1988 S造1階 | ||
1階床面積 | - | |
2階床面積 | - | |
延床面積 | 64u |
倉敷市児島は古くから学生服の生産にとして、広く知られています。
この公衆トイレは瀬戸大橋線児島駅の新設にともない、児島被服組合が倉敷市に寄贈した建物で、当事務所が設計を担当しました。被服組合からの希望は「児島に来られる方に、児島の学生服をイメージしてもらえる建物にしたい」との要望があり、セーラー服や学生服のモチーフをファサードに取り入れて、モダンで明るいデザインにして、発展する児島らしいイメージを建物で表現しました。
ちよっと変わったデザインの建物で、瀬戸大橋線の電車の窓からご覧になられた方も、多いと思います。
「味野公園駐車場公衆トイレ」は瀬戸大橋架橋記念館の開館により、隣接地に駐車場が再開発され、バス待合所を持つ公衆トイレとして計画されました。
瀬戸内海に面する児島の海岸線からは、海に浮かぶ島々が重なり合って見えます。見る場所によって、さまざまの島の重なりの変化を楽しませてくれます。この建物はこうした島の重なりのイメージをモチーフにして、3つの三角錐の屋根の構成により、児島にふさわしい建築にしました。