平成13年9月10日
第 40 号
NPO 岡山県自閉症児を育てる会
目次
育てる会セミナー「自閉症児への指導・支援講座」へのご案内
10月・11月のAAO活動
9月度勉強会のお知らせ「OHAの会」「つくしんぼの会」「ゆりかご講座」
サッカークラブからのお知らせ
9月度 水泳教室
近隣の講演会の案内
私のお薦め本 「サポートの達人たち」
合宿特集 「今年もすごかった夏合宿!」 他
キッズルームについて
「兄弟班の子ども達との話し合いに参加して・・・」 小西 淳子
「夏合宿 2001」 吉田 英生
VOLUNTEER ・ VOICE
9月がはじまって、もう10日あまりになりますが、みなさんいかがお過ごしですか?
長い夏休みでしたか? 短い夏休みでしたか?
長いと感じるか短いと感じるかで、その時間の内容が違っているように思います。
我が家では、哲平が小学5年生の夏休みから短いと思えるようになりました。
それまでの哲平は、目を離すといなくなる子どもでした。
学校へ行かない夏休みには、誰かが見張っていないと、あぶなくって…。
どれほど大変だったか、多動な子どもを持つお母さんには、解ってもらえますよね。
哲平は新しい家が好きでした。新築のおうちにあがり込んで、ベッドに寝るのが好きでした。
近所の家から 「哲ちゃんが来て、勉強部屋のベッドに入って、帰ってくれないので迎えに来てください。」
そんなお電話がかかってきた事もありました。
行き先がこんな風にわかる場合はいいのです。どこに行ったのか捜しても見つからなくて、あたりは段々暗くなって…、そんな時は、気が気ではありません。近所の人にも声かけて、捜してもらう事も度々でした。警察のお世話にもなりました。いろんな事がありました。
夏休みは、目が離せない、なが〜い、なが〜い時間でした。
でも今は、夏休みになると、母は、楽をさせていただく事が増えました。
哲平が洗濯を干します。哲平が、食器を洗います。掃除機もかけてくれるし、暗くなりかけた頃には、お米洗いもしてくれます。お風呂のお湯だって、哲平が張ってくれるのです。
時間が空いたら、ひとりでビデオを見たり、ゲームをしたり、時には、さをり織りをしたりもします。
何より楽になったことは、いなくなる事がないという事です。
どんどん哲平が、大きくなって、私は楽チンになりました。
すっかりズボラになった哲平母は、夏休みが終わって、困っています。だって、家事をひとりでやらなくてはならないからです。
早く冬休みが来ないものかと、待っている今日この頃です。
さて、夏合宿が終わりましたね。合宿担当の世話人4人とボランティアスタッフで何回も何回も集りを持って、気持ちを高めて、心を一つに頑張った夏合宿でした。
その合宿が終わりました。
終わってしまって、しばし、ボーッとなってしまった私でした。
終わった。何もかも終わった気がして、寂しいというのと、やるだけのことはやったつもりだけれど、これで良かったのか?
疑問や遣り残した事ばかりが、気になって、なぜかいつもの年の様な達成感や爽快感はないのです。
やはり、代表として最後の夏合宿だったからかもしれませんね。
また、オイオイ反省をするとして、もう新学期、次ぎの活動へ向けて始動の時が来ています。
2学期も頑張るから、皆さん協力をお願いしますね。
鳥羽 美千子
これまで「育てる会会報」はHPに全文をUPしていましたが、容量等の事情により、現在は目次と
巻頭文だけにさせていただいています。
会の行事の予定は育てる会の「今月の予定」に、近隣の講演会等の案内は「案内板・伝言板」に、
また特にみなさんにお伝えしたい記事だけは「育てる会
ライブラリー」に載せるようにしています。
容量は小さくなりましたが、ご覧いただければ幸いです。
なお会報は会員の方へは郵送でお届けしています。
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申込み方法の詳細は「育てる会 HP」に記載しています。