若いご夫婦のMさんは家づくりにあたり、新築住宅を建てる方法とと中古住宅を取得してリフォームして暮らす方法について検討されました。
ご希望の住宅は落ち着いた本格的な和風で家庭菜園もできる広い敷地です。当初は両面で不動産の情報を集めるうち、ご主人の実家に近い岡山県赤磐市のネオポリス団地内にご希望に近い中古住宅を探されました。購入前に拝見させてもらい、リフォームのアドバイスをして購入の決意をされました。

M邸2010 木造2階建て
1階床面積 - 2階床面積 -
延床面積 165.33u(50.01坪) 地図 -
図面-

リフォーム前の居間ー日が入らなく暗い 左写真はリフォーム前のものです

相談の結果 リフォームのご希望は
・外壁の一部にクラックがあるので、クラックに強い塗装の全面吹き替え
・浴室、洗面、キッチン、トイレなど水廻りの全面改修
・リビング、ダイニング、キッチンの全面プラン変更
・クロス張りヶ所全面張り替え
・押入、物入の仕上を調湿効果のあるボードに張り替え
などなど
リフォームした外観 設計にあたり既存住宅の実測調査を行い、耐震診断をしました。その結果をもとに耐震補強計画を行いリフォーム設計にて、岡山県耐震補強方法にもとずき耐震補強を行い工事しました。
のし瓦上部の外壁にはクラックが入っていたので補修し、既存リシン壁の上シーラー処理して高機能の弾性塗料にて全面吹替えしました。採用はスズカファイン鰍フ外壁塗り替えシステムーリメークシステム を採用し、セラビューレを吹付け、コストは高いのですが弾性、耐久性、低汚染性、防かび防藻性、透湿性のある吹付けです。
リビングー床は電気ヒートポンプ温水式床暖房採用 床暖房用桧のフローリング、壁は珪藻土シックイ塗り、天井は杉板と自然布張り、既存梁の下部は 柿渋手漉き和紙張りと モダンな和のインテリア に仕上げました。
家具作家による無垢の木(ブラックチェアー:桜)のアイランドキッチンー椅子にすわって簡単な食事ができます、カウンター下は扉を開くと収納になっています。
最近 私の事務所の住宅では施主さんのご希望で5軒この作家のキッチンを採用しています。

この住宅をご存知のご近所の方からは「きれいになった」「暗かったダイニングや茶の間が明るくなった」「トイレが広くなった」「住みやすそうになった」などお話聞きました。
そして、住宅のリフォームは快適さと共に耐震対策も大切です。
(1981年以前の住宅は耐震強度が不足しているので耐震診断・補強が必要です)
現在の建築基準法に合致するよう耐震補強も行ないました。

詳しい工事の様子はこちらのブログをご覧下さい

浴槽から見える坪庭、ブラインドがついています