Nさんは、メーカー住宅や輸入住宅を検討していましたが、気に入った間取りや住まいのイメージにならなく、設計事務所に依頼することに決断し、知り合いを通して、私と出会いました。
私の住まいの考えとして、「陽−日当たりを生かす 材−自然な素材を使う 風−風通しをよくする」いう住まいコンセプトを提案し、設計させていただくことになりました。

N邸 木造2階建て
1階床面積 73.00u 2階床面積 59.91u
延床面積 132.51u(40.08坪) 地図 -
図面平面図

リビングの天井赤い壁は弁柄漆喰塗り、玄関戸は既製品アルミドアに無垢の板を貼りました自分で作る住宅
天井に杉板、床に岡山産の松板を張り、室内は構造の木部を意匠として生かしています。壁は漆喰を塗り都会的なモダンな和風テイストに仕上げています。リビングの南側に、リビングの床と同じ高さの木製デッキを設け、居間と一体的な使用をもできます。
デッキ側は道路面に御影石積みの目隠しを設け、リビングのプライバシーを保っています。御影石積みの裏面の漆喰塗りは施主さんと私たちが一緒に塗りました。また、玄関ポーチの石敷きも施主さんが施工されました。
「漆喰塗りや敷石の敷設を手伝わせて頂いて、我が家のいっそうの愛着が深まった」とうかがいました。ご主人は以前の住いでは、年数回ぜんそくに苦しまれていたが、入居後はまったく症状が出なくなったとの事です。この住宅を契機にし、より、健康・自然素材への関心や調査や実施を進めることになりました。

ダイニングに続く和室 キッチンのカウンター