高性能林業機械による従来の間伐と小型運材車による列状間伐の比較試験                              新庄村

図のように三角形の林地約1.1haを2つに区分し、右側を列状間伐、左側を従来の間伐で作業を行い、比較検討しました。
中央の長方形は詳細調査用プロット。

要約
 人力で伐木造材し、小型運材車(林内作業車)を用いて集材するこの地域で一般的な従来の間伐方法に比べて、タワーヤーダとプロセッサを用いた列状間伐は2倍近い能率を発揮しました。しかし、この程度の事業規模では機械関係の運搬費などが多くかかったためコストダウンはわずかなものにとどまりました。
 しかし、伐倒作業が掛かり木の少ない安全なものになり、それ以外には木寄せ作業のような重労働から解放され快適な作業でした。

従来の方法による間伐作業の概要

  1. 間伐前の林内
  2. 選木
  3. 伐倒作業
  4. 枝払い、玉切り作業
  5. 小型運材車による集材作業

列状間伐による作業の概要

  1. 間伐前の林内
  2. 選木
  3. 伐倒作業
  4. 小型タワーヤーダによる集材作業
  5. プロセッサによる枝払い、造材作業

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