住宅雑誌の見出しから見る−住宅のトレンド−素材
3月10日(月)今日は午前中、木造住宅の確認申請の提出に、確認申請審査機関の岡山県建築住宅センターに行く。木造住宅の確認申請の混乱は改善されたように感じる。
KEN−Platz 建築・住宅メール 2008年3月10日号に、最近の住宅雑誌の見出しが語る住宅のデザイントレンドが興味深い。
記事によると、素材を表す言葉では「木」がダントツ 以下記事の概要
素材に関する単語の傾向は、健康志向や環境問題に対する意識の社会的な高まりを着実に反映していた。具体的には「木」、「土・しっくい」、「石」といった自然素材に関する語句で、全体の7割を超えていた。特に「木」はダントツの81件で全体の45%と、自然素材に関する語句の6割強を占めた。
木材はそもそも構造材としても使うので、住宅の物件例を取り上げた記事の見出しで「木」という単語の登場回数が多いことに不思議はない。あえて「木」という言葉を見出しに含んだ記事の多くは、木造軸組で構造材を表しで使うといったように、木材の素材感を生かした事例だった。
他方、「ガラス」(15件)、「コンクリート・モルタル」(14件)、ガルバリウム鋼板やスチールなどの「金属」(11件)、「タイル」(9件)は、自然素材に対して人工素材系の語句としてカウントし、合計は49件だった。コンクリート打ち放しの住宅に対して根強い人気があることを思うと、「コンクリート・モルタル」の件数は意外に少ない気もする。
やはり、木の柱や梁が見えるよう木を生かし、自然素材を使った住宅が人気が高いようだ。