建築家とは?

 われわれ建築設計事務所を業務にしている者でも、つい10年ぐらい前までは「建築家」と名乗るのはおこがましい気がしていました。今では、ハウジングメーカーや建設会社に勤務する社員の方でも(失礼)宣伝チラシに「当社建築家が設計」とうたっています。

 かつては(社)日本建築家協会の会員であり知名度もあり、または地域の設計業界で一様認められる設計専業の方が、建築家と称するように思われていました。もちろん、建築家協会に所属されなくても、建築団体に所属されなくても立派な設計や地域活動されている方もいます。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)では
 欧米における建築家は、伝統的に医師・弁護士と共にプロフェッション(公益のために働く専門家)少し大きい文字として扱われており、構造・設備などの技術者(エンジニア)とは区別される。
 また、日本では第二次世界大戦後の1950年、建築士法が成立し、国家資格としての「建築士」制度が誕生した。(名称は同じだが)その内容は戦前期に提案されたものと異なっており、建築士=Architect(建築家)という訳ではない。現在に至るも、日本では「建築家」として認められるための公的認定機関は存在せず、それに代わる資格認定機関も存在しないのが実状である。
 このため「建築家」の明確な定義はないが、一般的には(1)建築関連の何らかの賞を受賞した人物や、(2)著名建築物の設計等で広く名前が知られた人物を建築家と呼ぶことが多い。
 一般メディアは「一級建築士」で権威付けすることが多いが、業界内では、「建築家」という呼称が作家性の存在を示唆する。

また私の所属する(社)日本建築家協会のパンフレットでは
−建築家は−
・ 周辺環境・地域環境・地球環境に配慮する
・ 環境を形成することにより、社会に貢献する
・ 敷地を越え、街並み、地域文化、歴史、風土、地球環境との関連をデザインする
・ 市民ともに行動する
・ 環境資産価値をあげる
・ 独立性・中立性を保持する
・ 設計の責任を引き受ける
・ アイデア、デザイン、技術で選ばれる
・ 未来に奉仕する
・ 新しい文化を創造する
とあります。