1991- | ||
1階床面積 | - | |
2階床面積 | - | |
延床面積 | - |
1991年から現在まで、国際観光旅館苫田温泉乃利武の施設の各所を随時リニューアルを行っています。施主さんに、北陸の加賀屋さんや百万石さんなどの、各地の有名な旅館に同行し、意向をうかがいました。こうした見聞が数奇屋建築の素養になっています。
せせらぎ亭は1992年に、旅館の接客のスペースとして、旧浴室を割烹として全面改装し、現代的な数寄屋デザインでまとめした。
場所により、障子や天井のデザインは、亡くなられた村野藤吾先生のディテールを使っています。デザインのプロポーションや桟の寸法は、資料をもとに極力、忠実に作製しています。やはり、大家のデザインはいいですね。ぱしっと決まる感じがします。
数奇屋建築の造作はかならず、原寸図面(実際の大きさの図面)を作製して、木取りの大きさを決めています。数ミリの大きさの違いが、野暮ったく感じたりしますから大切です。ホールの壁の杉板の塗装は、塗装屋さんの工場で、何度も見本塗りをして決めました。
床の間の「絵」は、私がデザインして、日本和紙ー鳥の子ーを使って、クロス屋さんに製作してもらいました。山にかかる月をイメージしています。旅館内には、他にも、山や月や川をモチーフにして、私がデザインしたこうした絵屏風があります。
このように住宅以外の建築の設計監理も行っており、ホテル・旅館・店舗等の作品を得意としています。
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