(since 1998/5)(更新 2009/04/12)

TNO:情報処理試験 受験ガイド

[基本情報技術者-概要]

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情報処理技術者試験における、 基本情報技術者(旧第2種)の、 出題範囲と想定される受験者。
英名「Fundamental Information Technology Engineer Examination」
©Copyright 1998-2003,2009 小野智章(小野情報設計)
無断転載を禁止します。

基本情報技術者のデータについては、次のページで。
  基本情報技術者-データ ==>
情報処理試験 受験ガイド
[基本情報技術者-データ]
(受験者の統計情報と注目技術・知識、午後の言語選択のヒント。 独自版模範解答へのリンク。 過去問掲載ページへのリンク。)
「スコアの分析」は、 [基本情報技術者-データ]のページへ移行しました。
「成績照会方法等」は、 [受験後]のページへ移行しました。

新制度
平成21年春から新制度へ移行します。
各区分の試験は、 大きく各人材類型の共通キャリア・フレームワークのレベル毎の4段階に分かれ、 ストラテジー、マネージメント、テクノロジの3分野にも分れます。
基本情報技術者試験は、 情報処理技術者の、基礎知識と基礎技能の習得を認定します。 各人材類型の共通キャリア・フレームワーク レベル2の、 共通の試験となります。
基本情報技術者は、 レベル2に分類され、 旧基本情報区分に、ストラテジー、マネージメント分野を加える様です。 各人材類型の、共通キャリア・フレームワーク レベル2の、 共通の試験となります。
合格基準も、従来のスコア方式から、満点の内60%等に変更になります。
試験時間:午前150分(80問)+午後150分(13問中7問選択)
(午後は、必須1問、7問中5問選択、言語等5問中1問選択)
合格基準:午前午後共に、60%以上
ストラテジー、マネージメント、テクノロジ別の得点の発表
「言語」は、1問のみに。 初級シスアドのレベル2の様にプログラムを作成しない人材向けに、 「言語」選択は、従来の言語に加え、論理思考を問う形での表計算も。

従来の「基本情報技術者」は、 「開発」担当者と「基礎知識」保有者の2つの性格を与えられていました。 一方「初級シスアド」は、 「IT基礎知識」を保有したシステム利用者や入門者の性格を 与えられていました。 この複合構造は、矛盾とは言わないまでも、 受験者の区分選択を迷わせていました。 今回の新制度移行は、これを解消するためのものと考えられます。 情報/ITの共通「基礎知識」の保有者は、 「基本情報技術者」と「ITパスポート」で問われます。 「基本情報技術者」は、 開発者や利用者共通の知識である、 レベル2の情報処理「基礎知識」保有者になります。 「初級シスアド」の後継資格である「ITパスポート」は、 レベル1の初級者としての「IT基礎知識」保有者になります。

試験の出題

  1. 試験時間
    午前:9:30〜12:00(150分)
    午後:13:00〜15:30(150分)
  2. 出題形式
    多肢選択式(四肢択一)
  3. プログラミング言語等
    1. C言語
    2. COBOL
    3. CASLII
      情報処理試験専用のアセンブリ言語
      CASLIIの雰囲気が知りたければ、 次の入門ページを見てください。
      ==>
      CASL入門
      平成13年春のCASLの仕様変更については、次のページで。
        CASLII仕様変更概要(平成13年春から) ==>
      CASLII概要
    4. Java
      平成13年秋から、Javaが導入されました。
      標準とするクラスの仕様等は、 TR X 0005 (日本規格協会発行)によります。
    5. 表計算ソフト
      平成21年春から、追加されています。
    「プログラミング言語等」の問題は、 上に示した5種の内の1つを選択します。
  4. 出題数と配点
  5. 合格基準
    午前60点以上。 かつ、午後60点以上。
  6. 成績照会
    インターネットで、成績照会が可能です。
    午前が合格基準に満たない場合も、 午後の成績を見ることが出来ます。
    (応用情報と高度では、前段階で合格基準に満たない場合は、 残りは採点されません。)

想定される受験者、合格者

センター発表とスキル標準の概要を、 独自の解釈で平易な表現に言い換えたものです。 多少の逸脱があると思いますので、 厳密には「願書付属の案内書」と「試験センター」を見てください。
      ==>
情報処理技術者試験センター
合格には、ここまでの能力や経験の全部は無くても、OKです。
  1. 対象
  2. 業務と役割
    応用情報技術者等の上位者の指導の下に、 次の何れかの業務・役割を果たす。
    1. 基本戦略の立案業務に参加する。 そのため、企業経営や社会システムが直面する課題に対して、 独力で情報技術を活用した戦略を立案する。
    2. ITソリューション・製品・サービスを、 構築・運用する業務に従事する。 そのための信頼性・生産性の高いシステムを 開発、或いは最適な構成で調達して構築して、 安定した運用に貢献する。
    応用情報技術者が自ら行う業務・役割とほぼ同じ。
  3. 期待する知識・技能

中国/韓国の情報処理資格との相互認証

中国の信息産業部が実施する国家レベルのコンピューターソフト分野の専門テストである、 コンピューターソフト専門技術レベル試験の高級プログラマー試験と、 相互認証されました。 (労働社会保障部の実施する予定の資格試験とは、別もの。)
韓国労働部管轄の韓国産業人力公団が実施する 情報処理産業技師の資格と、相互認証されました。

基本情報技術者のデータについては、次のページで。
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[基本情報技術者-データ]
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