(since 2009/4)(更新 2012/02/11)

TNO:情報処理試験 受験ガイド

[ITパスポート-概要]

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情報処理技術者試験における、 ITパスポートの、 出題と想定される受験者。
英名「Information Technology Passport Examination」
©Copyright 2009,2011,2012 小野智章(小野情報設計)
無断転載を禁止します。


CBT(コンピュータ上での試験)
ITパスポート試験のCBT(コンピュータ上での試験)が、実施されます。
CBTに伴い、日時・会場選択の自由度が増し、受験当日に結果が判ります。

CBT本試験の受験申込
受験会場と日時は、申込可能な範囲で、ある程度は選択可能です。

CBT試験の受験申込
  1. 利用者IDの登録
    初めに利用者IDを登録する必要があります。 1度登録すれば、以後、何度受験しても有効です。
    利用者自身の情報を登録してください。 受験申込〜受験の期間以外は、変更出来ます。
  2. バウチャーの用意
    受験料をバウチャーで支払う場合のみ、 事前にバウチャーを購入しておく必要があります。
  3. 受験申込
    実際の受験の前日までに、 会場、実施日、時間帯を指定します。 又、1週間前までなら、変更も可能の様です。
    コンビニ支払いでは、 申込日の5日後から申込の3ヵ月後までが、受験可能期間です。 支払い確認が出来なかった場合は、申込みは無効になります。
    クレジット・カードとバウチャーでの午前中申込では、 申込日の翌日から申込の3ヵ月後までが、受験可能期間です。
    クレジット・カードとバウチャーでの午後申込では、 申込日の翌々日から申込の3ヵ月後までが、受験可能期間です。
  4. 確認票の印刷
    ダウンロード後、印刷して下さい。
    (ITパスポート試験トップページからログイン。 メニューで、 「受験関連メニュー」→「受験申込内容の確認・変更」→「確認票ダウンロード」と進む。)
    印刷出来ない場合は、 受験番号、利用者ID、確認コードを、3つともメモして残して下さい。
    確認票の余白及び裏面には、何も記入・印刷しないで下さい。 余分があると、不正受験とみなされそうです。 (受験受付でメモとして申出れば、 自分で専用用紙に転記するだけで済むかも。)
  5. 受験手数料の支払い
    コンビニ支払い以外では、申込と同時に、受験料支払いが確定します。
    コンビニ支払いの期限は、 申込日申込日を含めて3日目の23:59までです。 払込作業の途中で締切られない様に、早めに手続きしましょう。 支払い確認が出来なかった場合は、申込みは無効になります。

受験当日
「受験ガイド[その他の準備]」「受験ガイド[受験当日]」も参考にして下さい。

受験後
合否判断は受験直後に受験パソコン上に出ますが、 一応、合否の確定ではありません。

初級シスアドからの移行
初級シスアドは平成21年春の実施で終了しました。
初級シスアドは平成20年秋で終了し、 平成21年春以降、後継資格であるITパスポート試験へ移行する計画でした。 しかし平成21年春は、 初級シスアドとITパスポート試験の両方が実施されました。 (初級シスアドは、平成21年春が最後。)

データ
合格率は、 CBT化後6回分の平均で53%。 平成24年12月の合格率は41.9%。
合格率低下の原因は、 受験が容易になって勉強不十分で受験する人が増えたか、 不合格者の再受験の様です。

平成21年春の正解率は、合計も各分野も、6〜7割程度。 社会人の合格率が80%程度、学生の合格率が50%程度。 就職対策か、学生の受験者が多かった様です。

概要
ITパスポート試験は、 技術者だけではなく、 一般の職業人としての、IT基礎知識の習得を認定します。
各人材類型の共通キャリア・スキルフレームワーク レベル1の、 共通の試験となります。
初級シスアドには、レベル1とレベル2の一部が含まれていました。 ITパスポート試験は、 初級シスアドの内のレベル1相当部分(主要部分)で、 初級シスアドより、若干レベルを下げる様です。 ただし、アルゴリズムやコンピュータ基礎理論が追加されます。 又、初級シスアドからあった経営管理や業務の知識も、 問われます。
            初級シスアド
          ┌──────┐
        ┏┿━━━━━━┿━━┓
        ┃│            │    ┃
レベル1┃│            │    ┃ITパスポート
        ┃│            │    ┃
        ┗┿━━━━━━┿━━┛
レベル2  │            │
          └──────┘
従来の「基本情報技術者」は、 「開発」担当者と「基礎知識」保有者の2つの性格を与えられていました。 一方「初級シスアド」は、 「IT基礎知識」を保有したシステム利用者や入門者の性格を 与えられていました。 この複合構造は、矛盾とは言わないまでも、 受験者の区分選択を迷わせていました。 新制度移行は、これを解消するためのものと考えられます。 情報/ITの共通「基礎知識」の保有者は、 「基本情報技術者」と「ITパスポート」で問われます。 「基本情報技術者」は、 開発者や利用者共通の知識である、 レベル2の情報処理「基礎知識」保有者になります。 「初級シスアド」の後継資格である「ITパスポート」は、 レベル1の初級者としての「IT基礎知識」保有者になります。
合格証書に総得点や分野別得点が記載されることから、 合格者がより高得点を目指して、 反復して受験することを想定している様です。

試験の出題

  1. 試験時間
    165分連続(9:30〜12:15)
    (CBTでは、試験時間帯は、会場・受験日等毎に異なります。)
  2. 出題形式
    多肢選択式(四肢択一)
  3. 出題数
  4. 合格基準
    ストラテジー、マネージメント、テクノロジの全てで30%以上。 かつ、合計で60%以上。
  5. 成績照会
    インターネットで、成績照会が可能です。
    総合得点の他、 ストラテジー、マネージメント、テクノロジ別の得点も、 参照出来ると思われます。
  6. 合格証書記載
    合格であること
    総合得点
    ストラテジー、マネージメント、テクノロジ別の得点

想定される受験者、合格者

センター発表とスキル標準の概要を、 独自の解釈で平易な表現に言い換えたものです。 多少の逸脱があると思いますので、 厳密には「願書付属の案内書」と「試験センター」を見てください。
      ==>
情報処理技術者試験センター
合格には、ここまでの能力や経験の全部は無くても、OKです。
  1. 対象
  2. 業務と役割
  3. 必要な知識
  4. 期待する能力

合格者カード

交付申請の受付は、平成23年12月28日(水)で終了。
合格者の内の希望者に対して、 携帯出来る「ITパスポート」と称する写真入りカードが、 有料にて交付されていました。 記念品とのことで、合格証書の代わりには出来ません。

質問・ご意見等、お待ちしております。
小野智章(小野情報設計) 
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