sorry,Japanese onry

平成14年9月3日

         第52号

NPO 岡山県自閉症児を育てる会

今年の夏・・河島セミナー & 大山登山夏合宿

秋の特別勉強会 「みんなで河島淳子先生の講演会のビデオを見る会」 案内

AAO活動のご案内

9月のキッズルームのお知らせ

2002 大山夏合宿

河島セミナー報告

「本気な子育てへの序章」 「河島セミナーに参加して」

セミナー裏話

勉強会・水泳教室・サッカークラブのお知らせ

私のお薦め本 「ありのままの子育て」

近隣の講演会のご案内

事務局だより・掲示板

毎日、暑いですね。
家の人口密度が高くなる夏休みも気がつけば終息を迎えつつあります。

みなさま、親子で煮えないで過ごせたでしょうか。
また、夏休み前に「よっしゃ!」の勢いで立てた目標は達成できたでしょうか。

今年の暑さはまさにヒートアイランド現象。親も生身の人間です。暑いものは暑いです。あまりの暑さに子どもがてきぱき宿題をする幻影をみたりしなかったですか。

もしくは、冷凍庫を開けて「夏休みなんて、だいっきらいだー」など叫び、パタンと閉める…。そうやってストレスを発散させつつ子どもには笑顔で美しいお母さんをキープ、なんて人もいたのではないですか。アイスを食べようと思い、冷凍庫を開けたら溶け出した言葉にびっくり…。 きゃー!ホラーですね。


冗談はさておき、先だって24日25日、2日間にわたり河島先生のセミナーがありました。とても素晴らしいセミナーでした。
2日間の内容は、とても言葉ではいい表すことができません。
しかし、元気とやる気をいっぱいいただいたことだけは皆様にお伝えできます。
他では聞く事ができない指導方法をたくさんお聞きする事ができました。もう、ずばり目からうろこがぽろぽろ落ちました。

来られなかった人、どんなお話だったか気になってドキドキするでしょう?
担当の方の熱意がここまでの素晴らしい会を導いたのです。本当に感謝いたします。

「母親が(日常一番近くにいる人)一番の療育者になる」
この言葉は、3年前に初めて河島先生の講演会でお聞きしたことばです。
それまでの自分は、人任せばかりで頼りになる先生にお願いすることばかり考えていました。そうして気づいた事は、講演やセミナーでどんなにいい話ややり方を聞いても、それを家で実行しなければ、何一つ子どもの状態は変わらないということでした。

今回はすぐ実行です。
そして講演でお聞きした教材を作成している人が何人もいると確信しております。


次に、子どもにとって最大のイベント夏合宿のご報告です。
今年の夏合宿もとてもエネルギッシュにはじけました。
大山登山と子ども達自身がボランティアをすることを目標に掲げて臨みましたが、どちらも目標どおり達成できて大成功でした。

一番心配していた、捜索やヘリの救助もなくて本当によかったよかった。
登山を終えて旅館に帰り着きゴールのテープを切った子どもとボランティアさんの表情は、みんなきらきらしていて自信に満ち溢れているといいましょうか、満足そうといいましょうか、見ていて感動しました。

告白いたしますと、頂上についた時、スタッフボラさんや子どもと手と手をパーンとたたきあった時泣けました。めちゃくちゃ感動しましたよ。
一歩一歩あるけば、1710mの頂上にたどり着けるのです。たとえ3時間かかっても4時間かかっても・・・。
子ども達がどんどん登って来ているのを頂上で迎えながら「えー!!○○君は6合目が目標だったのに頂上に来れたんだー!!」など、感動が止まりませんでした。

日ごろ、集中力とか持続力とかをどうにかしてつけさせたいと頑張っていても、なかなかうまくいかなくて悩んでいたのが嘘のように、黙々と登りつづける我が子を見てどんなに嬉しかったことでしょうか。登山マジックですね。成功のポイントはやはり練習です。
みなさん竜の口や自宅周辺などでよくがんばられました。そして、子ども、ボラさん、親の皆で登ったことです。

ポーカーフェイスで他人のことは興味ない風でも、本当は気にしているのがよく分かりました。
「あー、○○君に抜かされるー」それがエネルギーで頂上についてしまった子もいました。ボランティアさんも登りながら子どもを励ましてくださいました。ありがとうございました。なにしろ親は年(若いといいはる人もいますが)ですから・・・。自分が登ることで精一杯でした。皆さんに参加していただいたから目標地点まで行けたようなものです。

そして、下準備・・・。
事故なく怪我なくそれだけを願って準備してくださったスタッフボランティアの皆様、本当にありがとうございました。
受付から帰りのバスを降りるまで、さぞ責任からくる気持ちの負担があったことでしょう。雨がふったらどうしようとか。(実際、朝の雨では心にもザーッと雨が降りましたよね)

当日対応することばかりで、センスも必要な位置にいたと思います。
それも一致団結で乗り越えることができました。

帰りのバスは、緊張の糸がとけているのにもかかわらず興奮して眠れませんでした。
ほんとに子ども達の持っている限りないパワーに万歳です。

そして終わってみると、あんなに準備が大変だったのに、言いようのない寂しさを感じている夏の終わりの自分に気がつくのでした。

また、2学期が始まります。
この経験が、自信になり次の目標に向かって進んでいけますように。

(K.H)

合宿の箸やすめ

                浅野 泰昌

いやはや、雲の中を歩くことがあんなに気持ちのいいものだとは。

いや、あの場合は、個性豊かな子どもたちと、パワーあふれるその父母さん、若くてカッコよくてカワイイボランティアのみんなと、あの大山を登りきったという喜びみたいなもの合わさっていたからなんだろうと思う。

晴れわたった山頂からの景色も確かにすばらしいんだろうけど、19℃の冷気の中、子どもとつないだ手の暖かさとか、山肌を駆け上がってくる雲の流れを感じながら木道を歩いていったあの感触もサイコーにすんばらしかった!!

雲の中を歩きながら山頂に着いた時、もう一つの「山登り」も一息つけたかなとほっとできた。
スタッフとしても僕たちは「山登り」をしてきた。

その「山登り」は大山登山のはるか前からHさんちで父母さん代表三人衆と手を取りながら始まった。
『子どもたちに大山を登ってもらう』という大きくて険しくて途中であきらめそうになりそうな「山登り」である。
当日の計画、進行、打ち合わせ、ダンスの練習など数々の難所を、僕らスタッフと父母さん三人衆は絶妙のチームワーク(?)で乗り越えてきた。

もちろん僕たちだけの力だけではない。
多くの先生方、子どもたちのきょうだい、家族、そしてアンガヘイといった強力なサポーターが僕たちを支えてくれた。
天気の神様も最後の最後には僕たちに微笑んでくれた。大山山頂に僕たちを導いていってくれたもの全てにありがとう。


でも、僕が今回、一番感動した場面は大山頂上ではない。

前から知っている二人の兄弟が、僕たち育てる会登山隊の一番最後尾としてゴールテープをきろうとした時。駆け出したあの姿。
テープをきった瞬間、カクンと崩れ落ちたあの姿。

あの子たちの中にどんなに大きな想いが生まれただろう。

もう、無性に涙が流れてたまらなかった。
あの光景はこれからもずっと僕を支えていってくれると思う。

 

僕たちスタッフは父母さんたちと一緒にもう一つの「山登り」を長い時間をかけて歩んできた。

時間。
これは大切なもの。いまこの瞬間にだって時間は僕の後ろを流れていっている。

いまこの瞬間もどんどん「物語」に変わっている。
一度綴ったらもう二度と書き改めることが出来ない自分だけの「物語」に変わっている。

時間を使うのは私たち自身。

バイトに使うも、勉強に使うも、サークルに使うも、恋に使うも私たち自身である。
たとえばバイト。僕たちの青春〈生涯青春だっ!!)を時間 800円そこらで切り売りしているということなのだ。
僕たちの青春は、時間 800円の価値しかないのだろうか?

大山の頂上目指し懸命に登る姿、山頂で騒ぐでもなくただ静かに佇む姿、ゴールテープをきり崩れ落ちる姿。
そしてそれを支える暖かな存在たち。

僕は、僕の時間をこの人たちと一緒に過ごすことが出来て、一緒に汗と涙を流すことがよかったと思う。

さて合宿ではもう一つ僕は、子どものお楽しみ(バスの中ではオトナも・・・)担当だったんですが、いかがだったでしょうか?
美しいカブ、不気味なトトロ、キュートなKAPPA、イカス花輪くん、そしてちょんまげ着脱可能な殿…などなどあきらかに圧倒的な存在を目の前にして修行不足を感じましたネ。

僕の中では、今回の合宿では、こんなのすべて「はしやすめ」だと思ってます。
大山という大盛りいっぱいのおいしい「ご飯」。
それをおいしく食べるための、僕らはおちゃめでおばかな「はしやすめ」。

みんなおなかいっぱいになってくれたなら、それで十分。
ごちそうさまでした!! 

 


育てる会夏育合宿2002に参加して

丸山 由里

夏合宿が終わって二週間がたちました。

今、夏合宿が昨日のことのような、ずいぶん前のことのような不思議な感覚です。しかし大山登山を成しとげた時の感動、みんながゴールした時の笑顔は昨日のことのように思い出すことができます。子ども達の頑張っている姿や子どもとボランティアさんとのやりとり、子ども達に負けじと頑張られている親御さんの姿がとても印象深く残っています。

先日も写真の整理をしていて大山登山中や山頂・六合目、ゴール時の写真を見ました。みんなとってもいい顔なんです。特にゴール時の写真は微笑ましいものばかりでした。こんな素敵な活動はなかなかないぞ〜!と自慢したくなりました。親御さんやボランティアさんと子どもたちとのやり取りを見て感動することが多かったですし、勉強になりました。「目からうろこ」なことがたくさんありました。

そしてなにより子ども達の笑顔や頑張っている姿に元気をもらっていたと思います。バスの中やお楽しみ会、大山登山などで私達スタッフの配慮のたりない部分がかなりあったと思います。
そこをフォローしてくださった方々、スタッフがするべき仕事を当日になってたのんだのにもかかわらず快く手伝ってくださった方々、本当にありがとうございました。

そして、プロの目からいろいろとフォローしてくださった先生方、登山についてアドバイスしてくださった森本さん、本当にありがとうございました。

夏合宿のスタッフリーダーをやらないかと声をかけていただいた時、私はうけるかどうか迷いました。一昨年、昨年のスタッフリーダーさんが本当に素晴らしい方だったので、私に同じことができるのかという思いがありました。

しかしこれを受けなかったら絶対に後悔すると思い、スタッフリーダーを引き受けました。今夏合宿を終えて、スタッフリーダーをやって本当によかったと思っています。

こんな素敵な活動のお手伝いをすることができたこと、子どもの笑顔が見られたこと、いろいろな方と出会うことができたことなどなど本当によいことばかりでした。

特に2002年夏合宿のスタッフ、親のスタッフの方とこの合宿を盛り立てていくことができて本当によかったです。
忙しいなかを毎週金曜日の夜に集まってああだこうだと話し合いをしていきました。
親のスタッフの方が子育てをして、仕事をして、家事をしてという忙しさの中夏合宿のことをされている姿を見て、できないことについて、忙しさを理由にしてはいけないということに気付かされました。課題山積みに頭を悩ませたり、踊りや歌の練習をしたりと大変な面もありましたが、毎日が充実していて輝いていたように思います。

スタッフそれぞれが自分の得意分野をいかしていて、それぞれがしっかりしていて、みんながリーダーだったなあと感じています。

リーダーを引き受けたなんておこがましいぞ、リーダーをさせてもらっている、みんなに助けてもらっているし、みんなからいろいろなことを学ばせてもらっているなあと思いました。毎週金曜日のスタッフの集まりが楽しくて、心地よくて、一週間がとてもはやく過ぎていきました。学生スタッフの越智さん、浅野君、内村君、後藤君、平賀君、川崎君、親のスタッフのHさん、Mさん、Oさん本当にありがとうございました。

何度もいうのですがこの合宿に参加できたことは、大変よい経験になりました。育てる会に出会うことができて本当によかったです。また来年もぜひぜひ参加させて下さい!そしてみなさんまた来年もよい笑顔でお会いしましょう!!

『 本気な子育てへの序章 』

鳥羽 美千子

河島先生に初めてお会いしたのは、ちょうど10年くらい前のことでした。
旭川荘主催で、先生の講演会が2日間にわたり、行われた事がありました。その講演会は、河島先生にとっても生まれて初めての講演だったそうです。
服部祥子先生の「精神科医の子育て論」に出てこられるJ子さんにお会いできて、しかもその子育てに取り組まれる生き様や子育ての実践に圧倒されつつ少しでも近づきたいと、当時の私は、震えるほどの感激をおぼえました。

当時息子は、4歳から5歳の超多動児で、一瞬たりと目を離せない手の掛かる典型的な自閉症児でした。何が原因かわからないパニックの連続に毎日途方にくれる私でした。夜も睡眠障害から来る夜泣きに、私は精神的にも肉体的にもへとへとでした。

そんな時の先生との出会いでした。
どれほど子育てへの指針をいただいたか、それは自分で気づいている以上だったと思います。
今回先生をお呼びするという事で、もう一度じっくりと「ともに」や「自閉症児とともに」を読み返しました。私の子育ては、自分自身で考えて行なっていると思いこんでいた部分も、実はこの最初の出会いの時に、先生から受け取ったものが大半だったということに気がついたのです。

もし先生との出会いがなければ、私の子育ては随分違ったものになっていたと思えるのです。
今も当時の私と同じような、まだまだ小さい子どもを持って、困り果てている人がきっといる。その人に、子どもが大きくなるその前に、いろいろな歪みをつけてしまわないその前に、なんとか先生の話しを聞いて欲しい。わたしの子育てがうまく行った訳ではないけれど、それでも先生と出会っていなければ、こんなに今の我が家が平和であるわけはないと思えるのです。そんな願いを込めた講演会でした。

先生のご自身のお子さんへの実践と、その後のわかば作業所での重度のお子さんとの取り組み、そしてトモニ療育センターへ通ってこられるお子さんを通しての実践によるお話しは、説得力を持って私達に迫ってまいりました。机上の空論ではなく、実践によるところのお話しでした。子どもたち一人一人への愛情が、想いが先生のお話しを通して、ずーんと参加者の胸に響いてくるのを感じます。

今回のセミナーの2日目の資料は、今まで一度も外へ出された事がない物だと伺いました。トモニ療育センターでの子ども達とのやりとりや指導の中から試行に試行を重ねて、出来てきたトモニの全てがびっしり詰まったものでした。子どもの学習とどう付き合うか、どう教えるかが細かく細かく書きこまれた資料は、このまま学習マニュアルとして出版されたら大反響を得る事必定という内容です。それを私達に出してくださって本当になんと申し上げて良いか解りません。何しろトモニに通われているお母さん達ですら、まだ持っていらっしゃらないものでした。それこそ、「トモニの何もかもを私達に伝えたい」と先生は、思ってくださった、そう私には、感じられました。

全部で十時間にも及ぶ講演が、あっという間でした。
まだまだ聞きたい。もっともっと学びたい。なんと欲張りな私達でしょう。

たった2日では、とても足りません。

この感激がさめないうちに、すぐにでも教材作りに取りかかります。
何しろ哲平は、勉強をしていませんから、何もかもやりなおしです。でも、それだけやることが多くって、まだまだ伸びる余地があるという事。嬉しいです。

河島先生にこの講演会をお願いして良かった。
親も学校の先生方もとってもいい顔をして、目当てを持って帰られたように思いました。

「明日からもがんばれる。」
「いつからでも間に合う。」
「まだまだこれから、諦めるわけにはいかない。」

そんな風に一人一人が決意を持って帰って行かれたように思います。

重度の子や大きい子にも「まだまだ、間に合う」「これからなんだ」と思える講演でした。
親が諦めてしまっては、できる事も出来ません。

小さい頃は、皆がんばるんです。でも、大きくなって親の思いとはウラハラにドンドン歪んで行ってしまう我が子に為す術もなく、そしていつしか諦めの気持ちが強くなって行く。

どこかで狂ってしまった歯車は、元に戻すのにはとてもとても大変で、誰かに助けて欲しいと必死でSOSを出すのですが、それを受けとめてくれる人はありません。


一方でトモニは厳しい。そんな風に思っていた私でした。
今回のセミナーの河島先生は、高橋先生は、温かく、優しく自分が誤解していた事を申し訳なく思いました。
子育ては愛情だ、と、つくづく先生方の子どもとのやりとりを通して思いました。こんな当り前のこと、でもそれがなければ、子育てができるわけもありません。

無理やりではなく、諦めない、譲らない。
そしてできたら、思い切り褒める。

ビデオに登場した男の子が、言葉のないとても大変なお子さんだったのが、学習にドンドンのって行かれる様子が出ていましたが、声かけや教材の適確さに会場内は、固唾を飲みました。


そして、このセミナーは、私のためのセミナーのような気がしました。
私の今を救うセミナーでした。
少しずつ思春期の難しさが、私を苦しめはじめたこの時期、小さい頃とはまた違った子どもとのつきあい方を、模索している私です。

実は、哲平が小学1年生の頃、先生のところへ通わせて欲しいとお願いしたことがありました。
でも、その頃は、トモニも立ち上げられたばかりで、先生もお忙しく、私の願いは聞き届けられませんでした。

それをズーッと先生が気にしてくださっていたことを、今回知りました。あの頃、学校の先生ともうまく行かず、子どもをどう導いて行けばいいかも解らず、迷い道の中にいるようでした。
そんな私の様子を、覚えていてくださって、ずっと気になっていた・・と言われるのです。

私は、覚えていただいていただけで嬉しかった。
私の方も、断られているくせに、何度も何度も新居浜への電車の時間を調べたりした時期がありました。行き詰まったり、どうすれば良いか解らなくなったりすると、河島先生の所へ行きたくなったものでした。今回の講演会で、やっと思いが叶ったような気持ちになりました。

片付を済ませて後も、去りがたい気分で会場で話し込む内、

「修行を積んで、先生にもう一度育てる会で講演をお願いしたい。」
「今のままではダメだから、がんばってその結果を持って、もう一度お願いしたいね。」

そんな風に会場に残ったものたちで話しをしました。

一年後?二年後?
先生の都合と、私達の修行の度合いによりますが、再度お願いしたい。強く思った事でした。とにかくがんばろう!!

こんな事書くと、先生にいわれそうです。
『子育ては、がんばるばかりではダメよ。たのしまなくっちゃ』
そうでした。楽しみながら、がんばります。

私達は、この講演で先生から、すぐにでも子どもと取り組める内容を伝授していただきました。毎日の生活への目当てがあるのです。自分の子どもにどう向き合って行くかがはっきりした形で、お母さん達の胸に染み込んで行きました。

参加者一人一人が勇気をもらって家路を辿った事でしょう。

明日からの私達は、変わります。子どもを育てるには、親が本気で変わらなければなりません。子どもたちの将来を見据えて、今彼らのために何をして行けるのか、本気な子育てがあちらでもこちらでも始まる事でしょう。

河島先生本当にありがとうございました。


河島セミナーに参加して

M・N(父)

今回が初めての自閉症に関するセミナーへの参加であった私にとって、幸運にも大変有意義なセミナーでありました。
一般家庭では先生の様に一貫した指導はなかなか難しいと思いますが、先生の

「わがままは通らない、怠けたら損をする、欲張ると損をする」

と言われた時に色々な場面に当てはめて実に明快な、容易に当てはめられる言葉だと思いました。しかし実際には子供に理解させる過程がもっと大変で、一体どう実践すべきなんだろうと初日を終えました。

2日目の指導方法の説明は実に明快であり高橋先生の説明も理解しやすく、次の課題への取り組みに活かしていこうと思い、教材も自作してみようと考えてます。

このセミナーの中でもっと重要に感じたのは「親として明確な目標を持って子供に接する必要性」だと思いました。子供に対してパニックの原因となる不安の除去、そして自主性を育てること、家族・学校を含めたチームワークでの子育てを実践する為にもっと詳しくお聞きしたかったです。

我が家でも変化を嫌う子供に対して絵カードと事前の声掛けによる不安の払拭に心がけて来ました。最近ではある程度、文字も理解出来るようになったので繰り返し読ませて家庭内でのルールを守らせています。

特にパターン化した行動を崩してやることは、本人に迷惑でしょうが訓練の1つとしてしむけています。時にパニックに陥りますが改善はされてきているようです。

河島先生の話の中でも母親の重要性について話されていましたが、父親の重要性について話してもらえるように子供との関わりを増やしていこうと思います。

以前は「育てる会会報」はHPにも全文をUPしていましたが、容量等の事情により、現在は一部抜粋にさせていただいています。
会の行事の予定は育てる会の「
今月の予定」に、近隣の講演会等の案内は「案内板・伝言板」に、また特にみなさんにお伝えしたい記事などは「育てる会 ライブラリー」に載せるようにしています。
容量は小さくなりましたが、ご覧いただければ幸いです。

なお会報は正会員・賛助会員の方へは郵送でお届けしています。
もしご希望の方がおられましたら、ぜひ賛助会員に申し込みをお願いします。年会費 3000円です。
応援よろしくお願いします。
申込み方法の詳細は「
育てる会 HP」に記載しています。

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