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『 アスペルガー症候群の子育て200のヒント 』

ブレンダ・ボイド:著 落合 みどり:訳 東京書籍 定価:2000円+税
ISBN4-487-79985-6 C0037 \2000E

本書は、以前会報45号のお薦め本で紹介した「ぼくのアスペルガー症候群 −もっと知ってよ ぼくらのことを」の作者、ケネス・ホール君(当時 10歳)のお母さんのブレンダ・ボイドさんが書かれた本です。
当時、ケネス君の本を読んで、その痛快さ、明快さに共感された方も多いと思います。まだ読まれていない方は、ぜひ本書と合わせて読まれることをお薦めします。
さて、この本を読んで、改めてその痛快さの理由の一端がわかったような気がしました。もちろん、彼の明るさはケネス君の本来の性格に由来しているところも大きいと思いますが、それを上手に生かして、まっすぐに伸ばしてきたお母さんの子育ても、それに劣らずすばらしかったのだと納得させられた本書です。
その子育ては、一言でいうとポジティブで肯定的なところでしょう。AS(アスペルガー症候群:ケネス君がこの言い方が好きだから・・ということで、本書でもお母さんもASと表記されています)を障害ととらえないで、「この世界で生きていくには困難なことも多いけれど、私たちにないすばらしいところも持っている存在」と見ています。
なにより本人の自尊心(セルフエスティーム)を大切にし、ASの良さを保ったままで、歪められないように子どもの成長を助けるための「200のヒント」です。
そのアイデアやヒントの中には、ASだけでなく自閉症や自閉症スペクトラムの子どもたち、もっと言えば普通の子育てにも役立つものがたくさんあります。
「表に現れない不安に気づきましょう」
「感情的にならないようにしましょう」
「子どもを甘やかしすぎないようにしましょう」
とか、その意味では一般的な育児書としても、例えばASの兄弟たちにも、そのまま使えるヒントも多いです。
しかし、すでにみなさん、体験からご存知のように、ASの子どもたち、自閉症の子どもたちには、特有の問題も数多くあります。ASのかたくなさ、ASの不安、正直すぎるほどの融通のなさ、それが生活のいろんな面で支援を必要としています。
いかに、すばらしいものを持っていたとしても、そのままでは、ともすれば友達関係や人間関係でつまずいて、トラブルにまきこまれたり、いじめにあったりするのがASの子どもたちの園や学校での生活ではないでしょうか。そんな状況をできれば未然に防いで、毎日を楽に暮らすための具体的なヒントや取り組み方が詰まっている本です。なにしろ200もヒントがありますから・・・
ASの極端さによる怒りや攻撃、完全主義やその反動としての無気力さ、変化への抵抗や食事・睡眠などの問題・・・国は違っても共通するものは多いですね。まさにASの文化圏は国境を越えて繋がっているのでしょう。したがって、そのヒントは日本でもそのまま使えるという次第です。
  例えば、ヒント101:「寝かせるために目覚まし時計を使いましょう」
毎晩同じ時刻に鳴るように目覚まし時計をセットし、“電気を消す時間”を知らせるようにしましょう。眠るために目覚まし時計を鳴らすのはおかしな感じがしますが、有無を言わせず決まった時刻に一日が終わるように習慣づけられます。
これなどはすぐに使えそうなヒントのようにも思えます。もちろん、「ヒント」ですから、自分のお子さんや状況に応じて、そのまま使うというのではなく、あくまでヒントとして応用を効かせなければいけないケースもあります。その際に考えていただきたいのは、具体的なヒントにとどまらず、本書の持つ、子どもと向き合う時の明るさ、肯定的な姿勢です。
「子どもの味方になりましょう」「一緒に行動を計画しましょう」「優しくきっぱりと」「守るべきときには守ってあげましょう」このあたりは、具体的ヒントというよりは、生活の指針となるべき根っこの部分でしょう。それをベースにして、初めて具体的なアイデアが生きてくるのだと思います。
最後に、そんな本書の巻末「親御さんたちへ」から、一節紹介します。
ASの子どもを授かるなんて、私には思いもよらないことでした。ASの子育ては今までで最もたいへんな経験で、私の人生をすっかり変えてしまいました。何度も疲れ果て、欲求不満になり、落胆し、諦めようと思いました。
しかし、子どもは何よりもかけがえのないものです。きっとあなたも同じだと思います。
私の生涯を閉じようとする最期の時に、過去に遡れるとしたら、最初に戻ってまったく同じ人生を歩みたいと思うことでしょう。私は何の迷いもなく私の息子を選びます。 (「すてきな贈り物」より)
おこがましいのですが、ほんとに私も息子の父親で良かったと心から思えます。もし生まれ変われるときがあったとしても、また親子でいたいと願います。
改めてそれを思い出させてくれた、愛情とそしてノウハウがあふれる一冊です。
(「育てる会 会報 93号」 2006.1)

  目次

謝辞
訳者まえがき
すぐに対処が必要なときの使い方
はじめに
  本書の構成
  きょうだいのために/周囲の方々へ/子どもの表記について
  1 まず、基礎を固めましょう
自分自身を振り返ってみましょう
ヒント 1: 蓄えをたくさん持ちましょう (冷蔵庫のたとえ)
ヒント 2: 人の力を借りましょう
ヒント 3: 感情的にならないようにしましょう
ヒント 4: 自分の生活をおろそかにしないようにしましょう
ヒント 5: 直面している課題から取りかかりましょう
ヒント 6: す・ま・あ・と・な目標を立てましょう
ヒント 7: 療育のアイデアは、いつでも引き出せるようにしておきましょう
ヒント 8: 子どもは甘やかしすぎないようにしましょう
ヒント 9: 話し相手を見つけましょう
ヒント10: お母さん方へ ― 自分を大事にしましょう
ヒント 11: よけいな神経をとがらせないようにしましょう
受容と理解
ヒント 12: 診断を受け容れましょう
ヒント 13: ASをもっとよく知りましょう
ヒント 14: 他の子どもと比較しないようにしましょう
ヒント 15: ASのかたくなさを理解しましょう (車と電車のたとえ)
ヒント 16: トラブルの原因を探りましょう
ヒント 17: 問題点を指摘(注意)するためには、信頼関係が前提になります
ヒント 18: 子どもの味方になりましょう
健全な自尊心(セルフエスティーム)を育みましょう
私たちにできること
ヒント 19: 正しい行いを見逃さない
ヒント 20: しかるよりほめましょう
ヒント 21: ポジティブなものの考え方を教えましょう
ヒント 22: 恥をかかせないよに気をつけましょう
ヒント 23: 一緒に行動を計画しましょう
不安を減らしましょう
ASと不安
不安が起きるわけ
“ ASの不安 ”
私たちにできること
理解し、許容すること

ヒント 24: 表に現れない不安に気づきましょう
ヒント 25: 原因を探りましょう
ヒント 26: 不安レベルを適切に保ちましょう
順序、構造、見通し
ヒント 27: いつもと違う時は気をつけましょう
ヒント 28: 「掲示板」を利用しましょう
ヒント 29: タイマーやストップウォッチを使いましょう
ヒント 30: 情報は視覚的に伝えましょう
ヒント 31: ラミネーターを使いましょう
その他
ヒント 32: 体を動かしましょう
ヒント 33: 気を逸らすように誘導しましょう
ヒント 34: 「ぐうたらデー」を設けましょう

  2 ベストをつくしましょう

社会性と感情のギャップを埋めるには
正直に言う? 言わない? − 人づきあいの葛藤
ヒント 35: ASの正直さを長所と認めましょう
ヒント 36: 何が欠けているのか確認しておきましょう
自覚を促しましょう:そのためのちょっとしたテクニック
ヒント 37: お手本と話し合い
ヒント 38: “感情のギャップ” を埋めるフィードバック
自覚を促しましょう:いくつかの方法
ヒント 39: 「感情ノート」
ヒント 40: 比喩的表現
ヒント 41: ロールプレイ
ヒント 42: 探偵ごっこ
ヒント 43: 感情のレベル
ヒント 44: “感情を表す語彙” を増やす
遊びとソーシャルスキル:いくつかのアイデア
ヒント 45: 世話係をつけましょう
ヒント 46: 安心して遊べる日を計画しましょう
ヒント 47: 得点係にしましょう
ヒント 48: まねまねゲーム
ヒント 49: かわりばんこ(じゅんばんこ)
ヒント 50: インターネットを活用しましょう
療育的アプローチ
ヒント 51: 力を抜いて穏やかに
ヒント 52: 味方になる
ヒント 53: コミュニケーションは明確に
ヒント 54: ほめて育てる
ヒント 55: 優しくきっぱりと
ヒント 56: フィードバックしましょう
ヒント 57: 融通をきかせましょう
ヒント 58: 事前によく考えましょう
ヒント 59: 一貫した対応をするようにしましょう
ヒント 60: 取り組むべき課題かどうか見極めましょう
ヒント 61: タイミングを見計らいましょう
ヒント 62: ユーモアを忘れずに
大人の言うことを聞くようにするには
動機の問題
指示に従わせるには

ヒント 63: どのようにすべきか分かるようにしましょう
ヒント 64: 基本的な決まりを作りましょう
ヒント 65: ものごとの是非は明確に伝えましょう
ヒント 66: 選択肢を与えましょう
動機づけをするには
ヒント 67: チャレンジしてみましょう
ヒント 68: 「がんばりカード」
ヒント 69: にこにこマークとしょんぼりマーク
ヒント 70: ごほうびコイン
トラブルへの対処
ヒント 71: サインを決めて使いましょう
ヒント 72: ちょっとしたゲーム
ヒント 73: 相手のペースにはまらないようにしましょう
ヒント 74: 怒りにまかせて脅かさないように気をつけましょう
ヒント 75: 「AをしたらBをする」の公式
ヒント 76: 要望 → 命令 → 罰
ヒント 77: 険悪なまま会話を終わらせないこと

  3 よくあるトラブルとその対処法

怒りと攻撃
ASらしい極端さ
短期的な対策と具体的な対策

ヒント 78: 幼児期から始めましょう
ヒント 79: 怒りを無難に表現し、上手に処理する方法
ヒント 80: 危険な状況を回避するためのステップ
ヒント 81: 我慢できたらごほうび
ヒント 82: 口汚い言葉にはおどけてしまいましょう
危険な状況になってしまったら
ヒント 83: 危険な状況になってしまったらどうするか考えておきましょう
ヒント 84: 爆発する前に怒りの芽を摘み取りましょう
ヒント 85: 落ち着いていましょう
ヒント 86: 脅かしに負けないようにしましょう
ヒント 87: 一人にしてみましょう
注意に関する困難
ASらしい極端さ
トラブルを分析してみましょう
トラブルへ対応

ヒント 88: 具体的に指示しましょう
ヒント 89: 負担をかけすぎないようにしましょう
ヒント 90: 紙に書いたり、目で見て分かるように工夫しましょう
ヒント 91: スケジュールや予定を管理するツールを与えましょう
課題に集中させるためのアイデア
ヒント 92: 気が散るものを取り除くようにしましょう
ヒント 93: 「AをしたらBをする」の公式を使いましょう
ヒント 94: 時間を気めましょう
ヒント 95: 「どこまでできたかなカード」を作りましょう
睡眠と就寝に関するトラブル
家族への影響
解決への取り組み

ヒント 96: 日中の不安を減らしましょう
ヒント 97: 眠りにつくための手順を決めましょう
ヒント 98: 寝る準備の進め方を掲示しておきましょう
ヒント 99: 寝る部屋を明るくしすぎないようにしましょう
ヒント 100: “前向きなお話” をするようにしましょう
ヒント 101: 寝かせるために目覚まし時計を使いましょう
ヒント 102: 特製テープを作りましょう
ヒント 103: ラベンダーの効用
うつ
ASとうつ

ヒント 104: 用心を怠らないようにしましょう
ヒント 105: 愛されているという心のよりどころを築きましょう
ヒント 106: 一緒の時間を作りましょう
ヒント 107: 共感的に聞きましょう
ヒント 108: 成功感を感じられるようにしましょう
ヒント 109: 守るべきときには守ってあげましょう
ヒント 110: 必要に応じて医療の助けを借りましょう
食事に関するトラブル
食に関する問題を理解しましょう
親の思い
食が細い場合

ヒント 111: 調理をシンプルにしましょう
ヒント 112: 量を少なくしましょう
ヒント 113: 食後のお楽しみを用意しましょう
ヒント 114: ピューレスープにしてしまいましょう
ヒント 115: サプリメントを活用しましょう
食べ過ぎる場合
ヒント 116: 食品構成を守りましょう
どちらの場合でも
ヒント 117: 運動
ヒント 118: 食事の時間を一定にしましょう
ヒント 119: プレッシャーをかけないようにしましょう
ヒント 120: 継続しましょう
ヒント 121: 食事のしたくを一緒にしましょう
ヒント 122: 食べた物のリストを作りましょう
ヒント 123: 献立表を作りましょう
ヒント 124」 専門家の支援を受けましょう
字を書くこと
「字を書くのは嫌いだ!」
字を書くのが嫌いなのはなぜ?
解決への取り組み

ヒント 125: ちょっとずつ何度も練習しましょう
ヒント 126: 目標を見つけましょう
ヒント 127: 書く気にさせるような道具を使いましょう
ヒント 128: ゆっくり丁寧に書くお手本を示しましょう
ヒント 129: 「いろはうた」で練習する
ヒント 130: ページを空けて書いたり1行空けて書くようにしましょう
ヒント 131: 必要なら専門家の支援を受けましょう
書字に役立つゲームなど
ヒント 132: できるかなコンテスト
ヒント 133: 知育ブック
ヒント 134: 紙と鉛筆のゲーム
ヒント 135: 伝言ゲーム
ヒント 136: 宝探し
宿題の監督
解決への取り組み
勉強に取り組める環境にするために

ヒント 137: 準備しましょう
ヒント 138: 監督しましょう
ヒント 139: 環境を整えましょう
ヒント 140: 「AをしたらBをする」の公式を使いましょう
運動機能と協調運動
子どもの困難を見抜きましょう
ヒント 141: できることを伸ばしましょう
ヒント 142: 楽しくやりましょう
ヒント 143: 挑戦させるようにしましょう
ヒント 144: 必要に応じて専門家の支援をうけましょう
ゲームと遊び
ヒント 145: お手玉遊び
ヒント 146: 障害物サーキット遊び
ヒント 147:ししゅう遊び
完全主義
この問題の影響
どうしてなのか理解しましょう
無気力と完全主義、失敗への恐れ
解決への取り組み

ヒント 148: 失敗に対して “賢明になる” ように教えましょう
ヒント 149: 結果よりも努力をほめましょう
ヒント 150: 試合の勝ち負けにこだわらなくなるように指導しましょう
ヒント 151: 失敗してみせましょう
ヒント 152: 失敗を打ち明け合いましょう
ヒント 153: 家訓を作りましょう
ヒント 154: 健全な自尊心を育みましょう
かたくなさ
変化への抵抗
強情でひとりよがり
脅迫的

ヒント 155: ASの子どもは融通を利かせるのが難しいことを忘れないようにしましょう
ヒント 156: 情報はこまめに、でも誤解を与えないようにしましょう
ヒント 157: 不安を減らしましょう
ヒント 158: 少しずつ柔軟性を高めるようにしましょう
学校でのこと
学校は楽しいところ?
子どもの視点に立ってみましょう
いじめの問題
学校の価値
前向きに考えましょう
解決への取り組み

ヒント 159: 子どもに合った学校を選びましょう
ヒント 160: 学校生活に向けて準備と指導をしましょう
ヒント 161: 警戒を怠らないようにしましょう
ヒント 162: 家を安心できる天国にしましょう
ヒント 163: コミュニケーションのパイプを繋げておきましょう
ヒント 164: 専門家と連携しましょう
ヒント 165: 専門的な検査を受けましょう
ヒント 166: いじめの問題に対処するには
ヒント 167: いじめの問題を学校に持ちかけるには
ヒント 168: 学校からの “タイムアウト(一時避難)”
感覚敏感性の問題
子どもの視点に立ってみましょう
よくみられる感覚敏感性の問題
感覚敏感性を理解しましょう

ヒント 169: 不安を減らしましょう
ヒント 170: 許容しましょう
ヒント 171: 敏感性を下げるように努めましょう
ヒント 172: 感覚統合
ちょっとした遊び
ヒント 173: サンドイッチごっこ
ヒント 174: へなちょこタクシーごっこ
ヒント 175: 椅子ごっこ
特別な行事やお出かけ
“特別な”行事
解決への取り組み

ヒント 176: どんな内容なのか率直に言いましょう
ヒント 177: “予備のプラン”を作っておきましょう
ヒント 178: 早めに行きましょう
ヒント 179: フィードバックし、ほめ、励ましましょう
ヒント 180: サインや合図をしましょう
車で出かける時の工夫
ヒント 181: 座席表を作りましょう
ヒント 182: 地図を持って行きましょう
ヒント 183: 日程表を用意しましょう
ヒント 184: 休憩をスケジュールに入れておきましょう
ヒント 185: テープを持って行きましょう
ヒント 186: 本を持って行きましょう
ヒント 187: “しゃべったらアウト” ゲーム
ヒント 188: 「○○調べ」をしましょう
ヒント 189: “20の質問” ゲーム
ヒント 190: パズルの本を持って行きましょう
話すこと ・ 会話すること
話すこと
会話のスキル
解決への取り組み

ヒント 191: 会話は明確に
ヒント 192: 考える時間を与えましょう
ヒント 193: “お助けフレーズ” を教えましょう
ヒント 194: けじめをつけましょう
役に立つゲームと遊び
ヒント 195: お手玉を使ったゲームをしましょう
ヒント 196: 早口言葉でやってみましょう
ヒント 197: 大きな声で本を読みましょう
ヒント 198: 留守番電話にメッセージを録音しましょう
ヒント 199: テープレコーダーを使いましょう
ヒント 200: “はっきり話す” ゲーム

  4 親御さんたちへ

すてきな贈り物
ASの子育てから学んだこと
アスペルガー星

  巻末資料

資料 1 応用行動分析(ABA)
資料 2 ABAの療育プラン
資料 3 ごほうびコイン
資料 4 我が家の決まり
資料 5 感情ノート
資料 6 怒った時にやってよいこと ・ いけないこと
資料 7 感情が表れる言葉
資料 8 にこにこマークとしょんぼりマーク
資料 9 スモールステップに分ける
資料 10 はっきり話すゲーム
資料 11 そのつもりはなくても人を傷つけてしまうこと
資料 12 悪意のあるからかいと悪気のない冗談
資料 13 いじめってなに?
資料 14 いじめにあった時にやってよいこと ・ いけないこと
訳注
役に立つサイト
参考文献
本書を読んで ・・・・ 高橋 和子

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