だったのですが、やはり保護者の方や学校関係、施設関係の方がほとんどで、企業関係の方は少なかったですね。それにはセミナーへの勧誘活動のルートが、どうしても教育や福祉の方向けになっているからでしょうね。これからの岡山での障害者、殊に自閉症児者の就労の促進を図るには、今日のような高津部長の話をぜひ多くの方に聴いていただきたきたいですね。
さて、夢工房でのみんなの働く様子ですが、最初私たちがお話を聞き始めた時は休憩時間だったので、哲平の意味不明なことばが結構聞こえてきました。普段から休憩は少々苦手な上に、いつも休憩しているテーブルを私達が占拠(?)して、別の場所で休憩することに混乱があったのかも知れませんね。まあ、そんな大きな声でもなく、私達にはいつも我が家で聞き慣れているため、さほど気にはならなかったのですが、もし聴覚過敏な方がいたとしたら問題になるかも知れませんね。将来を考えると、一つの課題とした方がいいかも知れません。
そんな哲平も休憩時間が終わるのを待ちかねたように働きはじめると、もう黙って手を動かします。もちろん一緒に働くM君やMさんは休憩時間から引き続き静かで、作業に取り組んでいます。
本当に私語雑談もなく出来上がった完成品だけが同じスピードで増えていきます。みんな手順がわかっていると、ためらいもなく手を進めていきます。袋かけが終わって積みあがった箱にはベルトがかけられ、哲平もバーコード貼りが1000枚終わった箱は自分でさっと蓋をして積み上げ、次の箱をカッターで開いて用意しています。これが自閉症をはじめ障害者の方の職場の堅実で良いところでしょう。
一緒に見学会に参加されたMさん(イニシャルがみんな「M」さんなのですみません)が帰り道に、「僕だったらできないかもしれません」とおっしゃっていただきましたが、同じ行程を飽きることなくひたむきに作業できるというのも、自閉症の特長だと思います。こんな自閉症の特性を仕事に活かしてくれて、生き生きと働く場を作っていただいている夢工房に改めて感謝の見学会でした。
これからもよろしくお願いします。   (哲平の父)

「18歳の春をめざす親子療育クラブ」 

6月6日(金)、「18歳の春をめざす親子療育クラブ」が開催され、20数名の熱心なお母さん方が参加されました。
今回は鳥羽(父)さんから、哲平君が小学校6年生の時に作られた「個別教育計画」を元に、将来を見据えた計画を立てることの大切さ、作った時に気をつけたこと、それに合わせた日々の目標設定の立て方などを伺いました。
また、自宅での支援ツール「我が家での取り組み」を数名のお母さんが発表してくださり、家庭でお母さんが作られたグッズの数々には「すぐに使えそう」「やってみたい」と参加者のやる気の刺激になったようでした。
まだ参加されていない皆さんも興味を持たれた方は、ぜひお申し込みください。
子どもたちの将来のために目標を持った子育てをする仲間たちが待っていますよ!
   日 時 : 平成20年7月4日(金)9:30〜12:00
   場 所 : きらめきプラザ 研修室2
   参加費 : 年間 5,000円
   申込先 : 育てる会事務局(086-955-6758)
          詳しい内容は参加者へご連絡します。
          欠席された方へは資料をお渡しします。

「母の想いを話す会」

6月の「母の想いを話す会」は・・・
日 時 : 平成20年6月16日(月)9:30〜12:00
場 所 : 東山公民館 会議室(岡山市東山)※いつもと会場が違います
読 書 : TAKAMURA'S2000「何を育てるか」P1〜8
        ライフステージごとの何を育てるかを考えたいと思います。
内 容 : 悩みごとをお持ちの皆さんは、どうか、お話ください。みんなで考えましょう。私たちは仲間です。
       大勢の皆さんの参加をお待ちいたしております。
参加費 : 300円(別途本の購入がある場合もあります)
対 象 : 育てる会正会員 母親限定
申込先 : 育てる会事務局へ早めに申し込みをしてください。

支援者養成講座

去る5月30日(金)、岡山県生涯学習センター大研修室にて川崎医療福祉大学:重松孝治先生を講師にお迎えし、第一回の「支援者養成:即実践講座」を開催しました。
学校・幼稚園・保育園の先生、施設職員、療育機関スタッフの方など約90名が参加し、「自閉症の理解」をテーマに熱心にお話を伺いました。
参加者から感想をいただきましたので紹介します。

「自閉症の問題は育て方やしつけによるものではない」が、一方で「子育てや関わりの影響を受けやすい」というところでドキッとしました。また理解することからすべては始まるが、理解しながら教育していく(理解50%、教育50%)と言われ、ちょっとホッとしました。自閉症児に関わるのは初めてで、勉強しなければ・・・と思いながら見切り発車でどんどん過ぎていっていることに対して、今日の「ドキッ」と「ホッ」のお話は、今の私にタイムリーでとても良かった。  (療育機関)
今まで自閉症に対する知識はありましたが、具体的な例を出されてお話していらっしゃったのでとても分かりやすかったです。  (養護学校)
本などで読んだお話も多かったのですが、これまでは抽象的で分かっているようで分かっていなかったように思います。具体的で分かりやすかったです。  (養護学校)
支援に終わりがなく、継続的に年齢や状況に応じて支援していくことが必要なこと。3つ組の障害についてはよく聞くお話なのですが、今日はとても具体的で実例がたくさん出てくることから、場面が想像できて、とても分かりやすかった。本人の困難さについて、子どもたちがどう感じているかを説明してもらえて、より理解していくための視点や道筋が示されたように思います。  (学童クラブ)
すでに知っていることもありましたが、特性をさらに詳しく理解することができました。「家族という集団の中でも集団生活・社会性を学べない彼らを、それを学ばせるために無理やりに集団の中に入れようとすることはあまりよくない」「想像力を補うために記憶力を使い、過去のことを再現しようとする。だから強烈なマイナスイメージを思い出しやすい」など・・・。これまで納得できていなかったことが少しずつ理解できてきました。  (中学校)

すでにスタートしている講座ですが、途中からでも参加できます。

日 時 : 5〜3月の、毎月一度金曜の夜19:00〜21:00(8月はお休み)
場 所 : きらめきプラザ(岡山市南方)・生涯学習センター(岡山市伊島)など

          ☆第2回は平成20年6月27日(金)19:00〜21:00
             岡山県生涯学習センター 大研修室

対 象 : 教職員・保育士やそれを志す人対象。施設・福祉関係職員も可。
         (申し訳ありませんが、保護者対象ではありません)
参加費 : 全10回分 賛助会員17,000円 ・ 一般20,000円
       ※途中から参加される方へはそれ以前のDVDをお貸出しします。
申込先 : 育てる会事務局(086-955-6758)

キッズルームのお知らせ 

今年度もキッズルームを岡山大学児童文化部の皆さんのご協力のもと開催します。
日 時 : 平成20年6月29日(日)12:00〜14:00
場 所 : 岡山大学津島キャンパス内 第二体育館
参加費 : 本人500円、兄弟400円
         ☆本人にも兄弟にも学生ボランティアさんがついてくれます。
持ち物 : 体育館シューズ(保護者も)、お茶、汗ふきタオル
申込先 : 育てる会事務局へ6月20日までにお申し込みください。
「集団での活動が苦手」
「暗がりでの劇や映画が苦手」
「そういうことの練習をさせてやりたいけど場所がない」
「子どもの体力に親がついていけない」などなど・・・。
そんなお父さんお母さんの声から生まれた「キッズルーム」!!
初めての場所が不安・お母さんからなかなか離れられないお子さんの場合はボラさんとお父さんお母さんとで関われますのでご安心ください。
大勢の家族のご参加をお待ちしています^^

サッカークラブのお知らせ

日 時:平成20年6月29日(日)10:00〜12:00(9:30集合)
場 所:旧岡山中央南小学校グラウンド(岡山市中山下)
    ※施設利用の関係で通常の第四日曜日から変更になっています。
持ち物:マイボール、ゼッケン(ボラさんの分も)、ハチマキと名札、お茶(ボラさんの分も)、個人ノート、出席カード
     親リーダーはグループノートとボラリーダーさんのお茶、
     前期の会費1人につき4,000円(未納の方)
* 雨天時または前日に雨が降った場合は、体育館シューズを持ってきて下さい。保護者の方も忘れずにお持ち下さい。
* 欠席の方はサッカークラブ担当までご連絡ください。

  ★メンバー募集中★

サッカークラブでは、引き続きメンバーを募集しています!
ボランティアさんとのふれあい、仲間とのふれあいを通して一人でも多くの方に、サッカークラブの活動、楽しさを知っていただき、仲間を増やしていきたいと思っています☆
興味をもたれている方、ぜひ一度体験にいらして下さいね!お待ちしています。
体験験希望の方はご連絡下さい。
(サッカークラブ担当;K.M)

水泳教室のお知らせ

日 時 : 平成20年6月15日(日)15:30〜17:30
場 所 : 岡山OSKプール(貸切プールで行います)
連絡先 : 育てる会事務局
いよいよプールが楽しみな季節になりました。学校でもプール開きの時期ですね。
当水泳教室では充実したカリキュラムで、やさしいコーチやボランティアさんと一緒に楽しく練習します。
お父さんの参加も多く、いつもとは一味違うコミュニケーションがとれると評判です。
このたび、夏季の短期入会を企画しました。(6月、7月、9月の3回です。10月〜の継続入会も可能です)詳しくは別紙をごらんください。みなさんのご参加をお待ちしております。
☆ 会費の入金がまだの方は早めにお願いします。
☆ 新たに参加されたい方、体験されたい方は事務局までお問い合わせください。
☆ 欠席される方、ボランティアさんが必要な方は必ず事務局に連絡してください。
☆ 当日の急なキャンセルなどは水泳教室担当者に直接ご連絡ください。
(水泳教室担当:T)

お母さんコラム

今回のお母さんコラムは、赤磐市にお住まいのKさんからいただきました。
市内のとある公共機関を利用したときのエピソードです。Kさん、ありがとうございます。

重度の知的障害を伴う自閉症の息子をできるだけ多くの方々に理解してもらいたい。
そんな思いでこれまで子育てをしてきました。
小3の息子が地域の保育園・幼稚園・小学校へと進み,しだいに良き協力者となって下さる方も増えてきた中で,先日,市営プールに支援ツールを持ち込んだ時のエピソードです。
一般の方も一緒に利用する市営プールでは持ち込み可能な物に制限があります。
言葉がなくコミュニケーションが困難な息子に必要不可欠なカードが,持ち込み禁止となっているビーチボール,大きな浮き輪,眼鏡等と同じ扱いで「持ち込み不可です」と言われ使用することができませんでした。
私は納得できず,プールの事務所へお願いをしましたが「他の利用客の方も色々と我慢をして頂いている中,一人だけ特別扱いはできません。」というのがプール側の見解でした。事務所がダメならどこへ相談すれば・・・と悩みましたが,その後,市営プールの管轄である市教委の方に作った支援ツールを実際に見て頂きながら話をすることにしました。
担当のJさんには以前にも相談事をしたことがあり,我が家での取り組みをとても理解して下さいました。
市教委としても特別支援教育を推進している中,今回の件を見過ごすことはできないという見解で何回もプールに交渉して下さり,1週間後使用許可が出ました。市教委からの交渉もスムーズではなかったらしく学校教育課とスポーツ振興課の両課長さんまでも巻き込み,ご尽力下さったとお聞きしました。
個人の力ではどうにもならなかった問題で半ばあきらめかけていましたが,地域で頑張っていこうと取り組んできたことを少しずつ理解してもらえるようになったと思える嬉しいエピソードでした。市教委のJさん,学校教育課長さん,スポーツ振興課長さんには感謝の気持ちで一杯です。本当にお世話になりました。
これからも我が子にとって,また障害を持つ多くの方々にとって暖かい地域となるように理解の輪が広がっていくことを願っています。
(Kママ)

 事務局だより
「5月病」になる暇もないほど、あっという間に6月になりました。
事務局の周りでは蒸し暑い夜には、ホタルが舞っています。じめじめムシムシする夜には、ウンザリすることもありますが、小さな可愛らしい光に癒されています。
赤磐ぐんぐんに新しく通ってきている子どもたちも、4・5月と2か月が経ち、少しずつぐんぐんのお部屋にも先生にも他の同室の子どもたちにも慣れてきたようです。
お母さんたちも少しずつ緊張もほぐれ、同じ時間の母同士、会話も弾んでいるようです。療育をしている隣のお部屋でお母さんはモニター越しに子どもの様子を見ることができます。「あ!○○ちゃん、こんなことできるようになったのね」「うちの子にも家で取り組んでみよう」のような療育に関わるお話はもちろん、園や学校での出来事、家族や兄弟の話、母としての想いなど、同年代のお母さん同士のお話は、ストレスや愚痴の発散に役立っているようです。
帰りにニコニコ笑顔になって帰られるお母さん方を見ていると、「本当にぐんぐんを作って良かったなぁ」と、感慨深いものがありますね。
さて、6月から事務局に新しいスタッフさんが来てくれることになりました。
笑顔の似合う、素敵な方です。自己紹介文を書いてくださったので紹介します。
6月から育てる会の事務局でパートとして働いているKです。
時計やカレンダー、標識など好きなものがいっぱいの長男(小1)と、ゴーオンジャーとおしゃべりが好きな次男(保育園年中)との、2児の母です。
長男は一昨年前の秋から赤磐ぐんぐんでお世話になっています。働き始めたばかりで教えてもらうことだらけですが、早く覚えて自分の任務をきっちりこなせるよう努力します…と思いつつ、鳥羽代表と紗代さんのちょっとした会話から、息子たちを育てていくヒントがもらえそうで、ついつい耳をダンボにしてしまいがちな私です。
よろしくおねがいします。
新しいスタッフさんが入ってくださったおかげで、より一層子どもたちのために役立つ活動をしていくことができそうです。どうぞ応援よろしくお願いします。
(事務局:鳥羽 紗代)

以前は「育てる会会報」はHPにも全文をUPしていましたが、容量等の事情により、現在は一部抜粋にさせていただいています。
会の行事の予定は育てる会の「
今月の予定」に、近隣の講演会等の案内は「近隣の講演会等の案内板」に、載せるようにしています。
容量は小さくなりましたが、ご覧いただければ幸いです。
なお会報は正会員・賛助会員の方へは郵送でお届けしています。
もしご希望の方がおられましたら、ぜひ賛助会員に申し込みをお願いします。年会費 3000円です。
応援よろしくお願いします。
申込み方法の詳細は「
育てる会 HP」に記載しています。

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