(since 1998/5)(更新 2008/06/18)

TNO:情報処理試験 受験ガイド

[ソフトウェア開発技術者-データ]

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情報処理技術者試験における、 ソフトウェア開発技術者 (と旧第1種)の、データ。
受験者の統計情報と注目技術・知識。 独自模範解答と、過去問掲載ページへのリンク。
©Copyright 1998-2008 小野智章(小野情報設計)
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独自版以外の解答公開情報は、 「受験ガイド[受験後]」へ移管しました。
ソフトウェア開発の概要については、次のページで。
  ソフトウェア開発-概要 ==>
情報処理試験 受験ガイド
[ソフトウェア開発-概要]
(出題範囲と想定される受験者。他。)

発表されたスコアの分析

高度区分についてもスコア分布が発表される様になりました。 そこで、 発表されたソフトウェア開発のスコア分布から、その統計情報を推測してみました。
平均(標準偏差),比率
午前午後I午後II
平成20年春 590(80),50%690(80),60%630(90),65%
平成19年秋 590(80),50%620(70),60%600(110),55%
平成19年春 590(80),50%600(75),60%600(70),65%
平成18年秋 590(80),50%620(60),65%590(130),50%
平成18年春 590(80),50%600(80),55%590(130),55%
平成17年秋 590(80),50%560(75),35%630(100),70%
平成17年春 590(80),50%600(70),50%620(100),60%
平成16年春 590(80),50%570(80),40%690(80),90%
比率はスコア600以上の人数の比率です。 分布は50刻みのスコア範囲毎に発表されているので、 ここで計算した統計量は正確ではありません。
比率や人数から見ると、前段までの試験でスコア600以上の人のみ、 後段を採点している様です。
このスコア統計になる様に、 計算された得点をスコア変換している可能性があります。
午前は、上位50%がスコア600になる様に、変換していそうです。
午後I、午後IIは、 対象者数が適度な人数になる切りの良い比率を設定し、 その比率がスコア600以上になる様に、変換していそうです。 ただし、その「適度な人数」には、かなり幅がある様です。

採点人数スコア600以上の人数
平成17年秋午前3119215081
午後I148214857
午後II48283348
平成17年春午前4152119599
午後I1923810289
午後II102656157
平成16年春午前4788023154
午後I228398890
午後II88727717
尚、受験番号未記入・誤記入等でスコアの無い方が、います。

受験統計

過去の数値の統計情報は試験センターで参照出来るので、 削除しました。
次の様なことが推測されます。

注目技術・知識

通常の受験勉強をした上で、 余裕があったら重点チェックしておいた方が良いと思われる技術と知識です。
 判らない用語は ==>
辞書集
  1. 大穴予測
    エクストリーム・プログラミング(XP)、或いはアジャイル手法。
    オブジェクト指向のDI。
    そろそろ、ITSSが出るか。
    セマンティクWeb。
  2. 重点予測
    XML
  3. UML
    UML図の名称や特徴が、出題されました。 初級シスアドでは、図の内容を見る出題も、始まっています。
  4. 電子署名 等のセキュリティ対策。
  5. SQL
    CREATE,INSERT,UPDATE,DELETE,GRANT。
  6. SAN , NAS ,iSCSI(iSCSIは未だ早いか?)
  7. OSI基本参照モデルの7階層
    物理層、データリンク層、ネットワーク層、トランスポート層は、必須。
    キーワード、対応する機器。 出来れば、対応するプロトコルも。 UDPに注目。
  8. データベースと企業情報
    ERデータベースやODB(OODB、オブジェクト指向DB)の、 概要とデータ構造に注目。 又、データウェアハウスとデータマイニングの概要も。 データマートが出るか。
  9. インターネット等
    マルチキャストとブロードキャストの違い。
    CATVや衛星通信を利用したインターネット、 インターネット電話(VoIP) 、インターネットFAX、 これらの仕組みと電気通信事業法との関係にも注目。 電子マネー、CALS、 IPv6 IP-VPN(仮想閉域網) IPセントレックス などの動向もチェック。
    セマンティックWeb、 ホームページ、HTML、URL、Eメール、サーバ、など。
    頻出。
  10. ウイルス等(マルウェア)
    ウイルスの感染媒体や潜伏場所、感染の条件、潜伏期、発現条件、 被害を知っておこう。 又、感染防止策や除去の方策、ワクチンが対応してないウイルスの発見方法、 被害発生後の対策や報告先についてもチェック。
    バッファ・オーバフローやクロス・サイト・スクリプティングなどの セキュリティ・ホールも。 バッファ・オーバフローの仕組みも必要か。
    スパイウェア、ボット対策。
  11. 情報の表現方法
    電子出版、SGML、HTML、 XML 、PDFの概要。 特に、XML、PDFが必要になって来た理由を確認。
  12. 電気通信の3要素
    電気通信に必要な設備機能には、 交換、線路(=伝送路)、端末がある。 (4番目に、電源を加えても良い。)
    端末とは、電話回線などの利用者側端に接続される電話機等のこと。 例えば、TA(ターミナル・アダプタ)は ISDN回線と端末を接続する装置だが、 この端末にはパソコンの様なコンピュータ端末以外に 電話機、FAX、モデム等が含まれる。 (注意:パソコンは接続出来ても電話機等は接続出来ないTA、 逆に電話機、モデム等は接続出来てパソコンは接続出来ないTAもある。 又、TA無しで接続出来る端末もある。)
  13. デジタル音声
    携帯電話やインターネット等に使われている、CTI、音声圧縮と品質は注目。 当然、PCM、サンプリング理論によるビット数計算も。
    バースト・エラー対策のインターリーブ技術も、興味深い。
  14. 暗号と認証
    電子署名 等、 暗号化によって可能となる保証は確認を。 平成10年問87のチャレンジ・コードの方法は、 通信漏洩があっても保証出来る方法なので、注目。

独自版解答

独自版以外の解答公開情報は、 「受験ガイド[受験後]」へ移管しました。
以下は、独自版です。

  平成15年 ==>
平成15年の解答[ソフトウェア開発]

  平成14年 ==>
平成14年の解答[ソフトウェア開発]

  平成13年 ==>
平成13年の解答[ソフトウェア開発]

以下は、平成12年以前の、「1種」のデータです。
  平成12年 ==>
平成12年の解答[1種]
  平成11年 ==>
平成11年の解答[1種]

過去問へのリンク

リンク先は、TNOのページではありません。
平成12年以前のものは、「1種」のデータです。

ソフトウェア開発の概要については、次のページで。
  ソフトウェア開発-概要 ==>
情報処理試験 受験ガイド
[ソフトウェア開発-概要]
(出題範囲と想定される受験者。他。)

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