(since 2001/06/17)(更新 2009/03/29)

TNO:素粒子モデル[2]

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©Copyright 2001-2005,2007,2009 小野智章
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独自解釈による、サブクォークによる素粒子のモデルです。
内容を信用しないこと。 勝手な解釈なので、合っているかどうかは知りません。 第1世代についてはそこそこ説明がつきます。
2005年4月13日、 「ゲージ・ボゾン」の章を、 「力の分化と混合」の章の後ろに移動し、修正しました。
2007年1月2日、 「ゲージ・ボゾン」の章に、 「虚数項の導入」を追加しました。
2009年3月29日、 「力の分化と混合」の章に、 ゲージと色の対応を表す画像を追加しました。

素粒子モデル[目次]
素粒子モデル[1]
素粒子モデル[3]

(chapter2-page1)
3.力の分化と混合

さて、kサブクォークに対するゲージ場を考えれば分かる通り、 各サブクォークに対するゲージ場はそれぞれに3重項を形成する筈である。 然るに、電磁力は1重項で、強い力は8重項となる。 これは、c,m,yサブクォークに対する3つのSU(2)の3重項のゲージ場が混合し、 共通の可約なSU(8)を経由して、 U(1)の1重項とSU(3)の8重項に分離したと考えれば説明出来る。
SU(2)+SU(2)+SU(2)→(SU(8)?)U(1)+SU(3)
直交3軸 3回の回転軸 矢印はゲージ
球は色
3+3+3
>1+8
高エネルギー領域における力の統一を説明する大統一理論では、 SU(2)とU(1)やSU(3)を、SU(5)などのより大きな群(グン)の一部とみなして、 同一の群であるから力の大きさが同じになると考える。 この場合、多数の未発見ゲージが存在する筈であり、 陽子崩壊などが予言されるが、 実際にはそれらの兆候は無く、不自然である。 一方、同じSU(2)のゲージ同士が統一されるモデルでは、 この様な余分のゲージが無く、納得出来る。
これらのことから、 ビッグバン直後の力の分化の順序は、次の様になると予想される。
  1. 4つのサブクォークに対して、それぞれに3重項のゲージ場が形成する。
    3+3+3+3
  2. kサブクォークに対するゲージは、W場である。
  3. c,m,yサブクォークに対するゲージ場が混合し、B場とカラー場に分離する。
    3+3+3(→9)→1+8
    このc,m,yサブクォークに対するゲージ場を、 力をサブカラー力、 ボゾンを「サブカラー・ボゾン(subcolor boson)」と、称することにしよう。 (インク・モデルでは「c+c」などとなる。)
  4. 0場とB場が混合し、Z0と電磁場に分離する。
    (3→2+1)
    1+1(→2)→1+1
このことは、高エネルギー領域における力の統一について、 電磁力と強い力は統一出来るが、 弱い力とは直接は統一されないことを表す。 弱い力と直接統一されるのは、サブカラー力となる筈である。

(chapter2-page2)
4.ゲージ・ボゾン

SU(2)のサブカラー・ゲージ・ボゾンを、 各サブカラーを大文字にして表現しよう。 するとグルーオンとB場は、次の様に、 サブカラー・ゲージ・ボゾンの混合で表すことが出来る。
ゲージ・ボゾン
(gauge boson)
サブカラー・ゲージ・ボゾン
(subcolor gauge boson)
グルーオン(有色) g(R,-G) (C++M-)/sqrt(2)
g(R,-B) (C++Y-)/sqrt(2)
g(G,-B) (M++Y-)/sqrt(2)
g(G,-R) (C-+M+)/sqrt(2)
g(B,-R) (C-+Y+)/sqrt(2)
g(B,-G) (M-+Y+)/sqrt(2)
(無色)g(?,?) (C0−M0)/sqrt(2)
g(?,?) (C0+M0−2Y0)/sqrt(6)
電磁場の元B0 (C0+M0+Y0)/sqrt(3)
サブカラー・ゲージ・ボゾンの混合比は仮のものである。 ただしB場は、電荷の性質から、こうならざるを得ない。
「g(x,-y)」は、色が「x」と「反y」のグルーオンを表す。 又、無色のグルーオンは、対応する色表現は無い。

この混合モデルには、 中性でないゲージを混合しているという問題がある。 このため、カラー(やサブカラー)を正しく交換出来ない。 この解決のため、虚数項を導入してみよう。
ゲージ・ボゾン
(gauge boson)
サブカラー・ゲージ・ボゾン
(subcolor gauge boson)
グルーオン(有色) g(R,-G) ++M-+i(Y++Y-)/sqrt(2)
g(R,-B) ++Y-−i(M++M-)/sqrt(2)
g(G,-B) ++Y-+i(C++C-)/sqrt(2)
g(G,-R) -+M+−i(Y++Y-)/sqrt(2)
g(B,-R) -+Y++i(M++M-)/sqrt(2)
g(B,-G) -+Y+−i(C++C-)/sqrt(2)
これで一応、辻褄は合う。

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