(since 2010)(更新 2010/03/12)

TNO:情報処理試験のQ&A

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情報処理試験についての、Q&Aです。
©Copyright 2010 小野智章(小野情報設計)
無断転載を禁止します。

  1. 企業の評価
    1. 初級シスアド
      :初級シスアドを取得していますが、 就職面接でどの様に評価されるものでしょう?
      :ユーザ寄りな初級シスアドは、(より簡単なITパスポートも、) 技術系・開発系だと評価されないかもしれません。
      相談者の中には、 「初級は資格取得の対象になりません」と言われたケースもあります。
    2. 情報処理試験以外の資格
      :情報処理試験以外のコンピュータ系の資格は、 どの程度通用するのでしょう?
      :その資格を企業側がどの様に認識しているか、によります。
      企業にとって必要であれば、採用や給与で優遇されます。
      国家資格である情報処理試験より、知られていないことが多いでしょう。 又、特定ソフト専用などの限定された資格だと、 企業にとって、不要になってしまうかもしれません。
  2. 区分
    1. どの区分
      :これから勉強を始めます。 どの区分を受験するのが良いでしょうか?
      :全くの初心者であれば、ITパスポート。 少し上を見て、基本情報を目指すのも、良いでしょう。 (以前は開発者は基本情報、利用者は初級シスアドと分かれていましたが、 現在の基本情報は両者共通となっています。)
      :技術者であれば、基本情報が、評価される最低レベルとなります。 しかし、全くの初心者で就職までの期間が短いのであれば、 履歴書の資格欄を埋めるために、ITパスポートを取るのもありです。
    2. 初級シスアドやソフトウェア開発
      :初級シスアドやソフトウェア開発という区分があったと思うのですが?
      :それぞれ、ITパスポートと応用情報に移行しました。 完全にイコールではありません。 ITパスポートは、初級シスアドよりかなり簡単です。 それぞれの違いは、「受験ガイド[概要]」のページで。
      受験ガイド[概要]
    3. 就職での扱い
      :初級シスアドは取得しているものの、 就職面接で「初級は資格取得の対象になりません」と言われ、 かなりショック。
      :ユーザ寄りな初級シスアドは、(より簡単なITパスポートも、) 技術系だと評価されないかもしれません。
  3. 基本情報の言語選択
    :基本情報午後の言語について、 プログラミング経験無しの初心者が理解しやすいのはどれなんでしょう?
    :新しく追加された「表計算」が易しい筈です。
    これ以外では、CASLIIが理解し易いです。 CASLIIの学習は、CPUの理解にも繋がります。 入門ページを紹介しておきます。
    CASLII入門
    CASLIIについてのQ&Aは、次のページで。
    CASLIIのQ&A
  4. 学習方法
    1. プログラマ
      :「プログラマだけど、試験は、午前で断念」という人がいたのですが?
      :試験には情報関連全般についての知識が要求されるので、 使っているプログラムだけの知識では不足です。 又、経営、管理、ユーザ業務などの知識も必要です。
    2. 基本情報の午後
      :基本情報の午後の目処がたちません。
      :午前の試験は合格しましたが、午後の試験がなかなか合格まで届きません。 何がいけないのでしょうか?
      :先ずは、午後の苦手分野の克復が必要です。 何処を間違えたかを確認していますか?
      午前もぎりぎりなら、上乗せが必要です。 午後での出題事例のある分野を中心に。
      言語については、次の項を見てください。
    3. 擬似言語とプログラム言語
      :基本情報の午後の成績、 特に擬似言語とプログラム言語が、壊滅的です。
      :言語なら、 専用のテキストを使用するのが良いでしょう。 擬似言語も含めて、アルゴリズムのテキストを使った勉強も必要です。
      定番のアルゴリズムを確認しましょう。 過去問を見て、この仕様ならこうやれば良いな、 というのが直ぐ思いつく様に。
      多くのアルゴリズムを見ておく必要があります。 その上で、実際にチャートやプログラムを作ったり、 過去問や雑誌等の他人の作ったプログラム等を解説無しで読み解いたりします。
    4. 資格の学校
      :資格の学校で生講義を受けないといけないのでしょうか?
      :生講義は、引っかかりやすい場所を教えてくれる場合があります。 また、講義では質問出来るので、 引っかかって二進も三進も行かなくなった時には良いでしょう。 その場合も、予め出来るだけ自分で読み解き、 後でも自分でやりなおしておく必要があります。
  5. 午前免除
    :講習を受けると午前の試験パスというのは、本当?
    :午前免除は、簡単には取れません。
    「講習で」というのは、 特定の教育機関である程度の期間、 それだけやれば合格に充分でしょうというくらい、 勉強する必要があります。 ほとんどの受験者は免除が無いので、気にしないことです。
    この他、高度の午前では、 高度の何れかに合格するなどの条件を満たすと、2年間午前免除があります。
  6. 合否
    1. 合格ライン
      :合格ラインがよく分かりません。
      :高度の論述式では、A〜Dの評価のAが条件です。
      :論述式以外で、かつITパスポート以外は、時間区分毎に60%以上が合否基準です。
      :ITパスポートは、合計で60%以上、かつ分野毎に30%以上です。
      記入ミスや配点にもよるので、目安と考えて下さい。 (受験者の数%は、記入ミスで不合格になっています。)
    2. スコア
      :スコアの付け方が独特と聞いているのですが、どうなんでしょう。
      :スコア方式は無くなりました。 平成21年春から、得点方式に変わっています。
      (以前は、得点をスコアに換算し、スコア600が基準でした。)
  7. 受験時
    1. 場所
      :試験会場を教えて下さい。
      :残念ながら、判りません。 大学や高校等が会場になることが多い様です。
      例年同じ会場で開催されている都市が多そうですが、 試験区分によって会場が変わることもあります。 又、大都市では、複数の会場を用意している様です。
    2. 途中退場
      :午前試験で、解答用紙を机に残したまま途中退場してしまいました。 どの様に扱われるのでしょう。
      :途中退場は、試験官が解答用紙を回収してから退場しないと、 午前は採点されません。 午前未受験として扱われると、午後も採点されない可能性があります。

質問・ご意見等、お待ちしております。 質問については、判る範囲で出来るだけ答えて行きたいと思います。
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