sorry,Japanese only

平成16年6月30日

 

 第74号 

            NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会

アジサイの花の季節に

自閉症支援者養成セミナー
   坂井聡先生講演会 報告

川福招待行事 ボーリング大会 報告

すすむっち report from Lincoln
    〜夏休みがやってきた〜

お母さんからの体験談
   「自転車で行こう」を見て 

AAO活動・キッズルーム

サッカークラブ・水泳教室・女の子の会

将来を考える会・育てる会勉強会・支援者養成講座

私のお薦め本コーナー
   『 自閉症ガイドブック シリーズ3 思春期編 』

近隣の講演会等のご案内

面白コラム

事務局だより

今日は気持ちよく晴れてなんていい日でしょう。
梅雨明け宣言が出されるのが待ち遠しい今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしですか?
アジサイの花が咲いています。普段はそこにあることすら忘れるようなその花は、庭の片隅でこの季節の到来を静かに待っていたのでしょう。雨の日の庭の一隅だけは、清らかで美しく、そして華やいで見えます。家人に声をかけてもらうでなく、手入れをしてもらうのでもない。
目立ちたがり屋の自分と比べて、この花の優しさ穏やかさ、けなげさに少し反省。

さて、日本テレビのドラマ「光とともに」が終わりましたね。
見ておられない方に少し説明すると、「光とともに」は、テレビのドラマです。秋田書店の「forミセス」に掲載されていた同名の漫画がドラマ化されたもので、自閉症児を育てる母と教師の物語です。色々な人たちが、自閉症の光くんと関っていくことで自分の人生を生き直していくというようなドラマです。
このドラマのおかげで自閉症への理解がまた進んだのではないでしょうか?
ところで、この主人公・光君のモデルの一人に我が家の哲平がなっているのをご存知でしょうか。
主人と戸部さん、縁あってネットを通して知り合い、その関係で我が家の体験や色々な情報もお伝えしました。
「バンソウコウ」のエピソードは、我が家の哲平の話でした。
小さい頃、骨を折って救急車で病院へ行った時、ギブスの石膏の上にバンドエイドを貼ってもらって、やっと落ち着いた・・・というエピソードを戸部さんが書いてくださいました。痛いときや血が出ているとき、バンドエイドを貼るという行為で、直ると信じる哲平でした。漫画のほうでは、その時のやり取りまで詳しく載っていましたね。
全国各地の母親たちや専門家が協力して、あのコミックは書かれています。ですからエピソードや療育の過程は、ほとんど事実に基づいているのです。(筋は、もちろん戸部さんの創作ですが・・(^。^)・・)
ドラマと漫画では内容が少し違いましたが、ドラマも良かったですね。内山登紀夫先生が監修をされたそうです。専門家の内容チエックは、大切です。本当にいいドラマに仕上がっていました。何度も幸子さんに自分を重ね合わせて、一緒に泣いたり喜んだりしてしまいました。
近所に入り込んで迷惑をかけていた小さい頃の事、学校の入学式での辛かった経験、運動会や学習発表会、どの日も緊張の連続でした。「うまくやれますように・・・、迷惑をかけませんように・・・」幸子さんの辛さは、当時の私そのものでした。でも、次第に周りの方たちの理解や援助も増えて、今はとってもいい子(?)になりました。
そんな哲平とのエピソードをひとつ
ことの始まりは、6月に入ったある日のこと、「映画行きたいです」ニッコリ笑いながらお願いされた母は、インターネットで何を観ようかと内容や時間を調べました。
哲平が最初に行きたがった「デイ・アフター・トゥモロー」の内容を見ているとどうもパニック映画のようです。地球が氷河期に突入して人類も壊滅的な状態になるというような映画です。こんな映画を見せたらよろしくないと母は判断して哲平君に上手にはたらきかけました。
「哲平、トロイにしない?きっとおもしろいよ」すると哲平君は「トロイ行きます」と素直に応じるではありませんか。「何と素直な奴。しめしめ」と思いながら、トロイを観に映画館へ行きました。ブラッド・ピットがかっこいい、それなりに面白い映画でした。満足満足で帰るその道すがら、哲平君はニッコリ笑いながら、「デイ・アフター・トゥモロー見ます」と高らかな宣言。
「何考えとんのや〜」「そんなんダメや〜」と言いきかし、家に帰ったその日から毎日毎日「デイ・アフター・トゥモロー見ます」が続きます。そのしつこいことと言ったら・・・。
「ええいしょうがない、それなら連れて行くか」ともう一度インターネットの検索です。
すると「海猿」という映画が「踊る大捜査線」のスタッフで製作されたと書いてあります。これはきっと面白い。そこで哲平を説得して出かけました。これがなかなか面白かったんです。哲平も笑ったり手に汗握ったり・・・。結構楽しんでいる様子。これでOKね。と私はほくそえみながら「ふっふっふっ単純な奴」と、たかをくくっておりました。
ところがまたしても帰り道、「デイ・アフター・トゥモロー見ます」と来たもんだ。
「あちゃ〜」こうなったらしょうがない。「もう!わかりましたよ」と観念して、初めのお願い通りに「デイ・アフター・トゥモロー」を観に出かけることにしました。こんなことなら初めから見に行けばよかった。
これで映画もおしまいと思った矢先に、例のハリーポッター封切り公開です。またしても哲平君は私に熱い視線を送ります。ニッコリ笑って・・・。
「ああ〜、何て不幸な私でしょう。この忙しい時に、お前と言う奴は・・・」6月に入って4本も映画を観るなんて、トホホホホ。
最後のポッターは、ついに哲平にお金を払わせることにしました。
「お手伝いをして、お金が貯まったらね」と言うようにしないと、いくらでも観たい映画があるようです。哲平君にも我慢していただかないと・・・。
でも、こんなに続けて映画を観たのは、学生時代以来30年ぶりです。しかも自分が見たい映画が観れたので、私としては結構よかったかもしれません。放課後、家へも寄らず、岡山まで車を飛ばして行った映画の数々です。哲平のお願いがなければみることも無かったでしょう。もしかしたら、私って何て幸せなんでしょう、なんてね。
皆さんも暑さにも子ども達の我がまま勝手にも負けないで、がんばろう!!

代表:鳥羽 美千子

自閉症 支援者養成セミナー 報告

去る6月19日(土)国際交流センターに於いて
「自閉症のある人を支援する視点」
  〜わかるように 伝えるために  わかるように 伝えてもらうために〜
という演題で、香川大学附属養護学校の坂井 聡先生による講演会が開催されました。
坂井先生の講演会なら是非とも参加したい!と申し込みが殺到し、締め切り前にすでに満席状態。
主催側ももっと大きなホールで、一人でも多くの人に参加していただきたかったのですが、大きな会場が確保できず、お席の取れなかった方、申し訳ありませんでした。
講演会当日、会場は立見でもいいから参加したいといわれる熱意ある人達で埋め尽くされ、熱気ムンムンの中、坂井先生の講演会が始まりました。坂井先生の楽しく軽快なお話に引き込まれ、会場いっぱいに何度も笑い声が響き渡りました。一人一人が体験し参加できた、聴講者自身にも「わかるように」伝えていただいた、う?んと納得できるお話でした。
講演会の冒頭で、坂井先生の声に合わせてゲームをしました。ここで、会場にいた全員の人が、「何回言っても分からない、耳から聞いてもすぐ忘れてしまう、周りに(環境に)つられてしまう困った人達」であることが、判明しました。これらの事は、普段自閉症の人との付き合いの中で、ため息混じりにぼやきがちなことですが、実は、私たちだって同じだったんだと確認させられました。その後も、見通しがきかないという事がどんなに不安を感じるかとか、分からないことを要求されたとき逃げだしたくなる気持ちなど、指名された、参加者の体験を通して、改めて自閉症の人の暮らしにくさを痛感しました。
見通しをもてない世界にいることを強要することは心理的虐待、本当にそうなんだ、こんな状態では、落ち着いて過ごせない、何とかしてあげたいという気持ちになりました。

講演会の中で心に残ったことをいくつか書き出してみます。
○ TEACCHとは、ノースカロライナ州の保健政策、自閉症の人たちのための社会支援システムのため、日本でTEACCHを行うことはできない。しかし日本でも、そのTEACCHのアイデアを生かし支援することはできる。
○ 「がんばれ、がんばれ」と、訓練して自立させる時代から、支援を受けてでも自立できればという考え方に。
○ 分からないとできないのはあたりまえ。
○ 障害にとらわれず、困っていることは何なのかを見極めること。
○ 構造化も子供の成長に伴い、変わっていくこと。
○ 障害を持っている人の気持ちをこちらが勝手に憶測していることに気づくこと。
○ 障害を持っている人の選択の幅が狭まっていることに気づくこと。
○ 愛情だけではダメ。技術を持って接すること。
○ 困った行動からコミュニケーションのきっかけに持っていくことはできないかと考えてみること。
○ 楽しくコミュニケーションすること。

また、TEACCHのアイデアの実践例や、コミュニケーション機器についても数多く紹介してくださいました。
たとえば 今、誰もが使っている携帯電話。この写真機能を利用して子供に次にすることを伝えたり、あったことを思い出させたりすることができることも教えてくださいました。特別なものを使わなくても普段使っているものの中にも、アイデアしだいで便利なものや使えるものがあるんだなあと感心させられました。
私たちの周りにTEACCHの考え方について、多くの誤解があるように感じます。
「TEACCH=絵カード」ではないですし、こちらの都合よくスケジュール通りにロボットのように動かす為のものではありません。TEACCHを取り入れて、失敗してしまったという噂を耳にし、取り入れることに躊躇している人もいるようです。
そこで、坂井先生に、質問してみました。

「TEACCHを取り入れると自閉症の症状が重くなったりすることはありませんか?構造化されていない、一般社会に出た時に適応できなくて、問題行動が増えたりすることはないのでしょうか?」

「重くなったという話は聞いたことがありません。
その人の力と、アイデアの間にギャップがあるのではないでしょうか。
私たちも十分に構造化された社会の中で暮らしているのですよ」

私たちも少しの環境の変化で生活に支障をきたしてしまう身でありながら、障害を持って生まれた人達に対して随分傲慢です。
私たち以上に分かりにくい人達のわずかな手がかりすら取り上げて、それがその人に対する親切であるなどと思い込んでいるのであれば・・・。
ノースカロライナのように、州全体で取り組むことはできなくても、身近なところにいる自閉症の人達に、大切なポイントだけでも助け、落ち着いた楽しい暮らしができるよう支援していきたいものです。
また、学校と家庭とが連携をとることができなかったり、同じ施設内の職員間でもTEACCHについて共通理解がもてなくて迷われていたりという話も耳にします。
これについては、自分のできることからまず、やってみることだそうです。
うまくいかなかった時には、「やっぱりダメだった」と諦める前に、坂井先生のお話の中にあった、もう一度その人の立場に立って、何に困っているのか、その人に合ったものであったか、きちんと伝わっていたか、こちらの勝手な思い込みをしていないかなど、もう一度 見直して再チャレンジしていきたいですね。
「こんなに良くなったよ」「落ち着いて楽しく暮らせているよ」というような明るい話題が増えていくことを願っています。坂井先生、お忙しい中、長時間にわたりお話くださいましてありがとうございました。

副代表:M.. F


<保護者アンケートより>

実際例が具体的でかつ面白くとてもわかりやすく解説していただきました。自閉症の子どもの気持ちがすごくよく解り、親自身 反省してしまいました。TEACCHの本当の意味など、根本から構造化を学べたことが良かったです。

とても具体的で、実際に参加された方と一緒に体験してみての感想・気持ち・行動を見て、改めて息子の日々の不安や混乱の強さが感じ取れて、こんなに辛い思いの中で生活しているんだと思うと、涙が出そうでした。
全て具体的で家に帰ってすぐに「こうしよう」と思えることがたくさんあり、良かったです。
こんなに楽しく、たくさん笑ったセミナーは初めてです。

親としてどう関われば良いか、つい子にばかり求めていました。
私が歩み寄らなければいけないんですね。 日々の生活がとても大切だと痛感しました。

<教育関係者アンケートより>

ユーモアを混じえ、とてもわかりやすくまとめてお話くださってよかったです。とても有意義な一日でした。
自閉症の理解について、TEACCHについて、既習のことを自分の中でまとめ再確認することができました。
TEACCHに対する誤解も解けるようなお話で、ありがたかったです。

良かった点は、自分の中での子どもへの視点を「もしかして・・・・」と、変えてもらったこと。
明日からでも(あっ、日曜だった!) 「これならできるかも・・・」とやりたいアイデアが浮かんだこと。

"できることからすればいい"と言う言葉に励まされました。具体的に事例を挙げながら、私たちの視点がいかに自閉症児の視点に立っていないかがよくわかり、新しい視点の持ち方について教えていただけてよかった。

自閉症の方の気持ち、そちら側の立場について、実感を伴って考えることができたことが良かったです。
TEACCHという言葉にとらわれず、必要なことは何か考えることができたこと。
教師として自分のとりくみを振り返る視点を あらためて提示していただきありがたかったです。

子ども達が発信していることを問題行動とするのでなく、何が原因か考える中で分かっていくということがわかりました。それと同時に我々がもっと子どもたちに解りやすく伝えることが大切だとわかりました。

<学生アンケートより>

とても勉強になりました。この講演会の雰囲気がとてもよかったです。
坂井先生の話術にこちらが飲み込まれるような感じで、あっという間に時がたってゆきました。

川崎医療福祉大学 ASC部  主催

招待行事 ボーリング大会 報告

先日の6月12日、川崎医療福祉大学 ASC部の皆さんで、ボーリング大会へ会員を招待してくださいました。
初めて参加したお母さんから感想が寄せられていますので、紹介します。


初めて川福ASC部主催のボーリングに参加しました。息子はボーリング自体初めて。想像していた通り、最初はボーリング場の騒がしい音が嫌で、近付こうとせず、しばらく ぐずったり泣いたりしていました。
しかし、担当してくださった学生さんの優しい笑顔や皆さんが楽しそうにボールを転がしピンを倒している姿を見て、少し不安が薄れてきたようで、嫌がるかもしれないなと思っていたボーリング用の靴を自分から履き、ゲームに参加しました。
ボール遊びにはあまり興味がなく、すぐ飽きてしまう息子が、順番が待ちきれない程熱中してボールを転がして(というよりも、息子の場合は"落としている"といった感じでしたが・・・)いました。
4歳の息子にはまだ少し早いかな?参加できるだろうか?と思いながら申し込ませていただいたのですが、気が逸れてしまってよそへ行ってしまうこともなく、夢中で愉しんでいました。
これもすべてASC部の方々のよく考えられた事前の準備のおかげだと思います。
子どもへの接し方・ボーリングの投げ方などの説明の掲示物など、よく勉強されているのだなと伺い知れるもので、すごく感動しました。
普段は、突然首に何かを掛けられると嫌がる息子が、参加証のメダルとお菓子をすんなり首に掛けました。
息子を担当してくださった学生さんのことを信頼し、楽しいひとときを過ごすことができたことの証です。また新たな息子の一面を見ることができました。本当にありがとうございました。私自身もとても楽しかったです。夫もかなり楽しんでいました(笑)。

K.K


ASC部の学生さんからも感想が寄せられていますので、ご紹介します。
準備から当日の運営まで、全てをお任せした招待行事、本当にお世話になりました。
ありがとうございました!!


最初は自分を受け入れてもらえるか不安でしたが、子どもと仲良くなることができてとても嬉しかったです。私にとって忘れられない良い経験になりました。 (1年 S)
ボーリング大会で、担当した子がなかなかいいプレーをした時は一緒に喜ぶことによってその行為が良い事であると伝わりやすいのですが、危ないことや悪い事、その場にふさわしくない行動をどのように理解してもらったらいいのかが難しいと感じました。
例えば 他の子の順番の際に自分が投球しようとしたり、逆に自分の投球の時になかなかしようとはしなかったりなどです。しかしよく考えてみたらその子にとって投球という動作は同じであって、なぜ周囲の人達にいろいろと言われなければならないのだろう?と疑問を持つのは当然なのと疑問を持つのは当然なのかなとも思いました。
ようはその状況、つまりTPOをどうやってうまく理解してもらうかが鍵なのかなと感じました。その理解を促してもらうことについて技術的なものもあるかもしれませんが、理解して欲しいと思い根気よくアプローチする気持ちが最も大切だなとボランティア体験を通して一番に感じました。そしてその気持ちが子どもに通じて理解してくれた時が自分にとって一番の喜びでもありました。 
(3年 Y)
ボーリング大会初参加で、色々と分からないこともあったけど とても楽しかったです。
ただ危ないなと思ったことは、担当した子がボールの出てくるところに興味を持って何度か手を入れようとしたことです。私は手を入れたことがないので最終的にどうなるか分かりませんが、なんとなく痛い思いをすることになりそうだなと思いました。
そして親御さんの話や親同士の会話、特に反省会での親御さんの意見はとても参考になると思います。途中で時間が無くなってしまったのは残念でした。
今回ボーリング大会に参加することができてとても楽しかったです。ありがとうございました。 
(2年 U)

お母さんからの体験談

今回の投稿記事は、「自転車でいこう」を見に行ったお母さんからの原稿です。


先月の会報の「掲示板」で掲載されていた自閉症の青年のドキュメンタリー映画 『自転車でいこう』を6月20日(日)くらしき健康プラザへ見に行ってきました。

映画を見て感じたことは「なんて純粋で素朴にできているんだろう!」ということです。
作り手側は、主人公である自閉症の青年 リ・プーミャン本人のペースに合わせて淡々と撮り続けます。
物語りのようなものは一切つけず、純粋なドキュメンタリー映画として、2時間少々の映画が仕上がっていました。
笑いあり、涙あり。終わってしまうと一瞬の表情や出来事を見逃してしまったんではないかと思うような、あっという間に時間が経ったように感じました。

見る側が、この映画をどう感じ、何を受け取るのかは、見る人 一人一人に委ねられているように感じました。
登場人物の人々や大阪の街、作り手側の暖かいまなざしが背景に感じられるとてもステキな映画でした。

ペンネーム  ぺんぺん草


この映画は、7月3日(土)〜9日(金)の午前10:15から、岡山シネマクレール丸の内(岡山シンフォニーホール近く。ミニシアター)にて上映されます。
4日(日)には、主人公のプーミャンさんと監督の杉本さんが来られるそうです。
「エイブル」のようなドキュメンタリーとはまた違って、いっぱい笑わせてくれる映画だそうです(なんたって大阪ですし)。興味のある方は 一度見に行ってみてください。そしてどんな事を感じたのかを聞かせてくださいね。
このコーナーでは、お母さんからの 体験・エピソードを募集しています。
お父さんや兄弟・学校の先生からの投稿もお待ちしています♪

AAO活動

梅雨らしい天気が続きますが、皆さんは いかがお過ごしでしょうか。
「毎日雨が降り続いたけど、今日はやっといい天気」と思ったら窓の外でじゃーじゃー音がするではありませんか。
何の音かと思ったら、我が家の自閉ちゃんがトイレに行くのを無精して、二階の窓からオシッコした音でした。こういうときには可愛くない、と思ってしまいます。でも「トイレに行ってしなさい」と言ったら、キチンとその後トイレに行ってしていました。さすが自閉症児。
さて、5月のAAOでは、池田動物園に行く人、スーパーで買い物をして、それでおいしそうな昼食を作る人とさっそくそれぞれの活動に入りました。昨年から引き続いて同じボランティアさんが付いてくださった人は、新しい活動にもチャレンジできていたようです。
6月は27日に同じく京山公民館で行われました。
AAOに参加している高校生のTくんはボラさんと映画を見たり、時には一日がかりで旅行を楽しんだりすることもあるそうです。年齢が上がって落ち着いてくればこんなに活動の幅を広げることができるんですね。これも一年間を通して同じボラさんが付いてくださるからだと思います。ボラさんにとってもやりがいのあることだろうと思います。
Tくんのお母さんに伺ったところ、「我が家の自閉ちゃんはまだまだ無理」なんて思わないで今からできることを始めるのが、進んでいくコツだと言うことでした。
7月のAAOは11日(日)に行います。暑くなりますが、皆さん元気に集まってください。
集合日時 : 平成16年7月11日(日) 10:00〜12:00(都合の悪い方は変更可)
集合場所 : 京山公民館 美術工芸室 (子ども達はそれぞれの活動場所で)
        ※調理室を使われる方は7月5日(月)までにご連絡ください。
       (TEL 事務局:0869−55−6758)

キッズルーム

6月20日(日)、岡大清水記念館にて第1回キッズルームが開催されました。
子ども達の参加人数がいつもより少ない会でした(残念・・・><)が、その分初参加の親子・兄弟・ボランティアさんが多く、とても賑やかなキッズとなりました。
今回初めて参加されたお母さんからの感想が寄せられていますので、紹介します。

初めてキッズルームに参加した4歳男児・はる。
今年2月から保育園に通っているので、集団には慣れてきているのですが、初めての場所や大勢の人の中には なかなか入っていけず、父か母と一緒でないと遊べない子なので、どんな反応を示すか心配していました。
受付の前では、やはり緊張の為か表情が硬く、父の手をギュッと握っていました。「帰る」と言い出すのでは、と思ったのですが、意外にもスッと中へ入りました。2人のボランティアのお姉さんに手をひかれ、皆が遊んでいる中へ入っていきました。
トライアルは、トンネルや魚釣りの遊びをしたのですが、初めての場所での初めての経験にまだ戸惑いがあるのか、笑顔は出ませんでした。
しかし同じコーナーで繰り返し遊んでいたので、はるなりに楽しかったのだと思います。
その後は、皆でリトミックをしたり歌に合わせてふりつけで踊ったりしたのですが、リーダーのお兄さんを見つめて一生懸命に真似をしていました。ボランティアのお姉さん達も横について教えてくれたので、頑張って最後までできました。
保育園でも集団での活動に参加できているようですが、実際に見たことはなかったので、今回は集団の中で集中して取り組んでいる姿が見られて良かったです。
はるがこうして参加できたのも、会場全体の雰囲気が暖かく、ボランティアさんが優しく接してくれたおかげかもしれません。
帰りの車の中で「何が楽しかった?」と聞くと「人形劇」と答えました。(そういえば人形劇を食い入るように見つめていました)
「また来たい?」という問いにも「来たい」とはっきり答えていました。次回からは、もっとリラックスして参加できると思います。
次回も楽しみにしています。

ペンネームはるママ


【ボランティアさんからの感想】

キッズルーム初参加でしたが、色々とプログラムが組まれていてとても楽しかったです。遊び道具もいろいろあって、自分の好きなものを選ぶことが出来たし、順番をちゃんと守る、自分が使ったら友達に讓るということも分かるので良かったと思います。
人形劇は普通に台詞を言ってストーリーを進めていくものかと思っていたので驚きました。歌自体がそんなに長いものではないし、歌が好きな子は多いと思います。それにみんなも私も音樂に合わせて動く人形に興味津々で、飽きずにじっと座っていました。今回キッズルームに参加できて良かったです。ありがとうございました。

僕は今回初めてキッズに参加しました。僕自身、今までの人生で、障害のある人と関わったことがなかったので、ちゃんと子どもと関われるかとても心配でした。自閉症という障害もテレビや新聞で耳にするくらいで、詳しくは知りませんでした。
僕がついた子どもは、初めはあまり笑ってくれなかったけど、話をしているとだんだん僕に話しかけてくれるようになり、笑ってくれた時はすごく嬉しかったです。キッズのように、定期的に集まって交流する機会があるのは、とてもいいことだと思います。育てる会の皆様、お疲れ様でした。

初参加の子ども達やボランティアの学生がいる中で、私自身はキッズに関わって2年目。時の経つのは早いなぁ・・・と思いました。
今回はリトミックの踊りが新しくなったり、人形劇でいつもやっている題材がなかったりしましたが、子どもが不安になったりなっていなかったので良かったです。
当日の暑さ対策はもっと考えないといけないですね。給水や休憩の呼掛けをしてくださった方がいてくれて良かったです。
人形劇を暗くせずにしたりということも考えてみてもいいかもしれません。
反省会で「プログラムに写真や絵があるといい」という意見があって、自閉症の子どもに合わせたことを教えていただいてありがたいと思いました。これからもより良いキッズルームをみんなで作っていきたいと思います。

サッカークラブのお知らせ

7月の活動の欠席連絡は、7月10日(土)まで。

日 時 : 平成16年7月25日(日)10:00〜12:00(9:45集合)
場 所 : 旧出石小学校体育館
        ※運動場は借りることが出来なかったので体育館のみです!!
持ち物 : マイボール、ゼッケン(ボラさんの分も)、お茶(ボラさんの分も)出席カード、体育館シューズ、個人ノート、親リーダーの方はグループノート

◎8月の活動はお休みです。
◎ お願い…サッカーの出来る場所を探しています。土・日でお勧めの場所がありましたらご連絡ください。

(サッカークラブ担当:E.H)


育てる会勉強会

会員対象に様々の勉強会を行ってまいりましたが、今年度からは、事務局企画で勉強会を進めていくことになりました。アルメリアの会・ゆりかご講座・つくしんぼの会の勉強会をまとめて、月ごとに内容を考えていきたいと思っています。

6月の勉強会では、「育てる会の先輩お母さんの話を聞こう!」ということで、代表の鳥羽美千子さんの子育て体験談をしていただきました。
当日は7名のお母さんが参加され、子どもさんの哲平君との色々な経験談を聞きました。

笑いあり涙ありの17年間のお話は、当然時間の都合で全てを語りきることはできず、小学校入学までのお話しかできなかったので、参加者からは「今度はぜひ小学校時代のお話を聞きたいです!」 と次回リクエストまで飛び出しました(^^)

当初は12時までの予定だったのですが、話が盛り上がり、2時過ぎまで座談会のような形で質問や悩みなどをお互い話しあうこともできました。
今現在困った行動や悩みがある方も、哲平君の小さかった頃の大変だったという話を聞いて、励まされたようです。
今後もリクエストありましたらぜひ手を挙げてくださいね。

今月の育てる会勉強会は、7月14日(水)に訪問させていただく 愛媛県今治市の「幼児通園施設 ひよこ園」の報告会を行います。
「ひよこ園」での幼児と保護者へのかかわりの実践と支援の具体的な内容を見学させていただき、その様子を会員の皆様にもお伝えできたらと思っています。
どうぞふるってご参加ください。

日 時 : 平成16年7月15日(木)10:00〜12:00
場 所 : 太陽の家2階(育てる会事務局)
内 容 : 「ひよこ園」(愛媛県)訪問の報告会
申込先・締め切り : 7月12日(月)までに育てる会事務局へ

(事務局:鳥羽 紗代)

面白コラム

お待たせしました!「最近の会報で、このコーナーがとても楽しみなんですよ」という声が聞けて、うれしいです。子ども達のエピソードって本当に心が暖かくなりますね。
今回もとても可愛いお話を とあるお母さんからお聞きしたので紹介します。

Yくんは、学校から毎週自分の上履きを持って帰って、ひとりで洗い、翌週綺麗な上履きを持っていくという、とてもよい習慣がありました(エライ!)。
お母さんは 使い古しのちょっと大きめの歯ブラシを洗面所の流し台の上に置いています。Yくんはそれに自分で靴用洗剤をつけて、ごしごし洗って、また同じ場所に置きます。
ある日、お母さんがその使い古しの歯ブラシが あまりにもボロボロなので、捨ててしまうということがありました。「新しく靴用の歯ブラシを出さないとな・・・」そう思いながら、うっかり忘れているうちに、Yくんが上履きを持って帰ってくる日が来てしまいました。
その日、どうやって洗ったのか、Yくんの上靴はいつも通りピカピカです。
「あれ?」と思いつつ、またそのまま忘れてしまって1週間後・・・。
お母さんは見てしまいました。Yくんが、お父さんの歯ブラシに靴用洗剤をつけて、ごしごしと一生懸命 上履きを洗っている姿を・・・。(それは、お父さんが普段使っている歯ブラシです)
綺麗に洗い終わったYくんは、きちんと もとあった歯ブラシ立てに、お父さんの歯ブラシを戻し、上履きを干しに行きました。
お母さんが、その歯ブラシをこっそりと新しいものに変え、Yくん用に他の靴用歯ブラシをセットしたのは言うまでもありません・・・。
お母さん曰く、「いくら綺麗に洗ったとはいえ、普通は靴用洗剤がついた歯ブラシを口にいれたら気付くと思うんだけどねぇ」とのこと。これはまだYくんのお父さんには内緒です。

皆さんも「いつものアレがないわ」と思ったら、すぐに新しいものを準備しておかないと、臨機応変な自閉症の彼らに、こっそり歯ブラシを代用されたりしているかもしれませんね(^^)

事務局だより

梅雨の雨にアジサイの花が綺麗な青紫を映しています。雨の日は気持ちが沈みがちですが、色とりどりの傘が花開く姿を見ていると、何だか綺麗で「雨も悪くないな」と思います。
先月の会報で「蛍すごいです」と書いたところ、会員やボランティアさんで、実際に山陽町まで足を運んでくださった方が大勢いらっしゃったそうです。
「うちの子があんな風に、嬉しそうに自然と触れ合っている姿を見れて良かったです。
普段はあまりお喋りじゃないのに、行きも帰りも大はしゃぎでした(^^)」
との声を聞かせていただき、私もすごく嬉しくなりました。ありがとうございます☆

先日、「自閉症カンファレンスNIPPON」へ発表原稿を送りました。
今回分科会で「岡山で元気に頑張っているNPO法人にまでなった保護者の会」の「若くて気合に満ちたスタッフ(?^^;)」として、お話をしてほしいと頼まれ、少々焦り気味。(会報の発送が遅れたのはそのせいかも・・・??)
どんな形のお話ができるか分かりませんが、精一杯育てる会のことを全国の自閉症最前線で頑張っておられる保護者・教職員・団体・医師や看護士の方々へ発信してきますね。
さて、そんな忙しい最中ですが、「ホームヘルパー2級」を取るため、勉強を続けています。以前 明石洋子さんとお話したときに「障害のある子どものヘルパーをする時にもホームヘルパーの資格は必要なんですよ」とお聞きしたためです。
基本は高齢者や身体障害のある方へのサポートの仕方を勉強しているのですが、自閉症の子どもにも繋がることがいっぱいあります。
「相手の立場に立つこと」「本人からの自主的な言葉や行動がなくても、その人の今の気持ちに寄り添って接する大切さ」「その人ができることをできるようにサポート」「どうしても本人だけでは出来ないことは、手を貸してあげる」など、一つ一つが納得できる勉強です。
私は、福祉的なことをしっかりと勉強する機会はあまりなかったので、とてもタメになります。
不思議と学生時代の勉強よりも社会人になってからの勉強の方が身につきます。もっともっと色々なことを勉強して、それを子ども達のために役立てていけたらと思っています。どうぞ応援よろしくお願いいたします!!

 (鳥羽 紗代)

前は「育てる会会報」はHPにも全文をUPしていましたが、容量等の事情により、現在は一部抜粋にさせていただいています。
会の行事の予定は育てる会の「
今月の予定」に、近隣の講演会等の案内は「近隣の講演会等の案内板」に、また特にみなさんにお伝えしたい記事などは「育てる会ライブラリー」に載せるようにしています。
容量は小さくなりましたが、ご覧いただければ幸いです。

なお会報は正会員・賛助会員の方へは郵送でお届けしています。
もしご希望の方がおられましたら、ぜひ賛助会員に申し込みをお願いします。年会費 3000円です。
応援よろしくお願いします。
申込み方法の詳細は「
育てる会 HP」に記載しています。

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