岡山での地震被害予想その2
「自主防災ワークショップ」のテーブルマスターを努めるため、玉野市の奥玉に行く。ワークショップとは、地域の住民の方に街づくりを考えていただき、皆でアイデアや知恵を出し、住みよい街を作る方法で、主役は住民となります。私のテーブルマスターは、担当エリアのテーブルで進行役をしますが、あくまで住民の皆さんで意見を出してもらい、方針をまとめていきます。
「玉野自主防災ワークショップ」は全4回開催します。第1回は10/28災害について勉強します 第2回は11/19皆で地区を歩き危険な個所を点検します 第3回(今回)12/17は地震がおきた想定で避難訓練し、対策を考えます。
東南海・南海地震が岡山県に及ぼす影響・・・岡山県備前県民局地域防災監より
- 30年以内の発生確率 50〜60パーセント
- 地震規模マグニチュードM8.6(阪神淡路地震 M7.3の100倍)
では岡山県での予想は 震度5強から6弱 津波最高3M
最近では昭和21年 震度4から6 津波小 死者52名住宅全壊1200棟、半壊2346棟あり - 沿岸部では液状化や津波被害おこる(1854年には2.1Mの津波あり)
津波100センチで木造住宅 中波破壊 - 市街地の木造住宅から多く火災が発生する
- 振動・液状化被害8819棟 火災86668棟 津波800棟 斜面被害500棟
中央防災会議では 全壊4650棟 予想 - 電話、携帯は不通、電気やガス、水道も停止
安全だと思われている岡山でも、県の試算で実はこんなに危険性があります。
岡山県の災害に関する情報はこちら
耳寄りな知恵
- 地震の際の火災は非難した後、漏電による火災が多い 非難するときは電気のブレーカーを落として非難してください
- 火災のとき、自分で消化できるのは火の高さが天井まで、それ以上になったら非難を優先する、常に消火器を準備しておく
- 災害時の家族の安否は携帯171をかける
「自主防災ワークショップ」の主旨は地域の方が助け合って、行政や消防署の手をかりなくても3日間生き延びる手立てを考えることです。
東南海・南海地震がおきたとき、岡山県でも新潟地震の山古志村のように孤立するエリアが出てきます。3日たてば連絡が少し回復、救援が届き始める予想です。
3日間耐えられる準備をしておく
耐震性の高い建築を創る