平成16年4月30日
第72号
NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会
ありがとうございました
自閉症児の自立を果たす為の支援者養成セミナー
坂井 聡先生 セミナー 案内育てる会総会・記念講演会 案内
ボランティア研修会 報告
川崎医療福祉大学招待行事 ボーリング大会のお知らせ
会員対象事業のお知らせ
AAO活動・キッズルームクラブ活動のお知らせ
サッカークラブ・水泳教室・女の子の会勉強会のお知らせ
OHAの会・将来を考える会・育てる会勉強会「支援者養成講座」募集のご案内
私のお薦め本 オススメ本
『 自閉症とその関連障害の子どもたち 』情報コーナー ・ 面白コラム
事務局だより・ 5月のカレンダー
気持ちのいい季節になりましたね。
新学期になり 子どもたちの様子は いかがですか?
新しい教室・新しい友達に囲まれ、落ち着かない環境の中で精一杯頑張っているのかと思うと、子どもたちが いとおしく思われます。
こんな子どもたちに、親が何をすればよいのか。
たくさんありすぎて、ここへは書ききれませんが、個々の療育、そして周りへの はたらきかけではないかと思います。
先日から日本テレビで毎週水曜日「光とともに」のドラマが放映されていますがまだまだ一般の方々に見ていただけてないような気がします。
少しでも自閉症を知っていただけるようにアピールしなければいけないと思いました。療育の情報交換、個々で出来る周りへのはたらきかけ、そしてこの「育てる会」で出来るはたらきかけを、これからもしていきたいですね。
時がたつのは、早いもので代表をお引き受けして一年になります。
力の及ばない面もあったと思いますが、会員の皆様、ボランティアの皆様のおかげで一年間過ごすことが出来ました。
代表をさせていただき、人の「優しさ」を今まで以上にたくさん感じた一年でした。
本当にありがとうございました。
(K..O)
昨年の総会にて、育てる会の三人代表の一人として承認を頂き一年が過ぎました。
振り返れば行き届かなかった点ばかりで反省の念は残りますが、自分なりに精一杯努めてきたと思っております。
いずれにしても大過なく無事一年を終えることができたのも、会員の皆様と理事の皆様のご協力のお陰と感謝しています。
今年の行事の中では、三人の理事の方々と共に夏合宿を担当させて頂きました。
そこで多くの人との出会いの機会があり、いろいろな経験を得ることができて私自身も大変勉強になりました。ありがとうございました。
この会の様々な活動は、「子どもを育てる」「親が育つ」ものであるのですが、次年度以降に更なる発展を託さざるを得ない課題も残り心が痛みますが、今後も子ども達の成長を願い、育てる会の活動が益々有意義なものになりますことを願って、退任の挨拶とさせて頂きます。
この一年 大変お世話になりました。
(Y.U)
一年間、大変お世話になりました。
長かったような、あっという間だったような一年でした。
今までの人生で、人前に出たり、挨拶をしたり、文章を書いたりという事が、全くと言っていいほどなかったもので、お見苦しい点も多々あったことと思います。この場をお借りしてお詫びいたします。
また、励ましの言葉をかけてくださった皆様、仕事の依頼などをしたときに快く引き受けてくださった皆様には、大変感謝しております。
私にこのような大役が務まるのか、不安でいっぱいでしたが、3人だからやってこれたのだと思います。分担したり、一緒に考えたり、一人ではとてもできませんでした。また、事務局の鳥羽さん・菅田さんには随分助けられました。お二人のおかげで、代表も理事の人も随分楽になっています。
育てる会の行事になくてはならない存在のボランティアさんにも本当にお世話になりました。15年度もたくさんの方々に関わっていただき、子ども達にも親にも、笑顔とエネルギーをいただきました。
本当に皆様に支えられての育てる会だということを実感できた一年でした。
来年度は及ばずながら、支える側として協力していきたいと思っています。
大変お世話になり、ありがとうございました。
(M.K)
自閉症児の自立を果たす為の
支援者養成セミナー
日 程 平成16年 6月19日(土) 10:30〜16:00
場 所 国際交流センター イベントホール
演 題 「自閉症のある人を支援する視点」〜わかるように伝えるために わかるように伝えてもらうために〜
講 師 坂井 聡 先生 (香川大学教育学部附属養護学校教諭:文部科学教官・言語聴覚士)
自閉症の人のパニックやこだわり行動に対して、私たちはその表面化している行動だけを見て、「どうやって止めさせればよいのか」とその解決策を 性急に求めがちがちです。 でも「そうせざるを得ない理由は何か」と言うことを、自閉症の人の立場から考え直すことが必要ではないでしょうか。
「そうせざるを得ない自閉症の人たちの気持ちを考える」と「うまく伝えられないせいではないか」、「伝え方を知らないからではないか」と考える視点も必要ではないでしょうか。私たちは、彼らにわかりやすく伝えているでしょうか。また、彼らからの発信をうまくうけとめているでしょうか。
自閉症の人たちをどう支援するかをTEACCHの理念にたってお話いただこうと思います。家庭と学校との連携が、自閉症の子どもたちの生活を広げていくことを期待してこの講演会を企画しました。
詳しい内容・申込方法などは、同封のチラシをご覧ください。
申し訳ありませんが申込順とさせていただきますので、ぜひ早めにお申込みください。。
16年度 育てる会総会について
育てる会 16年度の総会が下記の日程で開催されます。
【日 時】 平成16年5月12日(水) 9:45〜11:00 (9:30受付)
【場 所】 岡山県生涯学習センター ミーティング室 1〜3
【対 象】 育てる会 16年度正会員
【内 容】 15年度の活動報告・決算報告
16年度の活動予定・予算案 など
今回は、総会後に講演会を行います。
自閉症の子どもは、乳幼児期に抱っこしたり、おんぶしたりする時、体を突っ張って、嫌がったりする場合があります。どうしてでしょう。
トランポリンやブランコが大好きでいつまでもやっている子どもや、ジャングルジムや高いところが平気な子どももいます。このような状態は、一見運動神経が非常に良いように見えますが、本当にそうでしょうか。
自閉症の子どもは「感覚」が私たちとは違っているといわれます。自閉症は、脳の中枢神経の統合がうまく行かない障害だと言われますが、そんな自閉症の不思議な行動を、分かりやすく説明していただきたいと、このたび大野小児科 ぐるぐるめろん島勤務 作業療法士の若松かやの先生にお話をいただけることになりました。
日 時 : 平成16年5月12日(水)11:10〜12:30
場 所 : 岡山県生涯学習センター ミーティング室@・A・B(総会と同会場)
演 題 : 『 感覚統合の立場からの自閉症児への支援 』
講 師 : 若松 かやの 先生 (ぐるぐるめろん島 :作業療法士)
14年度の講演会で、若松先生が楽しくお話くださいましたので、ご記憶の方も多いと思います。再び、先生にご登場いただきますので、前回聞かれた方も、まだ聞かれていない方も、どうぞ、お誘い合わせておいでください。
ボランティア研修会の報告
4月18日(日)、生涯学習センターにてボランティア研修会が開催されました。
新学期が始まったばかりなので参加人数が心配されましたが、とても多くの方に来ていただくことができ(学生59名・一般27名!)スタッフ一同感激でした。
参加いただいた方、またこの研修会の募集にご尽力いただいた方々、ありがとうございました。
はじめに「自閉症ってなんだろう」という題で、自閉症児の母・鳥羽さんが話をされました。分かりやすく自閉症のことが説明されていて、初めて参加した方は勿論、すでに子ども達のことを知っている人にも理解していただけたのではと思います。自閉症児に視覚支援が良いということは周知の事ですが、パワーポイントでの説明に、私も「なるほどそうだったのか」と分かったことがありました(遅・・(^.^))
続けて「育てる会活動紹介」「ボランティア体験談」といったプログラムで行いました。
ボランティア体験談は毎年子ども達と付き合ってくださるボランティアさんの体験をお話していただくのですが、今年は一段と泣かせてくださいました。ボランティアさんの存在は子どもだけでなく親もとても支えていただき助けられているのだと気づく瞬間です。
最後のFさんがされた閉会挨拶の中に、会報に載っていたあるお母さんの文章の朗読がありました。文章から親の思いが伝わってきたと思います。
その内容を以下に紹介させていただきます。
K.H
「夏がどうして暑いのか、知っていますか?」
「夏が暑ければ暑いほど、秋の来るのを喜べるから」
それでは、もう一つ質問です。
「自閉症児の子育てが大変なのはどうして?」
「子育てが大変なら大変なほど、少しの成長を喜べるから。」
私達は 自閉症児という なんとも摩訶不思議な子どもを育てています。
子どもを育てていて、一番辛いのは、子どもの心が見えない事ではないでしょうか?
何を考えているのか、どうして欲しいのか、どうしてあんな事をするのか。
壁のほうを向いて電話帳をパラパラとめくっていた、2歳になったばかりの息子を今でも思い出します。
あれが、私達家族の、障害とイヤでも向き合って行かざるを得なかった生活のはじまりでした。
いろいろな事がありました。
多動、パニック、睡眠障害、偏食、あらゆる事へのこだわり……。嵐の中にいるような毎日の連続でした。
私は 障害の告知を医師から受けた時、
「これで私の人生はもう終わった。幸せだった私の人生は終わりを告げ、これからは暗い暗い、『障害児の母』という毎日が待っているだけなんだ」そんな風に思いました。
ところがどうも違うのです。
障害児の母でも、ごはんはおいしい。テレビを見れば笑ってしまうし、涼しい風に当れば気持ちもいいのです。
ちっとも前と変わらない私がいるのを発見した時、
「な〜んだ、一緒じゃないの。わたしはわたし。」 そんなことに気づいたのです。
「どうせなら生き生き暮さなくちゃ損じゃない。そんなら、いっちょ、がんばるか。」
そんな風にして、なんとか苦しい頃を乗り越えてきました。
暑ければ暑いほど、朝夕の涼しさが嬉しいように、私は障害のある子との暮しの中から、喜びを見出す事を学びました。
大変だからこそ、少しの事が喜べる。
はじめて『おかあさん』と呼んでくれた時、涙で息子の顔が見えませんでした。
上の子ども達にも、「おかあさん」といってくれた瞬間はあるはずなのに、覚えていないのです。自閉症の息子の「おかあさん」は、待ちに待った一言だっただけに、思いはひとしおなのです。
小学校でみんなと一緒の制服を着ているのを見ただけで、感激でした。
学区の小学校に断られ、やっと入れてもらえた学区外の小学校でした。就学通知が来なくて来なくて、我が家に届いたのは、3月の20日を過ぎた頃でした。そういう訳で、どれほどみんなと一緒が嬉しかったことか、健常児のお母さんには想像もつかないことでしょう。
私達は、なんだって喜べるのです。
少しの努力でできた事より、長い事かかって出きるようになったことの方が貴重の様に思います。私達の子どもは、何をするのも大変です。長い努力を子どもも親もしなければなりません。
という事は、私達は、貴重な時間の連続を生きているという事ですよね。なんてすてきなことでしょう。
喜び大きい人生は、生きている実感が大きい人生という事。
哀しみを知っている人に乾杯!
苦しさを乗り越えてきた人に乾杯!
障害児の親達に乾杯!!
(会報39号より 鳥羽美千子)
ボランティア体験談
【後藤 信太郎】
僕は岡大の児童文化部に所属しています。とにかく子どもが好きで、子どもと遊びたいと思ってこの部に入りました。その部の行事の一環として、育てる会の「キッズルーム」がありました。
僕は自閉症のことは最初全く知らなかったわけで 「どう子どもと接すればいいのかなぁ」 と不安でした。キッズルームの当日、本当に色々な個性を持っている子がいるので、最初は 「どうしましょうかなぁ」 と思ったんですが(笑)
会を重ねていくうちに、まあ僕の方も普通に接すればいいのかなぁと思うようになりました。走ってる子がいれば僕の場合は一緒に走ったり、のんびりしている子がいれば一緒にのんびりしたり。その子その子に合わせて、一緒に場を共有するというか、そういう気持ちで接することにしています。
で、まあ気がつくのが遅いと言われそうですが、キッズ3年目にして「お母さんと話すと子どもと接する時すごく役立つなぁ」ということに気付きました。遅いですか?(笑) 今やっと実感しています。
キッズではリーダーをいっぱいやってきました。キッズは自閉症の子どももその兄弟も楽しむことを目的としていると聞いていたので、そういうものにするためにはどうしたらいいかを夜な夜な考えて、プログラムを立てる訳です。実際やってうまくいくと、「やっぱり考えただけのことはあるなぁ」 て達成感があって、子どもの笑顔も見れて、僕も嬉しいです。
僕はボランティアをする中で「ボランティア」という意識じゃなく、子どもと一緒に遊んだり楽しんだりしたいと思って関わっています。
「ボランティアをするんだっ!!」と気負いすぎず、自閉症の子と友達になるんだという感じで付き合っていけばいいんじゃないかと思います。
ボランティアをやっていて良かったなぁと思うことは、世界が広がるということ。色んな人と付き合うことで、交流できて、新しい可能性が出てきたり、自分の内面も広がるし、スタッフなどで仕事をする中で何か色々なことを考えられて、内面も深くなります。鳥羽さんの話にもあったように、「自閉症の子にはまる」ということを、僕も実感しています。
【平松 愛子】
私が何故 自閉症の子どもと関わるようになったかというと、コミュニケーションの勉強をしたいと思って大学院へ進んでゼミを選ぶ時に、「ぜひ自閉症のことを勉強しなさい」と言われて、色々な本を読んだり、育てる会も先生に紹介していただいて、参加させていただきました。
最初、自閉症の子どもと出会ったのは託児で、担当の子がパニックになっちゃったんですね。その子のお母さんを講演会場から呼んでもらって、説明したらお母さんが床に 「だいじょうぶ」 って一言書いたんです。
そしたら「OK」とその子が言ってスッと切り替えることができたんです。
それを見て、「これは一人一人お母さんに聞きながら、自分だけで何とかしようと思わなくてもお母さんに聞けば助けてもらえるし、安心なんだ」と分かって、それからは、自分でやってみたいこととかもお母さんに相談しながら一緒に考えながらやるようになりました。
育てる会では、「キッズルーム」や「夏合宿」以外に、講演会のお手伝いや会報発送作業のお手伝いなどをしていました。
私はあまり身体が丈夫な方ではないので、元気いっぱいに子どもと関わったりはできないんですね。でもできることはしたいので、会報を畳んだり封筒に入れたり、そういうことでのお手伝いとか、夏合宿でもスタッフというか裏方の運営のお手伝いをしました。
ボランティアって言っても、子どもと関わるだけのものではなくて、行事や運営のお手伝いをしながら勉強したり、お母さんと話ができたり、泳ぎが好きなら泳ぎに行ったりでいいと思うんです。また講演会のお手伝いをしたら、受付とかを手伝っただけで講演会がタダで聞けるし(笑)、いいことがたくさんあって申し訳ないぐらい。
卒業してからは、学校・福祉・医療をつなげるような仕事をしていて、小学校を回って、困っている先生とかから話を聞いて「こうしたらどうですか」「ここが本人困っていますよ」というような話をするんですが、もともとはこの道に進む予定ではなかったんですね。
何故今こういう仕事をしているかというと、去年一年間障害児学級で子どもと関わる仕事をしたのですが、そのクラスの中に昔キッズで出会っていた子がいて、世の中は狭いなぁって思ったんですけど、その頃は小さかったのに、2年経ってみると大きくなっていて様子も変わっていて、かっこよくなっていて、びっくりして。育っていくのに関われるのって、すごく楽しいなーって思ったんですね。
私もボランティアをする中で、こういう子ども達の不思議な行動を 「何でしているのかな?」 と思って一緒にやってみたりとか、手を出してみて本人がすごく嫌がったら 「あ、これは嫌なことなんだね」 と思って引いてあげるとか難しく考えすぎずに、本人に合わせてあげてやっているうちに、自分の中にも似た部分をたくさん発見していってもらえたらと思います。
仕事ではないので、一生懸命 「やるぞやるぞ」 て気負わず、私みたいに身体が弱いなら、会報を畳んだりするのもすごく役立つボランティアだし、無理しないで自分が楽しめるようにボランティアしてみてください。ちょっと挑戦してみたいことがあるなら、今しかできないことだしやってみてほしいです。
それに、こういう研修会に来ること事態がすでにボランティアなので。自閉症の子ども達にとって、一番大切なことは
『支援者がたくさんいる』
こと。
車椅子も松葉杖もめがねも何もいらないけど、必要なのは「人」なので、皆さんが自閉症の事をちょっとでも知ろうとしてくれたこと自体が、岡山県とか日本とかにとって、とても大切なことだと思います。
私は以前、外国人の方に日本語を教える仕事をしていたので思うんですが、自閉症の子に分かりやすいことって視覚的なことも含めて、突き詰めていくと、全人類とか動物ぐらい(笑)にまで分かりやすい、とても役立つ技術が身につくと思います。意気込まずに、子どもに寄り添って、分かりやすいように考えて接してあげれば良いと思います。
自閉症の子と関わるようになって、自分の中の似た部分を色々見つけて、「そっくりだなぁ」と思ったり、本を読んでるうちに「自分も自閉症じゃないかなぁ」なんて思ったりしています。(笑)自閉症ってずっと連続していて、「自閉症」と「自閉症じゃない」ていうのは繋がっているので、皆どこかには必ずいるんですね。私はどちらかというと、自閉症寄りかなあ。(笑)
こんな風に寄り添っていくと、同じところがたくさんあって、特別な相手ではなく、縁あってこういう人と友達になったんだから、一緒にいて色んな経験を一緒にしてほしいです。将来学校の先生になったりしたら、絶対クラスに一人は自閉症の子どもはいるんだから、絶対役立つと思います。
「頑張ってください」 とは言いませんので、楽しんでやってみてください。
川崎医療福祉大学 招待行事
ボーリング大会へのご招待
日差しの心地よい季節となりました。ついついうたた寝などしていませんか?
さて、今年も川崎医療福祉大学恒例のボーリング大会が近付いてきました。
子ども達、ボランティア、親の皆さん、一緒になって楽しみましょう。
日時 : 6月13日(日) 10:00〜
場所 : 倉敷市中庄 サンフラワー(ボーリング場)
参加希望の会員の方は、同封の申込用紙にご記入の上、育てる会事務局までFAX・メール・郵送にてお申込みください。
締め切りは5月20日(木)で、育てる会事務局へご連絡ください。
なお、定員は15家族までとさせていただきますので、早めにお申込みください。
また、参加費として当日一人につき1,000円(本人・兄弟も同額・靴代込)を集めさせていただきます。(お釣りのないようにお願いします)
☆ では、たくさんの参加を待っています☆
川崎医療福祉大学 ASC部一同
5月のAAOのお知らせ
いよいよ今月から今年度のAAOが始まります。
子ども達にとって重要な活動ですので頑張って取り組みましょう。今年度は色々な年齢の子どもが参加してくださいましたから、新たな活動の幅が広がることでしょうね。
5月15日頃までにAAOに参加する皆さんにはボランティアさんの連絡先等をお知らせします。5月30日に第1回の活動をしますので早めに活動計画書を送ってあげてください。その時に活動報告書を返送するための封筒も入れてあげてください。
ビデオボラさんが付かない人はこの活動報告書が重要な反省材料になります。ボラさんは必ず早めにこの活動報告書をお母さんに返してあげてください。次の活動計画を立てるときの資料にもなると思います。
1回目は顔合わせの活動ですから、お母さんと一緒に活動しながら子どもさんの特徴など今後の参考になるような情報をボランティアさんにお知らせしてください。
新しいボランティアさんは子どもさんについてお母さんからよく話を聞いて、次回からの活動の際に対応に戸惑わなくてよいように気をつけましょう。
活動計画などお困りのことがありましたら事務局か担当までお電話などでご相談ください。活動計画のファイリングもありますので、お役に立てることがあるかもしれません。(事務局:0869−55−6758)
日 時 : 5月30日(日)10:00〜12:00
場 所 : 京山公民館 第1講座室
この活動は、「安心して子どもと一緒に出かけられる場が少ない」「機会がないなら、自分達で作ろう」そんな親達の想いから、始まりました。
内容としては、人形劇を見たり、音楽に合わせて体を動かしたり、そして少し療育的な活動をしたりします。入会したばかりのまだ小さい子どもたちや、初めての場所・空間・出来事が苦手な子どもたちは、まずお母さんと一緒に楽しんでもらっています。
普段いつもは後回しになりがちなきょうだい達にこの時間だけは思いっきり楽しんでもらうため原則一人ずつにつくボランティアの方々が楽しみに待っています。
小さいきょうだい・大きいきょうだいのいる家庭こそ大歓迎のキッズルームです。
16年度は 6月20日(日)に第一回を開催!
場 所 ; 岡山大学 体育館
持ち物: 体育館シューズ、水筒、タオル
参加費: 本人 1,000円、兄弟 400円
締め切り: 5月19日(水)
育てる会事務局まで連絡ください。
また、キッズルームに参加してみたいボランティアさんも同時募集します!
興味のある方・参加してみたい方は、5月26日(水)までに育てる会事務局まで
メールか電話・FAXでお問い合わせください。
サッカークラブのお知らせ
スポーツをするにはとても気持ちいい季節となりました。新しい子ども達も加わったので、楽しい活動になるよう、みんなで力を合わせてがんばりましょう。
5月の活動の欠席連絡は5月8日(土)までに・・
日 時 : 平成16年5月23日(日) 10:00〜12:00 (9:45集合)
場 所 : 旧出石小学校運動場(岡山市幸町10-9)
※雨天の場合 : 同体育館、体育館シューズを持参ください
持ち物 : マイボール・ゼッケン・お茶(ボラさん分も)出席カード・個人ノート
(親リーダーの方はグループノート)◎ お願い…サッカーの出来る場所を探しています。
土・日でお勧めの場所がありましたらご連絡ください。
サッカークラブ担当 E.H
水泳教室のお知らせ
進級・進学と新しい環境での1か月でしたが、子どもたちはどんな様子でしょう。
私の息子はプールが大好きで、水泳教室をとても楽しみにしています。
最初は顔つけもできず、ボラさんにしがみついていましたが、今では少しずつ泳ぐこともできるようになって、水泳を楽しめるようになりました。
今月もカレンダーをチェックしています。
今月もがんばりましょう。
日 時 : 平成16年5月16日(日) 15:30〜17:30 (15:15集合)
場 所 : 岡山OSKプール
持ち物 : 水泳帽(子ども:オレンジ・ボラ:水色)、水着・タオル・ゴーグルなど
連絡先 : 育てる会事務局★ 欠席される方、ボランティアさんが必要な方は必ず5月7日(金)までに事務局に連絡してください。
★ 当日の急なキャンセルなどは13:00までに090-2804-0119(事務局:鳥羽)に連絡してください。
★ 新たに参加したい方は事務局までお問い合わせください。また、ボランティアさんも随時募集中です!水泳教室担当 A.K
女の子の会からのお知らせ
次回は、6月12日(土)10:00〜12:00
場所は、東山公民館です。
活動の内容は、(1) 定例の和紙小物作り
(2)
各々の課題についての話し合い・実践です
お茶の用意をお願いします。
女の子の会担当 M.F
勉強会のお知らせ
育てる会では、正会員の方対象に、様々な勉強会を開催しています。
◎OHAの会 (アスペルガータイプや高機能的な自閉症児の親対象)
◎将来を考える会 (将来への不安や夢を語り合い、解決方法を探る勉強会)
◎育てる会勉強会 (毎月替わりで色々な勉強会を企画・開催します。
新入会員の集い、療育実践報告会など。お楽しみに)
また、今年度から賛助会員の先生方などを対象の勉強会も開催されます。
◎支援者養成講座 (現役教職員・療育者、また志望者)
新しい学年を迎えて1ヶ月が経ち、
新しい環境にも少し慣れ、皆それぞれに様々な気持ちを持っておられるのではないでしょうか?
そこで今年度一回目のOHAの会は、お互いの近況を話していきながら、今年一年の活動計画を立てていく回にしたいと思っています。
この機会に「OHAの会は以前から気になっていたのだけど、高機能と言われると・・・」と気後れしていた方も、ぜひとも参加してみてください。
皆と話をしてみると、想いや悩みは案外一緒だったりします。
一人でも多くの方の参加をお待ちしております。
日 時 : 平成16年5月14日(金) 10:00〜12:00
場 所 : 京山公民館 調理室
参加費 : 300円
申込先 : 5月12日(水)までに育てる会事務局へOHAの会担当: S、 F
今年の「将来を考える会」では、主に作業所や施設見学を中心に
何年か後に迫る子ども達の卒業後に向けての勉強を、進めていこうと考えています。
日 時 : 平成16年6月1日(火)
場 所 : はまっ子作業所(日生町)
申込先 : 5月25日(火)までに育てる会事務局へ
参加費 : 500円(予定)
「ここの作業所に行ってみたい」「この子にはどんな仕事ができるかな」
「ああいう職場で働いてみたいよね」など皆様と一緒に考えていこうと思っています。
どうぞ見学したい所やご意見など、ありましたら育てる会事務局までお知らせください。
育てる会勉強会について
会員対象に様々の勉強会を行ってまいりましたが、今年度からは、事務局企画で勉強会を進めていくことになる予定です。
アルメリアの会・ゆりかご講座・つくしんぼの会などの勉強会をまとめて、月ごとに内容を考えていきたいと思っています。
日 時 : 平成16年5月25日(火)10:00〜12:00
場 所 : 太陽の家 2階
内 容 : 「新入会員の集い」
入会間もない方の為の勉強会を行います。
参加費 : 300円
申込み : 5月21日(金)までに育てる会事務局
今回は自閉症のことを理解していただくことと合わせて育てる会の活動の紹介もさせていただきます。
勿論継続会員の方、お話を聞いてみたいと思われる方でも参加OKです。
今後は、親による「子育ての実践報告」「自閉症児のための学習・勉強のさせ方や教材についての講習会」「講師を招いての勉強会」「親たちの座談会」など考え中です。ご期待ください。
支援者養成講座 募集
教師や将来 自閉症児の療育を志す方対象に、支援者養成講座を行います。
自閉症の子どもの担任になったけれど、どんな風に勉強を教えていけばいいのか、困っていらっしゃる先生はおられませんか?
この講座は、そんな先生のための講座です。保護者の参加はありません。
◎ 先生同士の情報交換
◎ 講演会に行く時間のない先生方のために、講演会に行かれた先生の報告会
◎ 自閉症の子どもへの勉強のさせ方
◎ 自閉症児のための教材をともに考え合う
・・・などなどという内容を予定している講座です。
一年を通しての療育者・支援者のための勉強会です。
第1回 支援者養成講座
日 時 : 5月21日(金)19:00〜21:00
場 所 : 太陽の家 2階(育てる会事務局)
内 容 : 『算数の教え方』 (水道方式による算数指導を学びます)
講 師 : 山本 響子 (元・塾講師)
参加資格: 育てる会 賛助会員
参加費 : 10,000円(全10回分前納)
締め切り : 5月14日(金)育てる会事務局まで
1年間10講座を予定しています。基本的には毎月第3金曜日の夜行う予定です。
○大石 真也さん作品展 のご案内
自閉症の青年・大石真也さんの作品展が、4月26日(月)〜5月8日(土)「道の駅 久米の里」(国道181号沿い)にて開催されます。
最終日の8日の午後は、大石さんご本人が会場にいらっしゃるそうです。
成人を迎えられた大石さんの作品展、お時間のある方はぜひどうぞ。
○「光とともに」ドラマ、スタートしました
先日4月18日から 毎週水曜日 夜22時から、日本テレビ系列で自閉症児を主人公としたドラマ「光とともに」がスタートしています。初回は視聴率16.3%と大勢の方が(野球中継で伸びたにも関わらず)見てくださっているようです。
第一話の最後で、光くんの気持ちというか、語りのシーンで、大勢の自閉症について知らない方が涙されたと聞きました。このドラマをきっかけに、もっともっと自閉症理解の輪が広がると嬉しいですね。日テレで『光とともに』サイトがありましたので、ご紹介します。
http://www.ntv.co.jp/hikari
○NHK教育「みてハッスル・きいてハッスル」について
学習や対人関係に困難を抱える軽度発達障害の子ども達をサポートしようと、新しいテレビ番組が4月からスタートしました。
この番組は、養護学校や障害児学級に通う子どもたちに加え、LD(学習障害)やADHD(注意欠陥多動性障害)、高機能自閉症などの子どもたちのための教育番組で、文部科学省の特別支援教育の考え方にも対応しています。楽しくわかりやすいスキットやアニメを使って、社会参加の技術(ソーシャル・スキル)や、意志疎通のための技術(コミュニケーション・スキル)、文字や図形を認識するための技術(アカデミック・スキル)を身につけることができるマガジンスタイルの番組です。また、番組と連動したホームページを制作し、子どもたちが自分の進度に合わせて学習できるようにしています。
毎週月・水曜の9:45〜10:00の15分間。年齢も状態・個性もバラバラな主人公3人が出てきて、色々なことに挑戦します。ぜひ一度ご覧ください。 http://www.nhk.or.jp/school/bangumi/mite-kiite/1-ban.html/
※4月15日付の「朝日新聞」でも紹介されていました。
○「自閉症関係・割引サービス」のお知らせ
【高速道路のETC割引制度について】
高速道路で、重度(手帳:A判定)の障害者手帳や療育手帳を持っていると割引(50%引)されるということは、皆様ご存知だと思いますが、今回、ETC利用でも有料道路での障害者割引制度が適用されることになりました。
しかも、ETC車載器購入助成金として、一人1万円(!)が先着15万名にいただけるそうです(4月22日現在:5万9千人)。
重度の障害手帳を持っておられる方対象です。(車両に対して助成・割引されるそうですよ)興味のある方は、道路公団のホームページを覗いてみてください。
http://www/j-sapa.or.jp/news/
【携帯電話割引制度について】
去年から、「携帯電話が障害者の行動範囲を広げ、コミュニケーションを豊かにするツールとして幅広く利用でき、更なる社会参加の一助となるように」と携帯電話各社の割引サービスがスタートされました。
NTTドコモの「ハーティ割引」、AUの「スマイルハート割引」、ボーダフォンの「プライオリティサービス」など、各社基本使用料50%オフなどのサービスがあります。こちらは、身体障害者手帳・療育手帳などを持っている方が対象です。
【青い鳥 郵便葉書配布について】
郵便局でも障害者サービスが始まりました。5月末までの期間限定ですが、身体障害者手帳の1・2級、療育手帳のA・1・2度を持っておられる方は、お近くの郵便局の窓口に手帳を持って手続きに行くと、後日、葉書を送っていただけるそうです。
詳しくは、お近くの郵便局の窓口でお尋ねください。
○ボランティア・スタッフ募集中!
育てる会では、様々な活動でのボランティアを募集しております。
・ サッカークラブや水泳教室などでの子ども達へのサポーター
・ 研修会やセミナーでの受付・案内係
・ 各行事の企画・運営のスタッフ
・ 療育や実践的な活動での支援者
色々な形での「ボランティア」があります。
皆様の時間と余裕のある時に、少しだけのお手伝いを どうぞよろしくお願いします!
興味のある方は育てる会事務局まで直接ご連絡ください。
また、昨年度ボランティア登録をしてくださった皆様も、学年や携帯・メルアドなども変更していることと思いますので、再度同封の登録用紙にて、登録の方をお願いします。再登録の場合は、写真を事務局に保管してありますので、必要ありません。
今年も、大勢のボラさんに支えていただけるおかげで様々な活動を行うことができます。
ご協力をどうぞよろしくお願いします。
○ 賛助会員・募集中!
私たちは、障害があっても、子どもたちが地域社会の中で生き生きと暮らしていくことができるようにとの願いをこめて日々活動をしています。
育てる会・賛助会員として、自閉症の子どもたちへご支援をいただけないでしょうか。どうかよろしくお願いいたします。
また、お知り合いの方などにも、お声をおかけくだされば幸いです。
年会費 : 3,000円 (毎月 会報郵送・講演会などを割引)
振込先 : 郵便振替 記号:15410 番号:27542961
名 義 : 岡山県自閉症児を育てる会
詳しいお問い合わせは 育てる会事務局まで
このコーナーでは、子どもたちの面白エピソードを紹介していこうと思います。早速一つ。
〜Tちゃん エピソード〜
今年小学5年生になるTちゃんは、ちょっと面白いクセがあります。
おやつやご飯の時にもらった物は、食べた後、きちんとゴミ箱や流しに持っていくのに、こっそり冷蔵庫から拝借したものは空っぽになっても冷蔵庫に戻してしまうというクセです。
だからヤクルトやケーキなど、こっそりつまみ食いしても、お母さんにはバレバレです。
ある夜、Tちゃんのお父さんは、いつもなら全部飲んでしまうお酒を半分だけ飲んで、冷蔵庫にラップして閉まっておきました。
・・・翌朝、いつも皆より早く起きるTちゃんは、冷蔵庫でとっても魅力的なオレンジジュースを発見・・・
「Tちゃん、今日は何だかいつもよりテンション高くて、とってもご機嫌だけどちょっとフラフラしてるわ。顔も赤いし・・・もしかしたら風邪かな?」
心配したお母さんがTちゃんのおでこに額を当てようと屈んだ時、
「・・・酒くさっ!!なんで??」はっと気がついたお母さんが冷蔵庫を覗いてみると、そこには見事に空っぽになった酎ハイ(オレンジ)の缶が・・・。
「これか・・・(><)」お酒に酔っ払っているぐらいで学校を休ませたらクセになると思ったお母さんは、学校の連絡帳に「酔っ払っていますが、よろしく」と書いて送り出しました。
かくして真っ赤な顔をしたTちゃんはほろ酔い気分でご機嫌に学校へ通ったそうです。
皆様、お父さんには「お酒はホドホドに、缶は飲みきれる分だけね」と念を押しておきましょう。
後日談・・・あれ以来お酒のおいしさに目覚めたTちゃんは、しょっちゅう「ハイチューください」と言ってはお母さんにねだるそうです・・・。缶を自分で開けたりはしないのが純真ですが、あの味を忘れてくれる日はいつのことやら・・・(^^;)
このコーナーで紹介してほしい面白いエピソードありましたら、育てる会事務局までFAXかメールで教えてください
☆可愛い子ども達のこと、もっともっと皆に知ってほしいですね。
前は「育てる会会報」はHPにも全文をUPしていましたが、容量等の事情により、現在は一部抜粋にさせていただいています。
会の行事の予定は育てる会の「今月の予定」に、近隣の講演会等の案内は「案内板・伝言板」に、また特にみなさんにお伝えしたい記事などは「育てる会ライブラリー」に載せるようにしています。
容量は小さくなりましたが、ご覧いただければ幸いです。なお会報は正会員・賛助会員の方へは郵送でお届けしています。
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