sorry,Japanese only

平成16年1月30日

 

 第69号 

                   NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会

将来の自立のために

第6回 自閉症児の自立を果たすための支援者養成セミナー ご案内
  『 高機能自閉症・アスペルガー症候群への支援 』 吉田 友子 先生

追悼・・・「 阿部 真理子 」さん

第5回 自閉症児の自立を果たすための支援者養成セミナー 報告
  『 自閉症ノブとの楽しい暮らし 』・『 サポートブックを作ろう!』 丸岡 玲子 さん

将来を考える会

すすむっち REPORT from LINCOLN

AAO活動 ・ キッズルーム

サッカークラブ ・ 水泳教室 ・ 女の子の会

勉強会のお知らせ
  OHAの会 ・ つくしんぼの会 ・ ゆりかご講座 ・ アルメリアの会

私のお薦め本lコーナー
  『 地球生まれの異星人 』 泉 流星

近隣の講演会等のご案内

掲示板 ・ 事務局だより

新しい年を迎えて早1ヶ月が経とうとしています。
皆さんお元気でいらっしゃいますか?

皆さんは 今年、どんなお願い事をされましたでしょうか。
我が家では 毎年 近くの山へ初日の出を見に行きます。今年はおそらく見えないだろうと思いながら日の出の時刻を待っていると空が急に赤くなってきて、少しずつ太陽が顔を出してきました
太陽は、まぶしくなかったので昇ってくる様子をよく見ることが出来ました。
でも、大きな真っ赤な丸い太陽が出たと思ったら、すぐに雲で隠れてしまいました。

その太陽は、私に話し掛けているようでした。
「前をしっかり見て歩きなさい。将来を明るく照らしてあげましょう」

なんだか、天の声が聞こえたような気がしました。
今年もよい年になりますように。

先日1月20日に、岡山県生涯学習センターで「みどり授産センター」の施設長・檜尾 博先生をお招きし、お話を聞かせていただきました。
檜尾先生は、旭川荘で通所授産施設「みどり授産センター」通勤寮「祇園ハイツ」岡山障害就業・生活支援センターなどで、たくさんのお仕事に関わっておられます。

お話の内容は「障害福祉(知的)の動向と地域生活支援」でした。
戦後の障害者福祉の基本的な考え方障害のとらえ方の変化地域生活に必要なこと(生活の場、日中の活動の場、生活資金、支援サービス)働く場作りのために (企業への就労、福祉的就労、福祉就労の場を立ち上げるために)など、たくさんのお話をしてくださいました。

働く場作りのお話は企業へのあっせん、そこでのトライアル3ヶ月雇用(7割の方が継続採用になっているそうです)ジョブコーチについて。

福祉的就労では、企業と施設の中間的性格を持っている福祉工場、授産施設、小規模作業所(そこでは職業訓練センターとしての考えも含まれていました)
小規模作業所の運営安定のための小規模授産施設について。

また就労の場を立ち上げるために、場所の設定、作業内容の設定、支援者の確保、利用者の確保など。

・・・詳しいお話を聞かせていただき、とても勉強になりました。
また檜尾先生は「色々な所を見学に行ってください」と言われました。
これから、皆さんと色々な場所へ見学に行ったり、お話を聞いたりしながら、学びあえるといいなと思いました。

将来の自立のために、今 何をすればよいのかをお尋ねしました。

一番目は「あいさつ」でした。
あいさつは、苦手な子ども達ですが、小さい頃から心がけるときっといつかは出来るようになると思います。頑張りましょう。

二番目は「お手伝い」です。
お手伝いの中から子ども達が学ぶ事はたくさんあるように思います。少しずつ出来るようになると、本人も嬉しいでしょうし、それが仕事につながるとおっしゃっていました。

三番目は「身だしなみ」でした。
基本的な生活習慣、そして掃除・洗濯がきちんとできるようになるといいですねと言われました。
このことをお聞きし、毎日の生活の目標が出来たように思いました。

障害者自立のための熱い思いが伝わって来るようなお話でした。
檜尾先生、ありがとうございました。
(檜尾先生のお話は、ビデオに収録させていただいておりますので、ご興味のある方は事務局までご連絡ください)

K.O

第6回 自閉症児の自立を果たす為の支援者養成セミナー

演 題:「高機能自閉症・アスペルガー症候群への支援
                〜本人への告知の話題を中心に〜

講 師:吉田 友子 先生 
          
「よこはま発達クリニック」児童精神科医師

日 時:平成16年3月6日(土) 14001700(休憩 含む)

場 所:岡山ふれあいセンター 大ホール

いよいよ3月の講演会まで、あと1月となりました。
吉田友子先生は、みなさますでにご存知の様に、横浜にある「よこはま発達クリニック」で、発達障害の子ども・成人とその家族を援助するするために、臨床現場で子どもたちに接していただいている児童精神科医の先生です。

「よこはま発達クリニック」は、自閉症研究の世界で著名な内山登紀夫先生が院長を務められ、自閉症の診断・評価、てんかんや多動などへの薬物療法、保護者や本人からの相談への助言などを中心にしたカウンセリング、個別の指導を行なっている、日本では唯一無二といっていいぐらいの自閉症の診療機関です。
なかでも「高機能自閉症」「アスペルガー症候群」の子ども達同士のコミュニケーションやスキルアップのための指導や取り組みなどは、他に例をみないといえるのではないでしょうか。

今回の講演では、臨床現場での診断や保護者への告知から、支援プログラムの作成、本人への支援活動までを、幅広くお話ししていただけることと思います。
また、特に「本人への障害の告知」については、その時期やタイミング、またどのように話したらいいのか・・・悩まれている保護者の方に、本人への支援という立場からその告知について具体的にお話しいただけることになっています。

子ども達が成長するにつれ、本人達も「自分がなぜか、周りと違っている」ことに気づきはじめ、悩むケースも耳にします。
子ども達が、自分を肯定し、人と違っていてもそれはそれでOK・・そんな告知の仕方を、保護者や援助者の方から行なってほしい、そんな願いで、今回の講演会を企画しました。

一方で、「高機能自閉症」や「アスペルガー症候群」の子ども達への支援については、自閉症を理解する中で、疑問や不思議・理解できていない部分がまだまだたくさんあり、普通学級での先生方も情報を必要としている分野ではないかと思います。

知的障害を伴う自閉症も、「高機能自閉症」も「アスペルガー症候群」も、同じ自閉症スペクトラム(連続体)です。
子ども達本人が、「自分は他の子ども達とどこかが違う」と気付いた時、一体どのようにサポートしていけばよいのか。
本人への告知を行なったとしたら、その後、どのようなフォローをしていく必要があるのか。
親・指導者の立場としてどのようなことに気をつけなければならないのか。

いろいろな視点からの「支援」についてのお話を伺えることと思います。

知的障害を伴うカナータイプのお子さんをお持ちのお母さんも、「我が子は高機能やアスペルガー症候群ではないから・・・」ということではなく、同じ自閉症ですので、当てはまるお話も多いと思います。
また、特別支援教育の実施をひかえ、普通学級の先生方や、現場のお医者さん達にもご参加いただけたらと思います。

ぜひ大勢の方のご参加をいただき、皆様の周りの子ども達への理解・支援をより一層深める道しるべにしていただけたら、と思います。
今月の会報に、
講演会のチラシを同封しております。どうぞお早めにお申込みください。

また、吉田友子先生・内山登紀夫先生の書かれた書籍も、育てる会に入荷しております。
前もって読まれたあと、講演会に参加していただければ、より一層講演内容を深めることができるのではないかと思います。詳しくは会報の末尾の掲示板をご覧ください。

(事務局:鳥羽 紗代)

追悼・・・阿部真理子」さん

皆さんは「阿部真理子さん」をご存知でしょうか?

「光とともに・・・5巻」のあとがきを書かれた弁護士さんです。
1月中旬 阿部さんは11歳の自閉症の男の子を残して、亡くなられました。

私は個人的には存じあげないのですが、主人とはメールのやりとりがあり、主人の入っているメーリングリストで様々なアドバイスをしていただいたのを憶えています。

阿部さんはこの「光とともに」のあとがきを書かれた時、もう長くは生きられない事をご存知だったのでしょうか。お亡くなりになった事を知って読み返してみると、まるで阿部さんの遺書のように感じるのです。

平成4年8月、私は岩手県盛岡市を流れる中津川にかかる橋の上をゆっくりと歩いていた。その日の早朝から陣痛が始まったので、出産のため、家から近い病院に向かっているのだ。・・・(中略)・・・橋の上から見る風景は、川、そして草木の緑がしたたるようで、青い絵の具を流した色の夏空と白い雲のコントラストが鮮やかだった。遠くに見える岩手山はゆったりとなだらかな稜線で、まるで古代の神がそこに座っているようだった。私はこの景色を一生忘れないと思った。生まれてきた子どもに「君を産んだ日、お母さんはこんなに嬉しかったんだよ」という言葉とともに、この景色の美しさを伝えてやろうと心に決めて、絵はがきのようなその景色を長いこと眺めていた。

・・・(中略)・・・

親がいつまで子供と一緒に生きていられるかはわからない。しかしその時に私がポンすけのそばにいられるなら、ポンすけに向かって、「おかあさんは、盛岡の最高にきれいな景色の中で、あなたを産んだんだよ。あなたは幸せに生きてゆける。産んであげて本当に良かった」と言ってやりたい。そして私の命を継ぐ者としてのポンすけに、親亡き後も、生きていることの幸せを存分に味わってほしい。できれば、親に替わる愛する人や支援者に囲まれて・・・。

(「光とともに・・・D巻」あとがきより)

まだ幼いお子さんを残して逝かなければならなかった阿部さんの気持ちを思うと、涙が流れてなりません。そんな中でも明るく決して未来を悲しいものに見られなかった阿部さんという人の大きさを思わずにはいられません。

ご冥福をお祈りいたします。

(鳥羽 美千子)

第5回 自閉症児の自立を果たす為の支援者養成セミナー 報告

去る1月11日、岡山ふれあいセンター・小ホールに、丸岡玲子さんをお迎えして

午前中は 『自閉症ノブとの楽しい暮らし作り』〜丸岡家の場合〜

午後からは『サポートブックを作ろう!』〜本人・サポーター・親・みーんなラクのために〜

という演題で、講演会を開催しました。
また「五大エンボデイ」のご協力により自閉症の人向きの様々な支援機器展示も行いました。


「我が家の22年間」ではじまったお話では、転勤族で何回か引っ越しをし、その引っ越しの挨拶の時に『はじめまして、丸岡です』と挨拶をして、頭をあげる間に『この子は障害がありまして…』と明るく包み隠さず話をされてきた、子育ての様子や思いをお話していただきました。

そして家庭での取り組みで、日々の生活の中で細やかな構造化、コミュニケーション方法、わかりやすく伝えるためのアイデアなどを明るく、前向きにお話をされたのを聞いて、とても参考になりました。重要なことは、何事も本人が中心ということでした。

リトライということで、本人のなかで終了できなかったこと・やりのこしをそのときと同じ状況を作ってつきあうという話はとても分かりやすかったです。

さらに10年後のプランニングとして「エコマップを描いてみよう」ということで、実際に参加者が、丸岡さんの指導で、各々エコマップを描いてみました。
円の中心は本人、そして現在の関係(両親・学校の担任・地域の人など)はどうなっているか、を書きます。そして色を変えて、それが10年後には関係が密接になっているか、薄くなっているか、あたらしく関係ができるか、書き加えていきます。
会場のみなさんがそれぞれ、自分の子ども達や担任の子ども達の場合で考えて書いてみました。
子どもの周囲の人間関係を見つめ直して、将来にむけての考え方の助けになると思いました。

午後からは、「サポートブックを作ろう!」と対象者に必要と思われる項目を考えてみて、思いつくままにどんどん書き込んでみました。それを他人に見てもらって、抜けている点、見にくい点などを考えて、それを基にしてサポートブックを作ること。サポーターが、障害のある人の行動をサポートしやすく、具体的な対処の方法を知ってもらうことで、本人も親も安心するこができること。また気持ちに余裕を持って、障害のある人と接することができること。親が子どもを人に預ける勇気の後押し的役割をするということで、実際にサポートブックを作ってみようと思われた方も多かったと感じました。

また質問にもたくさんお答えくださいました。
その答えの、明るく前向きなのに励まされて、
子どもを守るのは親という一貫した態度に感動しました。

皆さんも、ぜひ一度 ホームページ「自閉症ノブの世界 http://www.niji.or.jp/home/xicczt/ 」を開いていただけたらと思います。

(丸岡セミナー担当:S.I)


講演会後、回収したアンケートより、感想をいくつかご紹介します。

<保護者より>

・ 午前中のお話も写真を見せていただきながら、具体的で分かりやすく、とても楽しいお話でした。タイムログなどの生活の中での使い方を聞いて「なるほど」と思いました。展示も参考になりました。

・ 子育てについての困ったことのお話など、将来に向けて私の心の助けになると思います。日頃からこういう勉強会に参加することで、大切な事を知ることができて大変感謝しています。

・ 目指す方向が「地域」ということで、共感がもてました。元気で明るい丸岡さんのお話が聞けて良かったです。時間的構造に(多分)強いわが子にとても分かりやすい方法が学べて良かったです。

・ 何事も本人が中心といわれたその精神をうかがえたことが良かったと思います。今までは何事も引いて考えがちでした。子どものために、少し勇気を出して強くならねば・・・と思いました。

 

<教師・施設職員・一般の方より>

・ 講師の明るく前向きな感じが印象的だった。親やサポーターが明るく接し、技術を持って支援できれば、利用者本人の表情も良くなるのだということが、ノブさんの写真から理解できた。

・ お話全体が良かった。忘れかけていた心構えのようなものが多くありました。

・ 実際に自閉症の子どもに関わっている教職員は、こうした会にも出席してお話を聞けるが、他の職員は機会がないので、そういう人への対応ということでもサポートブックを作れると思った。

・ ノブくんに合わせてサポートすることで、「○○しなければ!」と追い詰められることなく、楽しんで子育てをしている姿が伝わってきました。その中で、ノブくんが本人らしく成長していかれていることがとても良かったです。「本人に合わせる」ことで、人生を自分らしく楽しめる人に成長していけるのだということが分かりました。

・ サポートブックの必要性を実際に作ってきた状況を含めて教えていただき、親からの発信を待つだけでなく、学校からの発信としても十分に有効なものであるという実感を持つことができました。学校内の引継ぎ資料の一つとしても使えそうです。本人がラクになるために、親だけでなく周りの大人が努力していきたいことですね。

・ 子どもを守るのは親という一貫した態度に感動しました。やっぱり母は強い!!就学前のお子さんをお持ちの保護者の Q&Aも良かったです。

将来を考える会

毎日 寒い日が続いていますが、皆さん風邪などひいていらっしゃいませんか?

昨年12月23日(火)に「将来を考える会」で作った黒豆の収穫を行いました。寒い中での作業でしたが、たくさんの豆を収穫する事が出来ました。
事務局にて、黒豆300g 200円・小豆300g 250円で販売しています。
「無農薬・無添加」の美味しい豆です。ぜひ食べてみてくださいね。

また最初の巻頭文でも書かせていただきましたが、去る1月20日(火)、「みどり授産センター」の檜尾 博先生から 作業所や授産施設についての話をお伺いました。参加された方の感想をご紹介します。

(将来を考える会担当:K.O)


〜将来を考える会に参加して〜

「みどり授産センター」の檜尾先生に運営・行政の視点から小規模作業所・授産施設の立ち上げについて、楽しく・詳しく・わかりやすくご説明いただきました。

私個人としては、もっと勉強して参加すべきだったと深く反省をしつつ、子どもたちにとって、親としてどうあるべきなのか深く考えさせられました。(本当に軽い気持ちで、作業所を親が作るのはどうしたらいいのだろう?ぐらいでしたので、反省しています)

時代の流れのなかでの福祉の存在、自閉症や高機能自閉症やアスペルガー症候群といった人たちが福祉の谷間に置かれているという言葉に将来の子どもたちのことを思うと厳しい現実を痛感しました。

ただ、現実はどうであれ、「本人の意欲」が重要視されているということ、親を含め自分たちが何のために何をするのかということが重要という言葉が心に響きました。

何はともあれ、私はまず、親が動こう!と思い、支援センターに足を運んでみました。

(S)

 

AAO活動

一月は行く、二月は逃げる、三月は去る、と言いますが、忙しい3学期を皆さんいかがお過ごしでしょうか。

毎年恒例のありがとう集会の時期になりました。一年間、長い方は何年もお世話になったボランティアさんに心を込めて「ありがとう」を言いましょう。くわしい内容についてはこれから話し合う予定になっていますが、今年はAAOの参加人数も少なかったのでそれを生かせる活動にしたいと思っています。

私の学生時代を振り返ってみれば、自閉症という障害を知らなかったばかりでなく、障害のある子どもに時間をさこうなんてちっとも思っていませんでした。それを考えればボランティアさんの志のすばらしさが身にしみます。ボランティアさんあってのAAOです。子ども達のために貴重な時間をさいてくださるばかりでなく、それによって何かを得てくださる学生さん達は、私たちの希望でもあります。そういう輪が広がっていくことが障害のある子ども達への支援にもつながっていくのではないでしょうか。大げさな話になりましたが、社会の偏見も、小さい活動から、少しずつでも変えていけると良いですね。

【AAO活動】

集合時間 : 平成16年2月22日(日)10:00

集合場所 : 京山公民館1F 美術工芸室
          ありがとう集会の準備をします。

子ども達 : それぞれの活動場所でAAO活動
          調理室を使用される方は2月15日(日)までに申し込んでください。

    ※終了時は必ず京山公民館に集まってください。

【ありがとう集会】

上記の活動に引き続いて、15:00までの予定です。詳しくは連絡網で連絡いたします。
昼食を用意したいと思いますので、参加人数を担当へ2月15日までに連絡してください。
またボランティアさんのご都合も聞いておいてください。

(AAO担当:H.T)

キッズルーム

日 時 : 平成16年2月15日(日)  12時受付開始

場 所 : 岡山大学体育館(清水記念館)

持ち物 : 体育館シューズ、水筒、タオル

参加費 : 本人 1,000円
      兄弟   400円

12:00 受付開始
      トライアルタイム
12:45 全体あいさつ
      リトミック
13:15 休憩
13:30 ボードビル
13:45 スカイバルーン
14:00 終わりのあいさつ

 お問い合わせは、育てる会事務局まで。

(キッズ担当:I.M)

サッカークラブのお知らせ 

2月度のサッカークラブは、都合によりお休みです

次回は今年度最後の活動になります。みなさん体調を整えて頑張りましょう!

  日 時 : 平成16年3月21日(日) 11:00〜13:00(10:45集合)

  場 所 : 旧 出石小学校運動場(岡山市幸町10-9)
        ※雨天の場合…同体育館、体育館シューズをお持ちください

  持ち物 : マイボール、ゼッケン、お茶(ボラさんの分も)、出席カード
       個人ノート、親リーダーはグループノート

◎ サッカークラブ参加者を若干名募集したいと思います。希望される方がいらっしゃいましたら、サッカークラブ代表までお願いします。
◎ お願い…サッカーの出来る場所を現在探しています。もし、土・日でお勧めの場所がありましたら事務局までご連絡ください。

(サッカークラブ担当 E.H)

 

水泳教室のお知らせ 

後期の活動も残り少なくなりました。
寒い時期ですがみんなにあえるのを楽しみにしています。

日 時 : 平成16年2月15日(日) 15:30〜17:30

場 所 : 岡山OSKプール

連絡先 : 育てる会事務局

※欠席される方、ボランティアさんが必要な方は必ず2月6日(金)までに連絡してください。
※当日の急なキャンセルなどは、当日13時までに、連絡してください。
※新たに参加されたい方、その他お問い合わせも事務局まで。

また、前回同様、水泳教室後にボランティア水泳研修会も開催予定です。
大勢のボラさんに参加していただきたいと思いますので、事務局までお問い合わせください。

(水泳教室担当:M.S)

女の子の会からのお知らせ 

今月の「女の子の会」は、先月号でお知らせした通り、バレンタインチョコレート作りです。

  日 時 : 平成16年2月14日(土)10:00〜12:00

  場 所 : 東山公民館 講座室

  持ち物 : お茶・チョコレート作りの型・トッピングするもの
         ※チョコレートはこちらで準備します

 参加申込・お問合せは、「女の子の会担当」まで。

(女の子の会担当:M.F)

勉強会のお知らせ

私たちの会は、自閉症の子どもを持つ親の会です。
でも、同じ『自閉症』といっても、本当に色々なタイプの子どもがいます。

知的障害を伴った言葉のない子どももいれば、高機能でお喋りや勉強はぐんぐんできるのに、お友達とのコミュニケーション作りがとっても難しい子ども、そして就労前の青年となった子どもから、告知を受けたばかりの小さい子どもまで多種多様です。

そこで、私たちの会では、それぞれのタイプ別に勉強会を開いています。
同じような子どもを持つ親同士、悩みや思いをしっかり相談しあってみてください。

◎OHAの会  (アスペルガータイプや高機能的な自閉症児の親対象)

◎つくしんぼの会(カナータイプ、知的障害も伴っている古典的自閉症児の親対象)

◎ゆりかご講座 (告知を受けてすぐの方や、悩んでおられる方のためのまずは自閉症を理解しようという勉強会です)

◎将来を考える会(将来子ども達をどういう大人にしたいか。将来への不安や夢を皆で語り合い、解決方法を探る勉強会です)

 

OHAの会 

昨今、親の間で何かと話題にのぼる『特別支援教育』ですが、OHAの会でも毎回いろいろな話や疑問が出ており、みな不安を抱えています。そこで先月の会報でもお知らせしました通り、岡山大学教育学部助教授 佐藤 暁先生にお越しいただき、お話を伺えることになりました。

佐藤先生は、県内の数多くの小・中学校の現場を見て回られ、特別支援教育に最も深くかかわっておられる方のお1人です。当日は、親からの質問も交えてお話を伺う予定にしています。特別支援教育実施に向けての現在の状況や最新の情報が入手できる良いチャンスですので、他の機会に佐藤先生のお話を聴かれた方も、今回お聴きいただければよりいっそう理解も深まり、少しでも不安が取り除けるのではないかと思っています。

月例のOHAの会に参加されていない方でも、今回のみの参加でも結構です。是非この機会をご利用ください。

日 時 : 平成16年2月19日(木) 10:00〜12:00

場 所 : 岡山北ふれあいセンター 第1研修室

参加費 : 300円

申込先 : 育てる会事務局

締切り : 2月6日(金)

(OHAの会担当:I、M)

 

つくしんぼの会 

日 時 : 平成16年2月18日(水) 10:00〜12:00

場 所 : 太陽の家 2階(育てる会事務局)

参加費 : 300円

申込先 : 育てる会事務局

締切り : 2月16日(月)

(つくしんぼ担当:S・I)

 

ゆりかご講座 

1月のゆりかごは、3学期が始まって日が経っていませんが数人の参加者がありました。
先輩お母さんの療育体験談は子の成長を願う思いが込められていて、とても参考になり良かったと思います。

振り返れば、本当に色々なことをやってきたように思います。
河島先生がおっしゃられたことに「子どもの一番身近にいる人(母)が良き療育者になるべき」というのがありますが、本当にそうだと思います。

「早期療育が良い」とよく耳にしますが、やるのは母です。指導してくださる先生は方法を教えてくださる立場です。母がいかに子どもに合うように工夫して教えていくかなのかもしれません。

「どんな子どもも教育できる。教育が子どもを変える」です。信じてはじめの一歩を気持ちも新たに踏み出しましょう。

なんでもあきらめずに経験させる事が必要な気がします。

色々やっていく中で子ども自身が学び、積み重ねていけるものができてくる気がします。それと同時にお母さんにも療育のやり方や子どもとの接し方がわかり、心にもゆとりが生まれてくると思います。

  日 時 : 平成16年2月6日(金)10:00〜12:00

  場 所 : 東山公民館 和室

  参加費 : 300円

  申込先 : 育てる会事務局

  定 員 : 20名

  締切り : 定員になり次第

   *託児の必要な方は相談してください。ボランティアさんにお話してみます。

■■今後のゆりかごの予定■■

       3月5日(金)東山公民館 講座室  内容は未定

(ゆりかご講座担当:K.H)

アルメリアの会 

「アルメリア」の花言葉は、「共感」「思いやり」「心遣い」です。

今年度、トモニ療育センターで河島先生から教えていただいた学びを、自分のものだけにせず、皆様へも還元したいという想いからこの勉強会を始めました。

トモニ療育センターで教わった子どもとの付き合い方や家庭学習への支援方法を、お母さん達へ伝えることはやりがいのある仕事でした。

しかしながら、2・3月のアルメリアの会は、担当者多忙のため、日程調整がつきません。皆様からの問い合わせには、できるだけお応えしたいと思いますので、 育てる会事務局 までお電話ください。
皆様との関係は、「アルメリア」の花言葉にあるように「共感」「思いやり」「心遣い」を持って続けていきたいと思っています。今後ともよろしくお願いします。

(アルメリア担当:鳥羽 美千子)

  掲  示  板

○ 自閉症支援者養成セミナーのご案内

会報中でも紹介しましたが、3月6日(土)に「よこはま発達クリニック」の医師吉田友子先生の講演会が開催されます。保護者の方や学校・施設・療育機関・ボランティアの方、地域や自閉症児・者を支援したいと思われる皆様など、大勢の方のご参加をお待ちしております。同封のチラシにてお申込みください。

○ 自閉症関連図書入荷!

講演会を開催していただいた明石洋子さんや、3月6日に講演のある吉田友子先生の著書など、自閉症の子ども達についてお母さんや先生などの多くの書籍を、育てる会事務局にて販売しております。どうぞお問い合わせください。

☆『自閉症の息子と共に @A』 明石洋子

☆『高機能自閉症・アスペルガー症候群入門』 吉田友子・内山登紀夫・水野薫

☆『高機能自閉症・アスペルガー症候群「その子らしさ」を生かす子育て』 吉田友子

☆『光とともに・・・@〜D』 戸部けいこ

☆『ともにA〜D』 トモニ療育センター

☆『自閉症の治療教育プログラム』 エリック・ショプラー

☆『はぐくむ』@A 森正子

☆『ぼくはうみがみたくなりました』 山下久仁明

☆『この学校、好き!』 鈴木正子

☆『自閉症との出会い』 長瀬又男

☆『自閉症の人たちのらいふステージ』 横浜市自閉症児・者親の会

☆『うちの子かわいいっ親ばか日記』 あべひろみ

☆『自閉症 成人期に向けての準備』 パトリシア・ハウリン

☆『自閉症のトータルケア』 佐々木正美

☆『ふつうの場所でふつうの暮らしを』 田島良明

☆『自閉症・学習障害を追いかけて』 吉川正義

 事務局だより 

1月ももうすぐ終わり。冬本番の今日この頃。本当に季節の移り変わるのは早いですね。

育てる会で仕事を始めて、もう1年になろうとしています。

先日、正会員の皆様へアンケートをお願いしたところ、たくさんの声が寄せられました。

その中には、「支援費を使いたくても使えるような場所がない」「こういうサービスがあれば良いのに」「作業所やグループホームについて考えていってほしい」等など、育てる会に対する期待と現状への悩み、そして将来への不安が それぞれに見え隠れしていました。

育てる会として、今後どのような事を会員の皆様、そしてNPOとして多くの市民の役に立つ形での活動をしていけばよいのか、考えていかなくてはならないでしょう。

そんな事を考えていた先日、12月に講演していただいた明石洋子さんが、姫路での講演会の後 岡山空港へ向かうまで、ほんの3時間ほどの合間を縫って、事務局のある「太陽の家」に立ち寄ってくださいました。

そして、支援費について、地域で生きるために必要なサービスについて、そして将来の仕事や子ども自身の暮らしについて、じっくりとお話を聞かせてくださいました。

今、子ども達に求められている「地域で暮らす」ということの前提には、支援する側の人間(母親などの家族を含め)も、地域で生きて、そこで居場所を持ち、自分らしく生きていることが必要との明石さんのお話に、事務局一同聞き入ってしまいました。

「地域で暮らす」ということは、グループホームに住んでいるとか、地元の作業所に通うことではなく、近所の人と挨拶をしあったり、困った時お互いが助けあったりして「人」との関わりを大切にすること、そのことが「地域で暮らす」ということなのだと強く思いました。

また、子ども達が自分らしく生きるということは、「彼ら自身が何をしたいか」ということがなければ成り立ちません。例えば欲しい物を買うとか、どこかへ旅行したいとかそういう本人のやりたいこと・欲しい物などがあるからこそ、仕事はがんばることができるのです。

また「自閉症」という障害をマイナスに捉えるのではなく、「その子一人しかいない」という「違い」としてプラスに捉える大切さ、そして「自閉症だから出来ない」という変な特別扱いの考え方ではなく、「ここの部分だけは分からない」それなら、そのためのパイプ役として、様々なサポートを周りがしていけばよいのだと思いました。

まるまる一つの講演会をお聞きするぐらい充実した内容のお話で、素晴らしい時間を過ごしました。明石さん、お忙しい中 本当にありがとうございました。

また「あおぞら共生会」にお邪魔して、実際の活動を見せていただきたいと思いました。

(鳥羽 紗代)


 風の強い日は、「太陽の家」の二階の雨戸がガタガタと大げさな音を立てます。そんな日はこの一年の間にしばしばありましたが、真冬の風音とともにこの音を聞くと、寒さをいっそう際立たせるものだなぁと感じます。

 先日、岡山ふれあいセンターで行なわれた「ももたろうフォーラムvol.4」に参加しました。障害者のための地域生活支援や支援費のことについて有意義な話しを聞くことができました。特に長野県・北信圏域障害者生活支援センター所長の福岡寿さんの講演は、随所にユーモアが織り込まれていてとても印象的でした。
中でも心に残った話は、様々なサービスの提供体が多く存在していることよりも、困ったことがあったときに地域の関係者がすぐに集まって、本人を中心にしたケアプランを立てられるシステムがあることの方が大切であるということでした。長野県では、例えば母親が3ヶ月入院しなければならないので何とかして欲しいという少し難しい要請があった時にでも、すぐに家族・学校・行政などの各関係者が集まって、どのように支えるかを決めていく仕組みがあるそうです。使える社会資源をフルに利用すること、一人一人の立場に立ったケアマネジメントの重要性を強く感じました。

 先月、事務局の機器は曲者揃いですと書いたら、なぜすぐに直さないのかというお叱りを受けました。さっそく業者の人に来ていただき、磨耗した部品を交換してもらうと問題点はほぼなくなりました(完全になくなったわけではありませんが…)。おかげで随分快適にはなったのですが、なぜ動かないのだろう、こうすればうまくいくかも、と無意味に機械と格闘することがなくなるのは、僕にとってはほんの少しですが寂しく感じてしまうのです。

(菅田 尚樹)

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