第二次世界大戦
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  Craig L.Symonds   

     
  粟田亨 訳()  
   
 
原書 World War II at Sea : A Global History 




 内容紹介
   目次よりも詳細な内容紹介です

 

   日系人強制収容の本当の原因



  真珠湾攻撃1年半前の米海軍巨大予算 



 ミッドウェー海戦

 第一次ソロモン海戦


 
マリアナ沖海戦
   

  レイテ沖海戦-1  栗田艦隊の方針
   
  レイテ沖海戦-2  武蔵沈没
   
  レイテ沖海戦-3 サン・ベルナルディノ海峡
   
  レイテ沖海戦-4  サマール沖(前編)
   
  レイテ沖海戦-5  サマール沖(後編) 



     
 訳者あとがき
     あの戦争を省みて


     
訳者から見た本書の特徴
      
名前は知っているあの人物がわかる



本書は、わかりやすく書いていますが、どうしても 特殊用語が出てきます。例えばケルネヴェル (フランスのロリアンにあったUボート司令部) とか、ステーション・ハイポ (ハワイの暗号解読部局) などの固有名詞や、LST (戦車揚陸艦:Landing Ship, Tank の頭文字) といった略語などです。
最初にその語が出てきたときには説明されていますが、その後は説明なしで単語として登場します。その際、索引を活用してくだされば、索引が用語説明の役割を担うように、配慮しています。





この翻訳では、作業のスピードアップを図るためと、訳の正確さを期すために、みらい翻訳とDeepL翻訳を活用させていただきました。勿論、訳出された文は、私が原文(英文)と照らし合わせて検討加工しており、責任は私にあります。
   
  (訳の過程でAI翻訳を使用する法的瑕疵を、文化庁の著作権に関するポータルサイトに問い合わせたところ、問い合わせ内容が著作権等の侵害に関するものではないと考えられることから、当窓口では対応できず、法テラス等を利用してください、とのことでした。
 また、「AIと著作権に関する考え方について」(令和6年3月15日、文化審議会著作権分科会法制度小委員会)でも、「著作権法は、著作物に該当する創作的表現を保護し、・・・ 誰が表現しても同じようなものとなるものは著作物に該当しない」と記されています。
 私は翻訳出版は過渡期に入っており、10年後には翻訳者を必要とせず、AI翻訳だけで翻訳書が出版できるようになるかもしれない、と考えています。)



 そして大切なことは、 法令に違反するなどの問題がない限り、形式や慣例にとらわれず、大局的見地から、意義のある書物を見極めていくことではないでしょうか。
 
 本書の「訳者あとがき」でも述べている通り、「両洋艦隊法」がこれまで日本で注目されてこなかったことは不可解です。これは太平洋戦争の開戦を左右したかもしれない問題にもかかわらず、だからです。連合艦隊をもう1つ作るような、とてつもない法律を成立させ得る国力がアメリカにはあると知って、開戦などできたはずがなかったでしょう。アメリカの新聞では大きく報道されたはず・・・です。NHKで2011年に放送され、2021年12月に再放送された「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」では、陸軍も含めて国家を動かしていた皆が勝てない戦争だとわかっていた、と明らかにしています。だからこそ、この両洋艦隊法のような事実を積み上げて、世論を正していく必要があったのではないでしょうか。ただ、1940年当時の日本国内の空気は「浮ついたアメリカ人に何ができる」というものだったでしょうから、予算の段階では問題にされなかったのかもしれません。しかしこの法律で推進された米軍戦力が(エセックス級空母がサイパン攻略に決定的だったように)太平洋戦争で決定的な力となったことから、戦後には検証されるべきでした。
 最近テレビ等で戦後80年企画としてなど、戦前のマスコミ報道の偏りが反省されていますが、この「両洋艦隊法」見落としは、故意かミスなのかは別として、その一角を占める問題と考えます。
 
 レイテ沖海戦で、栗田艦隊がレイテ湾に突入していたら、米軍に大打撃を与えていただろうに、と考える人がまだ多いようですが、本書で示されているように、昭和19年当時、米国の造船はフル操業に入っており、月に100万トン以上の船舶(標準的輸送船で数十隻以上)を建造しており、レイテ湾で空(から)の輸送船を50隻や100隻沈めたくらいでは、戦況に何ら影響しなかったことは明らかです。
 

 そうした従来の日本国内での誤解を解き明かしてくれているのが本書です。






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    国立国会図書館

       




このサイトの責任者はこの本の翻訳者 粟田亨です