中流部1は旭川第二堰堤の下、品田橋から金川の堰までです。

 建部町に入り、元品田の第二発電所では旭川の流れを変化させないよう常時発電が行われているので、川の流れが回復します。ここからが旭川下りの定番コースです。
 品田橋は平成10年10月の台風10号の水害により流されましたが、今は元通りに復旧されています。流されたと思って橋を見るとダムフル放水時の水量が想像できます。



 スタート地点は
 @右岸:品田橋を渡って突き当たり右折、すぐ左折、またすぐUターンするように右折したら川まで続く広場にでます。キャンプ適地ですが、トイレはありません。

 A左岸:品田橋の下流、B&Gの突き当たり付近です。ここの右岸に発電所があり、旭川第二堰堤で消えた水が帰ってきます。ダムの水ですから水質はよくありません。




 元品田から4kmほど下ると左岸が建部町の中心、福渡です。この間、中州で流れが分断されるとき、基本は流れのある方を選択します。中央が本流ですが、三本には分かれていません。
 2002.6.9左岸寄りを通り、底を擦りながら瀬を抜けると右の流れの方が良かったかもと感じました。
 福渡のJAの向こうにJR津山線福渡駅があります。JR津山線はここから岡山まで旭川に沿って走ります。八幡橋の手前、左岸に車で降りる道と広い河原がありますので、JR利用のソロツーリングスタート地点に良いでしょう。右岸にもスタート適地が見えます。

 旭川は黄色い花かざりが好きです。
 春は菜の花に似たカラシ菜が、続いてコスモスの花びらを黄色にしたような大キンケイ菊が土手も河原も黄色い絨毯で敷き詰めます。
 水辺のアクセントはカキツバタです。群生してあざやかな彩りを添えます。



 鉄橋をくぐると右岸の上建部に八幡温泉があります。温泉自動販売機もありますが、飲食用不可と書いてあります。この付近右岸寄りは浅瀬で岩が点在し、牧山観測所の水位データ60-80cm程度のときはコース取りに苦労します。





左岸寄りに人工スラロームコースが出来ています。
建部町は2005年岡山国体のカヌースラローム会場に指定されました。一体どこでと考えていましたが、左岸の水路を改修してコースを作るとは、恐るべし国体事業。 これでダム放水すればなかなかいい流れになりそうです。
しかし、人工コース、妙な違和感があり、地元圧倒的有利かな。




 次の大宮橋の右岸に文化センターがあり、川から見えるところに高瀬舟が展示してあります。以外と大きなものです。
 温泉を過ぎて二つ目のなかよし橋の右岸に建部駅があります。橋から1km程でしょうか。上陸地点はテトラが目印の船着場で、車を置ける広場があります。



 橋の下流に古いヤナの残骸があります。ここから川は蛇行し、狭い鹿瀬を抜けると御津町です。水量が多いと印象のない瀬ですが、少ないときはコースを迷います。
 しばらく快適に流れると、川を斜めにふさぐ堰のBWに入ります。
 右岸に直立するタンクの下にホットドッグの車が見えたら休憩です。
 2002.6.9は見かけませんでした。最近は出ないのでしょうか。
 BWを漕いでいくと右岸コンクリート壁に小さな支流の穴が開いています。その穴から上陸する道があり、国道に出ます。

 国道からスカウトすると堰の左端をクラスUの勢いで真っ直ぐ流れる舟道が見えます。竹がふさいでなければ一気に下り、下の瀬の下まで行きます。障害が掛かっているようなら堰を歩いて降りるコースを探します。水量が多く堰をオーバーフローしているときは真っ直ぐの流れに斜めの流れが合流し、複雑なエディを作ります。エディに入らず一気に下りましょう。
 ここで沈するともう一つ下の瀬の下まで流されます。
 2002.6.9に見たところ、舟道左岸に竹が倒れかけていて、注意して下りましたが、近づいて見ると下をくぐれました。



 国道から離れ、静かな流れが続きます。のんびり下ると金川大橋が見えてきます。橋を過ぎて500mほど下流に新しい小さな橋と大きな堰があります。この堰は下れません。ここはポーテージです。どうしてもっていうなら左岸で降りてスカウトしてください。ここだけ下に切石がないところがあります。
 2002.6.9は牧山観測所水位63cm、ポリ艇の強みで傷をいとわず下りました。
 滑り下りるとバウが沈んで浮き上がります。傷が気になります。もう少し水がないとね。



 右岸の陸橋を目印に上陸すると御津町の中心、金川です。陸橋の北30m位のところに、こっそり川まで車で降りられる道があります。JR利用の場合は金川駅の南、旧道西側に朝から夕までの無料駐車場があります。


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