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 「 自然食料理の民宿 百姓屋敷『わら』 」の巻き

 自然食って?
よく知らないなぁー。野菜を使った自然料理を作る宿? でも有名です。
で、百姓屋敷『わら』の主人 船越氏の書かれた本(発行:カタツムリ社)
「おいしく たのしく ありがたく」の まえがきから そのまま転記です。
”毎日の食卓に、肉・卵・牛乳が並んでいることが当たり前の風景かもしれない、
もしかしたら、化学調味料だって、手軽で料理をおいしくする便利なものとして、
重宝がって使っているかもしれない。だけどこの本との出会いによって、料理の
大切さを少しでもわかってもらえたらと思います。もっとおいしく。結果として
体に良い料理を知ってもらいたい” 
百姓屋敷『わら』は 雲海できれいな 岡山県の川上郡 弥高山のふもと、
岡山市から2時間もかかる川上町の田舎、見晴らしのいい高台にあります。
当日 11月7日のメニューです。1泊 9000円、1日4組のみ

夕食(一部別途料金の料理含む)
前菜 蕪と柿の酢の物、いも揚げ、にらのつくだ煮。
そば寿司、胡麻豆腐、ひら茸と春菊の和えもの、ごぼうの鰻もどき、こなべ。
れんこんまんじゅう、、豆腐ステーキ(きのこソース)、やまめのいろり焼き
玄米小豆ご飯、つけもの。桃のシャーベット、たんぽぽコーヒー
朝食
天然酵母ぶどうパン、おからと鮭のコロッケ(ほうれん草ソース)
生ジュース、生野菜サラダ、(ジャムは桃、いちご他)

地元で採れた旬の野菜を ひとつひとつ ていねいに料理されています。
素材の味をおいしく。いかして。こころをこめて。
小生 ”野菜をおいしく食べるって こういうことだったんだ。”
以下 いろいろ書かずに 船越氏の書かれた本(発行:美健ガイド社)
わらの料理」から その心 と そのポイント の二項を転記します。
★その心
『わら』の料理の料理の一番の特徴は何でしょう。料理には味、見た目、経済性、
経営性、趣味性などなどさまざまな面がありますが、自分のやってきた道筋を振り
返ると、やはり健康な食事 ということだったと思います。
からだを作っているのは毎日の食べる物と考えると、一食一食の積み重ねが将来を
きめる大切なものに思えます。その点で『わら』の料理は、家庭料理の延長なので
す。病気を起こしやすい添加物の多い材料や作り方をさけて、おいしく、安くとい
うわけです。これはプロの世界では できません。
 といっても『わら』も商売ぬきではやっていけませんから、家庭料理にはない味
や見た目、雰囲気を楽しんでいただくように一所懸命に考えています。採算も考え
ます。それが 優先ではないだけです。
よく、あれもこれもダメと、ダメに囲まれてこわい顔をして黙々と食べる人がいま
すが、考えてみてください、人生を思う存分生き、楽しむための健康です。
その点では、食べ物に縛られてキリキリになるのではなく、まあ、できるだけ理想
に近づいて行こうよといった、ゆるやかな気分が大切ではないでしょうか。(中略)
料理とはその天地自然の理を料りて命と調和すること。人と自然へ感謝。
その心は、例えば合成洗剤を使わない、野菜は葉から根にいたるまで一物全体を使
うといった行動であらわしていこうと思います。
★そのポイント
『わら』の料理の料理を実際に作るときの基準ですが
@材料は
米、麦、豆など穀物と人参、大根、芋など根菜類が基本です。それに旬の青物野菜
海草、必要があれば小魚など小魚などを加えます。
A材料の育ちは「身土不二」
身土不二とは、住んでいる土地とその近所で、その季節にある食べ物という意味です
春は新陳代謝を促し、食欲を進める香りやえぐ味、夏は水分が多い物、秋は冬を越す
力を蓄えるでんぷん質や脂質の多い物。体調も味も、その自然の流れに沿っています
B食べ方は「一物全体」
野菜は皮も根もアクも、自然が恵んでくれた微妙な植物のバランスをそのまま命の糧
にする食べ方です。水と温度を与えると芽が出る玄米を食べるのも、その一つです。
『わら』の料理は、アク抜き、ゆでこぼしをしません。
C砂糖、化学調味料は使わない
素材の調和がポイントです。砂糖は素材の味を消し、ビタミンやカルシウムを欠乏
させ、成人病や・・中略。防腐剤、着色料、グルタミン酸ソーダなども避けます。
調味料は、すべて国産原料、天然醸造のものを使います。
D調理は「重ね煮」で
素材の性質を活かす調理法で・・中略。熱を加えるとき「葉物は下に、根物は上に」
つみ重ねて煮ると、アクもうま味にかわって、材料全体が調和します。

どの料理も、この五つのポイントをそれぞれにどう生かすかということなのです。

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宿の朝 雲海の写真です。
百姓屋敷『わら』は自然食の民宿
のガイドブックにも載っています。
今回の 雲海の上の旅
日本の食料自給力、日本の農業の事を
ちょとだけでも思い・・考え。
いい 家族旅行になりました。
船越さんは「一に料理は愛の表現」と
本にサインして下さいました。感謝です。

懐石料理&フランス料理風?行かれた時のお楽しみに料理の写真は載せていません


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