下流部は大原橋から河口までです。

 大原橋から後楽園まで10kmほどです。大原橋の下の堰にはクラスUの水路があります。右岸手前から上陸して、滑る石の流れを渡り、スカウトします。面倒なら堰の左寄り適当なところをポーテージします。堰から水路をスカウトするのは困難です。以前下ったとき、流れの下流に鉄筋の蟹網が仕掛けてあってあわてたことがありました。釣り人の存在もあります。下見は必要でしょう。

梅雨時の好天続きは用水に水を取られて本流は渇水です。水路まで歩くと立て網漁をしていました。

 2002.6.9、牧山観測所水位63cm、舟から降りず、堰越に釣り人を確認して下りました。ここも水路の下は切石が大量投入され、おかしな波を吹き上げます。
 もみくちゃにされて振返ると岸に人影があります。釣り場を確認しにきているようです。
 ここは車で水辺まで来れるポイントなので釣り人が多いのです。以前ロデオの練習をしているグループもいました。切石の立てる波なのでとても乗れそうにありませんが、ロデオのことはわかりません。
 水路に沿って流れるといつのまにか右岸から左岸に移動しています。

 しばらく川の左岸よりを流れると赤い中原橋が見えてきます。このあたりも人の多いところです。橋の付近は大きなBWとなっており、よくモーターボート競走をしています。競艇ファン必見です。ヌートリアも住んでいます。潜って舟の下を追い抜かれたときは「旭川の主」かと思いました。水中を泳ぐ姿はとても川魚と思えないほどの大きさに見えます。たかがネズミ、されどヌートリアです。

 2002.6.9、中原橋から飛び込む人を目撃しました。右岸寄り、モーターボート桟橋に近い橋脚付近です。
 大きな水しぶきがあがります。橋の通行人は足を止めて見ています。しばらくして又飛び込みます。舟の上に落ちてこられてはたまりません。離れて橋を通過します。
 こんなところで飛べるとは、チャレンジ精神に頭が下がります。いいことを教えていただきました。
 中原橋右岸西に備前原駅があります。川から歩いて数分です。

 橋を過ぎたら斜めの堰です。右岸沿いの水路を行きます。

 この水路は毎年、勤労感謝の日頃にカヤック競技会場となります。水路を500mほど行くと左手に中央部がクラスTで流れる小さな堰がありますのでそこを下ります。


 小さな堰の水路が三野の瀬です。ロデオプレイしている人を良く見かけます。ここを下ると正面の中州が市民ゴルフ練習場です。パー3の6コースを3回廻るミニコースです。ミニといっても200ヤードを超えるところもあり、野芝のコースで、グリーンが非常に小さいので結構タフな、大変安い料金のコースです。

  間違って進路を右の水路にとると小さな橋の下に蟹捕り仕掛けの残骸の鉄筋があり、水路の出口右は堤防の下を流れる行き止まり、左手は行ってはならない危険な堰です。



  突き当たりで上陸して少し歩くポーテージか左手堰手前をUターンして本流を遡ることになります。



 行ってはならない危険な堰ですが、ここまで全ての堰を下っています。ここでポーテージは残念です。左岸のゴルフ場近くは下れそうに見えます。渇水時にじっくり下見してルートを調べ、いつかチャレンジしなくては。

 少し遡ってゴルフ場の中州の東側に廻りこみます。この辺りは数多くの浮島が景観をつくる瀞場で、カナディアンが似合いそうなところです。上流へ行き、中原橋下の堰をポーテージで遡ると、水路コースをまた一周できます。
  このあたりだけで遊ぶなら車は左岸の土手に停めます。堰の下に河原まで降りる細い道があります。

 さて、川下りはゴルフ場の中州と左岸の間の水路を進みます。コンクリートの堰で止まっていますのでここをポーテージ、浅い水路の流れに乗ってくだっていくと左手にいい河原があります。ゴルフ場の下の堰を右手に見ながら右岸に寄せれば上陸地点があります。車は入れないので、200mほど歩かねばなりません。

 旭川左岸の堤防の下に源氏ホタルの舞う場所があります。
 大原橋下の堰から取水した祇園用水から後楽園に水を送る後楽園用水です。
旭東浄水場正門右手にホタルの里があります。6月には多くのホタルが舞います。
 平成17年は早く、5月中旬過ぎには舞っていました。


 広い川原の中に岡山の夜景がきれいに見える場所があります。
 


ポーテージすると堰の下は緑豊かな瀞場です。

  

 しばらく下ると。流れを中央に集めて勢い良くながれる堰があります。休日は左岸の土手に車を停めて、カヤッカーが遊んでいるところです。





新幹線の瀬です。 
新幹線の橋を過ぎるとJR山陽本線・赤穂線が通る鉄橋です。

鉄橋の下流は左岸寄りか右岸から左岸へ進む浅瀬です。ここが瀞場の場合は県庁前の可動堰が下りています。



 新幹線の瀬が下れないような渇水時 はライニングダウンでしょう。

夕暮れの後楽園です。後楽園は旭川の中州ですから左岸にも水路がありますが、コンクリートで囲まれた排水路です。
花見時期には飛び込む客もいますが、澱んだ水はかなり汚く、出口もきびしいので通らないほうがいいでしょう。

後楽園を過ぎると相生橋です。
相生橋の下左岸で上陸し、装備を回収するのがいいでしょう。後楽園の駐車場は無料ですから、後楽園をゴールでもいいかもしれません。

相生橋を過ぎると可動堰があります。


堰が下りている場合、JR鉄橋下流あたりまでBWとなりますので判断してください。

可動堰の下は京橋、昔の岡山市の中心地です。

対岸は遊郭のあった中島、今ではしのぶ姿もわずかです。

中島の下流端は艇庫となっており、新京橋下の瀞場は漕艇場です。

スピードはタンデムシーカヤックをはるかに超えます。

 後楽園から児島湾までほとんど流れはありません。腕力があれば海まで行けます。海といっても児島湾は橋の架かるほど狭い海です。小橋、桜橋、精輝橋と町中を過ぎるとしばらく橋はありません。大きな橋を二つ過ぎ三つ目の橋が児島湾大橋、児島湾を跨ぐ橋です。右は岡山港、左は新岡山港、左へ曲がると正面が高島、漕いでいくと左手に海に突き出す四つ手小屋が並びます。四つ手小屋が無くなると吉井川です。遡ると西大寺の町に辿りつきます。20数キロのパドリングでしょうか、シーカヤックの世界でしょう。蛇足でした。

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