ご主人と何度かお会いし、私たちの自然素材を生かした住宅について説明させてもらいました。当初ご主人のご希望は落ち着いた和風住宅でしたが、ご夫婦で「メルヘンの家―南欧風」の住宅見学会に来られ、奥さんはこの住宅の間取りとインテリアがお気に入りになられ、この住宅の良さを生かすことになりました。

Ya邸2008 木造2階建て
1階床面積 95.95u 2階床面積 56.96u
延床面積 152.91u(46.25坪) 地図 京タイルの家
図面1F平面図, 2F平面図, 図面1, 図面2

手作り感のある京タイル

ポーチ廻りの外壁のタイルは京都のタイルメーカーのアルキオーナメントさんのボーダータイルです。
ここのタイルはどのタイルも、手作り感のある上品なタイルで、多くの建築家に愛用されており、以前から私の住宅でも採用しています。 営業の方は、岡山に来られたときはよく事務所に立ち寄られ、各地の建築家の作品やタイルサンプルを見せてくれます。

自然素材の美しさ

「日本には、数寄屋建築に代表されるように、自然の素材そのものが持つ美しさと特性を十二分に発揮させ、巧みに趣を醸しだすという、伝統的な空間演出の力学やノウハウが存在しています。
それは「一座建立」すなわち亭主が客を心からもてなすという思想がマテリアルにも大切に生かされている証しに他なりません。日本人ならではの、こうした繊細な感性をタイルに反映させることはできないか。それが私たちのタイルづくりの始まりでした。なぜならタイルは、空間創造のマテリアルである以前に、それ自身が多彩な表情を持つ焼き物です。焼き物には、あたたかみや土の味、柔らかく語りかけてくるメッセージがあります。」
(タイルメーカーさんのコンセプトより)

工事の様子はこちらのブログをご覧下さい