sorry,Japanese only

平成21年9月30日

 

 第137号 

NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会

 137号 目次

     秋の深まりに

     のびのびキャンプ 速報

     クローバーの会 報告

     キッズルーム 報告

     AAO活動 ご案内

     母の想いを語る会
         「吉田友子先生講演会 ビデオ上映会」

     18歳の親子療育クラブ ご案内

     OHAの会 ご案内

     教師・保育士担当 即実践講座 報告

     サッカークラブ・水泳教室のお知らせ

     私のお薦め本コーナー
        「自閉症の親として 〜アスペルガー症候群と重度自閉症の子育てレッスン〜

     近隣の講演会等のご案内

     お母さんコラム
        「幼稚園でのお話」

     事務局&ぐんぐんだより

一雨ごとに、秋が深まっていくようです。
雨上がりの田んぼの稲穂が、少しずつ頭をたれて、実りの時を待っています。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
会報が遅くなって申し訳ありません。今月は、忙しいことがたくさんあって、すっかり原稿遅れました。
お許しくださいね。
まずは、セミナーのご紹介を。
10月25日には、服巻智子先生にいらしていただいて、「発達障害の教育支援〜いじめと行きしぶりについて〜」の講演会を行います。
会場は、山陽新聞社の9階の大会議室。すばらしい会場です。
今回のお話は、いつも育てる会の講演会に来てくださる方たちだけではなく、本当に困っていらっしゃる方々に聴いていただきたいと思って企画いたしました。
本当に困っている方のところに、私たちはセミナーの案内を届けることが、出来ていません。本当に困っていらっしゃる方には、どうやったらこのことが伝わるのだろう・・・。私たちは、宣伝するお金もなく、力もありません。ただ、先生のお話を聴いていただく機会を作ることしか出来ません。
そこで、皆さんにお願いです。お知り合いに、いじめや不登校で困っていらっしゃる方があるなら、ぜひこの講演会のことを教えてあげてほしいのです。
皆さんの力を借りて、広報をさせてください。
どうかよろしくお願いします。広い会場ですので、まだお席はたくさん残っています。
多くの皆さんにお勧めいただきますよう、ご協力お願いいたします。
今月の会報にも、もう一度案内を入れますので、どうかよろしくお願いいたします。

さて、今月(すでに先月になってしまいました)が忙しかったのは、色々なことがあったからでした。
その最も大きなことは、NHK岡山の取材があったことです。
先日の新聞での私のコメントを読んで、興味を持ってNHKのディレクターのIさんが、訪ねてこられたのが、始まりでした。
たくさんお話するうちに、育てる会に興味を持っていただいたようでした。
育てる会の行うサッカークラブや、18歳の春のお母さんの活動、OHAの会なども見に来られ、ますます興味を持ってくださったようでした。
私は、一人の若いマスコミ関係の方が、これほど熱心に私たちの活動に興味と賛同の想いで見てくださることに感激しました。そして、番組になってもならなくても、私たちの子どもを分かってほしい。そのことだけを思いながらお話をしました。
良い本を薦めたり、ホームページを見ていただいたり、Iさんと話していると、楽しくて、時間の経つのも忘れてしまうようでした。
私たちの子どものことや、育てる会の事を知りたいと思ってくださっていることが、嬉しい私でした。
そして遂に、取材が決まりました。
Iさんにとってディレクターとして、初めての放送に載る番組です。
二日間ビッチリの取材がありました。カメラとマイクとIさんと、そしてIさんを補佐するために先輩のディレクターさんが、もう一人。計4人のクルーが、あの狭い育てる会の事務局やぐんぐんの部屋の中で取材でした。
お母さん達にも協力していただいて、急遽支援ツールの会を開いてもらったりしました。
赤磐ぐんぐんのお母さんに撮影の許可を貰うのが遅れたりと、色々なアクシゼントも乗り越えて、何とか撮影は終わりました。
撮影場所は、事務局やぐんぐんだけではなく、きらめきプラザ、桃太郎夢クラブの練習場、そして、市役所の市長室まで及びました。
市役所は、どうして撮影することになったかというと、
「これから育てる会は、どんな事をやっていきたいと思っていますか?」
というIさんの問いに、一人ひとりの発達障害の子どもの支援が出来るといいなと思い、相談員が配置できるようにと、市にお願いしているところです。と私が伝えると、それをお願いしているところの映像があるといいので、市にお願いしてほしいとのことでした。
何度も何度も粘り強くNHKのIさんが、頼んでこられるので、私も一旦は断られていたのに、しつこくお願いしました。そしてついに、担当課長さんの計らいで、市長さんとの対面が叶い、撮影させていただくことが出来ました。
かなりご無理をお願いしたのですが、たまたまお願いした日が、市長さんの体が空いていた日だったそうでした。こんな幸運はめったにないことでしょう。
そして、2日間の撮影は終わり、私は、続けてその日のうちに、京都の日本児童青年精神医学学会の主催されている3日間に渡るセミナーに参加してきました。この学会は、一般にも公開されていて、私たちも参加することが出来ました。
敬愛する門眞一郎先生の講演、PECS生みの親のアンディ・ボンディ先生、中山清司先生、服巻繁先生、おしまコロニーの大場公孝先生、よこはま発達クリニックの飯塚直美先生、そして、吉田友子先生のお話や田中恭子先生のお話もあるとのことでした。
取材のため、一日目の吉田先生の講演には参加できず残念でした。
こんな凄い学会があるんだとびっくりしました。
ます、はじめの門眞一郎先生の講演会が、衝撃的でした。
「自閉症薬物療法の変遷と問題点」という興味深い演題でした。昔我が子も治験に参加したテトラハイドロバイオプテリンについての話は、ショックでした。製薬会社の臨床試験のずさんさや、自閉症に効く薬はないことが、次々お話の中で出てきて、薬に翻弄されている精神医学の現場が浮き彫りにされたようでした。
門先生に続く講演者のSSRIの薬害についてのお話には、驚きを通り越して、怒りを覚えました。有効性の無い薬を研究費の為に次々患者に投与していった薬品会社と、いい加減な厚労省の対応、そして、薬品会社から医療現場の医者への補助金の問題など、私たち自閉症の患者側が知るべきことをたくさん教えてもらいました。薬品会社からの補助を一切受けず、この会を開催された門先生に拍手を送りたいと思います。すばらしい!!
私の後ろで、何度もため息をついておられたお医者さんらしき方がおられました。
そのため息は一体なんだったのでしょうか?反省のためだったことを祈ります。
私たちの子どもは、モルモットじゃない!!そう叫びたい想いでした。
分科会の数々、ポスターセッションの多彩さ、どれもこれも行きたいところだらけだけれど、身は一つ。迷いに迷って、PECSの分科会にずーっと居続けました。
アンディ先生のお話はとても判りやすくって、ぐんぐんでもっと取り入れなくちゃと、改めて思いました。
多くの実践例のお話に、自閉症の子どもたちへの支援方法がここまで進んでいることに驚きました。まだまだ、やること・学ぶべきことの多さに圧倒されつつ、頑張っていく元気をもらい帰ってきました。
私たちは、まだまだ出来ていないことが多いですね。
これでいいと思っていては、どんどん遅れます。より良いことを、すばやく子どもたちに届けなくては・・・、と思いました。
PECS以外では、よこはま発達クリニックの飯塚直美先生の講義がすばらしく、療育とはなんぞやということを、学んだように思いました。
私にとっては、本当に頭イッパイ刺激を頂いた時間でした。

話は変わってちょっとショックだった話です。
私が呼ばれてお話させていただいた、ある講演会でこんなことを言われました。
「私の子どもは、今施設へ通っています。けれど、子どもは楽しそうに幸せそうに行っています。
学校時代は特に何にも教えませんでした。
だから、いつも幸せそうでした。毎日楽しく暮らしていました。
鳥羽さんのように厳しく育てなかったから幸せだったと思います」
私の子育てに反発されたのかもしれません。
大きくなられたお子さんをお持ちのお母さんからは、こんな反応が帰ってくるかもしれないような気がしていましたが、やっぱり・・・という感じです。
哲平は、不幸でしょうか?
私は、厳しい母でしょうか?
子どもが、大きくなった時に困らないように、身辺自立や、社会のルールを教えていく事は、当たり前のことだと思い育てています。これは親として教えなければならないことではないでしょうか。障害があろうと無かろうと、最低教えるべきことだと思っています。
それに加えて、家事や趣味を教え、自立してもやっていけるように出来るだけ教えてきました。
教え方には、自閉症なりの工夫がとてもいりました。簡単には覚えてくれないし、やっと覚えてもすぐ忘れます。それで、視覚的に伝えていく工夫をしました。
なかなか伝わらない哲平とのやり取りは、とても大変でした。けれど、支援がピタッと合うと、途端に伝わるのです。伝わるとすぐにやれるようになっていきました。うまくやれないのは、本人がやれる能力が無いのではなく、こちらにうまく伝える能力が無いからなんだということを、そういう暮らしを通して、私は感じていくようになりました。やり方次第、伝え方次第で、どんどん分かり、吸収していく哲平でした。
子育ては、楽しい。子育ては面白い。そんな風に私は、楽しく哲平と暮らしてきました。
決して厳しい母ではなかったと思うのですが、そんな風に見えたのなら、残念です。
私が楽しかっただけでなく、哲平は、楽しそうに見えます。
生き生き暮らしているように見えます。
決して不幸そうには、見えません。
何にも教えなかったら、今の哲平はいたでしょうか?
自閉症は、親の育て方で自閉症になるのではないけれど、自閉症の症状は、育て方で、軽くも、重くもなると思います。
私には、勉強好きの夫がいたのでたくさんの新しい知識を得る事が出来ました。
上の子どもたちも、子育てをずいぶん助けてくれました。また、夫の両親が近くにいて、事あるたびに、哲平を預かって面倒を見てくれました。そして、多くの良い人たちとの出会いがありました。
私は、恵まれた環境にいたから、こんな風に哲平を育ててくることが出来ました。
また、ここぞという時に、いい出会いがありました。
それは本であったり、講演会の中での話であったり、教えを受けた先生であったりしました。
自分の運のよさをいつも思います。
時々、私には、動物的感みたいなものが、働きます。ここでこうした方が良いかもしれない・・・。そのとおりやってみると、うまくいくのです。
「私には、神さん付いてくれてはる」
私は、運が良かったから、ここまで育ててこられたのかもしれません。
講演会での反発には、少しショックを受けました。話しに行くのが、恐くなりました。
でも、私はただの親ですので、自分がやってきて良かったと思う体験を話すしかないのですね。
またそれを聞いて、「元気が出た」と言ってくださるお母さんもいらっしゃるので、私にとって、できることをしていくしかないと思っています。

さて、話はガラリと変わって、今月の会報ではまたまた大変なことがありました。
9月の初めに、哲平が参加している「桃太郎夢クラブ」で一泊二日の合宿がありました。比婆の道後山の山麓にあるクロスカントリーのコースを走るというものです。天満屋の陸上部の選手も参加され、みなさんと一緒に哲平もトレーニングさせていただけました。
中村選手とも一緒に走らせていただいて、なんてステキなんでしょう。
岡大のT先生が哲平と中村選手をツーショット連続写真で撮ってくださったのが下の写真です。この写真は今後、我が家の家宝になることでしょう。
     
それだけなら、「良かった良かった」の話なのですが、ここからが大変な話となります。
一日目の練習を終えた夕食後、場所を変えての席でのこと、皆さんしこたまお酒を飲んで、大いに盛り上がったメンバーの人たちの中から、明日は合宿の仕上げに「リレーをしよう!」
誰かが言いました。
「天満屋の選手にも走ってもらおう!!」
「いいでしょう!」 「イエーイ!」
「コーチにも走ってもらいたい!!」
「よーし、こうなったらしかたない。走りますよ」 「イエーイ!!」
(私)「大変ですね、みなさん頑張ってくださいねぇ〜」
「何言ってるんですか、お母さんも走るんですよ〜!!」
(私)「ガ〜〜ン」「そんな〜、走れませんよ。こらえてくださ〜い!」
でも、みんな酔っぱらって、ノリノリでそんなの許されないって雰囲気です。
なんと言うことでしょう。
57才の今日まで、そんな走るなんてこととは無縁の人生を重ねてきた私が、高校時代から数えておよそ40年ぶりのタスキリレーをすることになってしまったのでした。
7チームに分かれて走ったミニ駅伝のリレーは、やっぱり優勝は北京オリンピックマラソン日本代表の中村友梨香選手と、同じくシドニーオリンピック代表の山口衛里コーチの入ったチームでした。
皆さん曰く「あのチームずるいワ、オリンピック代表、二人も入って(笑)」
私の入ったチームは、それでも7チーム中4位と大健闘!私さえ入っていなければ優勝も狙えたという、足の速い中学生たちが入ったチームでした。
2回走らなければいけませんでしたが、1回走るごとに2人ずつに抜かれた私は、一人で4人に抜かれたという訳です。
私だけは距離をウンと短くしてもらって、500mを2回走っただけなのに、40年間使わなかった筋肉はすっかり弱ってしまって足が前に進みません。わずかな距離が永遠に思える長さでした。
やっとの思いでタスキを渡すと、その場でドゥーッと倒れてしまうほどでした。息は苦しく、足は動かず、苦しくて、ホントに死にそうでした・・・けれど、徐々に「57才だって、まだやれる」そんな気持ちも、ムクムク芽生えてきたのです。
最後を走り終わって、クロスカントリーコース途中の芝生の上で、大の字になって空を見上げたとき、
「よかった・・・タスキがつながった〜!!」
苦しい息の中でつぶやきながらも、妙に爽快感がありました。
「何〜これ??」 やりとげた達成感!
皆のところへ戻ると、メンバーが口々にほめてくれて、私のトボトボ、ヨロヨロ走りを評価してくれるのです。
「あれ? もしかして私、やれるかも・・・」そんな妙な自信がムクムクと湧き上がってきます。
なにしろ、桃太郎夢クラブは74才で100kmマラソンに挑戦されるような女性もいらっしゃるところです。私も決心して、10月からクラブに入ることにしました。これで我が家は哲平・父さん・私の3人が会員です。哲平は「バリバリコース」、私と父さんは「ニコニココース」です。
やろうという気になれば、まだまだやれる。運動ぎらいの私にしては不思議なことですが、やってみようと思います。
色んな意味で、今年は私にとって挑戦の年になりそうです。
皆さんと一緒にまた頑張りたいと思いますので、ご支援くださいますよう、どうかよろしくお願いいたします。
鳥羽 美千子

のびのびキャンプ

9月13日にプレキャンプが行われ、先日10月3日〜4日に、備前市の「青少年教育センター閑谷学校」にて本番ののびのびキャンプが開催されました。
子ども10名(小学生〜21歳まで)とボランティア・リーダー・スタッフを合わせて33名での参加があり、とても楽しい時間となりました。
また来月号で詳しい報告をさせていただこうと思います。
参加された皆さん、お疲れ様でした!!
参加してくれた子どもたち・たくさんの経験をさせてくれたボランティアの皆さん、アドバイザーの重松先生をはじめとしたスタッフの皆さん、ありがとうございました!

「クローバーの会」

8月26日、グリーンヒルズ津山のプールへ3家族で行きました。
今まで津山のプールを利用したことがないため、家族で下見に行きました。事前にホームページでプールの深さを調べ、これなら足が届くと思い浮き輪を持参しなかったところ、実際に入ってみると、なんとか足が届くという状態で、父親か私かのどちらかに常に抱かれて過ごすことになりました。
そこで、当日は浮き輪を持参しました。浮き輪があれば、自分で移動することができます。やりたいことを見付けてお友達を誘っては(巻き込んでは?)先頭を切って泳いでいき、自分が惹きつけられた事をやり尽しているといった様子でした。
帰りの車中で「遊ぶ時間が短かった。また行きたいね。浮き輪がいるね」と何度も言うのを聞き、下見に行ってよかったと思いました。ほかの二人の女の子たちも、一緒に過ごした時間を楽しいと思ったかな?また一緒に遊びたいと思ってくれたかな?そんなことを考えながら、笑顔のまま後部座席で眠ってしまった我が娘を見つめました。ありがとうございました。 
(Oママ)

「キッズルーム」

先日9月27日(日)に、岡山大学児童文化部の方々による「第二回キッズルーム」が開催されました。
急遽風邪をひいたお子さんもおられて、結局9人のちょっぴり少ない参加でしたが、皆楽しそうにボランティアの学生さんたちと遊ぶことができました。キッズは子どもの様子を見守りながら、お母さんたちの交流にもなる場のようで、日頃の子どもたちのうれしい話や子育ての悩みも言い合える楽しそうなお母さんたちから「キッズに助けられてます^^」と言われて、忙しい中企画してくださる学生さんたちへの感謝の気持ちでいっぱいになりました。
参加された皆さん、岡大児童文化部の皆さん、ありがとうございました。

「AAO活動」

先日は、お忙しい中、説明会にご参加下さりありがとうございました。さっそく、10月から活動を始めます。各家庭で企画書について試案されていることと思います。分からない点、ご不明な点がございましたら、遠慮なく連絡を下さい。
日 時 : 平成21年10月17日(土)10:00〜12:00
場 所 : 岡山市立京山公民館 2階 第一講座室
必ず、事前に親御さんの方からボランティアさんへ連絡をしてください。
企画書も活動日の3〜4日前までにはボランティアさん宛てに郵送してください。
よろしくお願いいたします。
上記の日に欠席される方(他の日に活動される方)は、担当に連絡をください。
(AAO活動担当:K.K)

 

「母の想いを語る会」

10月は母の想いを語る会はお休みして、下記の「吉田友子先生 講演会ビデオ上映会」に代えさせていただきます。

  「吉田友子先生 講演会ビデオ上映会」

   日 時 : 平成21年10月19日(月)9:30〜15:30
   場 所 : 育てる会事務局
   参加費 : 500円  ※昼食(お弁当)は各自持参
   対 象 : 育てる会正会員の方
   申込先 : 10月15日(木)までに育てる会事務局へ
去年育てる会で行った「ペック研究所」「よこはま発達クリニック」医師の吉田友子先生の講演会ビデオの上映会を先生のご好意で特別に開催いたします。
皆さんお誘い合わせのうえぜひお越しください。

「18歳の春親子療育クラブ」

9月の茶話会は、ゆっくりおしゃべりできましたか?
さて、10月からは、サポートブックの勉強がスタートします。サポートブック班の人が、準備を進めてくれています。今回は、名刺サイズのサポートカードを作成しますよ。みんな、どんなサポートカードができあがるのか、楽しみですね。

日 時   平成21年10月9日(金) 10:00〜13:00(受付は9:45〜)
場 所   きらめきプラザ2階 研修室
持参物  ・ハサミ 
       ・顔写真(2.5cm×2.5cm)2枚 *サポートカードに貼ります。
       ・細字マジックかボールペン
       ・本「思いっきり支援ツール」 武藏博文・高畑庄蔵著 エンパワメント研究所を持っている方は、ご用意ください。
       ・今までに、各自で作ったサポートブック(ある方だけ)
内容  @サポートカード(名刺サイズ)を作成します。
        *2種類用意しますので、写真が2枚必要です。
     Aサポートブックかサポートシートの作成に向けてのアンケートの記入を行います。
        *初めての参加の方も、見本を見たり、わからない内容は、みんなで、相談したりしながら作成したいと思います。
その他  サポートブックの目的別に、グループ分けをします。
        1)学校・幼稚園・保育園用
        2)ディサービスや外出時のボランティアさん用
        3)母親以外の家族用
        4)友達用
      当日、目的別にグループ分けをします。
      各自で、どのグループに入るのかを決めておいてください。

「OHAの会」

OHAの会は高機能自閉症・アスペルガー症候群の子どもを持つお母さんのための会です。
知的障害がないからこその悩みや将来への想いなど、同じ立場のお母さん同士で想いを語り合いましょう。利守先生が毎回暖かなアドバイスもしてくださいます。
初めての方の参加も大歓迎です。皆で子どもたちのことを考え合いましょう。
日 時  平成21年10月16日(金)10:00〜12:30
場 所  きらめきプラザ2階 研修室2(岡山市北区南方2-13-1)
対 象  知的障害を伴わない自閉症スペクトラム(広汎性発達障害)を持つ
      子どものお母さん(育てる会正会員限定)
参加費  500円(当日集金)
持ち物  副読本「アスペルガー症候群の子育て200のヒント」 ブレンダ・ボイド著、東京書籍、2100円
       (とても良い本なのでぜひご購入してください。一般書店で購入可能です)
内 容  皆で困っていることや心配なことを相談しあって、仲間作りをする。
アドバイザー ぐんぐんスタッフ・臨床心理士:利守愛子先生
申込み  10月13日締切 事務局まで 
       ※設営の関係上、毎回必ずお申し込みをお願いします。
★今後の予定★  11月20日(金)

教師・保育士対象 即実践講座

9月11日(金)に、第四回の重松孝治先生による「即実践講座」が行われました。
今回のテーマは「構造化された指導法」ということで、復習の意味を込めて、なぜ自閉症の支援に構造化が有効といわれるか、どういう構造化の例があるのかを教えていただきました。
構造化とは、社会やその環境の意味を、その子に合わせて、理解できる方法で伝えるための支援です。つまり、本人への情報提供のための手段であり、その子に分かる必要があるからこそ「皆と同じ」ものではなく「個別化」すること。そして、自発的・自主的に生活の中で使えるものにしなくてはいけません。
「自閉症の子には見通しがいるから」と、文字も読めない子に運動会のスケジュールを平仮名で伝えてみたり、逆に文字も写真も時間もよくわかる子に「ほかの子用に作ったやつで」と時間も文字も書いていない絵だけのスケジュールを用意してみたり・・・それで失敗することもあるのではないでしょうか?
時々「たくさんの事例の写真を見せてほしい」という声があります。
確かに多種多様な構造化などの事例を知り、自分の引き出しを増やせば子どもたちへの支援の幅も広がる面もあります。ただ、それだけではなく、子どもへのアセスメントを密に行って、本人にとって必要な構造化を用意することも大切なのではないかと、先生のお話を聞きながら感じました。ありがとうございました。

 【参加者からのアンケート】

・ 今日もまたとても良かったです。盛りだくさんの今日のような内容もとても良いと思います。(養護学校)
・ 自閉症の特性のおさらいと構造化の意味や目的・内容のお話が、具体的な例もあって分かりやすかったです。自閉症の人と接していくとき、忘れてはならないことは、自閉症の人の立場で考えることで、構造化もそのために必要なことです。これからも「その人に合わせて個別化する」ことを考えていこうと思います。写真などから視覚的構造化を考える課題もなるほどと思う点がたくさんありました。(小学校)
・ 自閉症の立場で考えること、視覚的な境界方法を知ることができました。見通しを持たせて行動させる。言葉ではなく視覚的指示で知らせること。(保育士)
・ 自閉症の人にとってどのようにすると一人で課題をしようとすることができるかという視覚的援助の仕方が分かった。(保育士)
・ 見て分かるように工夫をするということが大切な支援であるということが分かりました。(保育士)
・ 構造化・スケジュール・ワークシステムなどの基本的な使い方、大切にすべきところなど、写真を交えて詳しくお話してくださり、分かりやすかったです(保育士)
・ 構造化によって「やるべきことを学ぶ」ことで、場面や相手が変わっても混乱が少なくなるというお話を聞いて、改めて構造化することが大切だと思いました。構造化されない場面でも「やるべきこと」が分かるようになることはとても大切だと思います。(養護学校)
・ 構造化について具体的に学べたこと。実際に写真を見ながら学べたこと。「子どもの様子を見てどう調整するか」という考え方を教えていただいたことが良かったです。(小学校)
・ スケジュールの個別化ということが具体的な例を示しながら説明してくださったのがよくわかった。(小学校)
・ もう一度ここで特性を振り返ることができたことがよかったです。構造化に入りやすかった。人の動きの整理をしなければならないこと。盛りだくさんで学び、良かったことが書ききれませんが、どれも大切なことでした。(療育機関)
スケジュールの日めくり式のアイディアが知りたかったのでわかりやすかったです。写真をもっともっと見たいです。(養護学校)
・ 視覚化ということが具体的に少し理解できました。(小学校)
・ ブロックを置いて部屋を仕切り、コーナーを使って遊ぶ。マットを敷いておくとマットの上で遊ぶことが分かりやすいというお話。支援者の動き・声かけも注意を妨げるということ。気になるものはすべて隠した方がいいということ。一人でする勉強と先生とする勉強は違うこと。スケジュールはカード写真だけではない文字だけの子もいるので、その子に合わせていくこと。いろんな方法があり、その子にいかに合わせていくかということが大切だと思いました。(保育士)
・ 「難しい」と感じることは、その人によって違うので、構造化された支援をするには、まずその子にとって何が難しいのか、何に困っているのかを読み取る力が必要なのだと感じました。読み取る力なく、個別化された支援をすることはできないと学びました。(保育士
・ 自分が今行っていることが、構造化のどの部分なのか、次にすることは何なのかが見えてきたこと。構造化の目的がハッキリしたことが良かったです。「目から鱗」ばかりです。2〜3年ずっと迷っていた研修ですが、参加して良かったです、研修するにしたがい、自分の「見立て」がぐらぐらしてきます。実際に「子ども」を見ていただくことができれば・・・といつも思います。(小学校)

☆第五回☆ 平成21年10月23日(金)19:00〜20:45
           岡山県生涯学習センター 大研修室(情報創作棟2階)
              岡山市伊島町3-1-1 三学ぱる・・・池田動物園の隣
              烏城高校や児童館と同じ敷地内にあります。
☆第六回☆ 平成21年11月13日(金)19:00〜20:45
              同上
対 象 : 教職員・保育士やそれを志す人対象。ただし施設・福祉関係職員も可。
         (申し訳ありませんが、保護者対象ではありません)
参加費 : 全10回分 賛助会員17,000円 ・ 一般20,000円
          途中からの参加も可能です。欠席回のDVDは貸出します。
申込先 : 育てる会事務局(086-955-6758)

サッカークラブのお知らせ

日 時 : 平成21年10月18日(日)10:00〜12:00(9:45集合)
場 所 : 旧・岡山中央南小学校体育館(岡山市中山下)
持ち物 : マイボール、ゼッケン(ボラさんの分も)、ハチマキと名札
       お茶(ボラさんの分も)、個人ノート、出席カード
       親リーダーはグループノート、ゴミ袋
*今回は都合により、グラウンドを使用することができなくなりました。
  そのため、晴れの場合でも体育館で練習を行います。
  体育館シューズを持ってきてください。保護者の方も忘れずにお持ちください。
*欠席の方はサッカークラブ担当までご連絡ください。
(サッカークラブ担当:T)

水泳教室のお知らせ

日 時 : 平成21年10月18日(日)15:30〜17:30
場 所 : OSKスポーツクラブ岡山 3階ロビー(岡山市絵図町1-50)
          ※プールは育てる会水泳教室 貸切で行っています。
連絡先 : 育てる会事務局
★新たに参加されたい方、体験されたい方は事務局までお問い合わせください。
  体験は1回2000円(保険代込み)です。
★欠席される方、ボランティアさんが必要な方は、必ず10月12日(月)までに事務局に連絡してください。
★当日の急なキャンセルなどは 水泳教室担当に直接連絡ください。
★今年度の活動予定日
  11/15 12/20 1/17 2/21 3/21(毎月第三日曜)
(水泳担当:M&I)

お母さんコラム

今回会員のお母さんから、幼稚園でのお話についてのコラムの原稿をいただきました。


幼稚園でのお話

7月の初旬に、赤磐市のH幼稚園のPTAの方から、「発達障害のことを保護者の方にお話してもらえませんか?」というような内容のことを頼まれました。それなら!と、まず、鳥羽代表にお願いをしました。すると、間の悪いことに、代表にはすでに違う所での講演会が入っていました。困ったなあ・・・と思っていたら、ひと言。「あなたが話をしたらいいじゃない?年からいっても、あなたの方が近いし」と言われ、幼稚園で話をすることになってしまいました。確かに、代表よりは保護者の方の年齢には近いけれど、人前で話すことには慣れていなくて、当日はとても緊張しました。そのわりには原稿も書かずにぶっつけ本番で話をするなんて自分で言うのもなんだけど、案外度胸がいいのかも(笑)
さて、本題の講演の内容ですが、何を話したかというと、自分の子どもの障害のこと、その時自分がどのように感じて何をしたか、ということを体験談として話をしました。だいたい次のような内容です。
私には3人の子どもがいます。一番上のお兄ちゃんは言葉があまり上手くしゃべれない高機能自閉症。双子の妹達のうちの1人が国語、特に読むことのLD(学習障害)があります。
お兄ちゃん(Y)の場合、小児科の先生が「この子は自閉症かもしれない」と1歳の乳児検診の時に話をしてくれました。友人の子どもが重度の自閉症だったので、少しばかり自閉症についての知識がありました。でも、ちょっとかじっただけ。その中途半端な知識の中で、「確かに、1歳なのに言葉は出ないし、真似はしないし、できていたバイバイをしなくなったし、おもちゃの車は1列に並べるし・・・。でも、名前を呼べば振り返るし、笑いかけてくれる。当てはまることもあるけど、当てはまらないこともたくさんある。まだ自閉症とはわかんないよね。違うよね」と思っていました。だから、先生に、「2歳まで待ってください。もう一度1年後に診てください」と否定してしまいました。
でもその後の1年間は、違うと思いたい気持ちと、やっぱり自閉症なのかな・・・という気持ちの入り混じった複雑な気持ちでした。1年後の検診で簡単な検査を受けて、「年齢は2歳だけど、Yくんの発達年齢は7ヶ月。まず自閉症で間違いないと思いますよ。療育機関を紹介するので、頑張って行ってみてください」と言われ、もやもやしたものが晴れたすっきりした気持ちと、「やっぱり・・・」というショックの入り混じった気持ちの両方持ったことを覚えています。ある程度覚悟をしていた楽天的な私でもショックはショックでした。でも、気持ちの切り替えは早かった方だと思います。紹介されてすぐに旭川児童院に予約を入れました。今から10年前ですでに予約は3ヶ月待ちでした。それでも療育を始めたのは2歳3ヶ月だったのでまだ早い方だったのではないかと思います。
ちょうどその頃、双子を妊娠したことがわかりました。その時には、Yと同じ自閉症の子供ができたら・・・。という不安はありませんでした。ただ妊娠後期になるにつれて、Yと同じように低出生体重児(未熟児)の可能性が大きくなり、「もしかして、また発達障害の子供が産まれてくるかも」と少し不安になりました。
というのも、Yを最初に診てくれた小児科の先生に、「はっきりとは原因がわからないけど、未熟児の子供の中の10人のうちの1人か2人、まれに発達障害を持った子どもさんがいることがある」と以前言われたことがあるからです。双子の妹たちが生まれて1歳の検診を受けるまでは、Yの療育に通いながら、双子のMとEの成長の様子を、まず双子同士で比べてみて、その後Yと比べてみて・・・。ということをずっとしていました。お姉ちゃんのMの方は全く心配ありませんでした。比較的標準に近い2000g弱で産まれてきたので、すぐに追いつき、他の子どもと同じように成長をしていきました。
問題は妹のEの方でした。1200gで産まれたEは体も小さくて何をするのもMよりも1〜2ヶ月遅く、ゆっくりとしていました。でも、双子のMに引っ張ってもらって遅ればせながら、標準と言われる成長をしていきました。1歳6ヶ月の検診で、「言葉も普通にでているし、発達検査でも別段問題はないから、Eちゃんは大丈夫」と言われた時には本当にうれしかったです。
でもここに落とし穴がありました。確かに自閉症ではなかったけれど、他の発達障害のことを私は全く考えもしませんでした。これでもう大丈夫!と勝手に思い込んでしまいました。
その後、Eが保育園の年中になっても、声に出して本を読まない、字を書きたがらないという時にLD(学習障害)ということが思い浮かびませんでした。声に出して読まないけれど、本を見て笑ったりしていました。だから、読めるものと思っていました。Eは本の字を読んでいるのではなく、書いてある絵を見て笑っていたということ、お姉ちゃんが読んでいる本の内容を聞いて中身を理解していた、ということに長い間気がつきませんでした。
自閉症のことは勉強をしていたけれど、学習障害のことは全く勉強をしていなかった私。だからEに、始めは「単語は読めるのに、何で本が読めないの!どうして、1行とんで読んだりするの!」などとかなりきつい言葉を言ったりしていました。私の中でEは「発達障害のない普通の子ども」なのだから、できて当たり前という気持ちがあり、LDに気づくことが遅くなったのかもしれません。
友達に「もしかして、EちゃんLDじゃない?」と言われて初めてはっ!となりました。本格的にLDのことを勉強して療育を始めようと思った時には、既に年長の夏でした。それでは到底間に合いません。Eは間に合わないまま、小学校に入学しました。幸運なことに、入学前に市にお願いをしていた通級指導教室がEの入学する年にできることになりました。早速、指導をしてもらえるように、担任の先生や校長先生にお願いをしました。
現在Eは3年生になりました。通級も通って3年目になります。やはり専門的な知識を持った先生に指導をしてもらえることで、少しずつですが、文章を1行ずつ隠さなくても本を読むことできるようになり、音読もスムーズにできるようになってきました。書く方もコツを教えてもらい、以前よりあまり困らなくなりました。もっと早く療育を行っていれば、Eは小学校1年生の時に苦手意識や困り感を持つことなく過ごせたかも知れません。自閉症を含め、LDやADHDなどの発達障害をもつ子ども達の療育は早ければ早いほど効果が出ます。自閉症のYも、始めは、障害の程度は中度のかなり重い方だったと思います。でも、2歳から療育に通い、就学してからも、赤磐ぐんぐんで小学校4年生まで専門的な療育を受けることができました。その療育の中で、自分の気持ちや思いを言葉や書くことで表現すること、他人との関わり方、自分に合ったサポートを受けることでいろいろなことができる、などたくさんのことを学習しました。
今回、障害の内容、程度は違っても、早期発見と早期療育がとても大切だということを幼稚園の保護者の方に話をしました。その時に、親の世間体はどうでもいいということも話しました。確かに自分の子どもに発達障害があると言われても、誰も認めたくはありません。違うと思いたい。みんなそうだと思います。私もそうでした。けれども、それを受け入れないと前には進めません。大切なのは子ども本人が辛い思いをしていないか、困ってはいないか、ということです。一番身近な親が手を差し伸べて手助けをしてあげないと子どもは困り感を持ったまま成長していきます。子どものことを一番に考えてくださいね。と。
あまり上手く話ができなかったと思うのですが、会場に来てくださっていた多くの保護者の方が真剣に話を聞いてくださっていたことには驚きました。あまり興味がないのではないか、と思っていたからです。今まで発達障害のことを知らなかったという保護者の方に「発達障害を知ることができて良かった。知っていれば見方や接し方が変ってきます」と言われました。つたない話でしたが、そういう意見をもってもらえて良かったと思っています。
(はにゃ)

事務局&ぐんぐんだより

朝晩は毛布がいるような季節になってきました。もうすっかり秋ですね。
今月は超大型の台風がやってくるようで、わが家が雨洩りしないか心配しています。
さて、10月3・4日は「のびのびキャンプ」がありました。子どもたちとボラさんだけでのお泊りということで、お母さんたちは不安顔でしたが、子どもたちはのびのび楽しく2日間を過ごすことができました。
あるお母さんから「キャンプから帰ってきた途端、大泣きしたんです」と言われました。「あー、やっぱしんどかったのかな・・・」と思っていると、「楽しかったから終わったのが悲しいんですって。一週間に一回あればいいって言ってました」と言われました。
そんなに楽しかったなんて、本当に参加してもらって良かったと思いました。
また、ボラさんからの報告と写真などを参加された皆さんにはお送りしたいと思っています。どうぞお楽しみに。
いよいよ今年もあと2か月。今月は吉備国招待行事や坂井先生連続講座、服巻先生のセミナーなど盛りだくさんです。インフルエンザなんかに負けず、頑張っていきましょう!
(事務局:松田 紗代)

★育てる会賛助会員 入会のお願い★

育てる会の活動を応援・支援してくださる「賛助会員」さんを募集しています。
自閉症児の子どもと関わりのある方・親戚・知人・先生・地域の方などなど誰でも入会できます♪
 (名簿などは作成・配布いたしません)
2009年9月現在 373名の賛助会員の方がいらっしゃいます。
年会費 3000円(入会月から一年間有効)
入会方法 中国銀行 赤磐(あかいわ)支店 普通口座 1369120の「育てる会」名義の通帳へご入金ください。ご入金されたら、入会された方のお名前・ご住所・電話番号を電話・FAX・郵送でご連絡ください。
以前は「育てる会会報」はHPにも全文をUPしていましたが、容量等の事情により、現在は一部抜粋にさせていただいています。
なお会報は正会員・賛助会員の方へは郵送でお届けしています。
もしご希望の方がおられましたら、ぜひ賛助会員に申し込みをお願いします。年会費 3000円です。
応援よろしくお願いします。
申込み方法の詳細は「
育てる会 HP」に記載しています。

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