sorry,Japanese only
平成17年9月30日
第89号
NPO法人 岡山県自閉症児を育てる会
突然の秋に
坂井聡先生 特別連続講座 報告
吉備国際大学 招待行事 ご案内
「ハローウィンパーティー in たかはし」
すすむっち report from Lincoln, USA
〜 ついに3年目の秋 〜
支援者養成講座 ・ 育てる会勉強会 報告
AAO活動 ・ キッズルーム お知らせ&報告
女の子の会 ・ サッカークラブ ・ 水泳教室 お知らせ
私のお薦め本コーナー
『 コミック会話 』 キャロル・グレイ
近隣の講演会等のご案内
掲示板 ・ 面白コラム ・ 事務局だより
秋が突然やってきた。それくらい急に秋らしくなってきた今日この頃です。
見上げる空も心なしか高く、空気も澄んで遠くの山も鮮明に浮かび上がって見えました。
昨夜は、肌寒くなって押入れから布団を引きずり出して掛けました。
さて、みなさんお元気ですか?
運動会もすんで、ホッとされているのではないでしょうか?
自閉症の親たちがこの季節集まると、話に出るのは、運動会の話題です。
わが息子は、高校3年生、学生生活最後の運動会です。
行進してくる息子に感無量と行きたいところですが、「なにやってんの?」手と足が同時に出ておりました。
「おぬし、まだまだじゃのう〜」
リレーでは、かっこよく力走、バトンタッチもばっちりで、これが小学校で出来ていたらなぁ〜なんて・・・、覚えるのに時間がかかるんだよね。高校3年生でやっとですから・・・、
彼にとって、早く走ることに意味を見出すことはできませんでした。本当は足も速くて、ちょっと油断していると、いなくなってしまうのです。そのいなくなるときの速さときたら・・・、でも、リレーで早く走ることを教えることはとても難しい事でした。
高校一年のとき障害者スポーツ大会で、1500m走でゆっくり走る子の後ろに “たまたま” 付いてしまいました。そうすると、ずーと後ろをついて走って、その子がゆっくり走っていくペースにいつまでも合わせていたそうです。
追い抜くという発想がない。それで、大勢で一緒に走ってもらって、追い抜くことを教えました。ずいぶん時間をかけてボランティアさんやほかの子ども達にも協力をしてもらって、人を抜くことを教えました。
時間がかかりましたが、おかげで今ではごぼう抜きができるようになりました。
スピード上げて追い抜くことはかっこいいことなんだ。とわかってきた彼は、とても頑張るようになりました。予行演習で2人も抜いてかっこよかったとクラスの女の子に言われたみたいでした。
少しずつ頑張ることに動機が生まれてきたようです。みんなに褒めてもらえば嬉しい。そんな風に感情が育ってきたようです。なんにでも時間がかかるのでしょう。皆さんぼちぼちでいきましょう。何と言っても、先は長いですから。
人生で目指すことは、リレーでみんなに迷惑を掛けないということではないのです。社会の中で自立して、彼なりの場を作っていくと言うことだと思います。よって、リレーの上達はぼちぼちでも、これはこれで良かったのでしょう。
さて、哲平はスペシャルオリンピックス西日本大会で銀メダルをもらいました。
発足したばかりの岡山支部からの参加者は、ボーリングと水泳合わせて20名でした。両備バスを貸りきって金沢まで7時間もかかってみんなで行きました。
現地では大勢のボランティアさんのお世話になりました。おかげで安心して過ごすことができました。
これまではキャンプや旅行で親と離れて泊まる時も、学校の先生と一緒だったり、学生ボランティアさんと一緒だったりで親も安心できました。
ところが今回は、コーチと同室でしたが、6人の参加アスリートに対して担当のコーチは2人です。しかも哲平やみんなの普段の様子をそれほどご存知ではないコーチでしたので、とても心配でした。
そんな状態でしたが、後からコーチに聞いたところ、「鳥羽君は淡々とやるべきことをやります。食事も風呂も寝る用意も手を煩わせることはありませんでしたよ。ただ、交流会の時は、何をしてよいか戸惑っていました。」と言われました。
そうなんです。実は、全ての予定は、スケジュールに書いて本人に持たせておきました。時間も流れも分かるようにしておきました。
けれど、交流会はどんなことをするのか、私にも分からなかったのです。それで準備することはできませんでした。しかも、私はその交流会に母親も一緒に参加するものと思っていたものですから、詳しく調べたりもしませんでした。
交流会は、色々なメニューがあって、何で遊んでもいいと言う時間だったそうでした。何をしてもいい時間は何をしていいか分からない時間でもあります。「恐るべし自由時間」。
その頃母は、心配をしながらも、遠く離れたホテルでお母さんたちと友好を深めておりました。
この旅行を通して感じたことは、ダウン症の子どもと自閉症の子どもは、根本的に全く違うんだと言うことでした。
バスの座席は前半分がダウン症の子ども達、後ろ半分が自閉症の子ども達でした。カラオケで盛り上がるのは、ダウン症の子ども達でした。『キヨシのずんどこ節』で手をあげて盛り上がるのは、ダウン症のみんな。後ろの座席は、拍手はするけど、静かなものです。リズム感は抜群、音感がよくてノリがよい割りに、歌はあまりうまいとは言いにくいダウン症と、ノリは悪いけど歌は結構上手な自閉症。
後ろと前が、静と動で面白かったです。
夜は静かな自閉症、けれど昼間は何をやらかすか分からない自閉症。
昼はやることの予測がつくし、みんなの近くにいてそんなに困らないダウン症、でも夜は寝ないで大変だったダウン症。
色々あって、でもどっちも面白いなと私は気楽に思っています。
この旅で、違いは違いとして解ったのと合わせて、ダウン症の子のお母さんたちとの垣根が取れたみたいな気持ちです。
同じ障害児の親でも子どもに厳しいのは、自閉症のお母さん。とっても優しいダウン症のお母さん。
自閉症のお母さんが厳しく見えるのは、そんなに優しい子育てでは、親子共々暮らしてこれなかったせいかも知れません。
ダウン症のお母さんが優しいのは、心臓などにも障害をもつ子も多く、健康にも気を遣った子育てをしてこられたせいかも知れませんね。
哲平は、ボーリングに出場しました。とてもがんばって前日の練習では、今までの最高の127点をマークしました。ボールを買ってから、とてもスコアがのびました。
楽しいことでメダルがもらえて、哲平は楽しかったようでした。
「スペシャルオリンピックスで銀メダルですよ」と冗談半分、自慢していますが、実は、ほとんどの子ども達もメダルがもらえるのが、このスペシャルオリンピックスなのです。一人ひとりのレベルに合わせてクラス分けがしてあり、そのクラスでの順位を争います。哲平は、アベレージ70クラスでの参加でした。最近は、時には100くらいは出るようにがんばっていたので、とってもよい成績がとれたようでした。
オリンピックで銀メダルというと、皆さんすごいとおっしゃいます。でもそれは誤解もあって、参加者みんなが一生懸命力を出すそのことがすばらしいのですから、スペシャルオリンピクスでは、がんばったみんなにメダルやリボンがもらえます。哲平も予選を勝ち抜き、決勝でがんばってもらった銀メダルですから、とっても嬉しそうにそのメダルを大切にしております。
さて、先日、支援者養成講座に坂井先生をお迎えして太陽の家を使って行いました。
その時、坂井先生にお褒めをいただいたことを書きたいと思います。
まずは、児童デイサービスの「赤磐ぐんぐん」のことです。
『構造化しているところでも、ただ区切ればいいと言う感じで、ダンボールのつぎはぎで汚いところがあるけれど、ここは すっきりしていて、きれい。子どもが勉強するところは、きれいでなくっちゃ〜。ここは、とってもいいね』 と褒めてくださいました。
私たちは、とにかく色んなところの良いところを出来るだけ取り入れて、しかもすっきりと見た目にきれいにと考えてきました。そこを分かってもらえて嬉しく思いました。
また、会報86号で紹介した「育てる会」が事務局をお借りしている「太陽の家」の作業所は、指導員の武部さんと坪井さんが、当会の支援者養成講座にも参加され、学んだことを一生懸命取り入れて、作業所を使いやすく分かりやすくと取り組んでくれています。それを同じく坂井先生は、「いいねえ〜、うまいこと考えているねぇ〜」と一つ一つ関心を持って見てくださいました。そして写真にまで撮って帰ってくださいました。
今年4月に始まったばかりの、育てる会の「児童デイサービス赤磐ぐんぐん」と太陽の家の「太陽の家作業所」です。療育スタッフも指導員も手探りで一生懸命な中、先生からお褒めの言葉をいただくと、本当に感激でいっぱいになりました。(※太陽の家作業所は「NPO法人 太陽の家」が運営しておられる作業所です。育てる会とは別法人です)
さて、学校行事で目が回るように忙しい2学期ですが、育てる会の行事も目白押しです。
皆さんたくさんの経験を子どもにさせてあげてください。私たちの子どもは、経験したことから学びます。と言うことは、どんな経験をしたかで、その子の人生が決定されると言ってもオーバーではないと思うんです。安心できる場の提供。それが私たちの行事を行う時に大切にしていることです。安心してお越しください。
サッカークラブ・水泳教室・女の子の会・キッズルームにAAO活動・そしていよいよ10月は年に1度の吉備国招待行事のある月です。
今年も趣向を凝らしてくださっている様子です。出来るだけ大勢の方で参加くださいますよう、お願いいたします。
また、支援者養成セミナーとして、「つばさ発達クリニック」の藤岡宏先生の講演会が決定しました。12月25日のクリスマスの日です。
今回は、自閉症だけでなく、ADHDやLD、その他の広汎性発達障害なども含め、今障害は告げられていないけれど、少し心配と言うようなお子さんをお持ちのお母さんにも来ていただきたいので、『ちょっと気になる子ども達』と言う演題で行う予定です。
障害の見つけかたや、お子さんが定型発達から少しズレているのではないかと思えるならこれからどのような子育てをしていくことが、その子の未来にプラスになるのか、と言うようなお話をしていただく予定です。
この演題なら「自閉症」というテーマだと、構えてしまって来ていただけないお母さんたちにも参加していただきやすく、早期発見にも繋げていただけるのでは、との思いの講演会です。
みなさんの周りにも、もしそんなお母さんがいらっしゃったら、ぜひ一緒にお誘いしてください。
育てる会 代表 鳥羽 美千子
坂井 聡先生 特別連続講座
第4回・・・9月12日の講座の報告
夏休み明けの9月12日(5日は台風のため順延)の特別講座では、前回の講座で出されていた宿題について、各自が発表を行いました。
ズバリ!「我が家で実践した コミュニケーションのためのアプローチ」についてです!
各家庭でそれぞれの取り組みを発表していきました。
朝起きてからの予定を本人に分かる形で示したり、お手伝いを頑張ることで自分のほしいものを最後の日に買いに行ったり、一ヶ月間お買い物練習をしたり、食事場面でおかわりの練習をしたり、子どもが自分で好きなものをカメラで撮影したり、タイマーや時計で遊びの時間をお母さんと決めたり、困った時に周りへ助けを求めるための練習をしたり・・・。
支援のグッズも子ども一人一人に合わせてお母さんが工夫したものばかりで、参加された方からは、他の参加者が作ったものを見て感心したり、坂井先生に褒めていただいたりアドバイスしてもらったことを熱心にメモしたり・・。
自閉症の子ども達といると、夏休みを普段は何となく過ごしたり、長く感じてしまうことが多いのですが、参加された方々からは「今年の夏休みはいつもと違って、すごく短かった」「もっと色々な取り組みをしてみたいと思った」などなど前向きな意見が多く出ました。
この講座の最初にお話された「自分の子どもに合わせる支援をお母さん自身が工夫して考え出す」という目的にしっかり即した実践ができているのを感じました。
また、先日行なわれた第5回では、サポートブックの作り方・使用方法などについてもお話していただき、参加者が自分なりにまとめた我が子のためのサポートブックを作成しました。
詳しい内容は次回の会報にて紹介します。
支援者養成講座
教師・保育士・自閉症児の療育を志す方対象に行っています。
自閉症の子どもの担任になったけれど、どんな風に関わって行けばいいのか分からない先生、いらっしゃいませんか?この講座はそんな先生のための勉強会です。
9月に開催された第3回目では、香川大学の坂井聡先生にお越しいただき、7月の特別講座でお母さん方に話していただいた内容に関連して
「AACによるアプローチ」という題目で、自閉症の子どもとの関わり方について、具体的に例や実践のお話をしてくださり、ビデオやスライドを交えながら分かりやすくお話してくださいました。
「分からないことや質問があったらメールしてくださいね」とアドレスまで教えてくださいました。
お忙しい中、坂井先生、本当にありがとうございました!!
育てる会勉強会
去る9月14日、参加者8人で、新装した「きらめきプラザ」において、田中丸さんを迎えて、子育てについてのお話しを聞きました。二人の自閉症のお子さんを抱えて、苦労をされたはずなのに、田中丸さんは、苦労の片鱗も感じさせない方です。
お人柄のせいでしょうか、前向きな肯定的な考え方で、子育てしてこられた様子をお話いただきました。
次回は、座談会形式で少しリラックスした感じで色んなお話を伺いたいな、と思っています。大勢の皆さんの参加をお待ちしています。
日 時 : 平成17年10月14日(金)10:00〜12:00
場 所 : きらめきプラザ3階 302会議室 (岡山市南方 旧国立病院跡地)
内 容 : 田中丸 久美子さんを囲んでの座談会
参加費 : 300円
申込先 : 育てる会事務局へ、10月11日(火)までに
AAO活動
やっと涼しくなってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょう。
運動会が終わってほっと一息、なんて方もいらっしゃるかもしれません。
我が息子も連日の運動会の練習でかなりストレスがたまっていたようです。
先日やっと本番が終わりました。聴覚過敏があるので運動会自体が かなりなストレスです。今年は紅白リレーの選手にも選ばれこちらの方も毎日練習していたようです。
ある日のこと、リレーでバトンをもらっていい調子で走っていると、テントから激励の歓声が上がりました。しかしこれが彼にはいけなかったようで、バトンを放り出して走るのをやめてしまいました。近くにいた先生がバトンを拾わせて、走るように指示してくださいましたので何とかリレーは続いたそうですが、あとからこれを聞いて心配になってきました。
当日は耳栓して走らせようかとかなり考えました。
結局耳栓の案は担任の先生が支持してくださらなかったので、何もなしで本番に望みました。養護学校のことですから、ほかの学年にはイヤホンをつけた子どもさんもいたのですが、彼は一日ずっと耳に栓をすることなくリレーも何とか走り終えました。しかしいざというときに備えるということは必要だと感じました。彼が必要だと感じたときには使えるようにイヤホンや耳栓を用意しておいたほうが、彼も安心かもしれません。
来年の運動会だけでなく何かにぎやかな行事の時には使えるように今から練習しようと考えています。
さて今月のAAOですが、10月は16日(日)場所はいつものように京山公民館です。
7月のAAOはいかがでしたでしょうか?そのお話もできたらいいですね。
また、料理をしたい方は早めに申し出てください。
10月のAAO 場所:京山公民館2F第2講座室
時間:10月16日(日)AM10:00〜12:00
(AAO担当: H.T)
キッズルーム
去る9月18日(日)、岡山大学清水体育館にて、岡大児童文化部によるキッズルームが開催されました。
ボランティアの方やスタッフの方々が、毎回準備してくださるキッズルームは、年に3〜4回の開催ですが、どの子どももお母さんも楽しみに、参加してくださっています。
新しい経験や、初めて出会う人と何かをすることが、とても苦手な自閉症の子ども達にとっても、このキッズルームで学校や園・地域の活動に参加する練習が安心してできていることが、本当にありがたいです。
今回は運動会シーズンだったため、参加家族はいつもより少なかったですが、参加された家族からは「楽しかった」「兄弟にもボラさんがついてくださるのがとても助かる」との感想が寄せられました。
また、今回久しぶりに参加されたご家族からは「何年か前より、随分工夫を重ねられていて、自閉症児の特性に合わせた『見て分かる表示』『楽しい遊び』があってすごく良かった」 との嬉しい感想も寄せられました。
本当にいつもありがとうございます。
企画してくださっている児童文化部の学生さん達の感想を紹介します。
今回初めてキッズルームに参加させていただきました。
最初はキッズルームがどんな雰囲気なのかも分からなくて、僕が付かせてもらった子も初参加の子でキッズルームの場になじんでもらえるかも分からなくて、とても不安でした。でも、いざ始まってみると、その子もすぐになれた感じで、安心しました。
2時間が本当あっという間にすぎてしまってお別れするのがとてもさびしかったです。
次回会うことを約束して別れたので、次も絶対参加したいです。
(オレ・デンシレンジ)
前回と同じ子についたんですが、前よりもいろいろな面で成長していたので、子どもの成長の早さにびっくりしました。
また、前はやらなかった魚釣りをしたりしていたのでよかったです。笑顔がたくさん見れて、自分も楽しめたのでいいキッズだったと思います。
(ポスターはりー)
今回はリトミックのモデル役をさせて頂いたのですが、たくさんの子どもの顔が見れて楽しかったです。体の動き方や音楽など、いつもとは違う方向から子どものことを考えることが出来たと思います。
(わらび)
僕がキッズに参加するのは今回でもう5〜6回目です。
やはり皆さんが言われるとおり、キッズルームも子どもと同じくだんだんと成長している感じがします。
キッズルームを行う側も、試行錯誤しながら一生懸命準備をしています。
人間は誰一人として同じ人はいません。ですが僕にとって自閉症の子は、自閉症でない子と比べて、一味も二味も違う存在で、一緒に遊んだりしても楽しく感じます。もちろん分からないことや困惑することもあります。たくさんの人と接することのできるキッズルームという場が、色んな人間が成長する場であることをこれからも願っています。
(コンドルがめりこん・ドル)
今回のキッズルームでは色んな子をみたり、話しかけることができました。
一つの教材をとってみても、子ども一人ひとりによってさまざまな工夫をこらして遊んでいるのを見たりして、大人の私にとっても、驚かされることが多かったです。
これからもいろんな子に話しかけてみて、色んな発見をしたりしたいです。
(ぽっけ)
今回は6回目の参加にして初めて子どもつき以外の仕事をさせてもらいました。
初めのうちは子どもつきをしていないとキッズルームに参加している気がしませんでした。
でも、一歩離れたところから全体を見たり、皆が子どもと一緒にいるときに片づけをしたりしていると、あまり目立たないところで働く人がいて、皆が作り上げているんだなぁ、ということに気づきました。
子どもたちのたくさんの笑顔を見ることが出来て楽しかったです。
(マーチ)
○吉備国際大学 招待行事について
来る10月30日(日)、吉備国際大学ボランティア部による招待イベント
「ハロウィーンパーティー in たかはし」が開催されます。
今回は午前中に玉投げなどのブースを色々回って、昼食には保護者の方も一緒にお弁当を食べ、午後はボランティア部の方が作った劇or紙芝居を見て、ホットケーキ作りをするそうです。本人だけでなく、兄弟児も参加可能です。
楽しそうなイベントになりそうですね!詳しくは、同封のチラシをご覧ください☆
日 時: 10月30日(日)10:00〜16:00(予定)
場 所: 高梁市内(電車で行く方は、皆で同じ時間でいきましょう♪)
参加費: 500円(予定)・・・弁当代なので、参加者全員同額です。
○ももチャイルドに「赤磐ぐんぐん」記事掲載
先日、「子育て情報誌 ももちゃいるど」の記者の方が当会の 「児童デイサービスセンター 赤磐ぐんぐん」の取材に来られました。
9月発行の「ももちゃいるど NO.20」にその様子が掲載されましたので、紹介します。
この雑誌は、無料配布されているもので、県内の子育てについての情報(講演会・児童館・子連れで行ける美容院など)が色々掲載されているそうです。
詳しくは NPO法人ももちゃいるどネットワーク事務局(086-273-0707)まで。
今回は、ある勉強会で話題になった子どものお話から一つ紹介させていただきます。
このお話を聴いた時は、お母さん達一同大爆笑でしたが、Aくんにとっては死活問題ですよね(^^;)
「夏休み中、お手伝いをしっかり頑張ったらその分お駄賃をもらえる。
そのお駄賃を貯めて、大好きな『ナルト』の本を古本屋さんへ買いに行く」
という決まりをお母さんと一緒に作ったAくん、一生懸命お手伝いをして貯めた500円を持って、夏休みの終わりに古本屋さんに行きました。
「これも練習だよね」とお母さんは付き添わずに一人で買いに行かせました。
無事Aくんはお金も支払い、おつりももらってホクホクと帰宅。
大好きな「ナルト」の古本を部屋で読んでいました。
しばらくすると、Aくんが部屋からお母さんのところへ出てきて言いました。
「お母さん、この本ちょっとおかしいよ」
お母さんが見てみると・・・なんとそれは、18禁ものの同人誌!!
マンガの「ナルト」のキャラクターを使って描かれた「偽ナルト」本だったのです!!
青い(赤い?)顔して「こ、これは違う『ナルト』だね〜。これを返して、新しいやつを買おうか!」と、今度はお母さんと一緒にAくんはまた同じ古本屋さんへ行きました。
すると、その「偽ナルト本」は、50円で売れました。
これにはAくん大ショックです。
Aくんは「400円で買ったものは、400円で売れる」と思っていたみたいです。
買値と売値は別である。一度買った物はすぐ返さないとお金は返ってこない。
ちゃんと本の題名や作者を確かめて買わないと、「ナルト」には色々な本がある。
この夏休みに、色々なことを勉強したAくんでした(__)
9月に入ってまだまだ暑い日が続いていましたが、秋分を迎え、お彼岸になってからぐっと冷え込んできました。
暑さも寒さも彼岸まで、とは昔の人もうまいことを言ったものです。
皆さん風邪などひかれていませんか?
私は風邪はひいていませんが、持病のアレルギーが始まりました。
事務局のある「太陽の家」には色々な子ども達がいて、その中に「くしゃみや咳の音が苦手」な I 君もいます。
私は早速耳鼻科に行って、鼻炎用の薬をもらい、何とか事なきを得て I君とも良好な関係を維持できました。
辛いことやしんどいことは、出来るだけさせたくないですもんね。
皆さんも、事務局に来られる際には、くしゃみや咳には気をつけてください。
よろしくお願いします。
いよいよ、スポーツの秋、芸術の秋、食欲の秋です。
11月には北海道の「おしまコロニー」に研修へ伺うことになりました。私にとっては勉強の秋にもなりそうです。
運動会や文化祭・音楽発表会など、変化に弱い子ども達にとっては試練の秋かもしれません。でも、イベントはなくせなくても、子どもに合わせた支援や出来るところまでのフォローは保護者の方や学校の先生方で工夫できることは、多くあると思います。
この秋を「混乱の秋」ではなく、「成長の秋」にできるよう、応援しています。
困っていることや、アイディアが欲しい時は、ぜひ事務局まで連絡してみたり、勉強会などに参加して他のお母さん達に相談したりしてください。
三人よれば文殊の知恵!ですよ☆お気軽にどうぞ!!
さて、毎回事務局だよりで私の個人的な近況も報告していますが、いつも読んでくださった方から「風邪大丈夫?」と気遣っていただいたり、「うらじゃどうだった?」「こないだ○○にいた?」など嬉しい目撃談も聞きます。ありがとうございます。
頑張って活動していますよ。相変わらず元気だけが取り得です。
近況としては、9月29日に鼓童のコンサートに行ってきます。自閉症の弟を連れて、大きな和太鼓の音を聞かせてみようと思います。音楽好きな彼が和太鼓にどんな反応するかちょっと楽しみです。
また、10月には岸和田だんじり(山側)に児島繊維祭、国体開会式などに参加する予定です。今年は「人としても成長する秋」も目指していきたいと思います★
(事務局:鳥羽紗代)
以前は「育てる会会報」はHPにも全文をUPしていましたが、容量等の事情により、現在は一部抜粋にさせていただいています。
会の行事の予定は育てる会の「今月の予定」に、近隣の講演会等の案内は「近隣の講演会等の案内板」に、また特にみなさんにお伝えしたい記事などは「育てる会ライブラリー」に載せるようにしています。
容量は小さくなりましたが、ご覧いただければ幸いです。
なお会報は正会員・賛助会員の方へは郵送でお届けしています。
もしご希望の方がおられましたら、ぜひ賛助会員に申し込みをお願いします。年会費 3000円です。
応援よろしくお願いします。
申込み方法の詳細は「育てる会 HP」に記載しています。