岡山での地震被害予想 − 中国 四川省の地震から見る −
中国南西部の四川省で、5月12日午後2時半(日本時間同3時半)ごろ、マグニチュード(M)7・8の地震が発生した。当日、3時過ぎのTVの臨時速報でマグニチュード7強の地震と知り、甚大な被害を推測する。
震源は同省の省都・成都の北西約150キロので米地質調査所は地震の規模はM7・5、震源の深さは10キロとしている。地震は北京、上海でも感じることが出来、日本なら全域の広範囲となる。
地震の強さは、阪神大震災の10倍にもなり未曾有の地震である。
中国政府は地震の死者が四川省や甘粛省などすべての被災地で2万8881人、負傷者が19万8347人に達したと発表した。
四川省だけでなお1万人以上が生き埋めになっているので、今後もっと死者は増えるだろう。犠牲者の数が膨らみ続ける中、今後 被災地周辺のダムの決壊や、伝染病のまん延など「二次災害」が懸念される。
被害の増大は「おから建築」ー今回初めて知った建築様式?クズで造った建築ーと呼ばれる、手抜き工事、主要構造部が煉瓦造の建築が被害を増大にした。
構造が煉瓦造の建築は、今の日本には無い(歴史的建物ではあり)ので、あれほどひどい被害はでないであろう。
岡山県でも今後 東南海地震の発生が予測され、私の所属しているNPO団体では災害時に地域住民が対応できるよう、シュミレーションのワークショップを開催している。阪神大震災以来、地震への対応はひとごとではない。
東南海地震の30年以内の発生確率
50〜60パーセント
・ この地震の地震規模マグニチュードM8.6(阪神淡路地震 M7.3の100倍)を想定
岡山県エリアでの予想は 震度5強から6弱 津波は最高3M来る
最近では昭和21年の地震 岡山で震度4から6 津波小 死者52名住宅全壊1200棟、半壊2346棟あり
- 沿岸部では液状化や津波被害おこる(1854年には2.1Mの津波あり)
津波の高さ100センチで木造住宅 中波の破壊がおこる - 市街地の木造住宅から多く火災が発生する
- 振動・液状化被害8819棟 火災86668棟 津波800棟 斜面被害500棟
中央防災会議では 全壊4650棟を 予想 - 電話、携帯は不通、電気やガス、水道も停止
安全だと思われている岡山でも、岡山県の試算で実はこんなに危険性があります。